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後編 平和的に逆追放してやりました。
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「本当にどうしたんだ二人とも?」
「ううん、別に・・・」
「なんでもないわ、早く行きましょ」
「???」
ハンスはダンジョン1階層の階段を探しながら首を傾げていた。
昨夜23階層でセーラの様子がおかしくなってからジュリアまでおかしくなっていた。
正確には二人は姿を消して一緒に同行しているエドに文字通り身も心も奪われているのだが、ハンスがそんな事を知る由もない。
エドが倒した熊の魔物はセーラとジュリアを大きくレベルアップさせた後、ダンジョンに吸収されて消滅したのでハンスが一人自慰を行って戻ってきた時には何事も無かったかのように跡形も無かった。
だからこそ気付くはずもない、二人が自分よりも数レベル強くなっているなどと・・・
「1階層の秘宝も見つけたし、後は階段を・・・おっあそこっぽいな」
レベルアップで強くなっている二人であるがその動きは昨日よりも鈍い。
それもその筈、彼女達の膣内にはエドの精液が未だ活発に動き回っているのだから。
本来膣内に放たれた億に届く程の精子は酸性の膣内で9割が死滅すると言われている。
そして、子宮内に辿り着いた1千万程の精子は白血球に襲われ約1000個にまで死滅する。
その状態で卵管の中で卵子に出会える精子は100を割り、その中の1つが受精出来るとされているのである。
だが、エドの精子は酸性の膣内も白血球の攻撃も一切を素通りし、その数を減らす事無く元気に奥へと進んでいた。
本来であれば泳いで奥へと進む精子は、予定外の量が生き残っている為にお互いを押し合い異常な速度で進行をしていたのだ。
結果、二人の子宮内はエドの精子が活発に動き回りその中をあり得ない量で満たされていたのである。
ドクターフィッシュに足の角質を食べられている様に蠢く精子が子宮内を刺激し続けている状態が常時続いている状態なのであった。
「本当に大丈夫か二人とも?」
「えぇ、早く帰って横になりたいわ・・・」
「私もちょっと体調が優れませんわ・・・」
「・・・」
エドを追放して両手に花状態を期待していたハンスは少々面白くない。
これからエドの保険金とダンジョンの34階層までの秘宝の報酬でパーッと飲み食いし、二人を連れて今夜はホテルでお楽しみを期待していたのだから仕方ないだろう。
だが、二人の体調が優れないのであれば仕方ない、今日はおとなしくしてようとハンスは外への階段を登り始め、二人はそれに続く・・・
エドに胸を揉まれ、耳元でエドの声を聴きながら・・・
「えっと・・・おっしゃっている意味が分かりませんが」
「だーかーらー!俺達のパーティ保険で仲間が死亡した時の保険金を受け取りたいと言っているんだ!」
町に戻り冒険者ギルドに行ったハンスは受付嬢に詰め寄っていた。
冒険者ギルドではパーティメンバーが冒険を続けられなくなった時に受け取れる保険と言うモノがある。
一定金額を定期的に支払う事で怪我や病気の際にも金銭を受け取れるシステムで冒険者の殆どは加入しているモノである。
「それで・・・お亡くなりになったのはどちらの方で?」
「エドだよ!ここに書いてあるだろ?!」
そういうハンスから視線を外し受付嬢はその後ろを見る・・・
そこにはエドの腕を左右から抱きしめているセーラとジュリアの姿が在る・・・
二人とも頬を赤く染めており、ウットリと愛しい人に触れられる幸せを噛みしめていた。
「あの・・・冗談に付き合ってる時間はありませんので・・・ダンジョンの秘宝の換金だけさせて頂きますね」
「あっ!おいちょ・・・」
ハンスに付き合いきれないと受付嬢は提出されたマジックバックを手にして踵を返して奥へと消えていく、勿論振り返るとそこにはセーラとジュリアの姿しかない。
エドはハンスの視界に写り込まないようにスキル『バニシュ』で姿を消している。
物理攻撃が透けるエドは直前まで両腕を抱きしめられていたが、その腕をすり抜けて姿を消しているのだ。
「全く意味が分からないな」
「そうね・・・」
「どうでもいいわ・・・」
「どうしたんだ?二人とも?」
振り返れば何処か機嫌が悪そうな二人、全く意味の分からないハンスは困惑するばかりである。
それもその筈、エドはハンスの視界に写り込まないだけで周囲の人間には見える様に彼の死角をキープしてそこに居るのだから。
シーフや暗殺者といった特殊な技能を持つ者の中には存在を薄くして姿を見え難くする特技を持つ者も居る。
だからこそエドが少々見えにくくなっていたとしても誰一人気にも止めない。
特にハンス達一行のエドが隠れるのが得意と言うのは有名な話なのだから。
そうこうしていると、受付嬢が戻ってきた。
「お待たせしました」
「随分早かったな、とりあえず報酬受け取ったらさっきの話の続きを・・・」
「ダンジョンの秘宝6階層までの分、こちらが報酬となります」
「はっ?えっ?・・・ろ・・・6階層???」
ハンスが口をあんぐりと開けて目を丸くする。
それもその筈、エドを追放した最下層は34階層、一流冒険者がやっと到達できる階層である。
そこから持ち帰った報酬となれば一般市民が一生費やしても受け取る事が出来ない額に届く筈である。
だが、目の前に出されたのは日雇いで働いた者がひと月で受け取れるかどうかの額しかない。
それこそホテルになんて3人で泊まれば5日ほどしか持たない額であった。
「ど・・・どういう事だ?!あのマジックバックには34階層までの報酬が・・・」
「ハンス、落ち着いて」
「そうよ、現実を見ると良いですわ」
ハンスの肩に手が置かれ、セーラとジュリアのため息の混じった声が届く。
困惑したままハンスが振り返ると、そこにはエドの姿が在った・・・
「へっへぁ?!え、エド?!」
「どうしたんだい?リーダー?」
「だっだってお前は俺がついほ・・・」
そこまで言って慌てて自らの口を塞ぐハンス。
そう、自らパーティメンバーを追放して殺し保険金を騙し取ろうとしたのがバレれば重い罰則が科せられるのは当たり前である。
ここは冒険者ギルドで保険を担当もしている受付嬢の前に居るのだから・・・
「はぁ・・・やっぱりか」
「えっ?な、なにが・・・?」
「覚えてないんだねハンス、君が6階層で拾い食いしたキノコでおかしくなったから戻ってきた事を・・・」
「へぁ?!」
変な声が出てパニックになるハンス。
そして、それを肯定するかのようにセーラとジュリアも頷く。
その腕は再びエドの両腕を抱きしめ、今度こそ逃がさないとばかりにエドに密着していた。
「お、お前達・・・なんで・・・エドなんかに・・・」
「忘れちゃったの?あんたがおかしくなってからエドが私達をどれだけ助けてくれたのか」
「彼の介抱が無ければリーダー戻ってこれなかったわよ?」
そう、これはエドからの指示で口裏合わせである。
要は自分を追放した事を水に流し、これからも自分と一緒に居たいのだったら協力して欲しいとダンジョンを出る時に耳元で囁かれていたのだ。
昨夜の行為からすっかり堕とされてしまった二人はその言葉に歓喜した。
今なお彼女達の子宮内では死んでないエドの精子が二人を刺激し続けている、今なおHの余韻が続くような相性が良い相手なんて他に居る筈も無い。
何より、エドの口から・・・
『これからは二人を幸せに出来るくらい俺が稼ぐ、だから二人が良ければこれからも俺と一緒に3人でパーティを続けないか?』
と囁かれたのだ。
昨夜の行為もそうだが、エドの本当の力を知ってしまった二人は彼の異常性を理解してしまった。
なにより、二人とももしかしたらエドの子を孕んでいる可能性まであるのだ。
一夫多妻も珍しくないこの世界で、気心の知れた者同士であるセーラとジュリアはすんなりと彼の言葉を受け入れるのは自然な事でもあった。
たった一人であの熊の魔物すらも簡単に下半身丸出しのままでも倒してしまう程の実力の持ち主、彼ならばハンスと共に居るよりも稼げる上に彼自身からのプロポーズであったのだから・・・
「ふ、二人ともどうしたんだ?」
「はぁ・・・正直今回の事は本当にガッカリさせられたわリーダー」
「そうね、幻覚を見ていたとはいえ、私達の寝床を襲うなんて・・・エドが居なかったら何をされてたか分からないわ」
「はっ?!そ、そんな事してない!俺は無実だ!!!」
「ハンス・・・大丈夫、昨夜の君はおかしかっただけなんだから」
「エ・・・ド・・・・・・えっ?えっ?」
二人から告げられるとんでもない嘘・・・
だが4人パーティで3人がそう言うのだから周囲の人間がどちらを信じるかは安易に想像がつく。
まさかの自分がおかしくなった居たという言葉にハンスは頭を抱えてうねり出す。
だが受付嬢が支払ってきた報酬も6階層までの分、ダンジョンは秘宝を回収した階層の階段が下から上へと変化するシステム。
目の前に在る状況証拠が自分の記憶よりも3人の言葉が真実だと疑わざるを得ないのは仕方ないだろう。
何よりも、34階層で追放した筈のエドが目の前に居るのだから・・・
「そ・・・んな・・・」
「ハンス・・・君はちょっと休んだ方が良いと思うよ」
「そうよ、まだ少しおかしいみたいだわ」
「私を襲おうとした事は許せませんけどね!」
エドを追放して二人とイチャコラする予定がどうしてこうなっているのか理解できないハンス。
頭を抱えてその場に蹲るのは仕方のない事であった・・・
「あははっアイツの顔面白かったね」
「そうね・・・」
「うん・・・」
エドが笑いながら言う言葉にセーラとジュリアは何処か心苦しい表情を浮かべていた。
自分達が一度はエドを追放する事に加担したのは間違いないのだから。
町中でパーティを離れたハンスはこれからも生きていくのは問題ないだろう。
だがエドはダンジョンの34階層で追放された。
通常であれば死んでいるのが当然なのだから・・・
そして、彼等の持つもう一つのマジックバックには7階層~34階層の秘宝が入っている。
暫く金銭に困る事は無いだろう・・・
「さて、それじゃあどっちから欲しい?」
だが、目の前にいるエドがそれを許し二人と一緒に居たいと言った事で許されたと思いたかった。
そんな重い気持ちをエドに抱かれることで払拭しようと二人はしていたのだ。
「あはぁっ♡」
セーラが甘い喘ぎ声を上げる。
バックからエドに突っ込まれたチンポが頭の中を真っ白にしてくれる事を至福に感じていた。
「ギッチギチで凄い締めつけだよ」
「エドのも・・・凄く・・・硬いわ・・・」
パンパンッと鳴り響く肉と肉のぶつかる音。
痛みを伴う快感に幸せだとセーラは感じていた。
エドは自分を心から求めてくれる相手なのだと信じて疑わないのだ。
「うひ♡ うひ♡」
嬉しそうに体が感じる快感を素直に受け入れるセーラ。
だが、どこか演技っぽいのを見せているのは仕方ないだろう・・・
昨夜のアレとはやはり違い過ぎるのだから・・・
「お”う♡ お”っ♡」
普通に感じ、普通に喘ぐ・・・
そんな普通のSEX・・・
気持ち良くない訳ではない、でも何処か物足りない・・・
それを自己暗示的な物で誤魔化しているのだ。
「私にも・・・ちょうだい~♡」
ジュリアも同じように気持ちを切り替えエドに抱かれたいと甘えてきた。
胸を背中に押し付け抱き着く・・・
「あんっ♡」
「じゃあ次はジュリアな」
「んはぁ♡ んっ・・・ んん・・・ んっ・・・」
セーラの中から抜かれたヌルヌルのチンポが今度はジュリアに正常位で挿入される。
しかし、直ぐにジュリアもまたそれに不満を感じるのは仕方ないだろう・・・
明らかに昨日とは違う感覚・・・
物足りないという気持ちがあふれ出す。
「ねぇ・・・エド・・・」
セーラがエドの指を口に近付け、それを舐め回す・・・
甘えた様子の彼女にエドは微笑みかける。
そう、彼女が求めているのはあれなのだ。
だから・・・
「分かってる、これからが本番だから・・・ねっ?」
「ひぃっ?!♡♡♡」
そこまで言ってエドの姿がスーッと消えていく。
同時に奇声を上げるジュリア。
スキル『バニシュ』を使用したのだ。
それにより、太ももの肉で抑えられていたエドの体は透き通りチンポが膣奥まで到達した。
「あ・・・ あぁ・・・・・・♡♡」ゾクッ♡ ゾクッ♡
腰を激しく動かす必要など無いとばかりにエドはゆっくりと膣奥にチンポを押し付けていく・・・
子宮が圧迫され異常な感覚がジュリアの脳に信号を送る。
子宮口が押し付けれらたまま絶え間ない快感が彼女を襲い続けているのだ。
「奥・・・潰れて♡ はぁっはぁっ ヘン・・・♡ なんか怖い・・・ こわいよぉ・・・♡♡」
理解の出来ないあり得ない快感がジュリアを混乱させる。
だがそれこそが彼女が求めていた快感。
膣奥がスイッチと言わんばかりに熱いドロドロの愛液が垂れて溢れ出してきた。
「あ”っ♡ ぅああ”♡」
ゆっくりと奥を刺激される感覚、内臓が気持ちいいという意味不明な快感がジュリアを狂わせる。
「だめっ♡ だめぇっ♡ これやめっ♡ うぐっ♡ お腹の中おかしくなっちゃうよぉぉっ♡♡」
グリグリと子宮口を開こうとするかのように刺激されジュリアはカエルの様な格好で喘ぐ。
エドの体は透明になり勝手にマンコが開いている様に見えるのだ。
その光景に体の疼きが抑えられないセーラもまた自らの体を愛撫して待つ。
羨ましいという感覚と共に自分も次はして貰えるという期待が幸福と快感を更に高める。
「イクのとまらなっ♡ ああっ♡ はぁあぁっ♡♡」ガクガクッ♡♡
体を痙攣させ次々と訪れる絶頂に涙と涎が溢れ、上も下も大洪水である。
全身の痙攣が止まらず開いた口から舌がずっと出ていた。
いや、エドに舌を吸われていたのだ。
「やぁ♡ もっと・・・♡ んああ”っ♡」ゾクゾクッ
ジュリアは感じ取っていた。
膣内でエドのチンポの内部を精液が通り、チンポを膨張させているのを・・・
「中っ♡ 中で射精してー!♡♡」
「もぅっ射精くっ!」ズビュッビュビュッ・・・
「うぐぅっ♡♡ せーしっ奥すごっ♡♡ これだめっ♡♡ ふ――――♡ だめになるっ♡♡♡」
ジュリアの子宮口にチンポのサキがキスたままの状態で射精。
無理やり子宮内に注ぎ込まれた大量の精子はジュリアの子宮を更に膨らませる。
それもそうだろう、昨日の精子がまだ生きたまま子宮内を漂っているのだから。
ところてんの様に押し出される先が在る訳でもない子宮内は更に精子で満たされ広げられる。
口を開けたままの状態で虚ろな瞳のジュリア、その表情がとてつもなく可愛く俺は告げた。
「もう一生離さないよ♡」
「うっ♡ うんっ♡♡」
そっと引き抜かれた精子と愛液まみれのチンポ。
だが直ぐにそれはセーラの膣が咥え込んでしまう。
「ははっ我慢できなくなったのかい?」
「んっ♡ んんっ♡♡」
誰も居ない筈なのに突然挿入された驚きと快感が彼女を襲う!
しかも出したばかりだというのに全く衰えてないエドのチンポは、尿道に残った精液を出しながらセーラの子宮口に到達した。
「あ”あっ♡ イク♡ イクイグゥ♡♡」
挿入した瞬間の絶頂、だがその絶頂も止まることは無い・・・
全身を痙攣させ立ってられなくなったセーラもまた、ベットに仰向けになり正常位で蹂躙される・・・
「はひっ♡ あいいっ♡ 」はっ♡ はっ♡
快感が全身を支配し狂うという言葉が優しいくらいの絶頂が絶え間なく襲い続ける。
「あ”あーいぐっ♡ またいぐ♡ んっぐ♡♡」ビクッビクッビクッビクッ♡♡
ジュリアと同じカエルの様な格好が一番楽なのか、それとも奥を刺激して欲しいからその姿勢なのか・・・
全く同じポーズのまま全身を痙攣させセーラもまた快楽に押しつぶされる。
「これダメ♡ これだめぇ♡ きもちよすぎる♡ おかしくなるうぅっ♡♡♡」ガクガクガクガクッ
痙攣の感覚が短くなり絶頂が途切れなくなる・・・
それは快楽の渦が螺旋を描き脳を焼き切りそうな程の濁流となって全身を支配する。
「んほぉおおおおおおおッ♡♡♡」ゾクゾクゾクゾクゾクゾク♡♡
我慢していた分快感は増幅されていたのも加わり絶え間ない絶頂は更に一段階引き上げられる。
理解が出来ない次元の快感に悲鳴の様な絶頂が繰り返し襲い掛かりセーラは白目を剥いて吠えていた。
「ンおッ♡ おおッ♡ おひぃいいいいいッ♡♡♡」
強すぎる快感は痛みを伴うにも関わらず、それが更に心地よく我を忘れ一人ヨガリ狂う・・・
エドが姿を消した時、攻撃のみが相手に届くというこのスキルの恐ろしさはここにあった。
「奥ぅッ♡ 奥まで届くぅ♡」ゴリュッゴリュッ♡
攻撃したい箇所のみが相手に当たるという事はそう言う事であった。
それをエド本人も理解しているからこそ出来る異次元SEXとも呼べる行為。
既に意識が途切れ途切れになっているセーラもまた幸せの絶頂に居るのである。
「射精るっ!」ブビュッ!
「オ”トォオ”ッホォオ~~~ッッ♡♡♡」ビクンッビクンッビクンッ♡♡♡
おかしくなりすぎて鼻血まで垂れているセーラは絶叫した。
彼女もまた子宮内にいるエドの精子が更に押し進められ子宮内を圧迫する。
ポコリと膨らんだ下腹部は精子で膨らんだのであろう、まるで妊娠したかのようにそこから愛しさを感じながらセーラもまた意識を手放した。
後にエドの話を聞いてその事実を知った時は驚きよりも喜びの方が大きかった・・・
「スキルを使用して透明になっている時に出した精子では妊娠しないんだ」
それはつまり、エドと子作りするとき以外はスキルで透明になればどれだけ中に出されても妊娠しないという事実。
卵子と精子が結合する際に透明になったエドの精子を取り込んだ場合、細胞分裂が起こらないのだが、そんな事を理解できる筈もなく、その身をもって実証した二人は幸せな冒険者生活を送るのであった・・・
完
「ううん、別に・・・」
「なんでもないわ、早く行きましょ」
「???」
ハンスはダンジョン1階層の階段を探しながら首を傾げていた。
昨夜23階層でセーラの様子がおかしくなってからジュリアまでおかしくなっていた。
正確には二人は姿を消して一緒に同行しているエドに文字通り身も心も奪われているのだが、ハンスがそんな事を知る由もない。
エドが倒した熊の魔物はセーラとジュリアを大きくレベルアップさせた後、ダンジョンに吸収されて消滅したのでハンスが一人自慰を行って戻ってきた時には何事も無かったかのように跡形も無かった。
だからこそ気付くはずもない、二人が自分よりも数レベル強くなっているなどと・・・
「1階層の秘宝も見つけたし、後は階段を・・・おっあそこっぽいな」
レベルアップで強くなっている二人であるがその動きは昨日よりも鈍い。
それもその筈、彼女達の膣内にはエドの精液が未だ活発に動き回っているのだから。
本来膣内に放たれた億に届く程の精子は酸性の膣内で9割が死滅すると言われている。
そして、子宮内に辿り着いた1千万程の精子は白血球に襲われ約1000個にまで死滅する。
その状態で卵管の中で卵子に出会える精子は100を割り、その中の1つが受精出来るとされているのである。
だが、エドの精子は酸性の膣内も白血球の攻撃も一切を素通りし、その数を減らす事無く元気に奥へと進んでいた。
本来であれば泳いで奥へと進む精子は、予定外の量が生き残っている為にお互いを押し合い異常な速度で進行をしていたのだ。
結果、二人の子宮内はエドの精子が活発に動き回りその中をあり得ない量で満たされていたのである。
ドクターフィッシュに足の角質を食べられている様に蠢く精子が子宮内を刺激し続けている状態が常時続いている状態なのであった。
「本当に大丈夫か二人とも?」
「えぇ、早く帰って横になりたいわ・・・」
「私もちょっと体調が優れませんわ・・・」
「・・・」
エドを追放して両手に花状態を期待していたハンスは少々面白くない。
これからエドの保険金とダンジョンの34階層までの秘宝の報酬でパーッと飲み食いし、二人を連れて今夜はホテルでお楽しみを期待していたのだから仕方ないだろう。
だが、二人の体調が優れないのであれば仕方ない、今日はおとなしくしてようとハンスは外への階段を登り始め、二人はそれに続く・・・
エドに胸を揉まれ、耳元でエドの声を聴きながら・・・
「えっと・・・おっしゃっている意味が分かりませんが」
「だーかーらー!俺達のパーティ保険で仲間が死亡した時の保険金を受け取りたいと言っているんだ!」
町に戻り冒険者ギルドに行ったハンスは受付嬢に詰め寄っていた。
冒険者ギルドではパーティメンバーが冒険を続けられなくなった時に受け取れる保険と言うモノがある。
一定金額を定期的に支払う事で怪我や病気の際にも金銭を受け取れるシステムで冒険者の殆どは加入しているモノである。
「それで・・・お亡くなりになったのはどちらの方で?」
「エドだよ!ここに書いてあるだろ?!」
そういうハンスから視線を外し受付嬢はその後ろを見る・・・
そこにはエドの腕を左右から抱きしめているセーラとジュリアの姿が在る・・・
二人とも頬を赤く染めており、ウットリと愛しい人に触れられる幸せを噛みしめていた。
「あの・・・冗談に付き合ってる時間はありませんので・・・ダンジョンの秘宝の換金だけさせて頂きますね」
「あっ!おいちょ・・・」
ハンスに付き合いきれないと受付嬢は提出されたマジックバックを手にして踵を返して奥へと消えていく、勿論振り返るとそこにはセーラとジュリアの姿しかない。
エドはハンスの視界に写り込まないようにスキル『バニシュ』で姿を消している。
物理攻撃が透けるエドは直前まで両腕を抱きしめられていたが、その腕をすり抜けて姿を消しているのだ。
「全く意味が分からないな」
「そうね・・・」
「どうでもいいわ・・・」
「どうしたんだ?二人とも?」
振り返れば何処か機嫌が悪そうな二人、全く意味の分からないハンスは困惑するばかりである。
それもその筈、エドはハンスの視界に写り込まないだけで周囲の人間には見える様に彼の死角をキープしてそこに居るのだから。
シーフや暗殺者といった特殊な技能を持つ者の中には存在を薄くして姿を見え難くする特技を持つ者も居る。
だからこそエドが少々見えにくくなっていたとしても誰一人気にも止めない。
特にハンス達一行のエドが隠れるのが得意と言うのは有名な話なのだから。
そうこうしていると、受付嬢が戻ってきた。
「お待たせしました」
「随分早かったな、とりあえず報酬受け取ったらさっきの話の続きを・・・」
「ダンジョンの秘宝6階層までの分、こちらが報酬となります」
「はっ?えっ?・・・ろ・・・6階層???」
ハンスが口をあんぐりと開けて目を丸くする。
それもその筈、エドを追放した最下層は34階層、一流冒険者がやっと到達できる階層である。
そこから持ち帰った報酬となれば一般市民が一生費やしても受け取る事が出来ない額に届く筈である。
だが、目の前に出されたのは日雇いで働いた者がひと月で受け取れるかどうかの額しかない。
それこそホテルになんて3人で泊まれば5日ほどしか持たない額であった。
「ど・・・どういう事だ?!あのマジックバックには34階層までの報酬が・・・」
「ハンス、落ち着いて」
「そうよ、現実を見ると良いですわ」
ハンスの肩に手が置かれ、セーラとジュリアのため息の混じった声が届く。
困惑したままハンスが振り返ると、そこにはエドの姿が在った・・・
「へっへぁ?!え、エド?!」
「どうしたんだい?リーダー?」
「だっだってお前は俺がついほ・・・」
そこまで言って慌てて自らの口を塞ぐハンス。
そう、自らパーティメンバーを追放して殺し保険金を騙し取ろうとしたのがバレれば重い罰則が科せられるのは当たり前である。
ここは冒険者ギルドで保険を担当もしている受付嬢の前に居るのだから・・・
「はぁ・・・やっぱりか」
「えっ?な、なにが・・・?」
「覚えてないんだねハンス、君が6階層で拾い食いしたキノコでおかしくなったから戻ってきた事を・・・」
「へぁ?!」
変な声が出てパニックになるハンス。
そして、それを肯定するかのようにセーラとジュリアも頷く。
その腕は再びエドの両腕を抱きしめ、今度こそ逃がさないとばかりにエドに密着していた。
「お、お前達・・・なんで・・・エドなんかに・・・」
「忘れちゃったの?あんたがおかしくなってからエドが私達をどれだけ助けてくれたのか」
「彼の介抱が無ければリーダー戻ってこれなかったわよ?」
そう、これはエドからの指示で口裏合わせである。
要は自分を追放した事を水に流し、これからも自分と一緒に居たいのだったら協力して欲しいとダンジョンを出る時に耳元で囁かれていたのだ。
昨夜の行為からすっかり堕とされてしまった二人はその言葉に歓喜した。
今なお彼女達の子宮内では死んでないエドの精子が二人を刺激し続けている、今なおHの余韻が続くような相性が良い相手なんて他に居る筈も無い。
何より、エドの口から・・・
『これからは二人を幸せに出来るくらい俺が稼ぐ、だから二人が良ければこれからも俺と一緒に3人でパーティを続けないか?』
と囁かれたのだ。
昨夜の行為もそうだが、エドの本当の力を知ってしまった二人は彼の異常性を理解してしまった。
なにより、二人とももしかしたらエドの子を孕んでいる可能性まであるのだ。
一夫多妻も珍しくないこの世界で、気心の知れた者同士であるセーラとジュリアはすんなりと彼の言葉を受け入れるのは自然な事でもあった。
たった一人であの熊の魔物すらも簡単に下半身丸出しのままでも倒してしまう程の実力の持ち主、彼ならばハンスと共に居るよりも稼げる上に彼自身からのプロポーズであったのだから・・・
「ふ、二人ともどうしたんだ?」
「はぁ・・・正直今回の事は本当にガッカリさせられたわリーダー」
「そうね、幻覚を見ていたとはいえ、私達の寝床を襲うなんて・・・エドが居なかったら何をされてたか分からないわ」
「はっ?!そ、そんな事してない!俺は無実だ!!!」
「ハンス・・・大丈夫、昨夜の君はおかしかっただけなんだから」
「エ・・・ド・・・・・・えっ?えっ?」
二人から告げられるとんでもない嘘・・・
だが4人パーティで3人がそう言うのだから周囲の人間がどちらを信じるかは安易に想像がつく。
まさかの自分がおかしくなった居たという言葉にハンスは頭を抱えてうねり出す。
だが受付嬢が支払ってきた報酬も6階層までの分、ダンジョンは秘宝を回収した階層の階段が下から上へと変化するシステム。
目の前に在る状況証拠が自分の記憶よりも3人の言葉が真実だと疑わざるを得ないのは仕方ないだろう。
何よりも、34階層で追放した筈のエドが目の前に居るのだから・・・
「そ・・・んな・・・」
「ハンス・・・君はちょっと休んだ方が良いと思うよ」
「そうよ、まだ少しおかしいみたいだわ」
「私を襲おうとした事は許せませんけどね!」
エドを追放して二人とイチャコラする予定がどうしてこうなっているのか理解できないハンス。
頭を抱えてその場に蹲るのは仕方のない事であった・・・
「あははっアイツの顔面白かったね」
「そうね・・・」
「うん・・・」
エドが笑いながら言う言葉にセーラとジュリアは何処か心苦しい表情を浮かべていた。
自分達が一度はエドを追放する事に加担したのは間違いないのだから。
町中でパーティを離れたハンスはこれからも生きていくのは問題ないだろう。
だがエドはダンジョンの34階層で追放された。
通常であれば死んでいるのが当然なのだから・・・
そして、彼等の持つもう一つのマジックバックには7階層~34階層の秘宝が入っている。
暫く金銭に困る事は無いだろう・・・
「さて、それじゃあどっちから欲しい?」
だが、目の前にいるエドがそれを許し二人と一緒に居たいと言った事で許されたと思いたかった。
そんな重い気持ちをエドに抱かれることで払拭しようと二人はしていたのだ。
「あはぁっ♡」
セーラが甘い喘ぎ声を上げる。
バックからエドに突っ込まれたチンポが頭の中を真っ白にしてくれる事を至福に感じていた。
「ギッチギチで凄い締めつけだよ」
「エドのも・・・凄く・・・硬いわ・・・」
パンパンッと鳴り響く肉と肉のぶつかる音。
痛みを伴う快感に幸せだとセーラは感じていた。
エドは自分を心から求めてくれる相手なのだと信じて疑わないのだ。
「うひ♡ うひ♡」
嬉しそうに体が感じる快感を素直に受け入れるセーラ。
だが、どこか演技っぽいのを見せているのは仕方ないだろう・・・
昨夜のアレとはやはり違い過ぎるのだから・・・
「お”う♡ お”っ♡」
普通に感じ、普通に喘ぐ・・・
そんな普通のSEX・・・
気持ち良くない訳ではない、でも何処か物足りない・・・
それを自己暗示的な物で誤魔化しているのだ。
「私にも・・・ちょうだい~♡」
ジュリアも同じように気持ちを切り替えエドに抱かれたいと甘えてきた。
胸を背中に押し付け抱き着く・・・
「あんっ♡」
「じゃあ次はジュリアな」
「んはぁ♡ んっ・・・ んん・・・ んっ・・・」
セーラの中から抜かれたヌルヌルのチンポが今度はジュリアに正常位で挿入される。
しかし、直ぐにジュリアもまたそれに不満を感じるのは仕方ないだろう・・・
明らかに昨日とは違う感覚・・・
物足りないという気持ちがあふれ出す。
「ねぇ・・・エド・・・」
セーラがエドの指を口に近付け、それを舐め回す・・・
甘えた様子の彼女にエドは微笑みかける。
そう、彼女が求めているのはあれなのだ。
だから・・・
「分かってる、これからが本番だから・・・ねっ?」
「ひぃっ?!♡♡♡」
そこまで言ってエドの姿がスーッと消えていく。
同時に奇声を上げるジュリア。
スキル『バニシュ』を使用したのだ。
それにより、太ももの肉で抑えられていたエドの体は透き通りチンポが膣奥まで到達した。
「あ・・・ あぁ・・・・・・♡♡」ゾクッ♡ ゾクッ♡
腰を激しく動かす必要など無いとばかりにエドはゆっくりと膣奥にチンポを押し付けていく・・・
子宮が圧迫され異常な感覚がジュリアの脳に信号を送る。
子宮口が押し付けれらたまま絶え間ない快感が彼女を襲い続けているのだ。
「奥・・・潰れて♡ はぁっはぁっ ヘン・・・♡ なんか怖い・・・ こわいよぉ・・・♡♡」
理解の出来ないあり得ない快感がジュリアを混乱させる。
だがそれこそが彼女が求めていた快感。
膣奥がスイッチと言わんばかりに熱いドロドロの愛液が垂れて溢れ出してきた。
「あ”っ♡ ぅああ”♡」
ゆっくりと奥を刺激される感覚、内臓が気持ちいいという意味不明な快感がジュリアを狂わせる。
「だめっ♡ だめぇっ♡ これやめっ♡ うぐっ♡ お腹の中おかしくなっちゃうよぉぉっ♡♡」
グリグリと子宮口を開こうとするかのように刺激されジュリアはカエルの様な格好で喘ぐ。
エドの体は透明になり勝手にマンコが開いている様に見えるのだ。
その光景に体の疼きが抑えられないセーラもまた自らの体を愛撫して待つ。
羨ましいという感覚と共に自分も次はして貰えるという期待が幸福と快感を更に高める。
「イクのとまらなっ♡ ああっ♡ はぁあぁっ♡♡」ガクガクッ♡♡
体を痙攣させ次々と訪れる絶頂に涙と涎が溢れ、上も下も大洪水である。
全身の痙攣が止まらず開いた口から舌がずっと出ていた。
いや、エドに舌を吸われていたのだ。
「やぁ♡ もっと・・・♡ んああ”っ♡」ゾクゾクッ
ジュリアは感じ取っていた。
膣内でエドのチンポの内部を精液が通り、チンポを膨張させているのを・・・
「中っ♡ 中で射精してー!♡♡」
「もぅっ射精くっ!」ズビュッビュビュッ・・・
「うぐぅっ♡♡ せーしっ奥すごっ♡♡ これだめっ♡♡ ふ――――♡ だめになるっ♡♡♡」
ジュリアの子宮口にチンポのサキがキスたままの状態で射精。
無理やり子宮内に注ぎ込まれた大量の精子はジュリアの子宮を更に膨らませる。
それもそうだろう、昨日の精子がまだ生きたまま子宮内を漂っているのだから。
ところてんの様に押し出される先が在る訳でもない子宮内は更に精子で満たされ広げられる。
口を開けたままの状態で虚ろな瞳のジュリア、その表情がとてつもなく可愛く俺は告げた。
「もう一生離さないよ♡」
「うっ♡ うんっ♡♡」
そっと引き抜かれた精子と愛液まみれのチンポ。
だが直ぐにそれはセーラの膣が咥え込んでしまう。
「ははっ我慢できなくなったのかい?」
「んっ♡ んんっ♡♡」
誰も居ない筈なのに突然挿入された驚きと快感が彼女を襲う!
しかも出したばかりだというのに全く衰えてないエドのチンポは、尿道に残った精液を出しながらセーラの子宮口に到達した。
「あ”あっ♡ イク♡ イクイグゥ♡♡」
挿入した瞬間の絶頂、だがその絶頂も止まることは無い・・・
全身を痙攣させ立ってられなくなったセーラもまた、ベットに仰向けになり正常位で蹂躙される・・・
「はひっ♡ あいいっ♡ 」はっ♡ はっ♡
快感が全身を支配し狂うという言葉が優しいくらいの絶頂が絶え間なく襲い続ける。
「あ”あーいぐっ♡ またいぐ♡ んっぐ♡♡」ビクッビクッビクッビクッ♡♡
ジュリアと同じカエルの様な格好が一番楽なのか、それとも奥を刺激して欲しいからその姿勢なのか・・・
全く同じポーズのまま全身を痙攣させセーラもまた快楽に押しつぶされる。
「これダメ♡ これだめぇ♡ きもちよすぎる♡ おかしくなるうぅっ♡♡♡」ガクガクガクガクッ
痙攣の感覚が短くなり絶頂が途切れなくなる・・・
それは快楽の渦が螺旋を描き脳を焼き切りそうな程の濁流となって全身を支配する。
「んほぉおおおおおおおッ♡♡♡」ゾクゾクゾクゾクゾクゾク♡♡
我慢していた分快感は増幅されていたのも加わり絶え間ない絶頂は更に一段階引き上げられる。
理解が出来ない次元の快感に悲鳴の様な絶頂が繰り返し襲い掛かりセーラは白目を剥いて吠えていた。
「ンおッ♡ おおッ♡ おひぃいいいいいッ♡♡♡」
強すぎる快感は痛みを伴うにも関わらず、それが更に心地よく我を忘れ一人ヨガリ狂う・・・
エドが姿を消した時、攻撃のみが相手に届くというこのスキルの恐ろしさはここにあった。
「奥ぅッ♡ 奥まで届くぅ♡」ゴリュッゴリュッ♡
攻撃したい箇所のみが相手に当たるという事はそう言う事であった。
それをエド本人も理解しているからこそ出来る異次元SEXとも呼べる行為。
既に意識が途切れ途切れになっているセーラもまた幸せの絶頂に居るのである。
「射精るっ!」ブビュッ!
「オ”トォオ”ッホォオ~~~ッッ♡♡♡」ビクンッビクンッビクンッ♡♡♡
おかしくなりすぎて鼻血まで垂れているセーラは絶叫した。
彼女もまた子宮内にいるエドの精子が更に押し進められ子宮内を圧迫する。
ポコリと膨らんだ下腹部は精子で膨らんだのであろう、まるで妊娠したかのようにそこから愛しさを感じながらセーラもまた意識を手放した。
後にエドの話を聞いてその事実を知った時は驚きよりも喜びの方が大きかった・・・
「スキルを使用して透明になっている時に出した精子では妊娠しないんだ」
それはつまり、エドと子作りするとき以外はスキルで透明になればどれだけ中に出されても妊娠しないという事実。
卵子と精子が結合する際に透明になったエドの精子を取り込んだ場合、細胞分裂が起こらないのだが、そんな事を理解できる筈もなく、その身をもって実証した二人は幸せな冒険者生活を送るのであった・・・
完
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