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ドエロティック 悪役令嬢物語
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「お前の悪事は全て分かっている!私はここで宣言する、お前との婚約は破棄させてもらう!」
学園のダンスホールに響き渡るその声、私に向けて発せられたその言葉に手にしたハンカチを口元にあてがい視線を送る・・・
ここは貴族の通う学園、ここを卒業した後は国の為に貴族として役割を果たすのが決まっている者が通う場所。
今日は最高学年の最後のパーティ、春にはここを卒業する者とその親族が集まっていた。
「一体どういう事でしょうか?」
「しらばっくれても無駄だ!お前の罪は全てお見通しだ!」
そう私を指差し告げるこの男は私の婚約者。
両親が決めた子爵家の長男であるハーミストという男である。
家名は・・・なんと言ったのか思い出せないが卒業後は伯爵家である私の家に婿養子として来るのが決まっていた男である。
勿論子爵家と伯爵家では身分に大きな差が在る、長男を伯爵家の娘と結婚させれば将来は安泰だと向こうの親は考えていたのであろう。
実の息子の発言に顔面を蒼白にしている人物が父親だという事は想像に容易かった。
「それで?私の罪と言うのは?」
私がそう尋ねると、ハーミストは横に立っていた一人の女性を引き寄せた。
その体を守るかのように抱きしめ、女の方も私に対して涙目で睨みを利かせてきた。
私は口元をハンカチで抑えながら再度訪ねた。
「私の罪と言うのは一体何なのですか?」
「レミリア、お前は彼女ミランダを学園で虐めていたそうだな!」
「おっしゃっている意味が全く分からないのですが」
「この期に及んでまだ知らぬ存ぜぬが通ると思っているのか?!」
一体この男は何を言っているのだとため息を一つ吐く・・・
チラリと時計に視線をやってから私は再度訪ねる。
「そちらの方、ミランダさんとおっしゃるのですか?私とは初対面だと思うのですが・・・」
「嘘を言っても無駄だと言ったはずだ!」
そう言ってハーミストは胸元から何枚かの写真をばら撒いた。
ヒラヒラと宙を舞うその写真の1枚が私の足元に舞い落ち、私は視線を写真に向ける。
「これは?」
「お前が彼女に乱暴を働いていた証拠だ!」
そうハーミストがハッキリと宣言し、周囲の者もその写真を見て絶句する。
それはそうだろう、写真にはミランダと呼ばれた女が私に服を剝ぎ取られているシーンが映っていたのだ。
周囲の視線が私に集まる、思わず出そうになった言葉をグッと飲み込み、口元をハンカチで隠したまま続ける。
「これが・・・私だと?」
「そうだ!お前以外誰だと言うのだ?!」
そうハーミストが宣言し、周囲の視線が私に集まる。
確かに写真には私が彼女の服を剥ぎ取っている姿が顔までハッキリと映っているのが皆にも分かったのだろう。
先程ミランダの事を初対面だと言ったにも関わらず、それが嘘だと言わんばかりの証拠が提出されたのだ。
だから私は一歩下がりながら訪ねる。
「それで、私をどうしようと?」
「この学園では身分に関係なく、罪を犯した者は罰せられる決まりだ!だから私は宣言する!お前との婚約は解消だ!」
「ふ~ん・・・つまりこの罪を白日の下に晒し、私を罰そうと言うのですね?」
「あぁ!分かっていると思うが、他社の尊厳を踏みにじった者は誰であろうと粛清室で反省するまで謹慎だ!」
「えぇ、存じ上げておりますわ」
「おい!お前達、彼女を連れていけ」
「し・・・しかし・・・」
「構いませんわ、そこの貴方、エスコートをお願いしますね」
そう言って私は一人の生徒にこのホールから外へ連れ出される。
私の計画通りに・・・
長い渡り廊下を進んでいる時であった。
フト、私が足を止めて視線を先程まで居たホールの方へ向けると後ろを歩いていた生徒が驚いて止まった。
「おい!一体どうし・・・」
「落ち着いて下さいな、これをどうぞ」
「な・・・なにを・・・?」
そう言って差し出した先程まで口を押えていたハンカチをその男性の口元に押し付ける。
すると生徒は正気に戻ったのか、ハッと何かに気付いたかのように先程までいたホールの方へ視線を向けた。
「分かりますか?」
「な・・・なんだあれは・・・」
慌てて戻っていく生徒の後を優雅に歩いて追いかける私。
そして、ホールの扉を開いて固まっている生徒の背中にソッと手を置いた。
「それ以上入っては駄目ですよ」
「し、しかしこれは・・・」
先程まで明るく煌びやかな一室が彼にも見えていたのであろう、そのあまりの変化に戸惑っている様である。
いや、正確には部屋の中で行われている光景に・・・であろう。
「あ♡ん あいんっあ♡ あ♡――――ッ♡」
ハーミストが見知らぬ全裸の女と性行為を行っていたのである。
いや、ハーミストだけではない、その場にいるほとんどの者が見た事も無い全裸の女達と行為をしていたのだ。
「あっ♡ あ んあ・・・」
「うふふ・・・いっ・・・ぱい中に出てる♡」
「私のおま〇こ気持ち良いい?」
「あっ・・・あっ・・・イク・・・イクぅっ♡」
あちこちで行われている性行為、目の前の光景が現実なのか理解が出来ないからこそ中を覗いた彼も固まってしまったのだろう。
既に行為を終えて中に出された精液を股から垂れ流しにしながら別の者と行為に及ぶ女・・・
女同士で肌を密着させ愛撫し合う事で行為に及ぶ女・・・
様々な場所で様々な行為に及ぶその光景に私は予備のハンカチを出して口元を覆う。
「一体何がどうなって・・・」
「蠱毒って分かる?ここはね、選ばれたのよ」
私の問いかけに困惑した表情のままこちらに振り返る生徒。
私が何を言っているのか理解できないのだろう、顔だけこちらを向けた彼にウィンクを一つして部屋の中を指差す。
「ほらっそろそろ終わるみたいよ」
死屍累々、精を搾り取られたのか貴族だった者達は誰も彼もが裸体を晒しながら床に倒れていた。
唯一最後に残っていたハーミストに一人の女が跨って腰を振っていた。
何度も何度も中に射精しているのか、結合部からは精液と愛液がメレンゲ状に泡立った液体が垂れ流れている。
「最後の一滴までだし尽くしなさいッ♡」
ショートヘアーの髪が小刻みに揺れ、激しく動かされる腰使いに耐えられなかったのかハーミストは射精しているのだろう。
だがその表情はどこか虚ろで、自分が女に犯されているのを理解していない様子である。
既に何度もイッて意識を無くしている貴族達も表情には特に変化が無く、マネキンの様な様子なのに見ていた生徒は生唾を飲み込む・・・
「一体どういう事なんだ?!」
遂に限界が来たのであろう、こちらを振り返り大きな声を出す。
だがそれは悪手である。
「あら~?こんな所にもまだ一人残ってたのね~」
「私まだ12回しか中出しして貰ってないから入れて~」
「御主人さまの注いでください~」
女達に気付かれてしまったのだ。
しかも女達はその生徒が自分達の事を認識している事に気が付き凶悪な笑みを浮かべ始めた。
「お、おいお前どうにかし・・・」
だがその生徒が私に対して何かを言おうとするがその事実に気付き口ごもってしまう。
それはそうだろう、彼だけではない・・・
この世界にいる全ての者は私の名前を知る筈が無いのだ。
本来居るべき悪役令嬢としての存在の代わりに私がここに存在している、その事実があるのだから・・・
「もっと中をいっぱいにして♡」
「ずるーい、次私~」
「えー私も欲しいよぉ~」
何時の間にか逆レイプされている生徒は服を脱がされバックで女に挿入していた。
後ろから二人の女が耳を舐めたり、体を手で愛撫したりしつつその行動を制御しているのだ。
「あ――――――♡♡♡」
中に精液が注がれているのだろう、歓喜の表情を浮かべながら小刻みに震える体がそれを表していた。
「も・・・もうやめ・・・」
「だーめ、次は私~♡」
仰向けに寝かされた生徒の上に跨り激しくグラインドする腰・・・
直ぐに再び射精してしまったのだろう、イッた直後の敏感な状態での連続射精が苦しいのか辛そうな表情を浮かべていた。
「イグッ♡ んぉっ♡ おぉんっ♡♡」
淫らに崩れる女の顔が色鮮やかなピンク色に染まり、快楽を貪るだけの獣となり果てる・・・
そんな非日常的な女の姿に恐怖を覚え始めたのか、生徒は顔を真っ青にして涙目でこちらを見た。
「あら?私の姿がまだ見えるのかしら?」
そう告げる私に向かって手を伸ばす生徒・・・
せっかく彼だけは残しておこうと思っていたのに残念な思いが少しだけあった・・・
だが、目的の為なのだからと諦めて犯される生徒の横を通ってホールの中央に私は歩いていく・・・
幾度も犯されつくした者達は生きているのか死んでいるのか分からないが、身動き一つとる事無く倒れたままだ。
その部屋の中で、貴族達を犯しつくした女達が互いに愛し合っている。
股から生えている男性器は肥大化したクリストリスなのか、男性と行為を行っていた時には存在していなかったモノが彼女達の股には生えていた。
誰かが誰かを犯し、誰かが誰かに犯されている酒池肉林の部屋の中、私は小さく呪文を唱える・・・
「んっひ♡」
「あッ♡」
「んおおッ!!」
「ひゃふううン きたあ――っ♡」
半数が倒れ、半数が立ち上がる。
そして残った者同士で再び行為が行われる・・・
性のバトルロワイアルが行われているのである!
幾度も幾度も絶頂に達し、果てた者が抜け残った者も限界がすぐそこまで来ている・・・
「はふうゥンしゅごォい♡」
「おかしくなるゥ♡」
「んああああ――――っいぐうゥゥ――っ♡♡」
「んひゅうぅっ♡♡」
最後に残った2人が立ち上がり、互いを抱きしめ合う。
互いに肥大化したクリトリスを互いの中へと挿入しやすいように、合わせたかのように四つん這いと仰向けの体位で下半身だけが交わる・・・
最後に相応しいとも言えそうな、互いの穴に互いのモノが挿入されているというなんとも言えない光景は、ふたなり同士だけが行えるという幻の体位である。
「ん”お”っ♡♡」
「いいいいっ♡♡」
共に絶頂したのか同時に痙攣しながら舌を突き出す二人の女・・・
だが、片方が先に力尽きたのかガクッと意識を手放し倒れた。
「ふ・・・ぎ・・・♡ い・・・♡ ぐぅっ♡」
最後に残った一人、アへ顔を晒しながら虚ろな瞳で快楽に見事に浸りきったその表情は光悦に染まっていた。
体力も殆ど残っていないのか、仰向けのまま身動きが取れないようすの彼女に私は近づきその胸に手を添える・・・
「さぁ、起きなさい・・・貴方が次の・・・ミランダよ」
「ねぇ?ハーミスト?私の事好き?」
「何を言ってるんだいミランダ?当たり前じゃないか」
座位で抱き合うハーミストとミランダは繋がったまま愛を確かめ合っていた。
キスを一つ交わしハーミストの婚約者を罠にはめる計画の話を始める・・・
「そうすれば俺達は晴れて正式な婚約者になれるからね」
「うん、嬉しいわ♡」
結合部からは二人の愛の証が流れ出ており、今度の学園のパーティで彼女に婚約破棄を言い渡す打ち合わせをしている・・・
ハーミストもミランダも知らない、これが幾度も行われている事の繰り返しで、ミランダの容姿が毎回変わり続けている事を・・・
何度も何度も繰り返し行われるループの世界・・・
悪役令嬢物の同人エロゲーの世界に入り込んでしまった一人の女性が、自分が処刑されないように因果律を操作して脱出を試みる物語・・・
次のループする世界の物語をエロく変化させる事が出来る唯一の魔法で世界を変えようと、ランダムで選ばれるヒロインを同時出現させる彼女は脱出できるのか・・・
彼女がこの世界から脱出するのには自分の名前を知る事が必要だと未だ彼女は気付かない・・・
完
学園のダンスホールに響き渡るその声、私に向けて発せられたその言葉に手にしたハンカチを口元にあてがい視線を送る・・・
ここは貴族の通う学園、ここを卒業した後は国の為に貴族として役割を果たすのが決まっている者が通う場所。
今日は最高学年の最後のパーティ、春にはここを卒業する者とその親族が集まっていた。
「一体どういう事でしょうか?」
「しらばっくれても無駄だ!お前の罪は全てお見通しだ!」
そう私を指差し告げるこの男は私の婚約者。
両親が決めた子爵家の長男であるハーミストという男である。
家名は・・・なんと言ったのか思い出せないが卒業後は伯爵家である私の家に婿養子として来るのが決まっていた男である。
勿論子爵家と伯爵家では身分に大きな差が在る、長男を伯爵家の娘と結婚させれば将来は安泰だと向こうの親は考えていたのであろう。
実の息子の発言に顔面を蒼白にしている人物が父親だという事は想像に容易かった。
「それで?私の罪と言うのは?」
私がそう尋ねると、ハーミストは横に立っていた一人の女性を引き寄せた。
その体を守るかのように抱きしめ、女の方も私に対して涙目で睨みを利かせてきた。
私は口元をハンカチで抑えながら再度訪ねた。
「私の罪と言うのは一体何なのですか?」
「レミリア、お前は彼女ミランダを学園で虐めていたそうだな!」
「おっしゃっている意味が全く分からないのですが」
「この期に及んでまだ知らぬ存ぜぬが通ると思っているのか?!」
一体この男は何を言っているのだとため息を一つ吐く・・・
チラリと時計に視線をやってから私は再度訪ねる。
「そちらの方、ミランダさんとおっしゃるのですか?私とは初対面だと思うのですが・・・」
「嘘を言っても無駄だと言ったはずだ!」
そう言ってハーミストは胸元から何枚かの写真をばら撒いた。
ヒラヒラと宙を舞うその写真の1枚が私の足元に舞い落ち、私は視線を写真に向ける。
「これは?」
「お前が彼女に乱暴を働いていた証拠だ!」
そうハーミストがハッキリと宣言し、周囲の者もその写真を見て絶句する。
それはそうだろう、写真にはミランダと呼ばれた女が私に服を剝ぎ取られているシーンが映っていたのだ。
周囲の視線が私に集まる、思わず出そうになった言葉をグッと飲み込み、口元をハンカチで隠したまま続ける。
「これが・・・私だと?」
「そうだ!お前以外誰だと言うのだ?!」
そうハーミストが宣言し、周囲の視線が私に集まる。
確かに写真には私が彼女の服を剥ぎ取っている姿が顔までハッキリと映っているのが皆にも分かったのだろう。
先程ミランダの事を初対面だと言ったにも関わらず、それが嘘だと言わんばかりの証拠が提出されたのだ。
だから私は一歩下がりながら訪ねる。
「それで、私をどうしようと?」
「この学園では身分に関係なく、罪を犯した者は罰せられる決まりだ!だから私は宣言する!お前との婚約は解消だ!」
「ふ~ん・・・つまりこの罪を白日の下に晒し、私を罰そうと言うのですね?」
「あぁ!分かっていると思うが、他社の尊厳を踏みにじった者は誰であろうと粛清室で反省するまで謹慎だ!」
「えぇ、存じ上げておりますわ」
「おい!お前達、彼女を連れていけ」
「し・・・しかし・・・」
「構いませんわ、そこの貴方、エスコートをお願いしますね」
そう言って私は一人の生徒にこのホールから外へ連れ出される。
私の計画通りに・・・
長い渡り廊下を進んでいる時であった。
フト、私が足を止めて視線を先程まで居たホールの方へ向けると後ろを歩いていた生徒が驚いて止まった。
「おい!一体どうし・・・」
「落ち着いて下さいな、これをどうぞ」
「な・・・なにを・・・?」
そう言って差し出した先程まで口を押えていたハンカチをその男性の口元に押し付ける。
すると生徒は正気に戻ったのか、ハッと何かに気付いたかのように先程までいたホールの方へ視線を向けた。
「分かりますか?」
「な・・・なんだあれは・・・」
慌てて戻っていく生徒の後を優雅に歩いて追いかける私。
そして、ホールの扉を開いて固まっている生徒の背中にソッと手を置いた。
「それ以上入っては駄目ですよ」
「し、しかしこれは・・・」
先程まで明るく煌びやかな一室が彼にも見えていたのであろう、そのあまりの変化に戸惑っている様である。
いや、正確には部屋の中で行われている光景に・・・であろう。
「あ♡ん あいんっあ♡ あ♡――――ッ♡」
ハーミストが見知らぬ全裸の女と性行為を行っていたのである。
いや、ハーミストだけではない、その場にいるほとんどの者が見た事も無い全裸の女達と行為をしていたのだ。
「あっ♡ あ んあ・・・」
「うふふ・・・いっ・・・ぱい中に出てる♡」
「私のおま〇こ気持ち良いい?」
「あっ・・・あっ・・・イク・・・イクぅっ♡」
あちこちで行われている性行為、目の前の光景が現実なのか理解が出来ないからこそ中を覗いた彼も固まってしまったのだろう。
既に行為を終えて中に出された精液を股から垂れ流しにしながら別の者と行為に及ぶ女・・・
女同士で肌を密着させ愛撫し合う事で行為に及ぶ女・・・
様々な場所で様々な行為に及ぶその光景に私は予備のハンカチを出して口元を覆う。
「一体何がどうなって・・・」
「蠱毒って分かる?ここはね、選ばれたのよ」
私の問いかけに困惑した表情のままこちらに振り返る生徒。
私が何を言っているのか理解できないのだろう、顔だけこちらを向けた彼にウィンクを一つして部屋の中を指差す。
「ほらっそろそろ終わるみたいよ」
死屍累々、精を搾り取られたのか貴族だった者達は誰も彼もが裸体を晒しながら床に倒れていた。
唯一最後に残っていたハーミストに一人の女が跨って腰を振っていた。
何度も何度も中に射精しているのか、結合部からは精液と愛液がメレンゲ状に泡立った液体が垂れ流れている。
「最後の一滴までだし尽くしなさいッ♡」
ショートヘアーの髪が小刻みに揺れ、激しく動かされる腰使いに耐えられなかったのかハーミストは射精しているのだろう。
だがその表情はどこか虚ろで、自分が女に犯されているのを理解していない様子である。
既に何度もイッて意識を無くしている貴族達も表情には特に変化が無く、マネキンの様な様子なのに見ていた生徒は生唾を飲み込む・・・
「一体どういう事なんだ?!」
遂に限界が来たのであろう、こちらを振り返り大きな声を出す。
だがそれは悪手である。
「あら~?こんな所にもまだ一人残ってたのね~」
「私まだ12回しか中出しして貰ってないから入れて~」
「御主人さまの注いでください~」
女達に気付かれてしまったのだ。
しかも女達はその生徒が自分達の事を認識している事に気が付き凶悪な笑みを浮かべ始めた。
「お、おいお前どうにかし・・・」
だがその生徒が私に対して何かを言おうとするがその事実に気付き口ごもってしまう。
それはそうだろう、彼だけではない・・・
この世界にいる全ての者は私の名前を知る筈が無いのだ。
本来居るべき悪役令嬢としての存在の代わりに私がここに存在している、その事実があるのだから・・・
「もっと中をいっぱいにして♡」
「ずるーい、次私~」
「えー私も欲しいよぉ~」
何時の間にか逆レイプされている生徒は服を脱がされバックで女に挿入していた。
後ろから二人の女が耳を舐めたり、体を手で愛撫したりしつつその行動を制御しているのだ。
「あ――――――♡♡♡」
中に精液が注がれているのだろう、歓喜の表情を浮かべながら小刻みに震える体がそれを表していた。
「も・・・もうやめ・・・」
「だーめ、次は私~♡」
仰向けに寝かされた生徒の上に跨り激しくグラインドする腰・・・
直ぐに再び射精してしまったのだろう、イッた直後の敏感な状態での連続射精が苦しいのか辛そうな表情を浮かべていた。
「イグッ♡ んぉっ♡ おぉんっ♡♡」
淫らに崩れる女の顔が色鮮やかなピンク色に染まり、快楽を貪るだけの獣となり果てる・・・
そんな非日常的な女の姿に恐怖を覚え始めたのか、生徒は顔を真っ青にして涙目でこちらを見た。
「あら?私の姿がまだ見えるのかしら?」
そう告げる私に向かって手を伸ばす生徒・・・
せっかく彼だけは残しておこうと思っていたのに残念な思いが少しだけあった・・・
だが、目的の為なのだからと諦めて犯される生徒の横を通ってホールの中央に私は歩いていく・・・
幾度も犯されつくした者達は生きているのか死んでいるのか分からないが、身動き一つとる事無く倒れたままだ。
その部屋の中で、貴族達を犯しつくした女達が互いに愛し合っている。
股から生えている男性器は肥大化したクリストリスなのか、男性と行為を行っていた時には存在していなかったモノが彼女達の股には生えていた。
誰かが誰かを犯し、誰かが誰かに犯されている酒池肉林の部屋の中、私は小さく呪文を唱える・・・
「んっひ♡」
「あッ♡」
「んおおッ!!」
「ひゃふううン きたあ――っ♡」
半数が倒れ、半数が立ち上がる。
そして残った者同士で再び行為が行われる・・・
性のバトルロワイアルが行われているのである!
幾度も幾度も絶頂に達し、果てた者が抜け残った者も限界がすぐそこまで来ている・・・
「はふうゥンしゅごォい♡」
「おかしくなるゥ♡」
「んああああ――――っいぐうゥゥ――っ♡♡」
「んひゅうぅっ♡♡」
最後に残った2人が立ち上がり、互いを抱きしめ合う。
互いに肥大化したクリトリスを互いの中へと挿入しやすいように、合わせたかのように四つん這いと仰向けの体位で下半身だけが交わる・・・
最後に相応しいとも言えそうな、互いの穴に互いのモノが挿入されているというなんとも言えない光景は、ふたなり同士だけが行えるという幻の体位である。
「ん”お”っ♡♡」
「いいいいっ♡♡」
共に絶頂したのか同時に痙攣しながら舌を突き出す二人の女・・・
だが、片方が先に力尽きたのかガクッと意識を手放し倒れた。
「ふ・・・ぎ・・・♡ い・・・♡ ぐぅっ♡」
最後に残った一人、アへ顔を晒しながら虚ろな瞳で快楽に見事に浸りきったその表情は光悦に染まっていた。
体力も殆ど残っていないのか、仰向けのまま身動きが取れないようすの彼女に私は近づきその胸に手を添える・・・
「さぁ、起きなさい・・・貴方が次の・・・ミランダよ」
「ねぇ?ハーミスト?私の事好き?」
「何を言ってるんだいミランダ?当たり前じゃないか」
座位で抱き合うハーミストとミランダは繋がったまま愛を確かめ合っていた。
キスを一つ交わしハーミストの婚約者を罠にはめる計画の話を始める・・・
「そうすれば俺達は晴れて正式な婚約者になれるからね」
「うん、嬉しいわ♡」
結合部からは二人の愛の証が流れ出ており、今度の学園のパーティで彼女に婚約破棄を言い渡す打ち合わせをしている・・・
ハーミストもミランダも知らない、これが幾度も行われている事の繰り返しで、ミランダの容姿が毎回変わり続けている事を・・・
何度も何度も繰り返し行われるループの世界・・・
悪役令嬢物の同人エロゲーの世界に入り込んでしまった一人の女性が、自分が処刑されないように因果律を操作して脱出を試みる物語・・・
次のループする世界の物語をエロく変化させる事が出来る唯一の魔法で世界を変えようと、ランダムで選ばれるヒロインを同時出現させる彼女は脱出できるのか・・・
彼女がこの世界から脱出するのには自分の名前を知る事が必要だと未だ彼女は気付かない・・・
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