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第63話 DDR SOLO-BASS MIX-可動!
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空に暗黒物質が現れた。
闇よりも尚暗い空中に浮かぶそれはドラゴンだったモノである。
あまりにも巨大、あまりにも邪悪、あまりにも不快。
目にした全ての人間だけでなく魔族すらもそれに絶望の2文字を叩きつけられた。
「なん・・・だ・・・あれは・・・」
龍の体に蝿の手足、羽はドラゴンの物と蝿の物の両方が生えたあまりにも歪であまりにもおぞましい姿が形成されて誰もが恐怖に打ち震えた。
そして、その姿を固定したドラゴンは視線を地上へと移した。
そう、そこには魔族の中でトップの魔力を保有する3柱の1人、魔獣王ライオルの姿が在った。
その横には魔王サタンの妻である妖鳥シレーヌの姿も在りドラゴンは舌舐め摺りをしながらその目を向けた。
先程食らったベルゼブブの魔力を取り込み進化した事からその2体を食らえば更なる進化をする事が出来ると判断したのだ。
「ぐるるるるる・・・・」
まさしく獲物を狙う肉食獣、その視線に捕らえられた二人は動く事すらも許されず体を硬直させていた。
そのまま口を開いたドラゴンは一瞬にして2人の元へ急降下した。
その初速はその場から消えたかのように錯覚させ遅れて空気が周囲へ暴風を起こすほど、二人だけでなく魔族の誰もが一体何が起こったのか理解する事すら不可能であった。
ただ1人を除いて・・・
「ごるぁああああ!!!!!」
「ギョォォオオオオオオ!!!!!!??」
口が魔獣王ライオルと妖鳥シレーヌを包み込む直前でソレはドラゴンの胴体に激突しその体を吹き飛ばした!
空に浮かぶ巨体が全長2メートルにも届かない物に吹き飛ばされたのだから誰もが口を開けたままその光景を唖然として見ていた。
そして、その人影は地上へ着地して吹き飛んだドラゴンに向かって叫ぶ!
「おんどりゃ!人の女房になにしとんじゃわれ!!!」
そこに立っていたのは魔王サタンであった。
その光景が一番信じられないのは魔獣王ライオルであった。
姉であるシレーヌの旦那でもある魔王サタン、魔獣王ライオル、ベルゼブブは魔族の中でも3柱と呼ばれるくらい強大な魔力と強さを持っていた。
だがそれは殆ど等しいレベルでの話である、事実ベルゼブブは一切の抵抗すら出来ないまま捕食されてしまった。
更に自分も先程の攻撃に反応すら出来ずに喰われる寸前であったのだ。
「シレーヌ、言いたい事が色々あるかもしれんが今は後回しだ!」
「あ・・・あなた・・・」
「お母さん、おじさんこっち」
何かを言おうとしたシレーヌであったが後ろから娘であるマインに声を掛けられて振り向く。
彼女の特技、影魔法で魔王サタンの影に潜んでいたマインは外へと飛び出し妖鳥シレーヌと魔獣王ライオルを近くの影の中に誘導する。
「お父さん、私のダーリン紹介するまでは死んじゃ駄目だからね」
「さっさと行け、時間稼ぎしたら戻るから」
さり気なくロクドーの事をダーリン呼ばわりした上に、紹介した後は死んでも良いと言われたと考えた魔王サタンは少し悲しそうな表情を見せるが気を取り直してこちらを睨み付けるドラゴンに対峙する。
魔獣王ライオルとの力の差は本来であれば殆ど無い筈なのだが現在の魔王サタンは以前の彼とは大きく異なっていた。
それは音ゲーをプレイした事により魔力が上昇し反射神経やリズム感、集中力が遥かに強化されていたのだ。
ただの魔族の魔力であれば触れるだけでドラゴンに吸収されてしまうのだが音ゲーで強化された魔力は質が少しだけ変化していた。
魔属性の魔力が闇属性に変化した様な微細な変化ではあったがそのお陰でドラゴンは魔王サタンの魔力を吸収できなかったのだ。
「さて、倒すのは無理でも少しでも時間稼ぎが出来るかだな・・・」
近くにはまだ逃げ遅れている魔族の者達が居る、その者達が安全な場所に逃げ切れるまでは魔王サタンはコノ場を離れる気は無かった。
一方その頃、コンマイ国の城壁の上では魔王サタンの攻撃を見ていたガイルは一つの作戦を思いついていた。
だがそれには今以上に魔力の供給が必要となる・・・
「ロクドーさん、なんかもっとコンパクトで激しく魔力を集められる音ゲーなんて無いのか?」
周囲に持ってこられたギタドラ、寺、ビートDJマニア、DDR、ポップン、ドリーマーオーディションと言う6種類の音ゲー。
だが既にその筐体で得られる魔力ではベルゼブブを取り込んだドラゴンをどうにかできるとは到底思えなかった。
次にこちらを攻められれば一環の終わり、そう考えたからこそエミの膝枕で介抱されながらアリスにお薬を飲ませてもらっているロクドーに問いかける。
周囲の独身の者の刺す様な視線が集まる中、女同士の熾烈な争いも行なわれているのだがそれを気にした様子も無くロクドーは答える。
「2人の開放のお陰で魔力が少しは回復したから出来ない事は無いが・・・出すともう1発放つのは無理だぞ」
これはドラゴンを倒して国を救う為に必要な事なのだとアピールをしながらも答えるロクドー。
あの一撃を使わなければドラゴンを倒すのは不可能だと考えた結果である、だがそれを放ったところでドラゴンの障壁は突破できない、完全に八方塞ではあったが・・・
「それでいい、あの障壁をどうにかしないとどちらにしてもどうしようもないからな」
遠くでは魔王サタンの攻撃でドラゴンが翻弄されていた。
だがそれも長くは持たないだろう、魔王サタンの攻撃ですらあの障壁を突破する事は不可能なようなのだ。
「ならうってつけの音ゲーがある、これは完全に1人でプレイする音ゲーでコンパクトでなにより・・・」
「音は大きく響くか?」
「あっ?あぁ、そこは保障するぜ」
「なら頼む!それが無けりゃ勝てないだろうからな」
そう言われロクドーは起き上がった。
現在の回復した魔力を限界まで使用すれば6台は出せる、それくらいコストも低い音ゲー・・・
その名は・・・
「スキル『創造具現化』を発動!」
まばゆい光の粒子が集まりそれを形作っていく・・・
その筐体の形を見て誰もが驚きの表情を浮かべていた。
薄く縦長な本体に薄い矢印が6つ設置されたパネル。
コンパクトに独特の形を見せるその筐体こそが・・・
『DDR SOLO-BASS MIX-』である!
従来の4パネルを斜め前の2方向を増やして6パネルにしたこの筐体。
縦長な本体の為に斜め上を向いていた画面が正面を向く形となり低身長のプレイヤーは天井の光に悩まされる事もある悲しい仕様。
後ろに在ったバーを無くしてバランスを崩した時に体を支える事も不可能にしたのはかなりのプレイヤーに不評を買った。
更に本来のDDRでは1枚の矢印パネルの内部に4つのディップスイッチを内臓していたのに対してSOLOでは中央に1つのディップスイッチのみを使用している。
これにより値段を極限まで押さえ(通常であれば4×8の32個が必要なのが6個で済む)更に全曲新曲と言う大盤振る舞いなこの音ゲー。
斜めが入った事で上がった難易度に一部のコアなファンには大ヒットしたのだが一般プレイヤーを遠ざけた悲しい筐体である。
「こ・・・これは?!」
「悪いな、6台が限界だ。とりあえずこれで何とかなるか?」
「あぁ、とりあえず運ばせてプレイさせてみよう」
現在はドラゴンを魔王サタンが抑えているので音ゲーをプレイすれば魔力は全てロクドーの回復に回せる。
先行者のバリアに必要な魔力は必要な時に切り替えて送り込めばいいのだ。
そして、あちこちで響き渡るのは絶叫と言う名の悲鳴であった。
「なんだこれ難しすぎる?!」
「股が?!股が?!」
「やべぇ?!何処踏んでるか分からん?!」
画面に表示されている矢印の並びも←と→の直ぐ内側に斜めが追加されているので非常に難易度が高かった。
特に画面上の左右の距離が離れた事でいつもよりも足を大きく開いてジャンプしたせいで外側へ足を踏み外す者まで現れていた。
しかし、そんな中1人の少女が華麗に踏んで踊っていた。
「何これやばーいwww」
そう、魔王サタンの娘の1人であるマイであった。
音ゲーと言うのは不思議なモノで誰か一人が上手く踏めるようになった瞬間に同じ様に上手い者が現れる。
マイの踏み方を理解したのか遅れて何人か上手く恐る恐るではあるが上手く踏み始めている者が現れていた。
そして・・・その曲は姿を現した。
『PARANOIA EVOLUTION』
DDRシリーズでお馴染みとなったボス曲の代名詞である。
恐るべきはその速度、初代DDRでBPM180(ジョギング位の速度)を超えるDDR2NDでBPM190(早歩き位の速度)であったが・・・
更に加速しBPM200と言うとんでもない速度で矢印が上昇してくる曲なのだ。
以前も書いたとおりBPMとは1分間に4拍子を合計何回カウントするかの速度で、このBPM200と言うのはまさしく異常と言って良いほどの速度である。
救命措置としての心臓マッサージは1分間に100回以上と言われるのでその倍の速度が途切れる事無く襲ってくると言われればその恐ろしさがよく分かると思う。
そして、それが・・・2方向増えた状態で襲ってくるのだ!
「ふぇぇ・・・こんなん無理だよ・・・」
流石のマイもファイナルステージに出現したボス曲の前にバランスを崩してしまい閉店してしまった。
ここで後ろのバーが無い事が更に拍車を掛けていたのだ。
そして、誰もが気付いている・・・これが一番簡単なノーマル譜面でこの上にANOTHER譜面、そして更にMANIAC譜面が存在する事に・・・
闇よりも尚暗い空中に浮かぶそれはドラゴンだったモノである。
あまりにも巨大、あまりにも邪悪、あまりにも不快。
目にした全ての人間だけでなく魔族すらもそれに絶望の2文字を叩きつけられた。
「なん・・・だ・・・あれは・・・」
龍の体に蝿の手足、羽はドラゴンの物と蝿の物の両方が生えたあまりにも歪であまりにもおぞましい姿が形成されて誰もが恐怖に打ち震えた。
そして、その姿を固定したドラゴンは視線を地上へと移した。
そう、そこには魔族の中でトップの魔力を保有する3柱の1人、魔獣王ライオルの姿が在った。
その横には魔王サタンの妻である妖鳥シレーヌの姿も在りドラゴンは舌舐め摺りをしながらその目を向けた。
先程食らったベルゼブブの魔力を取り込み進化した事からその2体を食らえば更なる進化をする事が出来ると判断したのだ。
「ぐるるるるる・・・・」
まさしく獲物を狙う肉食獣、その視線に捕らえられた二人は動く事すらも許されず体を硬直させていた。
そのまま口を開いたドラゴンは一瞬にして2人の元へ急降下した。
その初速はその場から消えたかのように錯覚させ遅れて空気が周囲へ暴風を起こすほど、二人だけでなく魔族の誰もが一体何が起こったのか理解する事すら不可能であった。
ただ1人を除いて・・・
「ごるぁああああ!!!!!」
「ギョォォオオオオオオ!!!!!!??」
口が魔獣王ライオルと妖鳥シレーヌを包み込む直前でソレはドラゴンの胴体に激突しその体を吹き飛ばした!
空に浮かぶ巨体が全長2メートルにも届かない物に吹き飛ばされたのだから誰もが口を開けたままその光景を唖然として見ていた。
そして、その人影は地上へ着地して吹き飛んだドラゴンに向かって叫ぶ!
「おんどりゃ!人の女房になにしとんじゃわれ!!!」
そこに立っていたのは魔王サタンであった。
その光景が一番信じられないのは魔獣王ライオルであった。
姉であるシレーヌの旦那でもある魔王サタン、魔獣王ライオル、ベルゼブブは魔族の中でも3柱と呼ばれるくらい強大な魔力と強さを持っていた。
だがそれは殆ど等しいレベルでの話である、事実ベルゼブブは一切の抵抗すら出来ないまま捕食されてしまった。
更に自分も先程の攻撃に反応すら出来ずに喰われる寸前であったのだ。
「シレーヌ、言いたい事が色々あるかもしれんが今は後回しだ!」
「あ・・・あなた・・・」
「お母さん、おじさんこっち」
何かを言おうとしたシレーヌであったが後ろから娘であるマインに声を掛けられて振り向く。
彼女の特技、影魔法で魔王サタンの影に潜んでいたマインは外へと飛び出し妖鳥シレーヌと魔獣王ライオルを近くの影の中に誘導する。
「お父さん、私のダーリン紹介するまでは死んじゃ駄目だからね」
「さっさと行け、時間稼ぎしたら戻るから」
さり気なくロクドーの事をダーリン呼ばわりした上に、紹介した後は死んでも良いと言われたと考えた魔王サタンは少し悲しそうな表情を見せるが気を取り直してこちらを睨み付けるドラゴンに対峙する。
魔獣王ライオルとの力の差は本来であれば殆ど無い筈なのだが現在の魔王サタンは以前の彼とは大きく異なっていた。
それは音ゲーをプレイした事により魔力が上昇し反射神経やリズム感、集中力が遥かに強化されていたのだ。
ただの魔族の魔力であれば触れるだけでドラゴンに吸収されてしまうのだが音ゲーで強化された魔力は質が少しだけ変化していた。
魔属性の魔力が闇属性に変化した様な微細な変化ではあったがそのお陰でドラゴンは魔王サタンの魔力を吸収できなかったのだ。
「さて、倒すのは無理でも少しでも時間稼ぎが出来るかだな・・・」
近くにはまだ逃げ遅れている魔族の者達が居る、その者達が安全な場所に逃げ切れるまでは魔王サタンはコノ場を離れる気は無かった。
一方その頃、コンマイ国の城壁の上では魔王サタンの攻撃を見ていたガイルは一つの作戦を思いついていた。
だがそれには今以上に魔力の供給が必要となる・・・
「ロクドーさん、なんかもっとコンパクトで激しく魔力を集められる音ゲーなんて無いのか?」
周囲に持ってこられたギタドラ、寺、ビートDJマニア、DDR、ポップン、ドリーマーオーディションと言う6種類の音ゲー。
だが既にその筐体で得られる魔力ではベルゼブブを取り込んだドラゴンをどうにかできるとは到底思えなかった。
次にこちらを攻められれば一環の終わり、そう考えたからこそエミの膝枕で介抱されながらアリスにお薬を飲ませてもらっているロクドーに問いかける。
周囲の独身の者の刺す様な視線が集まる中、女同士の熾烈な争いも行なわれているのだがそれを気にした様子も無くロクドーは答える。
「2人の開放のお陰で魔力が少しは回復したから出来ない事は無いが・・・出すともう1発放つのは無理だぞ」
これはドラゴンを倒して国を救う為に必要な事なのだとアピールをしながらも答えるロクドー。
あの一撃を使わなければドラゴンを倒すのは不可能だと考えた結果である、だがそれを放ったところでドラゴンの障壁は突破できない、完全に八方塞ではあったが・・・
「それでいい、あの障壁をどうにかしないとどちらにしてもどうしようもないからな」
遠くでは魔王サタンの攻撃でドラゴンが翻弄されていた。
だがそれも長くは持たないだろう、魔王サタンの攻撃ですらあの障壁を突破する事は不可能なようなのだ。
「ならうってつけの音ゲーがある、これは完全に1人でプレイする音ゲーでコンパクトでなにより・・・」
「音は大きく響くか?」
「あっ?あぁ、そこは保障するぜ」
「なら頼む!それが無けりゃ勝てないだろうからな」
そう言われロクドーは起き上がった。
現在の回復した魔力を限界まで使用すれば6台は出せる、それくらいコストも低い音ゲー・・・
その名は・・・
「スキル『創造具現化』を発動!」
まばゆい光の粒子が集まりそれを形作っていく・・・
その筐体の形を見て誰もが驚きの表情を浮かべていた。
薄く縦長な本体に薄い矢印が6つ設置されたパネル。
コンパクトに独特の形を見せるその筐体こそが・・・
『DDR SOLO-BASS MIX-』である!
従来の4パネルを斜め前の2方向を増やして6パネルにしたこの筐体。
縦長な本体の為に斜め上を向いていた画面が正面を向く形となり低身長のプレイヤーは天井の光に悩まされる事もある悲しい仕様。
後ろに在ったバーを無くしてバランスを崩した時に体を支える事も不可能にしたのはかなりのプレイヤーに不評を買った。
更に本来のDDRでは1枚の矢印パネルの内部に4つのディップスイッチを内臓していたのに対してSOLOでは中央に1つのディップスイッチのみを使用している。
これにより値段を極限まで押さえ(通常であれば4×8の32個が必要なのが6個で済む)更に全曲新曲と言う大盤振る舞いなこの音ゲー。
斜めが入った事で上がった難易度に一部のコアなファンには大ヒットしたのだが一般プレイヤーを遠ざけた悲しい筐体である。
「こ・・・これは?!」
「悪いな、6台が限界だ。とりあえずこれで何とかなるか?」
「あぁ、とりあえず運ばせてプレイさせてみよう」
現在はドラゴンを魔王サタンが抑えているので音ゲーをプレイすれば魔力は全てロクドーの回復に回せる。
先行者のバリアに必要な魔力は必要な時に切り替えて送り込めばいいのだ。
そして、あちこちで響き渡るのは絶叫と言う名の悲鳴であった。
「なんだこれ難しすぎる?!」
「股が?!股が?!」
「やべぇ?!何処踏んでるか分からん?!」
画面に表示されている矢印の並びも←と→の直ぐ内側に斜めが追加されているので非常に難易度が高かった。
特に画面上の左右の距離が離れた事でいつもよりも足を大きく開いてジャンプしたせいで外側へ足を踏み外す者まで現れていた。
しかし、そんな中1人の少女が華麗に踏んで踊っていた。
「何これやばーいwww」
そう、魔王サタンの娘の1人であるマイであった。
音ゲーと言うのは不思議なモノで誰か一人が上手く踏めるようになった瞬間に同じ様に上手い者が現れる。
マイの踏み方を理解したのか遅れて何人か上手く恐る恐るではあるが上手く踏み始めている者が現れていた。
そして・・・その曲は姿を現した。
『PARANOIA EVOLUTION』
DDRシリーズでお馴染みとなったボス曲の代名詞である。
恐るべきはその速度、初代DDRでBPM180(ジョギング位の速度)を超えるDDR2NDでBPM190(早歩き位の速度)であったが・・・
更に加速しBPM200と言うとんでもない速度で矢印が上昇してくる曲なのだ。
以前も書いたとおりBPMとは1分間に4拍子を合計何回カウントするかの速度で、このBPM200と言うのはまさしく異常と言って良いほどの速度である。
救命措置としての心臓マッサージは1分間に100回以上と言われるのでその倍の速度が途切れる事無く襲ってくると言われればその恐ろしさがよく分かると思う。
そして、それが・・・2方向増えた状態で襲ってくるのだ!
「ふぇぇ・・・こんなん無理だよ・・・」
流石のマイもファイナルステージに出現したボス曲の前にバランスを崩してしまい閉店してしまった。
ここで後ろのバーが無い事が更に拍車を掛けていたのだ。
そして、誰もが気付いている・・・これが一番簡単なノーマル譜面でこの上にANOTHER譜面、そして更にMANIAC譜面が存在する事に・・・
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