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第1話 俺の危機?!
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俺の名前は「断末 明(だんまつあきら)」という。
今、俺の身に起きているとんでもない現実に我が目を疑いながら俺はこの日記を書き記している・・・
全てはあの日から始まった・・・
中学を卒業してから進学も就職もしなかった俺はニート生活を満喫していた。
両親は海外で活躍するデザイナーで数ヶ月に1回しか日本に帰ってこない。
でもその両親の稼ぎは長者番付に毎年ランクインする位凄く「断末デザイン」と言えば世界中で認められるブランドとなっている。
その為、既に大金持ちとなっている俺は将来を遊んで暮らしても何の問題も無いのである!
だから義務教育を終えた俺は引きこもった。
だって、日に焼けるの嫌だし働かなくても一生掛かっても使い切れないお金があるし学びたい事なんて皆無。
そんな俺だったが17歳の時にネット通販のアメゾンで購入したエロゲーにどっぷりハマッてしまいそれ以降エロゲー三昧な毎日を送っている。
10代の性欲舐めんな!ってくらい毎日エロにエロを積み重ね既に俺はエロマスターとして自負しても良いくらいのエロ魔人となっている。
エロは地球を救う!まさにその通りだ!エロが無かったら俺は自殺していたかもしれない!エロ万歳!
そんな俺に突然降りかかった悪夢の様な出来事だった。
明日俺は18歳になる。
しかし、それは誕生日前日の2月5日に起こった。
朝起きたら俺の周りに3人の人影が立っていたのだ!
慌てて飛び起きた俺の目に飛び込んできたのは更にとんでもない現実だった。
1人は白いドレスの様な服装をしていたのだがその背中には美しく白い羽が生えており、その頭上には金色に光る輪が輝いていた!
もう1人は肌を露出した艶かしい下着姿で全身が黒色、紫の羽と頭には黄色の角、そして尻尾の様な物があった。
最後の1人はどこからみても普通の人間、大きめの服を着て優しげな表情をこちらに向けて微笑んでいる。
目を覚ましたら3人の女性が立っておりどうみても2人は天使と悪魔という感じだ。
これはあれか・・・エロゲーが現実になるという企画物のAVなのか?!
そんな事を考えていた俺の脳内に声が響いたのだった。
「明・・・貴方は選ばれました。」
突然頭の中に響いた声に俺は驚いた。
生まれて17年、耳以外の場所で音を聞いた事は無かったからである。
そして、その声は続けた。
「貴方にはこれから辛い試練を与える事になり本当に申し訳なく思います」
天使が俺にすまなそうに顔を歪め頭を下げた。
俺はなんの事か分からないままその揺れる胸ばかり見ていた。
「これから24時間以内に1度射精を行う事が出来れば貴方は助かります。」
ん?今何て言った?
美しい美女の正確には口ではない部分だがその美女から射精という言葉が出たのに反応する俺。
「ですが24時間以内に射精をする事が出来なければ貴方の睾丸は破裂し貴方は死にます。」
えっ・・・
俺は思わず血の気が引くサーという音を実際に聞いた気がした。
今なんて言った?睾丸が破裂して死ぬ?!
俺が今まで読んだエロ漫画でもそんな怒涛の展開は知らないぞ!?
家族が増えるタエちゃんと並ぶそんな悲劇が俺に?!
「どうか、最後まで希望を捨てず頑張って下さい」
そう言い残して3人は姿を消したのだった。
えっ?今の何?
突然目の前から姿が消えた美女3人・・・
そのありえない出来事に夢を見ていたのかと思うんだが・・・
布団の上で唖然としていたら目の前に光が降りてきてそこには再び天使の姿があった。
「しっ!静かに!」
人差し指を立てて口元に当て天使は俺が言葉を発するのを阻害する。
「本当にすみません、微力ですが力を貸しておきますね」
そう言って天使が手の平を俺の顔の前に当てると光が発生し俺の中に消えていった。
「あなたの性欲を10倍に引き上げました。これで直ぐに射精が終わると思いますので安心して下さいね」
そう言って天使は再びその姿を消した。
体内からムラムラってしてくるのを感じた時に再び光が降りてきてそこには先程の悪魔の姿があった。
その悪魔は俺の姿を見るやら口元をニヤリとさせて俺に何かの黒い光を放ち俺の体内に消えた。
「ふふふ・・・これでアンタは不能になった。この勝負は私の勝ちだ!」
そう言い残し悪魔はその姿を消した。
そして、恐るべき事態が発生した。
24時間以内に射精をしないと俺は睾丸を破裂して死ぬ。
だが天使の力により性欲が10倍に引き上げられ体の中から悶々とした欲望が溢れ出している・・・
しかし、俺のアソコは全く反応を示さなかった・・・
えっ? これって・・・インポ?
こうして俺の永遠とも思える地獄の24時間が始まったのであった。
今、俺の身に起きているとんでもない現実に我が目を疑いながら俺はこの日記を書き記している・・・
全てはあの日から始まった・・・
中学を卒業してから進学も就職もしなかった俺はニート生活を満喫していた。
両親は海外で活躍するデザイナーで数ヶ月に1回しか日本に帰ってこない。
でもその両親の稼ぎは長者番付に毎年ランクインする位凄く「断末デザイン」と言えば世界中で認められるブランドとなっている。
その為、既に大金持ちとなっている俺は将来を遊んで暮らしても何の問題も無いのである!
だから義務教育を終えた俺は引きこもった。
だって、日に焼けるの嫌だし働かなくても一生掛かっても使い切れないお金があるし学びたい事なんて皆無。
そんな俺だったが17歳の時にネット通販のアメゾンで購入したエロゲーにどっぷりハマッてしまいそれ以降エロゲー三昧な毎日を送っている。
10代の性欲舐めんな!ってくらい毎日エロにエロを積み重ね既に俺はエロマスターとして自負しても良いくらいのエロ魔人となっている。
エロは地球を救う!まさにその通りだ!エロが無かったら俺は自殺していたかもしれない!エロ万歳!
そんな俺に突然降りかかった悪夢の様な出来事だった。
明日俺は18歳になる。
しかし、それは誕生日前日の2月5日に起こった。
朝起きたら俺の周りに3人の人影が立っていたのだ!
慌てて飛び起きた俺の目に飛び込んできたのは更にとんでもない現実だった。
1人は白いドレスの様な服装をしていたのだがその背中には美しく白い羽が生えており、その頭上には金色に光る輪が輝いていた!
もう1人は肌を露出した艶かしい下着姿で全身が黒色、紫の羽と頭には黄色の角、そして尻尾の様な物があった。
最後の1人はどこからみても普通の人間、大きめの服を着て優しげな表情をこちらに向けて微笑んでいる。
目を覚ましたら3人の女性が立っておりどうみても2人は天使と悪魔という感じだ。
これはあれか・・・エロゲーが現実になるという企画物のAVなのか?!
そんな事を考えていた俺の脳内に声が響いたのだった。
「明・・・貴方は選ばれました。」
突然頭の中に響いた声に俺は驚いた。
生まれて17年、耳以外の場所で音を聞いた事は無かったからである。
そして、その声は続けた。
「貴方にはこれから辛い試練を与える事になり本当に申し訳なく思います」
天使が俺にすまなそうに顔を歪め頭を下げた。
俺はなんの事か分からないままその揺れる胸ばかり見ていた。
「これから24時間以内に1度射精を行う事が出来れば貴方は助かります。」
ん?今何て言った?
美しい美女の正確には口ではない部分だがその美女から射精という言葉が出たのに反応する俺。
「ですが24時間以内に射精をする事が出来なければ貴方の睾丸は破裂し貴方は死にます。」
えっ・・・
俺は思わず血の気が引くサーという音を実際に聞いた気がした。
今なんて言った?睾丸が破裂して死ぬ?!
俺が今まで読んだエロ漫画でもそんな怒涛の展開は知らないぞ!?
家族が増えるタエちゃんと並ぶそんな悲劇が俺に?!
「どうか、最後まで希望を捨てず頑張って下さい」
そう言い残して3人は姿を消したのだった。
えっ?今の何?
突然目の前から姿が消えた美女3人・・・
そのありえない出来事に夢を見ていたのかと思うんだが・・・
布団の上で唖然としていたら目の前に光が降りてきてそこには再び天使の姿があった。
「しっ!静かに!」
人差し指を立てて口元に当て天使は俺が言葉を発するのを阻害する。
「本当にすみません、微力ですが力を貸しておきますね」
そう言って天使が手の平を俺の顔の前に当てると光が発生し俺の中に消えていった。
「あなたの性欲を10倍に引き上げました。これで直ぐに射精が終わると思いますので安心して下さいね」
そう言って天使は再びその姿を消した。
体内からムラムラってしてくるのを感じた時に再び光が降りてきてそこには先程の悪魔の姿があった。
その悪魔は俺の姿を見るやら口元をニヤリとさせて俺に何かの黒い光を放ち俺の体内に消えた。
「ふふふ・・・これでアンタは不能になった。この勝負は私の勝ちだ!」
そう言い残し悪魔はその姿を消した。
そして、恐るべき事態が発生した。
24時間以内に射精をしないと俺は睾丸を破裂して死ぬ。
だが天使の力により性欲が10倍に引き上げられ体の中から悶々とした欲望が溢れ出している・・・
しかし、俺のアソコは全く反応を示さなかった・・・
えっ? これって・・・インポ?
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