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2話 親友への想い*
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今まで通りディオンとして振る舞わねばと、翌日からカミユとの魔物討伐を再開した。
俺は魔道士見習い。カミユはタンク兼物理アタッカーの剣士。カミユはいついかなる時でも俺の事を守ってくれる。
というか、あのスライム激突事件、単なる不運な事故だったのにも関わらずカミユは自分の責任だと言い張って、今まで以上に俺に対し過保護になっていた。
「ディオン、疲れてないか? 少し休憩しよう」
「え、あ、俺は大丈夫だけど……でも、そうだね、休憩しよっか」
俺たちは木陰に移動し、腰を下ろして木の幹にもたれ掛かった。
こうして横に並んで座ると、カミユの背の高さがハッキリする。いや、俺が小さいだけなのかもしれないけど……。確かに立っている時も、いつも少し見上げていたような気がする。それがなんとも、俺は可愛いし、カミユはかっこいい……。最強のアングルだ。
カミユが近くにいると、心臓がうるさい。俺の記憶が戻る前の俺……つまりディオンは、カミユが好きなんだ。友達に対するライクじゃない。これは、ラブ。恋をしているんだ。
その事に気付いてしまった俺は、このディオン、つまり俺自身を、可愛いと思った。
同性の親友に恋する華奢な美少年……おじさん、そういうの、好き……。ディオン少年、可愛い……。
しかし、今までにこの想いをカミユへ告げた事は一度もない。告白して、拒絶されて、もう一緒にギルド活動してくれなくなったら悲しいから。だから、ずっと片想いのままだ。
でも、これでいいんだ。相手は領主の息子。つまり将来の領主様。俺みたいな道具屋の凡人、しかも男が手を出していい男じゃない。あぁ、決して叶わぬ恋……。その淡く切ない感じが、おじさんの心をよりキュンとさせた。
⸺⸺
今日はガッツリ魔物討伐をこなして、クタクタで家に帰った。飯食って風呂入って、いつものようにベッドへ横たわる。
そしていつものように……服の中へ手を忍び込ませた。
目を閉じると目の前には俺に欲情したカミユの姿。息を荒くして頬を赤らめ汗を滴らせる。今日の討伐の最後、息を切らして汗を流している彼を見られたから、それを応用して妄想がより鮮明になる。
「んっ……」
カミユ、そんなところ触っちゃダメだよ……。そう思いながら自分で乳首をくりくりとこねる。
「あっ……!」
だめ、別の部屋で寝ている両親に聞こえちゃうかもだから、声は出しちゃだめ。
カミユへの妄想で自分を弄び、声の出せない状況で少し声が出てしまった可愛い自分。俺は最高潮に興奮していた。
これは決しておじさんの心を取り戻してから始めた遊びじゃない。ディオンがディオンであった時から、この身体はこうやって自分を慰めてきたんだ。
だから、ほら……後ろの穴がこんなにもほぐれてて……いつかカミユの硬く熱いそれで貫かれる日を夢見て、今日も指でほぐすんだ。
「はぁ、はぁ……んっ、ふぁっ……!」
カミユに激しく突かれるのを妄想しながら、ディオン少年は力なく果てた。
俺は魔道士見習い。カミユはタンク兼物理アタッカーの剣士。カミユはいついかなる時でも俺の事を守ってくれる。
というか、あのスライム激突事件、単なる不運な事故だったのにも関わらずカミユは自分の責任だと言い張って、今まで以上に俺に対し過保護になっていた。
「ディオン、疲れてないか? 少し休憩しよう」
「え、あ、俺は大丈夫だけど……でも、そうだね、休憩しよっか」
俺たちは木陰に移動し、腰を下ろして木の幹にもたれ掛かった。
こうして横に並んで座ると、カミユの背の高さがハッキリする。いや、俺が小さいだけなのかもしれないけど……。確かに立っている時も、いつも少し見上げていたような気がする。それがなんとも、俺は可愛いし、カミユはかっこいい……。最強のアングルだ。
カミユが近くにいると、心臓がうるさい。俺の記憶が戻る前の俺……つまりディオンは、カミユが好きなんだ。友達に対するライクじゃない。これは、ラブ。恋をしているんだ。
その事に気付いてしまった俺は、このディオン、つまり俺自身を、可愛いと思った。
同性の親友に恋する華奢な美少年……おじさん、そういうの、好き……。ディオン少年、可愛い……。
しかし、今までにこの想いをカミユへ告げた事は一度もない。告白して、拒絶されて、もう一緒にギルド活動してくれなくなったら悲しいから。だから、ずっと片想いのままだ。
でも、これでいいんだ。相手は領主の息子。つまり将来の領主様。俺みたいな道具屋の凡人、しかも男が手を出していい男じゃない。あぁ、決して叶わぬ恋……。その淡く切ない感じが、おじさんの心をよりキュンとさせた。
⸺⸺
今日はガッツリ魔物討伐をこなして、クタクタで家に帰った。飯食って風呂入って、いつものようにベッドへ横たわる。
そしていつものように……服の中へ手を忍び込ませた。
目を閉じると目の前には俺に欲情したカミユの姿。息を荒くして頬を赤らめ汗を滴らせる。今日の討伐の最後、息を切らして汗を流している彼を見られたから、それを応用して妄想がより鮮明になる。
「んっ……」
カミユ、そんなところ触っちゃダメだよ……。そう思いながら自分で乳首をくりくりとこねる。
「あっ……!」
だめ、別の部屋で寝ている両親に聞こえちゃうかもだから、声は出しちゃだめ。
カミユへの妄想で自分を弄び、声の出せない状況で少し声が出てしまった可愛い自分。俺は最高潮に興奮していた。
これは決しておじさんの心を取り戻してから始めた遊びじゃない。ディオンがディオンであった時から、この身体はこうやって自分を慰めてきたんだ。
だから、ほら……後ろの穴がこんなにもほぐれてて……いつかカミユの硬く熱いそれで貫かれる日を夢見て、今日も指でほぐすんだ。
「はぁ、はぁ……んっ、ふぁっ……!」
カミユに激しく突かれるのを妄想しながら、ディオン少年は力なく果てた。
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