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浅慮な側妃
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セルトとお父様から信じられない話しを聞いた私はとても困惑した。
先ず起きた後にお父様が薬を持って現れ薬湯を飲まされた時に「アレっ何故お父様が此処に居るの?」と疑問に思いながら飲んだ薬湯は途轍もなく苦かった。
渋い顔をする私にお父様が感覚が戻って良かったと泣いていた。
私は麻酔として医療用では最も強い薬で作られた蝋を使われて意識を無くしていたそうだ。
それだけならまだ良かったが、その薬の効能をよく解らない侍女が、一度目覚めた私に直接その薬を溶かした物を飲ませたらしい(覚えていないが)
その為に私は昏睡状態に陥ったらしい。
あの薬は体の感覚を麻痺させるものだ。
使い過ぎれば死に至る、だから取り扱いは慎重にする必要がある。
だから医師以外にはお父様達は渡さない薬なのだが、その薬は別に他の者でも作れる為、お父様達以外が作った物を今回は使用していたのだろうと言っていた。
犯人はセイシャル王国の王妃様に依頼されたノーマン王国の側妃様だった。
この側妃様はなかなかに難のある方だったそうで3人目の王子を産んだ後に本性を表したから、王城内の一画にほぼ軟禁するようにしていたそうだ。
本人には気付かせずに⋯だが長年置いていると抜け道を自分達で作っていたみたい。
セイシャルの王妃様の目的は私との話し合いだったそうだ。
ノーマンの側妃様の目的は手に入れたその薬の効果の検証、強い睡眠の蝋だと渡された物がどれ位で使えるのかを試したかったのだとか、その時に偶々学生時代に顔見知りだったセイシャルの王妃に頼まれたので私で検証する事に決めたと供述したのを聞いて、今彼女は貴族牢から一般牢に移されたとセルトは言っていた。
人の体で検証しないで!
その前に自分で試せばよかったのに愚かにも程がある。
しかもその蝋を手に入れた理由が陛下に使おうと思っていたとか⋯何なのその側妃。
「王妃はどうされてるの?」
もう様など付けたくなかった私はお父様に聞いてみた。私の為に両国が争う事になるのは必須だろうと思ったからだ。
此方に来た事で国同士の争いになるのは解ってもいたけれど、戦争までは甘いと言われても正直考えてなかった。
だけど王妃が関与し過ぎてしまっているなら、ましてや捕らえられているならもういつ戦争が起きても不思議なのではないかしら?
「セイシャルの王妃は離婚されて今後は此方で処理してくれとセイシャル王国からは言われている。今回の件は王妃の独断でセイシャルとは関係なく裁くことに決まったよ」
「⋯そう」
「ミランダ、体はどう?苦しいところはあるか?」
お父様に聞かれたけれど目覚めも良くて私はとても元気だった、全身に麻痺も残らずいられるなんて凄いわ。
どんな薬を作ったのだろう、私は改めてお父様を尊敬した。
それを言うとお父様は半笑いになりながら教えてくれる。
「ミランダ、その薬はお前が作った物だよ」
「えっ?私が作った薬?」
私が作った薬は後にも先にも一つだけだ。
第二王子妃様に頼まれた体臭を改善する薬だけ、あれは体内から浄化させる薬だったはず、あれが体の麻痺を改善できる薬だったのかしら?
「少し改善も必要だが十分に使えたよ、みるみるうちに効果が現れて、その薬を使って2日でお前は目を覚ました。あの麻酔薬を使われてからお前は実に2週間意識がなかったんだよ」
「2週間!そんなに?」
二人は頷いた、そして二人の後ろではモナも頷いていた。
先ず起きた後にお父様が薬を持って現れ薬湯を飲まされた時に「アレっ何故お父様が此処に居るの?」と疑問に思いながら飲んだ薬湯は途轍もなく苦かった。
渋い顔をする私にお父様が感覚が戻って良かったと泣いていた。
私は麻酔として医療用では最も強い薬で作られた蝋を使われて意識を無くしていたそうだ。
それだけならまだ良かったが、その薬の効能をよく解らない侍女が、一度目覚めた私に直接その薬を溶かした物を飲ませたらしい(覚えていないが)
その為に私は昏睡状態に陥ったらしい。
あの薬は体の感覚を麻痺させるものだ。
使い過ぎれば死に至る、だから取り扱いは慎重にする必要がある。
だから医師以外にはお父様達は渡さない薬なのだが、その薬は別に他の者でも作れる為、お父様達以外が作った物を今回は使用していたのだろうと言っていた。
犯人はセイシャル王国の王妃様に依頼されたノーマン王国の側妃様だった。
この側妃様はなかなかに難のある方だったそうで3人目の王子を産んだ後に本性を表したから、王城内の一画にほぼ軟禁するようにしていたそうだ。
本人には気付かせずに⋯だが長年置いていると抜け道を自分達で作っていたみたい。
セイシャルの王妃様の目的は私との話し合いだったそうだ。
ノーマンの側妃様の目的は手に入れたその薬の効果の検証、強い睡眠の蝋だと渡された物がどれ位で使えるのかを試したかったのだとか、その時に偶々学生時代に顔見知りだったセイシャルの王妃に頼まれたので私で検証する事に決めたと供述したのを聞いて、今彼女は貴族牢から一般牢に移されたとセルトは言っていた。
人の体で検証しないで!
その前に自分で試せばよかったのに愚かにも程がある。
しかもその蝋を手に入れた理由が陛下に使おうと思っていたとか⋯何なのその側妃。
「王妃はどうされてるの?」
もう様など付けたくなかった私はお父様に聞いてみた。私の為に両国が争う事になるのは必須だろうと思ったからだ。
此方に来た事で国同士の争いになるのは解ってもいたけれど、戦争までは甘いと言われても正直考えてなかった。
だけど王妃が関与し過ぎてしまっているなら、ましてや捕らえられているならもういつ戦争が起きても不思議なのではないかしら?
「セイシャルの王妃は離婚されて今後は此方で処理してくれとセイシャル王国からは言われている。今回の件は王妃の独断でセイシャルとは関係なく裁くことに決まったよ」
「⋯そう」
「ミランダ、体はどう?苦しいところはあるか?」
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「少し改善も必要だが十分に使えたよ、みるみるうちに効果が現れて、その薬を使って2日でお前は目を覚ました。あの麻酔薬を使われてからお前は実に2週間意識がなかったんだよ」
「2週間!そんなに?」
二人は頷いた、そして二人の後ろではモナも頷いていた。
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