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それが限界か?話にならんな
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「ふぅぅぅぅ…」
ワシは大きく息を吐いて満足気に体の力を抜いた。
チラリと視線を向けると笑みが溢れる。
「さぁ貴様の力を見せてみろ!」
ギュイーンと音と共にそれはワシに向けて構えた。
続いて襲ってきた衝撃!
ワシは一切抵抗する事なくそれをそのまま受けた。
「…そんなものか?まさかこの程度なのか?」
落胆、余りの威力のなさに呆れた表情を浮かべる。
勿論止まる事なく衝撃は続いているが、最早蚊に刺された程も何も感じなかった。
「こんなモノではないだろう?お前の全力を見せてみろ!」
ワシは指を動かした。
それに反応し衝撃の威力が上がった。
「ぬっ?!」
いきなり強まった衝撃に一瞬腰が浮きそうになるが、直ぐにそれにも慣れてしまった。
一瞬期待しただけにその落差は激しくワシの心に怒りを覚えさせる。
「その程度か?話にならんな」
全力の威力を途切れる事なく出し続けているのは評価してもいい、だがこれでは駄目だ。
この程度では駄目なんだ!
「もういい、底が知れたお前にはもう興味はない。消え去れ」
ワシの言動と共に全ては視界から消えた。
まさしく文字通り跡形もなく…
「お、お客様?どうかなさいましたか?」
トイレの個室から出ると店員が他の客と共に見詰めていた。
ヤバい、個室での独り言が大き過ぎたのか?!
ウォシュレットの水圧がどのくらいか期待して一人芝居を行って居たのを聞いた別の客が店員に伝えたのだろう。
「い、いや、大丈夫だ…」
ワシはそれだけ伝えてトイレから出てレジで会計をして店を出る。
中二病、まさか40を超えても続くとは恐るべき心の病であった。
完
ワシは大きく息を吐いて満足気に体の力を抜いた。
チラリと視線を向けると笑みが溢れる。
「さぁ貴様の力を見せてみろ!」
ギュイーンと音と共にそれはワシに向けて構えた。
続いて襲ってきた衝撃!
ワシは一切抵抗する事なくそれをそのまま受けた。
「…そんなものか?まさかこの程度なのか?」
落胆、余りの威力のなさに呆れた表情を浮かべる。
勿論止まる事なく衝撃は続いているが、最早蚊に刺された程も何も感じなかった。
「こんなモノではないだろう?お前の全力を見せてみろ!」
ワシは指を動かした。
それに反応し衝撃の威力が上がった。
「ぬっ?!」
いきなり強まった衝撃に一瞬腰が浮きそうになるが、直ぐにそれにも慣れてしまった。
一瞬期待しただけにその落差は激しくワシの心に怒りを覚えさせる。
「その程度か?話にならんな」
全力の威力を途切れる事なく出し続けているのは評価してもいい、だがこれでは駄目だ。
この程度では駄目なんだ!
「もういい、底が知れたお前にはもう興味はない。消え去れ」
ワシの言動と共に全ては視界から消えた。
まさしく文字通り跡形もなく…
「お、お客様?どうかなさいましたか?」
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ヤバい、個室での独り言が大き過ぎたのか?!
ウォシュレットの水圧がどのくらいか期待して一人芝居を行って居たのを聞いた別の客が店員に伝えたのだろう。
「い、いや、大丈夫だ…」
ワシはそれだけ伝えてトイレから出てレジで会計をして店を出る。
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