転生聖女は、お金がお好き。

転生したら、いきなり聖女と崇められた俺。

なんか聖女って権威がありすぎて好き勝手できるらしい。

しかも、聖魔法というチートな回復と防御魔法を誇るらしい。

「なるほど。なら、遠慮なくこの国を好き勝手させてもらおう」

ということで、金にがめつい聖女様が爆誕した。

ついで、本編に書かないから、転生する前の自己紹介を簡単にしとく。

俺は、もともと転生する前は、経済学を大学で学んでいた。

そのあと、IT会社を起業したが、あえなく不況の嵐に飲まれ、やむなく倒産。

というのも、消費税15%に上がっただけでなく、所得税、法人税、挙句の果てに、貯金の9割が強制的に政府に税金として納めるしかなかったからだ。とにかく、とんでもない大恐慌だった。

俺は、倒産したからって自殺する気はなかったが、打ちのめされていた。

やけ酒をのんで記憶が吹き飛んで寝落ちしたのは覚えている。

目が覚めたら、聖女として、身体が女になっちまっていた。

まぁ、「新しい世界で、開き直って新しい人生を謳歌してやるぜ」って俺が思ったところから始まる物語である。
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