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第81話 消えたアリア姫と忘れられていたリン

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決戦まで残り2日となった。
連日ユウキの元を訪れる女性達は、ユウキのレベリングにより次々と膣内射精を受け続けアリアハノ場内から喘ぎ声が途切れる事が無い1週間。
それも遂に最後の日となった。

「ああっあっなにこれ!?なにこれえええ!? ひっいいいいい!!!」

ユウキに膣内射精をされた女性はレベルが上がると共に発狂するほどの快感が全身を駆け巡り、この世の者とは思えない程の快楽を体験する。
幼さの残るこの少女も初体験がユウキとのこれだとユウキ以外とはSEX出来ない体になったのは間違いないだろう。
それでも少女は病気に倒れた母親を救う為、はるばるオーストから乗合馬車でやってきた彼女は信じられない快楽に見悶えながら悦楽の表情を浮かべる。
ユウキにレベリング膣内射精をされた者はユウキが最後に使用しようとしたスキルを同時に習得する。
彼女が今会得したのは『キアリイク』と言う魔法を使用するスキルである。
病魔など様々な毒を解除するこのスキルを会得した事を絶叫しながらも左手親指を握り込みステータスを確認していたのだ。
人生で初めての快楽地獄、しかしこれを確認するまでは自我を保ち続けていた。

「あああああ!気持ちいい!気持ちいいよおお!! はっ・・・! ひっ・・・!! いい・・・っ! いいぃ・・・ぃ!!」

だがそれもスキルを確認し安堵した瞬間に限界を迎える。
ユウキの姿を見れないよう四つん這いでお尻を突き出したカーテンの向こう、ユウキが挿入していたチンポをゆっくりと引き抜くのを感じ駆け巡る快楽に更なる刺激が訪れる。
処女膜を失ったばかりの膣は初めての拡張で直ぐには戻らず、開いたままの膣内に空気が流れ込むのを感じる様に膣内が敏感になる。

「あはぁ♡ しあわせぇ・・・♡ んっ・・・んんんっ・・・ひっ・・・」

驚くほどの快感の余韻、だが安堵したその瞬間、第2波が彼女を襲う。
快感と言う物に慣れていないせいなのか、少女は強すぎる快感を認識できなくなっていたのだ。
高架下の住宅に住む人間が電車などの音に慣れて気にならなくなるのにも似た感覚、だが膣内射精と共に訪れる快楽地獄はまだ始まったばかりである。

「ほぎょおおおぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!???!?!?!」

突然仰け反り絶叫を上げる少女、怪我をした時に傷を認識して痛みを感じ始める様に突然襲い掛かった快楽の渦に思考が一瞬にして飛んだ。
舌をこれでもかと言う程突き出し、開いたままの口から溢れる唾液・・・
そんな事も気にならない少女は事前に聞いていた失神する程の快楽を味わうという言葉が一瞬頭を過る。

「はあぁオマンコォ♡♡♡ おひぃぃりぃぃ♡♡♡ イグッ♡イグッ♡ 全部気持ちぃぃぃぃいい♡♡」

触られてすらいないアナルにまで快感を感じるのには勿論訳がある、人が生まれて最初に感じる快感は排便だからだ。
お尻は原初の快楽部とも言え、日常的に知りえる快楽を感じ取れる部位なのだからそれを快楽と理解できる一番の個所であった。
少女は全身に快楽が走っているのにも関わらずそこから順に快楽を理解していく事しか出来なかったのだ。

「あぎぃいいいいい!!お腹もぉぉおおおおお♡♡♡ 乳首がぁああああ!私の乳首がぁぁああああ♡♡♡」

下から順に広がる快感の波は上へと上へと広がり上がっていく。
既に感じている快感を徐々に理解していくのだ。
それに伴い肉体も反応を返していく、少女の乳首は信じられない程勃起しローターの様に痙攣していた。

「ごほおお”ぉおおぉぉぉ♡♡♡ おぼっ♡♡ うひぃぃぃ♡♡ ほっ♡ ほっ♡ あぶぶぅ♡♡ レェロぢゅるる・・・」

溢れる唾液を呼吸の時に吸い込む事すらも気持ちイイ、そんな理解の及ばない快楽は脳にまで達した。
涙も鼻水も溢れ出し、顔を流れるそれが与える感覚すらも気持ち良く、全身全霊で絶頂を味わい始める。

「あ”っはんっ♡ おおおほへぇぇ♡♡ あひぃぃぃいいい♡♡♡ あひあひゃぁああああ♡♡♡ おろほほおおぉぉアヘアヘアヘェ♡♡♡♡」

痙攣、快感が強すぎて全身を襲う痙攣がそれぞれ更なる快感を相乗効果で強化していく。
誰であろうと意識を失うこの快楽に少女が耐えられるはずもないのは言うまでも無いだろう。
根拠のない自信、自分だけは大丈夫だと思ってレベリングに挑んで失神してきた女性達と同じように少女も限界を迎える。

「あっ・・・あっあっだめっ・・・だめぇっ・・・だめえええええええええええっ♡♡♡」

ちょろちょろと流れ出る小水、数年ぶりのおもらし、だがそれすらも気持ち良く羞恥心は一瞬で消し飛ぶ。
押し寄せる快楽は留まる事を知らず、どんどん強く強く少女の全身を脈打つように刺激し続ける・・・

「ほひぃ!!なんぁっんぉぃぎぃいいいいいいい!???!?!?!あっあぶぇぇびぃいいいいいいいいいいい?!?!?!」

当然強すぎる快楽は直ぐに少女の限界を超えて絶叫が始まる。
そして、慣れ始めた頃に更に強くなる快楽、絶え間なく襲い掛かる快楽に身を委ねるのは少女も同じであった・・・

「あ”ひぃ~~ぐがあ”あひはひぃあ”うっ・・・あっあっ・・・オッ・・・お”オ”オ”ォ”ォ”ッ”♡♡♡」

白目を剥いて過呼吸の様な呼吸をしながら絶叫を始める・・・
既に意識は無いのだろう、全身から脱力を感じさせるが快感の波がそれを許さず痙攣と共に体が反応する。
壊れた機械人形の様に動く少女はそのまま翌朝まで意識を失うのであった・・・







「お疲れ様ですユウキ様」
「ありがとう、この子で最後なのかな?」

疲れ切った様子のユウキ、それはそうであろうこの8日間延々と女性達とSEXし続けたのだから。
幾ら回復魔法やアイテムで回復出来る上に、バイオキャタピラーを使用したレベル上げで勃起し続けていたとはいえ限界がある。
勇者としての責務だとアリア姫からの指示で今日まで頑張ってきたのだ。

「はい、それでご入浴を済ませられましたらアリア姫様の所へお願いします」
「分かったよ」

今現在、ハナ、ローザ、シズ、リリシア、アイリスの5人はユウキの部屋で絶頂している。
今朝の中出しレベリングの副作用は明日まで解けないのだ。
ユウキは指示通り入浴を済ませアリア姫の部屋を目指した。
なお、ユウキに何度かレベリングされたメイド達が胸でユウキの体を洗ったのは言うまでも無いだろう。
彼女達もユウキと一つになった事で他の男では満足できない体になっていた。

「失礼します。ユウキです」

アリア姫の部屋、その前に立ったユウキはノックをする。
だが中から返事は来ず付き添いの赤髪メイドと顔を見合わせ首を傾げる。

「アリア姫は何処へ?」
「いえ、今日は会議の後ずっとお部屋にいらっしゃるはずなのですが・・・」

そう話し、ユウキはアリア姫の部屋の扉に手を伸ばす。
だが・・・

「お待ちくださいユウキ様」
「えっ?」
「へっ?」

アリア姫の扉に手を掛けたユウキを止めようとする赤髪メイド。
彼女は知っていた、アリア姫の部屋の扉は不思議な力で封印されておりアリア姫にしか開ける事が出来ない事を・・・
だからこそユウキが押して扉が開いた事実に驚きの声を上げた。
そして、二人はそれを目撃してしまう・・・

「うそっなんで・・・?!」
「だ、大丈夫か!?」

部屋の中央、そこに天井からロープで吊るされた見覚えのある女性。
裸のまま両手を縛られ爪先立ちのまま身動きが取れない見覚えのある彼女。
二人は彼女に駆け寄りその体に触れた。
その瞬間、脳裏に走る違和感・・・
彼女に触れるまで二人はそれを口にすることは無かった・・・
何故ならば、覚えていなかったからだ。

「リン!」
「リン様!?」

魔物に占領された村から救出された彼女、聖女リリシアの『浄化』ですら解除されない程の魔物の精液を受け続けた彼女。
ローザによってユウキの元へ届けられた彼女はユウキの姿を見るなり発情した。
それは延々と雄の魔物に犯され続け、その精液中毒になった事で常にSEXをしていなければ狂ってしまう状態で救出されたリンであった。
彼女のスキル『不屈』により魔物の村で唯一自我を保ち続けた彼女、そしてユウキの膣内射精にすらも耐えた彼女はユウキからの抜かずの連続膣内射精を受けた唯一の女性。
それにより謎のレベル『☆☆』になり、全てのスキルを失いひ弱になった。
その後はアリアハノ城でメイドの一人として働いていた筈の彼女であったが、ユウキも赤髪メイドもリンの名どころか姿を見るまで彼女の事を覚えていなかったのだ。

「今、回復します」
「リン!?息はしている・・・けど意識が戻らないな・・・」
「えっなんで?」

ユウキが呼吸を確認し、赤髪メイドが回復魔法を使用するのだがリンの手首のロープ跡すら消えない。
そもそも魔法自体が彼女に効果を示していなかったのだ。
そして、部屋に居る筈のアリア姫の姿も無くユウキと赤髪メイドは頷き合い彼女を連れて部屋を出ようとするのだが・・・

「ダメッやっぱり開かないです!」

背中にシーツを巻いたリンをおんぶしたユウキ、扉を開けようと赤髪メイドがドアに触れるが全く開く気配が無いのだ。
そして、ユウキが扉に触れると・・・

「開く・・・」
「勇者・・・だからですか?」
「・・・分からない」

ユウキが押した事で開いた扉、一度開けば赤髪メイドでも開く事が出来る様で二人はそのまま部屋を後にする。
そのままユウキの部屋に戻った二人は5人が絶頂で意識を失っている横にリンを寝かせた。

「しかし一体どういう事なんだ?」
「分かりません、リン様の事私・・・覚えていなかったんです」
「俺もだ・・・アリア姫も居ないし一体どうなってるんだ?」

訪れる違和感、明後日は決戦だというのに新たな謎が生まれたアリアハノ城でこの日、アリア姫もその姿を消したのであった・・・
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