風邪をひいた（エッセイ集）

♯01 どうにも、こうにも

何もしたくない。
そんな日、ありませんか？

朝、起きて。
目覚まし時計の針が。

設定の十五分前。
二度寝、してぇ・・・。

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朝の通勤電車。
早めに来ても長蛇の列。

のぼり電車は。
いつも、超、満員。

ふと、見る。
下り電車。

ガラガラの車内。

ゴクリ、と。
喉が鳴ります。

このまま。
反対方向に乗れば。

そう。
海に行けるのです。

乗っちゃおうか・・・？

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・・・なぁんて、ね。(笑)

出来れば。
苦労はしないですよね。

そんな貴方に。
僕からのアドバイス。

長い人生。
仕事に縛られて身体を壊すなら。

一休み。
しましょう。

そんな。
度胸は無い。

それなら。
そう、それなら・・・。

風邪をひいた。
・・・ことに、しよう。

いや。
しましょう。

明日の社内報告。
別に、貴方がする必要もないし。

今朝の洗濯。
一日くらい、雨の日もあるし。

風邪をひいた。
そう、思えば。

ほら・・・。
トイレに行って。

スッキリしたら。(笑)

布団をかぶり直して。
二度寝、しましょう。

スヤスヤと。
幸せな寝息を。

そう。
僕からのプレゼント。

風邪をひいたと。
思って。

ゆっくりと。

一休み。
一休み。