紙屑、ゴミ屑、粗大ゴミ

野田莉帆

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クリスマス

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 メリークリスマス!
 あと数時間となりましたが、素敵な夜をお過ごしくださいね。

 小説を書くときには「サンタを捕まえた話」とか「サンタの泥棒稼業」とか、ダークなものを想像しがちな野田ですが。

 個人的にはクリスマスが大好きです。
 どれくらい大好きかというと、真夏にジングルベルを口ずさむレベル。

 夏から待ち焦がれていましたよ。
 冬になったら、もう待ちきれませんでした。

 12月5日にシフォンケーキを食べました。
 12月12日に苺のタルトを食べました。
 12月21日にケンタッキーのチキンを食べました。

 いざ、12月24日になってみたら食べるものがありませんでしたよ。
 12月に入ってから、すでに野田のクリスマスは始まっていたのです。

 わくわくしながら過ごしておりました。
 結局、24日もフルーツサンドを買いに行きましてね。

 クリスマスセールをやっていて、安かったのです。
 1歳半の娘ちゃんと一緒に食べました。

 半分コといいますか。
 ちょっぴり生クリームのついたパンと、大量に生クリームのついたフルーツという不思議な分け方でしたが。

 同じもの? を一緒に食べるのは楽しいですね。
 たくさん買ってしまったので、25日の朝もフルーツサンドになってしまったのですけれども。

 いささか、不憫な娘ちゃんです。
 まだわからないであろうことを良いことに、今年は我が家にサンタクロースが来ませんしね。

 クリスマスツリーも買いませんでした。
 部屋の隅に飾ってあるのは、クリスマスツリーの形をしたお菓子なのですよ。

「可哀想に……」と思った実母が、ファーストシューズと1歳からのチャレンジバイクを買ってくれました。
 ちゃっかりクリスマスプレゼントをもらっている娘ちゃんが、本当に不憫であるかは微妙なところですが。

 でも、楽しい記憶は残るものですね。
 寂しいクリスマスを過ごしたことも、人生のなかではあったような気もするのですが。

 毎年、子どもの頃に過ごした楽しいクリスマスの思い出はそう簡単になくなったりしないようです。
 きっと、野田がクリスマスを好きであるのは実母が楽しいクリスマスの思い出を作ってくれたおかげですね。

 来年辺りからは、ちゃんとクリスマスツリーを買って素敵な飾りつけもしたいと思います。
 ちゃんとチキンレッグもクリスマスケーキもシャンメリーも、プレゼントも用意してあげようと思いますよ。

 しかし、1日のわりには準備が大変すぎます……。
 世の中のお父さん、お母さんはすごいですね。
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