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リリーベルのお悩み相談
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お医者様の処方されたとてつもなく苦いお薬は、その苦味に反して、いや苦いからこそなのか私との相性はバッチリで解熱もさることながら、起きた時の爽快感が格別だった。
頭すっきりしたー。
何か昨日から悩んでたのが嘘みたい
お薬のおかげかしら?
お姉様に相談すると決めたからかしら?
すっきりした頭とは裏腹にお腹がキューとなった。
朝からあまり食べられなかった事を思い出した。
「お嬢様?起きられたのですね、奥様をお呼びします」
「えぇ。ねぇ食事を用意してくれる?食べれそうなの」
「まぁ!畏まりました。直ぐにお持ちします」
枕元の水を入れ替えに来た侍女が起きた私に気づき声をかけてきた。
食事を頼んだだけで喜ぶなんて、とても心配かけたのね。
侍女にまで心配されるなんて、みんなに申し訳ないわ
早く元気にならなければ!
「リリー、起きたのね。んっ熱も下がってる。小さい時から体は丈夫だったから、熱なんて滅多に出さなかったのにホントにびっくりしたわ。お医者様は心配ないっておっしゃったけど、もう体は辛くない?少しお水飲んだら?」
「えぇお母様。心配かけてごめんなさい。熱が下がったからかしら起きたらすっきりしててお腹空いちゃって 今食事を頼んだの。お母様あのお医者様、名医ですわ。だってあんなに辛かったのに数時間で元気になれたんですもの」
「まぁ!ホントにあなたって娘は」
母はおでこに手を当てて熱を確認したあと
笑って水差しからコップに注ぎ渡してくれた。
「そろそろメリーが帰ってくる頃よ。今日はソーダン家には行かないって言ってたから」
「私のせいでカイル様のお母様に申し訳なかったですね。貴重なお時間を割いてくださってるのに」
「大丈夫だと思うわ。また別日で調整してくださるでしょ。それにあの子が今日行ったとしてもあなたの事が心配でお勉強どころではないでしょうから」
姉の婚約者のカイル様は侯爵家の次男で、将来はうちにお婿に来てくださると決まってる。本来なら伯爵家の後継者になる姉はうちのお父様達に後継者としての教育を受けるだけでいいのだが、世間に後ろ指指されることなく放課後もカイル様と居られる口実の為、本来しなくてもいい侯爵家夫人の勉強をしにソーダン家に週3で通ってる。カイル様のお母様もいい迷惑だろうと思ってたけどお姉様のために時間を作ってくださってるみたい。
侍女が運んでくれたサンドイッチを口に運び、甘い珈琲をひとくち。
う~ん満たされるぅ
食事のあと汗をたっぷり吸った夜着を着替えていたら姉がやってきた。
「リリー、元気になったみたいね。良かったわ。普段の体調管理の甘さを痛感したわ。今後はもっと厳しくしなきゃ」
「お姉様!着替えてるのに!ノックだけで入ってこないで!それに今以上に管理するなんて侍女たちも大変だわ。私も落ち着かないからこれ以上はやめて」
過保護な姉は私の体調管理と称して侍女に私の一挙手一投足を報告させている。
言っても聞かないからとお父様に訴えても聞いてもらえないし程々にしてほしいのに⋯⋯あらおかえりなさいって言うの忘れてた。
「お姉様おかえりなさい。挨拶を忘れてたわ」
「ただいま。いいのよ、私も忘れてた」
二人で見合ってクスクス笑い会う。お姉様大好き!
「おかえりそうそう申し訳ないのだけど少しお時間もらっても?」
「いいわよ、着替えたらまた来るわ。でもリリーはベットでね!熱が下がったとはいえ今日はベットから出ないで」
「わかったわ」
姉が部屋から出たあと大きめのクッションを背もたれにするべく侍女に用意してもらった。
うん。これなら納得でしょ
──────────────
ベットのサイドテーブルに姉用の紅茶を運んでから侍女が部屋を出た。
「お姉様、実はご相談があるんです。でも私上手に話せないかもしれないのですけど⋯⋯」
「とりあえず話してみて、あとは聞いてからね」
私は、ふぅと一息吐いてから
図書室でのアリー様の涙
誰にでも優しいのにアリー様だけに冷たいオーラン様
その二人が常に一緒にいる事
二人が秘密の関係なのでは?という噂
見た事、聞いた事を順番に話したあと、オーラン様がアリー様を好きだったらどうすればいいかわからないと私の気持ちを付け足した。
姉の言葉を暫し待つ
「リリー。昨日はそれで眠れなかったんじゃないの? 他に悩んでることはない? あるなら全部話して」
「ないわ。全部話したもの、ねぇお姉様。私はこんなだから⋯隠せないの、オーラン様と普通に接する自信がないわ。気づかなかったら良かったのだけど見てしまったし聞いてしまったの。そうしたらもう⋯⋯ でもオーラン様に直接聞くのは怖いわ。婚約者だからといって私を無理に好きになれと言う訳にはいかないもの。大事にしてくれてるのはわかってるし、これ以上望んだら贅沢でしょう?でもオーラン様の心がホントはアリー様にあってそれを隠してるなら⋯⋯私は身を引いたほうがいいのかしら」
「ちょっ、ちょっと待ってリリー。先走らないで!あぁとんでもない事言い出すから心臓に悪いわ。えっと今聞いた話の答えを私は知ってるのだと思う。ちょっと曖昧な言い方でごめんなさい。確かめたわけじゃないからはっきりきっぱり言えないのよ」
いつもは何でも自信満々に話すのに、言葉を選んでる姉は初めてだった。
「リリー、あのね。二人が秘密の関係っていう噂は二人が相思相愛っていう類の噂よね?」
「そうだと思ったのだけど⋯⋯」
「それはないわ!それはきっぱりと否定できる。オーランが彼女と一緒にいる事は理由があるのだと思う。その理由は私の考えが当たってるのだと思うけどオーランに確かめたことがないからはっきりリリーに言えないのよ ごめんね。でもオーランは絶対アリーを好きではないから、あの冷たい態度が全てよ。アリーはわからないわ、でもアリーがオーランを好きでもリリーは放っといていいわ。もしアリーから何か言われたら直ぐに私に言って!」
「えっ!何か言われるかもしれないの?」
「万が一よ、可能性がゼロではないから、呼び出されたりしたら絶対に言ってよ」
「わかったわ」
「さぁ。夕食まで少しゆっくりして!後でこちらに運ばせるから。今日はちゃんと寝るのよ!明日は一緒に行きましょう。ドートルのお迎えは断っておくわね」
いつもと違う姉が気になるけど、それ以上は聞けなかった。
でもオーラン様の好きな人がアリー様というのは絶対違うとはっきり聞いたので私はホッとした
やっぱり相談して良かったわ。
頼れる姉だ!
知恵熱出す程の悩みが吹き飛び、私はホッと胸を撫で下ろす。
明日オーラン様にお花のお礼を言わなくちゃ!
頭すっきりしたー。
何か昨日から悩んでたのが嘘みたい
お薬のおかげかしら?
お姉様に相談すると決めたからかしら?
すっきりした頭とは裏腹にお腹がキューとなった。
朝からあまり食べられなかった事を思い出した。
「お嬢様?起きられたのですね、奥様をお呼びします」
「えぇ。ねぇ食事を用意してくれる?食べれそうなの」
「まぁ!畏まりました。直ぐにお持ちします」
枕元の水を入れ替えに来た侍女が起きた私に気づき声をかけてきた。
食事を頼んだだけで喜ぶなんて、とても心配かけたのね。
侍女にまで心配されるなんて、みんなに申し訳ないわ
早く元気にならなければ!
「リリー、起きたのね。んっ熱も下がってる。小さい時から体は丈夫だったから、熱なんて滅多に出さなかったのにホントにびっくりしたわ。お医者様は心配ないっておっしゃったけど、もう体は辛くない?少しお水飲んだら?」
「えぇお母様。心配かけてごめんなさい。熱が下がったからかしら起きたらすっきりしててお腹空いちゃって 今食事を頼んだの。お母様あのお医者様、名医ですわ。だってあんなに辛かったのに数時間で元気になれたんですもの」
「まぁ!ホントにあなたって娘は」
母はおでこに手を当てて熱を確認したあと
笑って水差しからコップに注ぎ渡してくれた。
「そろそろメリーが帰ってくる頃よ。今日はソーダン家には行かないって言ってたから」
「私のせいでカイル様のお母様に申し訳なかったですね。貴重なお時間を割いてくださってるのに」
「大丈夫だと思うわ。また別日で調整してくださるでしょ。それにあの子が今日行ったとしてもあなたの事が心配でお勉強どころではないでしょうから」
姉の婚約者のカイル様は侯爵家の次男で、将来はうちにお婿に来てくださると決まってる。本来なら伯爵家の後継者になる姉はうちのお父様達に後継者としての教育を受けるだけでいいのだが、世間に後ろ指指されることなく放課後もカイル様と居られる口実の為、本来しなくてもいい侯爵家夫人の勉強をしにソーダン家に週3で通ってる。カイル様のお母様もいい迷惑だろうと思ってたけどお姉様のために時間を作ってくださってるみたい。
侍女が運んでくれたサンドイッチを口に運び、甘い珈琲をひとくち。
う~ん満たされるぅ
食事のあと汗をたっぷり吸った夜着を着替えていたら姉がやってきた。
「リリー、元気になったみたいね。良かったわ。普段の体調管理の甘さを痛感したわ。今後はもっと厳しくしなきゃ」
「お姉様!着替えてるのに!ノックだけで入ってこないで!それに今以上に管理するなんて侍女たちも大変だわ。私も落ち着かないからこれ以上はやめて」
過保護な姉は私の体調管理と称して侍女に私の一挙手一投足を報告させている。
言っても聞かないからとお父様に訴えても聞いてもらえないし程々にしてほしいのに⋯⋯あらおかえりなさいって言うの忘れてた。
「お姉様おかえりなさい。挨拶を忘れてたわ」
「ただいま。いいのよ、私も忘れてた」
二人で見合ってクスクス笑い会う。お姉様大好き!
「おかえりそうそう申し訳ないのだけど少しお時間もらっても?」
「いいわよ、着替えたらまた来るわ。でもリリーはベットでね!熱が下がったとはいえ今日はベットから出ないで」
「わかったわ」
姉が部屋から出たあと大きめのクッションを背もたれにするべく侍女に用意してもらった。
うん。これなら納得でしょ
──────────────
ベットのサイドテーブルに姉用の紅茶を運んでから侍女が部屋を出た。
「お姉様、実はご相談があるんです。でも私上手に話せないかもしれないのですけど⋯⋯」
「とりあえず話してみて、あとは聞いてからね」
私は、ふぅと一息吐いてから
図書室でのアリー様の涙
誰にでも優しいのにアリー様だけに冷たいオーラン様
その二人が常に一緒にいる事
二人が秘密の関係なのでは?という噂
見た事、聞いた事を順番に話したあと、オーラン様がアリー様を好きだったらどうすればいいかわからないと私の気持ちを付け足した。
姉の言葉を暫し待つ
「リリー。昨日はそれで眠れなかったんじゃないの? 他に悩んでることはない? あるなら全部話して」
「ないわ。全部話したもの、ねぇお姉様。私はこんなだから⋯隠せないの、オーラン様と普通に接する自信がないわ。気づかなかったら良かったのだけど見てしまったし聞いてしまったの。そうしたらもう⋯⋯ でもオーラン様に直接聞くのは怖いわ。婚約者だからといって私を無理に好きになれと言う訳にはいかないもの。大事にしてくれてるのはわかってるし、これ以上望んだら贅沢でしょう?でもオーラン様の心がホントはアリー様にあってそれを隠してるなら⋯⋯私は身を引いたほうがいいのかしら」
「ちょっ、ちょっと待ってリリー。先走らないで!あぁとんでもない事言い出すから心臓に悪いわ。えっと今聞いた話の答えを私は知ってるのだと思う。ちょっと曖昧な言い方でごめんなさい。確かめたわけじゃないからはっきりきっぱり言えないのよ」
いつもは何でも自信満々に話すのに、言葉を選んでる姉は初めてだった。
「リリー、あのね。二人が秘密の関係っていう噂は二人が相思相愛っていう類の噂よね?」
「そうだと思ったのだけど⋯⋯」
「それはないわ!それはきっぱりと否定できる。オーランが彼女と一緒にいる事は理由があるのだと思う。その理由は私の考えが当たってるのだと思うけどオーランに確かめたことがないからはっきりリリーに言えないのよ ごめんね。でもオーランは絶対アリーを好きではないから、あの冷たい態度が全てよ。アリーはわからないわ、でもアリーがオーランを好きでもリリーは放っといていいわ。もしアリーから何か言われたら直ぐに私に言って!」
「えっ!何か言われるかもしれないの?」
「万が一よ、可能性がゼロではないから、呼び出されたりしたら絶対に言ってよ」
「わかったわ」
「さぁ。夕食まで少しゆっくりして!後でこちらに運ばせるから。今日はちゃんと寝るのよ!明日は一緒に行きましょう。ドートルのお迎えは断っておくわね」
いつもと違う姉が気になるけど、それ以上は聞けなかった。
でもオーラン様の好きな人がアリー様というのは絶対違うとはっきり聞いたので私はホッとした
やっぱり相談して良かったわ。
頼れる姉だ!
知恵熱出す程の悩みが吹き飛び、私はホッと胸を撫で下ろす。
明日オーラン様にお花のお礼を言わなくちゃ!
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