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第1話 俺の犯した罪
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俺はクズだ…
生きてる価値もない…
生まれてから高校を卒業するまではごく普通の生活を送っていた。
だが就職した先が悪かった。
上司の指示通りの業務を行って一つの家族を一家心中に追い込んでしまった。
途中で自分のやってることが詐欺だと分かったが直接的に相手に何かをしているという実感がなかったのが言い訳になら無いのは分かってる…
事実、何人もの人間が関わってて自分が何をやってるのか分かってない人間も多数居たであろう。
だが給料のために割りきって分かってて行った分、俺含む数名は罪悪感を感じていた。
それは一家心中の事件が新聞に取り上げられた日の夜だった。
同業の一人が夜中に苦しみ悶えて俺に電話をしてきた。
最後には「悪かった、助けてくれ、死にたくない…」という言葉を残して受話器が落ちる音と共に彼はその生涯を終えたのだった。
翌日、彼は部屋にて恐怖のあまり髪は全て白くなり首をかきむしって死んでいた。
最後に自分との電話をしていた筈なのに通話記録には俺との電話の記録は残っておらず電話も充電器に刺さったままだった。
そして、その日の夜、俺が帰ったら部屋の窓にうっすらと曇りガラスに指で書かれたようにそれは残ってた…
「次はお前だ!」
生きてる価値もない…
生まれてから高校を卒業するまではごく普通の生活を送っていた。
だが就職した先が悪かった。
上司の指示通りの業務を行って一つの家族を一家心中に追い込んでしまった。
途中で自分のやってることが詐欺だと分かったが直接的に相手に何かをしているという実感がなかったのが言い訳になら無いのは分かってる…
事実、何人もの人間が関わってて自分が何をやってるのか分かってない人間も多数居たであろう。
だが給料のために割りきって分かってて行った分、俺含む数名は罪悪感を感じていた。
それは一家心中の事件が新聞に取り上げられた日の夜だった。
同業の一人が夜中に苦しみ悶えて俺に電話をしてきた。
最後には「悪かった、助けてくれ、死にたくない…」という言葉を残して受話器が落ちる音と共に彼はその生涯を終えたのだった。
翌日、彼は部屋にて恐怖のあまり髪は全て白くなり首をかきむしって死んでいた。
最後に自分との電話をしていた筈なのに通話記録には俺との電話の記録は残っておらず電話も充電器に刺さったままだった。
そして、その日の夜、俺が帰ったら部屋の窓にうっすらと曇りガラスに指で書かれたようにそれは残ってた…
「次はお前だ!」
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