世界最強の精技士 vs 絶対無敵の女魔王

昆布海胆

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後編 魔王シベリア、邪神と同化する

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邪神がシベリアへと与えた特性。
その中に攻撃系の特性は存在しなかった。
その理由は勿論、邪神自身がその体を乗っ取る為である。
シベリアの体を奪う際に反撃をされて撃退されるのを避ける為にそうしていた。
しかし、シベリア自身は他者を無意味に傷つける事を嫌がっていた為に自らそれを願い、迂闊にも邪神は予期せぬ特性を付与してしまった為に撃退されてしまったのだ。

「♡ あ”っ!」

困惑するシベリア、そして弘樹は彼女の予想を悉く裏切っていく・・・
今まで触り程度の愛撫で済ませされていた、その為シベリアは女の子の穴に対しても徐々に刺激されていくと予想していたのだ。
だが、彼女の予想に反して弘樹は下着を横にずらし指をその中に挿入してきたのだ。

「イ”・・・っぐぅ”・・・ッッ!!!」

ブシュッとアソコから液体が噴き出した。
おしっこを出してしまったと驚くシベリアであるが、弘樹が耳元で囁く・・・

「潮吹いちゃって、そんなに気持ち良かった?」

言葉で攻められ、目の前の男と目が合って更に全身に痙攣が走る。
だが、弘樹の指は優しく的確にシベリアの膣内を予想外のタイミングで刺激していく・・・

「んあ”っ!!?!」

再び噴き出す潮。
体がフルフルと震え絶頂を感じ取るのだが、今度は弘樹の手が止まらない・・・

「・・・あ”♡ ・・・・・・あ”あ”♡」

全身の穴だけでなく全ての皮膚から液体が溢れ出るのを感じながら言葉にならない声を発するシベリア。
絶頂が収まる前に再び絶頂がシベリアを襲い、再び痙攣と潮が起こる。

「イ”ッッ・・・ぐ・・・ッ!!!!」

歯を食いしばって絶頂に耐えるが、またしても弘樹の指が予期せぬタイミングでクリトリスに刺激を与えてきた。

「あ”あ”っっ!!? いや!!!」

呼吸が荒れ単発的な過呼吸の様にしか息が出来ない程シベリアはイキ狂い始めていた。
何処かの刺激を我慢しようとした瞬間に弘樹の指が違う場所を刺激し、体に力を入れれば耳に舌が襲い掛かる。
弱音なんて吐いた事の無いシベリアはこの極限状態から逃げる為についにその口から言葉が出る・・・

「止め・・・っ 止めて下さい・・・っ!!!」

息も絶え絶えの状況で初めて出した懇願の言葉。
その声に弘樹の指が・・・止まった。

「はぁっ・・・!!! はぁっ・・・!!!」

全身にヌルヌルした汗が残り、火照った体が空気の冷たさを感じさせる。
ガクガクと震え続けた体が少し、ほんの少しだけ落ち着きを取り戻した時であった。

「お願い一つ聞いてあげたんだから、次は俺の番だよね?」
「っ???!!!」

乳首とクリトリスが同時に刺激され、膣内に挿入されていた中指がヘソ側の膣内を刺激した。
その瞬間、停まり掛けていた痙攣が一瞬にして全開に再起動した!

「イク・・・ッッぅぅう”!!!」

ブシュッと再び噴き出す潮、だが今度の刺激は今までのとは段違いに凄かった。
弘樹の親指がクリトリスを刺激するのと同時に膣内を刺激された場所、そこはGスポットと呼ばれる性感帯である。
しかも弘樹、絶頂したシベリアにお構いなしにそこを刺激し続ける!

「ん”や”ぁ”あ”っっ!!?」

パンツもずでにグジュグジュでシーツに染みが大量に広がっているのにも関わらず再び噴き出す潮!
絶叫の様な声がシベリアの口から上がり頭の中が真っ白に染まっていく・・・

「は・・・った!! は・・・ッ!!! ――――っっふっん”ん”ん”―――~~~っ!!!」

気が狂うと言うのはこういう事を言うのだろう、そうシベリアの脳内に浮かんだと同時にそれはやって来た。
連続して絶頂に達する感覚が徐々に短くなっていき、絶頂した次の時に再び絶頂する無限地獄。
シベリアは遂にそこに到達した・・・

「・・・イ”ッ・・・ぢゃぅう”う”・・・ッッ!!! ん”ん”う”う”――――~っっ!!!」

咄嗟に弘樹の手をどけようと初めてシベリアはその手を動かした。
だが、特性に頼り切っていたシベリアの力は非常に弱く、弘樹の手を動かす事は出来なかった。
そして、その抵抗が弘樹の愛撫を全力にさせた!

「♡♡――――~~・・・あ”ッッ♡♡!!!だめ”ぇぇえ”・・・ッッ♡♡♡ い”や”ぁ”あ”ぁ”っっ♡♡!!!!」

もう出しきったと思っていた潮が再び噴き出すが弘樹の指は暴れまわる!
視界がチカチカし、脳が焼き切れるかのような快感に耐える為に脳内麻薬が分泌されているのか今までにない程の絶叫が響き渡る。
だがそれでも・・・弘樹の指は止まらなかった。

「ふっ・・・んぅう”う”ぅ”ぅ”う”う”う”っっ!!! あ”ッ♡!!? あ”♡!!!あ”あ”ッッ!!!」

羞恥心も何処へやら、目の前の男の視線も忘れシベリアは絶頂し続ける。
まるで壊れた人形の様に痙攣をし続けながら暴れる様に絶叫し続ける。
だが、気持ち良いだけではない、時折弘樹の指から与えられる痛み、それが飛びそうな意識をギリギリ保たせて再び絶頂させる。

「あ”っ♡ だ、だめですっ! ごん”な”の”っ!? それ”や”だ!! すぐイ”ッッく・・・ッッ!!!!」

一瞬我に返り拒絶の言葉を発するが、直ぐに連続する絶頂が襲い掛かりシベリアの思考は狂い・・・

「ッ―――――~~ッッ♡♡♡ う”――――ッッ!!!!う”――――~っっ!!!」

唸り声しか出せない程に絶頂の間隔が無くなりやがてそれはやって来た。

「や”っ♡♡♡♡♡!!?だめ”ぞれ”・・・っ ぞれ”い”や”です・・・っ!!!」

絶頂している状態が通常となった時に訪れる更に上の領域、絶頂2ndと弘樹は名付けていた。
この状態に到達するとあまりの快楽に通常のHでは満足できなくなると言われている程の領域。
そして、それと同時に糸が切れた様にシベリアは白目を剥いて意識を手放した。
感じた事の無い信じられない程の快楽、それに心身が耐えきれなかったのだ。

「おっと・・・」

ぐったりと白目を剥いたまま脱力したシベリアの体を弘樹は受け止めた。
そして、それは同時に・・・

『やった!その体貰った~!!』

邪神がシベリアの体を乗っ取る唯一無二のチャンスでもあった。
寝ていたとしても入り込む事の出来なかったシベリアの体に侵入する為に弘樹を利用した邪神、それがシベリアの体に飛び込む。
半透明のその何かが弘樹の腕の中でヒクヒクと痙攣し続けているシベリアの体に飛び込んだ時であった。

「やっと来たね、待ってたよ~♡」
『・・・えっ?!』

シベリアの意識を乗っ取り疲れ切った体を何とか動かせたと確信した時であった。
弘樹の言葉が耳元で聞こえ、その体が少しだけ浮かされる。
精神支配を終えて肉体支配を行っている最中だった為に邪神は抵抗する事無く、それを当てがわれた。
そして、徐々にシベリアの体の支配が進み、その体に未だ残る絶頂による快感の濁流を感じ取ったと同時であった。

「あ”お”お”お”ん”ん”!!!!」ズブブブブブ!!!

弘樹の男性器が一気に膣内に侵入し、一番奥まで到達したのである!
襲い掛かるのは未だ続く絶頂の中の絶頂2nd、それも今まで何も感じていなかった邪神にとってはいきなりの刺激!
熱い風呂にゆっくりではなく一気に入ったかのようにそれは凄まじかった!

「あ♡!!!お♡!!!! い”ぎゅ・・・ッッ!!!!」

底知れぬ恐怖、信じられない程の感覚、シベリア自身が感じていたモノよりも凄い絶頂。
絶頂2ndを超えた絶頂3rdと呼ぶべき快感が襲い掛かり後ろから激しく突き上げられる!

「・・・だめ”ッッ!!! それ” な”んか重たい”っ! 変なイキ方してる”!!!」

全身を上下に激しく突き上げられ、思考がバチバチと火花が散る様にフラッシュする。
邪神は恐怖した、今まで知らなかった世界を知ってしまったのだ。
まるでシベリアの意識が戻ってきたかのように女の声で喘ぐよりも叫ぶ!

「マジでや”め”て・・・っ!!! 怖い”ッッ!!!! イ”・・・ッ ぐぅ”ぅ”ぅ”・・・―ッッ!!!」

肉体を得たと同時に弘樹を葬ろうと考えていた邪神であるが、そんな余裕は微塵も残されていなかった。
一瞬にしてシベリアと同じ状態になり、精神体である邪神はその快感に抗う事すらも出来なくなっていた。

「お”ね”・・・っ お願い”・・・っ ちょっとだけでいいから休ませて・・・っ!! マジでや”ばい”から・・・っ」

邪神自身も想定外、だがしかしこれが弘樹が求めた本気のSEXであった。
全ては弘樹の考えた通り、シベリアでは本気のSEXに耐えきれなかったのだ。
だからこそ弘樹はシベリアの体に邪神が入り込むその瞬間まで我慢した、この本気SEXを堪能する為に!

「これ”・・・っ 頭焼き切れ”る”・・・っっ し♡ 死”ぬ”ぅ”ぅ”う”う”う”ッ!!!♡♡♡♡」

止まらない絶頂をし続けながら強制的に犯され絶頂させられる、限界突破とも言える絶頂は邪神すらも堕としていた。
だがそんな中、弘樹だけは至福の一時である・・・
全力でSEXしてもまだ壊れない相手とSEXをしているのだから・・・

「イ”ぐイ”ぐイ”ぐ♡♡!! ごめ”ん”な”さい!!! イ”ッぢゃいま”す・・・ッッ♡♡!!!!」

邪神はシベリアの脳内を必死に探索し、弘樹のSEXを止める方法を調べようとする。
だが、それが分かればシベリアも弘樹を止めていた事に気が付く・・・
襲い掛かる快楽の濁流は確実に邪神を削っていっていた。
必死に調べた結果、快感を与えてくれる弘樹を止める手段として邪神が選択したのが・・・

「すっ好きです・・・っ!! 好き・・・っ あ、愛してま”す・・・っ イ”きゅ・・・っ!!!」

本来であれば人間などと言う下等生物に送る筈もない言葉。
だが必死となった邪神は何も考えずにその言葉を発する!
それがどういう結末を引き起こすかとも考えずに・・・

「好きなんです・・・ッ!!♡ だ・・・っ男性として あ”♡ あ”な”たの事が好きです・・・っ♡♡ だからもう”止め・・・イ”ぐイ”ぐい”ぐイ”ッぐ・・・ッッ♡♡!!!!!」

言霊と言うモノが在る、発した言葉が力を持つこれは人間が口にするだけでも効果を発揮するものである。
だが、邪神ともなればその言霊の力は凄まじく、言った事が真実に限りなる近くなるのである。
結果・・・邪神の精神の中で弘樹に対する好意が膨れ上がり始める・・・

「あ”お”♡♡ ん”あ”ぁ”♡♡ 死んじゃう・・・っや”め”で・・・っ♡ イ”ぐ・・・っ♡♡」

愛する人との行為、そうであるならばこの気が狂う程の快感も至福に感じ始める・・・
やがてそれは徐々に大きくなり・・・

「ぐあ”お”お”ん”ん”っ♡♡♡ イ”ぐイ”ぐイ”ぐ♡♡♡♡ イ”ぐぅっ♡♡♡♡♡」

絶頂の上の絶頂、そのまた上の絶頂すらも通り越した先にあるそこに到達する。

「ほぎょぉぉおおお♡♡♡ ごほお”おおおおおお♡♡♡ おろほほおおおぇあへあえへ~♡♡♡♡」

溶ける、心が魂が融けて混ざり合う・・・
快感が本当に快感として感じ取れるように肉体が邪神の最後の力で変化していく・・・
弘樹のSEXが真に気持ち良く感じ取れるように強化されていき、邪神と言う存在は希薄されシベリアと一つになっていく・・・
ただただされるがままに弘樹にされていたシベリアの体や膣内は自然と弘樹が一番気持ちいいと感じる形へと変化していき・・・

「うっうぉっ絞まる?!でっでるっ!」
「おっひぃぃぃぃぃぃぃ♡♡!!!! 射精てるっ!! もおダメええええ♡♡♡」

弘樹の射精と共に振り返ったシベリアは弘樹との口づけを交わす・・・
そして、そのまま弘樹のを抜かずに向かい合い騎乗位での2ラウンド目へ・・・
それを見ていた男、のちに何処かへ消えてしまった魔王を討伐したとあがめられ英雄と呼ばれる事となるのはまた別の話・・・







「んお”っ♡ おっ♡ 精子キテるっ♡ あ”っ♡ あ”っ♡ これ大好きっ♡ すきなのっ♡」
「うっはぁ~抜かずの10発目だねシベリア」
「うん♡ でもあと1回・・・イイ?」
「あぁ、勿論さ」

元の世界に戻った弘樹と邪神を取り込んだシベリア、二人は今日も愛し合う。
邪神の力を得たシベリアは弘樹と共に人間社会に溶け込み、永遠に生き続けるのだがそれもまた別の話・・・

「愛してるわダーリン♡」
「俺もだよ、ハニー♡」


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