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24 出発⋯一抹の不安
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おはようございます
爽やかな朝ですと言いたい所ですが、今現在曇りです。
「朝のお仕度で~す」とミナさんが来られて本日は午後から雨模様だと教えてもらいました。
なので予定より早く出発する事になり起こしに来てくれたそう。
まだ少し眠いです。
遅くまでアルと話してたからかも⋯。
仕度をしてエントランスに向かいます。
少しでも早く出発する為に朝食も馬車の中で食べるみたいです。
私とお義父様とサラお義母様、リース様とメリーさん、ミナさん、トールさん、クレアさん、ティアさん⋯⋯アレ?
アルがいません。
もう出発したのでしょうか?
「アルは何してるんだ?起こしたのか?」
ティアさんにリース様が尋ねてます。
「あの⋯ヤイナが自分が起こすと言い張って⋯。止められませんでした」
「私が行きましょう」
会話の内容がわからないのですが、ヤイナさんがアルを起こしに行って、まだアルが起きてないってことなのかな?
サラお義母様が行かれました。
暫くすると跳ねまくってる髪を振り乱してアルが走ってきました。
音が⋯ズドーンとかドカーンとか聞こえたんですけど、何処か壊れたのでは?
走ってきたアルは私へ一直線、飛びついてきました。
「マイラー気をつけて行くんだぞ。父上に任せておけば大丈夫だから、叔父上によろしくな、あと師匠にも。また学園の休みの時に会おう。手紙も書くから俺を忘れたらだめだぞ」
アルは抱きつきながら一気に捲し立てます。
私は少し苦しくて⋯⋯アル~まじ苦しいんだけどぉ
アルの肩を最初はトントン、段々ドンドンになった所で緩めてくれました。
「アルも体に気をつけてね、私も手紙書くし、アルも私の事忘れないでね」
涙がウルッとなったけど、アルの泣き顔を初めて見たのでビックリして私の涙は引っ込んじゃいました。
サラお義母様がアルを引き剥がして私にハグしてくれます。
「マイラちゃん、叔父様に例の話しをしてね。待ってるからね」
「はい、サラお義母様。叔父様に相談します」
「またねマイラ。私もここで待ってるよ」
リース様が握手してくれました。
その手をアルが無理やり外して私の手を取り馬車に連れて行ってくれます。
馬車に乗り込もうとしたらアルに引っ張られて、オデコにキスされました。
「約束な」
「うん、約束」
馬車に乗り込むと既にミナさんが座ってて私の座る所にクッションを敷いてくれてます。
お義父様が最後に乗り込み、辺境ヘ向けて慌ただしく出発しました。
名残惜しくて小窓からアルを見ていたら、ヤイナさんがアルを引っ張っていてクレアさんとトールさんが引き剥がそうとするのが見えて⋯⋯。
あれはどういう事なのでしょうか。
反対側から小窓を見ていたミナさんが舌打ちしています。
えっとぉ⋯⋯⋯不安になってきたんですけど。
説明プリーズ
爽やかな朝ですと言いたい所ですが、今現在曇りです。
「朝のお仕度で~す」とミナさんが来られて本日は午後から雨模様だと教えてもらいました。
なので予定より早く出発する事になり起こしに来てくれたそう。
まだ少し眠いです。
遅くまでアルと話してたからかも⋯。
仕度をしてエントランスに向かいます。
少しでも早く出発する為に朝食も馬車の中で食べるみたいです。
私とお義父様とサラお義母様、リース様とメリーさん、ミナさん、トールさん、クレアさん、ティアさん⋯⋯アレ?
アルがいません。
もう出発したのでしょうか?
「アルは何してるんだ?起こしたのか?」
ティアさんにリース様が尋ねてます。
「あの⋯ヤイナが自分が起こすと言い張って⋯。止められませんでした」
「私が行きましょう」
会話の内容がわからないのですが、ヤイナさんがアルを起こしに行って、まだアルが起きてないってことなのかな?
サラお義母様が行かれました。
暫くすると跳ねまくってる髪を振り乱してアルが走ってきました。
音が⋯ズドーンとかドカーンとか聞こえたんですけど、何処か壊れたのでは?
走ってきたアルは私へ一直線、飛びついてきました。
「マイラー気をつけて行くんだぞ。父上に任せておけば大丈夫だから、叔父上によろしくな、あと師匠にも。また学園の休みの時に会おう。手紙も書くから俺を忘れたらだめだぞ」
アルは抱きつきながら一気に捲し立てます。
私は少し苦しくて⋯⋯アル~まじ苦しいんだけどぉ
アルの肩を最初はトントン、段々ドンドンになった所で緩めてくれました。
「アルも体に気をつけてね、私も手紙書くし、アルも私の事忘れないでね」
涙がウルッとなったけど、アルの泣き顔を初めて見たのでビックリして私の涙は引っ込んじゃいました。
サラお義母様がアルを引き剥がして私にハグしてくれます。
「マイラちゃん、叔父様に例の話しをしてね。待ってるからね」
「はい、サラお義母様。叔父様に相談します」
「またねマイラ。私もここで待ってるよ」
リース様が握手してくれました。
その手をアルが無理やり外して私の手を取り馬車に連れて行ってくれます。
馬車に乗り込もうとしたらアルに引っ張られて、オデコにキスされました。
「約束な」
「うん、約束」
馬車に乗り込むと既にミナさんが座ってて私の座る所にクッションを敷いてくれてます。
お義父様が最後に乗り込み、辺境ヘ向けて慌ただしく出発しました。
名残惜しくて小窓からアルを見ていたら、ヤイナさんがアルを引っ張っていてクレアさんとトールさんが引き剥がそうとするのが見えて⋯⋯。
あれはどういう事なのでしょうか。
反対側から小窓を見ていたミナさんが舌打ちしています。
えっとぉ⋯⋯⋯不安になってきたんですけど。
説明プリーズ
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