61 / 116
第六章 堕ちた遺跡≪カデーレ・ルイーナ≫
6-3 第五階層で出迎えてくれる厄介者の攻略法はただ一つ!
しおりを挟む
第一階層、入り口から向かって最奥にあるのが、各階層に向かう昇降機乗り場だ。一番、二番はガイド付きの観光客向け、三番以降は第三階層以上、あるいは地下に向かう魔術師や盗掘屋向けになっている。これとは別に階段も利用が出来るが、観光客以外使うやつはそういないだろう。
少し古びた金属製のドアを開けて昇降機に乗り込むと、ビオラは物珍しそうに中を見回した。
「まるで檻のようじゃ」
「そうか?」
「うむ。あのドアがまるで鉄格子じゃ」
金属製のドアは少し古びたタイプのものだ。あの金属の板全てに魔法を組み込んでいて、そこそこ頑丈にできているのだが、見た目は全くそうと見えないかもしれない。
第五階層を示すボタンを押すと、少しの揺れもなく昇降機は動き出した。
「鉄格子って……この中は第八階層までなら安全な仕組みになってる、そこそこ凄い魔術を組み込んでるんだぞ」
「うむ。それは肌で分かる。妾を見くびってもらっては困るの」
ふんっと胸を張ったビオラを見て、三兄弟はよく分からないと言った顔をしながら拍手をした。どれだけビオラを甘やかすんだか。
「さてと、お前ら」
「はい、兄貴!」
「第五階層はほぼ調べ尽くされたエリアだが、最近になって新しい未踏箇所が発見された。そこになら遺物や魔法石の原石が隠されている可能性もある」
俺の話に、三人は口を揃えるように歓喜の声を上げた。
「俺たちは赤色の原石を探している。それが見つかれば、今回の旅費はチャラにしてやる」
「兄貴、原石ってどんな感じで見つかるんですか?」
「転がってることもあれば、壁や床に埋まってる場合もある。魔物の体内で生成される石なんだが──」
話の途中で、昇降機は到着を告げるベルの音を鳴らした。
「細かいことは、まぁ、いいか。宝だと思ったら迷わず声を上げろ。間違っても触れるんじゃないぞ。触れるだけで発動する遺物もあるからな」
「分かりました!」
「んじゃ、未踏箇所まで走っていくぞ。準備は良いか?」
「へ?」
ビオラを片手で抱えあげた俺は、アホ面を晒した三人に「しっかりついて来いよ!」と言うと、開いた昇降機のドアの向こうに飛び出した。
直後、砂嵐のような音が響き渡った。
何かが砂をかき分けるような音が近づいてくる。それを振り切るように、真っ直ぐ前を見据えた俺は石畳を蹴った。振り返っている暇はない。ひたすら進むだけだ。
「ビオラ、預けた魔書、出しておけ! あいつらが危なくなったら、援護してやるんだ」
「良かろう。ラスの手製の書、その出来を妾が吟味してやろうではないか」
楽しそうに笑うビオラは鞄の中から厚みのある本を取り出した。ぺらっと音を立てて捲られるのは羊皮紙だ。その一枚一枚には魔法陣が書き込まれている。
「ふむ、これなど面白そうじゃの」
「この辺りにいるのは──!」
交差する通路を曲がったその時、手をついた壁から砂が噴出した。その様子はまるで噴水のようで、その噴き出す砂の中には無数の魚の姿がある。
砂の怪魚だ。やつらは砂を撒き散らして、別の壁へと潜っていった。
すんでで衝突を免れたことに安堵している場合ではない。砂の怪魚は小型で攻撃力も小さいが、いかんせん、数の多さが厄介だ。出来れば素通りして魔力を温存したい。
「何っすか、あれー!」
「壁! 壁から出てきたし!」
「喋るな、兄貴に遅れるぞ!」
後ろからついてくる三人の元気な声にほっとしつつ、俺は再び角を曲がる。
「今のは魚かの? 壁の中を泳ぐとは面妖じゃの」
「砂の怪魚だ! 奴らは石を噛み砕く。ここの壁は常に修復されるから、いくら壁を砕いても崩れない!」
「なるほど。この階は随分と入り組んでおるし、やつらにとって良い狩り場ということじゃの」
「五百年前には、いなかったのかよ!」
「おったが、あんな小魚ではなかったの。それにしても、迷路のような通路じゃの」
呑気な声で感想を述べるビオラは、きょろきょろと通路を眺めている。
通路を一本の棒と考えたら、ここは、それがいくつも突き刺さったような造りをしている。あるいは掘っていったトンネルが別のトンネルに突き当たった、そんな風にも感じるだろう。
あり得ない急な曲がり角にバランスを崩しそうになり、無意識に舌を打つ。
「ここは、ラスでも苛立つか」
「あぁ、面倒ごとは嫌いだからな! ったく、変な階だろ。現代の建築技術じゃ、説明できない作りだ!」
「ふむ、横から生えてきたようじゃの」
数段の短い階段を飛び越えると、背後から悲鳴が上がった。
後ろを振り返ったビオラが「囲まれたようじゃの」と欠片も焦りのない声で言うが、俺はそれに関わず「走れ!」と後方に怒鳴った。
「砂の怪魚は殺傷能力が低い。死ぬことはない。振り払え!」
「雑な説明よの」
やれやれと呟いたビオラは羊皮紙に掌を当てた。
ふわりと魔力のオーラが立ち上がる。
「少し手伝って、食ろうてやろう」
「はぁ!? 何言ってんだ、ビオラ!」
「心配せんでも、バレぬようにやるのでの。見ておれ」
見ておれって、こっちは走っているんだが。
突っ込みを入れる間もなく、ビオラは魔書に描かれる魔法陣の文言を指でなぞっていく。
「良い言葉じゃ……水の花、咲かせて見せようぞ」
ふふっと小さな唇が笑みをたたえ、その赤い瞳が揺らいだ魔力を反射して輝いた。
小さな指が砂の怪魚を狙い撃つように指さす。
「渇きし大地に潤いを、荒ぶる大地に癒しの雨を」
唱えた直後、すうっと息を吸ったビオラは「咲き誇れ!」と高らかに言い放った。
冷たい風が吹いた直後だ。小さな破裂音が次々に響き渡った。その中で、三兄弟が恐怖に慄いたような声で俺を呼んだような気がするが、俺は振り返らず次の角を曲がった。
「何をした、ビオラ! 今のは水を呼ぶ魔法だろうが!」
「うむ。あの魚の体内から水を噴射しただけじゃ」
つまり、あの小さな破裂音は俺の背後で砂の怪魚が無残に弾け飛んだ音という訳か。
「まるで水の花のようで綺麗じゃぞ」
「魔物を粉砕して言うセリフか!」
「砂をまき散らしておるから、てっきり土人形かと思ったが生物なんじゃの」
ぱむっと魔書を閉じたビオラは、血が飛び散っておったと事も無げに呟いた。
砂嵐の中で血が飛び散る様を見た三兄弟は、変なトラウマを抱かなきゃいいんだが。
低い階段を上がった俺は、そこで立ち止まると後ろを振り返った。すぐに、這う這うの体といった様子の三兄弟と合流した。その姿は砂と血にまみれ、顔面蒼白だった。
少し古びた金属製のドアを開けて昇降機に乗り込むと、ビオラは物珍しそうに中を見回した。
「まるで檻のようじゃ」
「そうか?」
「うむ。あのドアがまるで鉄格子じゃ」
金属製のドアは少し古びたタイプのものだ。あの金属の板全てに魔法を組み込んでいて、そこそこ頑丈にできているのだが、見た目は全くそうと見えないかもしれない。
第五階層を示すボタンを押すと、少しの揺れもなく昇降機は動き出した。
「鉄格子って……この中は第八階層までなら安全な仕組みになってる、そこそこ凄い魔術を組み込んでるんだぞ」
「うむ。それは肌で分かる。妾を見くびってもらっては困るの」
ふんっと胸を張ったビオラを見て、三兄弟はよく分からないと言った顔をしながら拍手をした。どれだけビオラを甘やかすんだか。
「さてと、お前ら」
「はい、兄貴!」
「第五階層はほぼ調べ尽くされたエリアだが、最近になって新しい未踏箇所が発見された。そこになら遺物や魔法石の原石が隠されている可能性もある」
俺の話に、三人は口を揃えるように歓喜の声を上げた。
「俺たちは赤色の原石を探している。それが見つかれば、今回の旅費はチャラにしてやる」
「兄貴、原石ってどんな感じで見つかるんですか?」
「転がってることもあれば、壁や床に埋まってる場合もある。魔物の体内で生成される石なんだが──」
話の途中で、昇降機は到着を告げるベルの音を鳴らした。
「細かいことは、まぁ、いいか。宝だと思ったら迷わず声を上げろ。間違っても触れるんじゃないぞ。触れるだけで発動する遺物もあるからな」
「分かりました!」
「んじゃ、未踏箇所まで走っていくぞ。準備は良いか?」
「へ?」
ビオラを片手で抱えあげた俺は、アホ面を晒した三人に「しっかりついて来いよ!」と言うと、開いた昇降機のドアの向こうに飛び出した。
直後、砂嵐のような音が響き渡った。
何かが砂をかき分けるような音が近づいてくる。それを振り切るように、真っ直ぐ前を見据えた俺は石畳を蹴った。振り返っている暇はない。ひたすら進むだけだ。
「ビオラ、預けた魔書、出しておけ! あいつらが危なくなったら、援護してやるんだ」
「良かろう。ラスの手製の書、その出来を妾が吟味してやろうではないか」
楽しそうに笑うビオラは鞄の中から厚みのある本を取り出した。ぺらっと音を立てて捲られるのは羊皮紙だ。その一枚一枚には魔法陣が書き込まれている。
「ふむ、これなど面白そうじゃの」
「この辺りにいるのは──!」
交差する通路を曲がったその時、手をついた壁から砂が噴出した。その様子はまるで噴水のようで、その噴き出す砂の中には無数の魚の姿がある。
砂の怪魚だ。やつらは砂を撒き散らして、別の壁へと潜っていった。
すんでで衝突を免れたことに安堵している場合ではない。砂の怪魚は小型で攻撃力も小さいが、いかんせん、数の多さが厄介だ。出来れば素通りして魔力を温存したい。
「何っすか、あれー!」
「壁! 壁から出てきたし!」
「喋るな、兄貴に遅れるぞ!」
後ろからついてくる三人の元気な声にほっとしつつ、俺は再び角を曲がる。
「今のは魚かの? 壁の中を泳ぐとは面妖じゃの」
「砂の怪魚だ! 奴らは石を噛み砕く。ここの壁は常に修復されるから、いくら壁を砕いても崩れない!」
「なるほど。この階は随分と入り組んでおるし、やつらにとって良い狩り場ということじゃの」
「五百年前には、いなかったのかよ!」
「おったが、あんな小魚ではなかったの。それにしても、迷路のような通路じゃの」
呑気な声で感想を述べるビオラは、きょろきょろと通路を眺めている。
通路を一本の棒と考えたら、ここは、それがいくつも突き刺さったような造りをしている。あるいは掘っていったトンネルが別のトンネルに突き当たった、そんな風にも感じるだろう。
あり得ない急な曲がり角にバランスを崩しそうになり、無意識に舌を打つ。
「ここは、ラスでも苛立つか」
「あぁ、面倒ごとは嫌いだからな! ったく、変な階だろ。現代の建築技術じゃ、説明できない作りだ!」
「ふむ、横から生えてきたようじゃの」
数段の短い階段を飛び越えると、背後から悲鳴が上がった。
後ろを振り返ったビオラが「囲まれたようじゃの」と欠片も焦りのない声で言うが、俺はそれに関わず「走れ!」と後方に怒鳴った。
「砂の怪魚は殺傷能力が低い。死ぬことはない。振り払え!」
「雑な説明よの」
やれやれと呟いたビオラは羊皮紙に掌を当てた。
ふわりと魔力のオーラが立ち上がる。
「少し手伝って、食ろうてやろう」
「はぁ!? 何言ってんだ、ビオラ!」
「心配せんでも、バレぬようにやるのでの。見ておれ」
見ておれって、こっちは走っているんだが。
突っ込みを入れる間もなく、ビオラは魔書に描かれる魔法陣の文言を指でなぞっていく。
「良い言葉じゃ……水の花、咲かせて見せようぞ」
ふふっと小さな唇が笑みをたたえ、その赤い瞳が揺らいだ魔力を反射して輝いた。
小さな指が砂の怪魚を狙い撃つように指さす。
「渇きし大地に潤いを、荒ぶる大地に癒しの雨を」
唱えた直後、すうっと息を吸ったビオラは「咲き誇れ!」と高らかに言い放った。
冷たい風が吹いた直後だ。小さな破裂音が次々に響き渡った。その中で、三兄弟が恐怖に慄いたような声で俺を呼んだような気がするが、俺は振り返らず次の角を曲がった。
「何をした、ビオラ! 今のは水を呼ぶ魔法だろうが!」
「うむ。あの魚の体内から水を噴射しただけじゃ」
つまり、あの小さな破裂音は俺の背後で砂の怪魚が無残に弾け飛んだ音という訳か。
「まるで水の花のようで綺麗じゃぞ」
「魔物を粉砕して言うセリフか!」
「砂をまき散らしておるから、てっきり土人形かと思ったが生物なんじゃの」
ぱむっと魔書を閉じたビオラは、血が飛び散っておったと事も無げに呟いた。
砂嵐の中で血が飛び散る様を見た三兄弟は、変なトラウマを抱かなきゃいいんだが。
低い階段を上がった俺は、そこで立ち止まると後ろを振り返った。すぐに、這う這うの体といった様子の三兄弟と合流した。その姿は砂と血にまみれ、顔面蒼白だった。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】イケメンイスラエル大使館員と古代ユダヤの「アーク探し」の5日間の某国特殊部隊相手の大激戦!なっちゃん恋愛小説シリーズ第1弾!』
あらお☆ひろ
キャラ文芸
「なつ&陽菜コンビ」にニコニコ商店街・ニコニコプロレスのメンバーが再集結の第1弾!
もちろん、「なっちゃん」の恋愛小説シリーズ第1弾でもあります!
ニコニコ商店街・ニコニコポロレスのメンバーが再集結。
稀世・三郎夫婦に3歳になったひまわりに直とまりあ。
もちろん夏子&陽菜のコンビも健在。
今作の主人公は「夏子」?
淡路島イザナギ神社で知り合ったイケメン大使館員の「MK」も加わり10人の旅が始まる。
ホテルの庭で偶然拾った二つの「古代ユダヤ支族の紋章の入った指輪」をきっかけに、古来ユダヤの巫女と化した夏子は「部屋荒らし」、「ひったくり」そして「追跡」と謎の外人に追われる!
古代ユダヤの支族が日本に持ち込んだとされる「ソロモンの秘宝」と「アーク(聖櫃)」に入れられた「三種の神器」の隠し場所を夏子のお告げと客観的歴史事実を基に淡路、徳島、京都、長野、能登、伊勢とアークの追跡が始まる。
もちろん最後はお決まりの「ドンパチ」の格闘戦!
アークと夏子とMKの恋の行方をお時間のある人はゆるーく一緒に見守ってあげてください!
では、よろひこー (⋈◍>◡<◍)。✧♡!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
八十神天従は魔法学園の異端児~神社の息子は異世界に行ったら特待生で特異だった
根上真気
ファンタジー
高校生活初日。神社の息子の八十神は異世界に転移してしまい危機的状況に陥るが、神使の白兎と凄腕美人魔術師に救われ、あれよあれよという間にリュケイオン魔法学園へ入学することに。期待に胸を膨らますも、彼を待ち受ける「特異クラス」は厄介な問題児だらけだった...!?日本の神様の力を魔法として行使する主人公、八十神。彼はその異質な能力で様々な苦難を乗り越えながら、新たに出会う仲間とともに成長していく。学園×魔法の青春バトルファンタジーここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる