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第一章
⑥セックスがしたい
しおりを挟む九月
週に四回、放課後に活動のある天文部。圭吾はいつも三組の青島亮太と、ゆっくり歩いて寮に戻ってくる。亮太は背が低く華奢で色白、黒目が大きくまつ毛が長い。可愛い女の子のような顔立ちで、俺たち学年のマスコット的存在だ。
彼は入学した当初から心臓が悪く、体育は全て見学。日々の生活でも走らないなど、制限のある生活を送っている。
この日、俺と和登は、英語の課題を提出しておらず、担当教諭に呼び出されていた。
「今すぐ、ここでやりなさい」
職員室の机で、二人並んで長文を英訳する課題に取り組む。どうにか解いて、二人で校舎を出るまで三時間もかかった。バスケット部の和登は「今日の放課後は紅白戦だったのに」とブツブツ文句が止まらない。
「和登、練習嫌いだけど、試合形式は好きだもんな」
寮棟手前の渡り廊下で、天文部帰りの圭吾と亮太と一緒になった。亮太は俺と和登を見つけると、微笑んで「やぁ」と手を挙げてくれる。
俺たちはA棟で、和登と亮太はC棟だ。圭吾が亮太の荷物を持ってあげていたらしく、和登が「ここからは俺が持つよ」と引き継いだ。
「亮太。また、色々と教えてください」
「僕が分かることは何でも伝えるよ。聞きたいことがあったら、できるだけ早く質問してね」
真剣な顔をして「はい」と圭吾が返事をした。圭吾はまるで、年長の尊敬する大先輩と接するように亮太と接している。
「じゃあな。行こうぜ、亮太」
和登が亮太の歩くスピードに合わせ、寮へと引き上げていく。和登は亮太相手にも、部活に出られなかった愚痴を言い続けているようだ。二人を見送ってから、俺たちも部屋へと帰った。
「亮太とはいつもどんな話すんの?」
階段を登りながら、圭吾に聞く。
「縁とは何か、ですかね。縁というものを、亮太がどう思っているのか、教えて貰っています」
「難しい話してんのな」
「亮太が言うには、僕と光夜は、やっぱり縁があるそうですよ」
「何それ、占い?」
「いえ、亮太には見えるんです。トランプの神経衰弱でペアのカードを当てるような要領で」
そう俺に伝えた圭吾の横顔は朗報を伝えるかのようだった。俺からしたら胡散臭い話でも「特別」である事が肯定されたとは、思えた。
*
木曜。美術部で、陽が沈むまで石膏デッサンの指導を受けてから、部屋へと戻った。軽くノックをしてドアを開けると、圭吾は電気もつけず、ぼけっと窓の外に浮かんだ大きな満月を眺め、椅子に座り込んでいた。
「どうした?圭吾」
声をかけるとビクっと肩を揺らす。普段は見ない姿に、何かあったのかと心配になる。
「天文部で、衝撃的なことを聞いてしまいまして……」
「何それ。大丈夫かよ」
「ええ、まあ。まだ咀嚼できないので、よく考えてから……光夜にも話しますね……」
夕飯の時も圭吾は少し上の空で、ときどき頬を赤らめては俯くという意味の分からない行動を繰り返す。大浴場では洗い場で隣になったから「元気出た?」と声を掛けたのに、あからさまに狼狽えて眼を逸らされる。
風呂の後は、なかなか部屋に戻ってこなくて、消灯時間ギリギリになってようやく戻ってきた。そして決意したかのように、俺に宣言をした。
「よくよく考えたんですけど、やっぱり光夜の力を借りたいと思っています」
「いいぜ、いいぜ。俺を頼れよ!」
できる男の圭吾が俺を頼ってくれるなんて。圭吾の頼みだったら、何でも聞いてやりたい。
既に消灯時間だったから、いつものように二人で狭いベッドに入った。長い紐を引いて電気を消しても、月明かりがカーテンの間から漏れて、圭吾の顔を黄金色に照らす。
「なぁ、頼みごとって何?」
俺は浮かれていたのだと思う。圭吾が美智雄でも、亮太でもなく、天文部と関係ない俺を頼ってくれたことに。
「えーと、あの……」
「遠慮するなよ」
「光夜と……、セックスがしたいんです」
小さな声で、確かにそう言った。
「え?何?」
聞き間違えかと思い、問い直す。
「セックスがしたい、光夜と」
今度ははっきりとした口調で眼を見て言われた。そんな頼みごとは少しも想定していなかった。
「前にも話しましたけど、お祖父様に縁を知ることが何より大切だと言われて育ってきたんです。けれど僕の縁を見る能力は、目覚めなかった。変わりの能力も全く開花しない。だから開花させる方法をこの学園に学びにきたんです」
「あぁ、前にもそんなことを言ってたな……」
それとセックスが何の関係があるのか、俺には少しも分からないし、驚いたままバクバクしている自分の心臓をどう鎮めたらいいのかも、分からない。
「その方法は、九月になったら教えて貰えると聞いていました」
「天文部で?」
「そう。顧問の黒部先生の講義で。それが今日でした。端的にいえばセックスのようなプリミティブな行為をすると、回を重ねる毎にそういった感覚が鋭くなる可能性があると」
「聞いたことないぞ、そんな滅茶苦茶な話」
「全てを話せなくてごめんなさい。ある条件下においての話なのです」
「やっぱりヤバいな天文部って。相当ヤバい。……それに俺、男なんだけど」
「男とか女とか、そんなことは最早あまり関係ないのです。頼める人、というか頼みたい人は光夜しかいないんです。光夜となら僕は後悔しないと思いますし。できれば僕は抱かれる側がよくって……それは好みの問題なんですけど……」
抱かれる側という言葉はあまりにもリアルで、抱く側の自分を想像してしまう。今になって、狭いベッドの中で触れ合っている足先が、急に意味を持ち、ねっとり熱く感じた。
「ごめんなさい。突然、困りますよね。無理なら、他を当たりますから、気にしないで」
「他って、美智雄とか?」
「そうですね。美智雄は相手をしてくれる、と言っています」
「ダメだろ、そんなの。圭吾は俺の特別だろ?分かった。週末まで待てよ。覚悟を決めるから」
「あぁ、よかった。ありがとう、圭吾。助かります」
その日、圭吾は安心したかのように穏やかに眠った。俺はなかなか眠れず、狭いスペースでの寝返りを繰り返した。
土曜。台風が日本列島を通過していて、進路から距離のあるこの地域でも、激しい雨と風に見舞われていた。ガタガタと揺れる窓から、森の木が大きくしなっているのが見える。雨風は夜になるにつれ、酷くなる予報だ。
朝から俺は明らかに緊張していた。頭の中は圭吾とすることばかりで、授業にも身が入らない。グミを何度も口に放り込んで、落ち着こうとした。
でもまぁ夜が近づく頃には、緊張することにも飽きてしまい、何とでもなれ、と開き直れた。俺も初めてだけれど、圭吾も初めてだという。何が正解かも分からないから、二人で気持ちよくなれたら、それでいい。
消灯時間になって、ソワソワしていた圭吾が眼鏡を外し、ベッドに入った。俺はドアの前に、二人分の椅子を移動させ、簡単なバリケードを作る。鍵がない部屋に、万が一でも誰かが訪ねてきたら、と思うと集中できないから。
部屋の電気を消して、俺はパジャマ代わりの半パンとTシャツとボクサーパンツを、脱いだ。
真っ裸になって布団に入る。シーツのツルっとした質感を肌で感じた。
「圭吾も、脱いで」
首をコクリと動かす。上半身を起こした圭吾がTシャツを脱いだ。続けて腰を浮かせて半パンと、ボクサーパンツを脱いでいる。
風呂にだって一緒に入ることが多い俺たちは、互いの裸など見慣れているはずなのに。圭吾の首から肩、脇から腰へのラインが妙にイヤらしく艶かしいものに見え狼狽えた。
圭吾は枕の下に手を入れ、茶色い紙袋を取り出す。ガサガサと袋から出したのは、コンドームの箱と潤滑ジェルのボトルだった。
「うわっ。それどうやって用意したの?」
「天文部で、配られました」
「やっぱり相当ヤバいな、天文部」
すぐに使えるようにと、箱とボトルの封を切った。
「なぁ、誕生日の時みたいなエロいキスして」
圭吾は俺に覆い被さるように、熱い吐息とともに唇を重ねてくれた。湿った唇の感触が、俺を一瞬で迷いの無い淫靡な気分へと押し上げる。
下唇を甘く噛まれたから、圭吾が侵入できるよう口を少し開ける。ヌルっと温かい舌が俺の口の中を舐め回してきた。
俺は両腕を伸ばし圭吾を抱き寄せた。圭吾の身体の重みが俺の上に乗り、肌と肌が触れ合えば、互いの体温も、心音も直に伝わってくる。
俺の舌が圭吾の舌を絡め取って、吸い上げる。唾液が甘く感じ、もっともっと舐めたくて、角度を変えて、何度も唇を合わせては、舌を這わせる。
左手で圭吾のセットしていないサラサラとした髪を撫で、指で梳いた。その指で耳朶を触ると、圭吾が「んっ」と鼻に抜けるような声を出し、ピクンと身体を跳ねさせる。
「光夜、もっと触って。身体中、その手で撫でて欲しい」
言われるままに、体温が上がって汗ばんだ背中から脇腹に、右手を這わせていく。唇も、頬に目元に耳に首筋に喉仏に、とチュッチュッと押しあて、時にペロリと舌で舐めた。
圭吾の「んっ、んっ」と甘く漏らす声に興奮させられ、俺の中心が芯を持って勃ち上がる。圭吾もどんどんとその気になっているようで、固くなりかけたモノ同士が触れ合った。
クルッと圭吾が下になるよう、体勢を入れ替えた。俺が上になって、圭吾を見下ろす。暗い部屋の中、二人で見つめ合えば、それだけで熱い吐息が溢れ出る。
手を、腰に腹に胸にと滑らせ、目視しながら確かめるように圭吾の身体を触っていく。俺の指が圭吾の右胸の突起を掠めると「あっ」と甘い声が上がった。
「ここ?」
指の腹で押すように突起をこねる。
「やっ、んっ」
男の圭吾が、こんなところでも感じるとは思いもしなかった。小さな突起を口に含んで前歯で甘く噛めば、固くしこってツンと尖ってくる。
「は、反対も、触ってください、あっ」
右胸を口に含んだまま、左胸を指でいじる。圭吾の腰が、悶えるように動いて、勃ち上がったモノが俺に擦り付けられる。
「圭吾、俺、もう……」
乱れる圭吾を見ているだけで、俺の陰茎は痛いぐらいに張り詰めて、先走りを零していた。俺は上半身を起こして、圭吾の勃ち上がったモノを触る。圭吾からも透明な液体が、蜜のように溢れ出ていた。
「ごめん。一度、出させて」
返事も持たずに、俺は自分のモノと圭吾のモノをピタリと合わせ持ち、上下にしごく。圭吾も上半身を起こして、俺たちは向かい合って抱き合うように座った。
二つのモノを握る俺の手の上に、圭吾も手のひらを重ねてきた。自慰では感じない感触と興奮を味わいながら、擦り合わせていく。圭吾が細くて長い首をのけ反らせ、シーツに爪を立てているのが見える。
「光夜、あっ、僕、もう、あっ」
「い、いい、圭吾、あっ、あっ、イ、イクっ」
二人同時に吐精し、握っていた手にベタリと白濁が飛び散った。圭吾は息を乱している俺に、唇を重ねてきて、昂まった感情のまま、俺を口の中を貪る。
その唇がようやく離れた時の圭吾の顔が、トロンと蕩けるようで、あまりにも艶っぽく、俺の股間はまたすぐに兆してくる。
俺は枕元から手探りで潤滑ジェルを取り、トプトプと手のひらに垂らす。
「足、開いて」
圭吾は枕に頭をつけ、膝を立てた足を、恥ずかしそうに開いた。
俺の指が圭吾の窄まりを探す。潤滑ジェルでヌルヌルにした指が、硬い入口をこじ開けた。中指がキツい中を進んでいく。中は熱く柔らかく、俺の指に纏わりついてくる。
こんな狭い中に、本当に挿れることができるのだろうか。そもそもこんなやり方で、あっているのだろうか。顔をあげて圭吾を見れば、苦しそうに潤んだ眼で見つめてくる。
「続けて、大丈夫?」
「も、もちろん。光夜が、欲しい、です。奥まで、光夜で、埋めて欲しい」
余裕のない俺を、そんなことを言って煽らないでもらいたい。そんなイヤらしい顔を寄越して、昂らせないでもらいたい。
初めてのキスの時も感じたけれど、やっぱり圭吾は、こういうことに貪欲で、大胆で、初めてとは思えない。
中指の根本までが、圭吾の中に入り、中で壁を触るようにその指を動かす。圭吾は「あっ、あっ、あっ」と艶っぽい声をあげ続ける。
指を引き抜き、潤滑ジェルを足して、今度は中指と薬指を押し込んだ。圭吾の陰茎は、再び張り詰めて先走りを零し揺れている。中をかき混ぜるように、二本の指を蠢かせれば、グチュグチュと卑猥な音が鳴り響く。
俺なりに事前に頭の中で、このセックスをシミュレーションしていた。指で圭吾のいいところを探しだして、充分にほぐしてから、ゆっくり挿入してやろうと。
でももう、我慢ができない。挿れたい、挿れたい、圭吾の中に挿れて、中を擦りたい。圭吾を突き上げて、快楽を貪りたい。性急に指を三本に増やし「もう、もう挿れたい」と圭吾に訴える。
「光夜、きて、早くっ」
指を抜く時にも、窄まりがヒクヒクと締め付けてきた。圭吾の身体も俺を欲してくれている。コンドームのパッケージを破り、慣れない手つきでどうにか装着し、圭吾の唇にチュッとキスを落とす。
「いい?」
「はい」
圭吾は自ら四つん這いになり、尻を高く上げた。潤滑ジェルでヌルヌルになった窄まりに、俺は自分のモノを押し当て、グッと体重をかける。
狭い筒にめり込むように俺の陰茎が入りこんでいく。圭吾は「うっ、んぁっ、ダメっ、あっ」と苦しそうにしながらも、零れる声が色っぽい。
「もっと、もっと声聴かせて、圭吾。雨の音が消してくれるから、もっと、もっと、ほら」
圭吾は啜り泣くように、声をあげ続ける。苦しそうな声の中に、快楽を感じている甘い声も確かに混じっている。
奥まで貫いた時点で、俺はもうイッてしまいそうだった。じっとしていても、圭吾の中がうねるように動き、締め付けてくるから。
「圭吾。すごい、すごいよ、圭吾の中、あっ」
もう我慢が出来ず、圭吾の中を擦り上げるように、必死に腰を動かす。圭吾のイヤらしい声が昂まっていって、俺の頭が真っ白になって、加減もできずに腰を打ちつけた。圭吾の四つん這いはとうに壊れ、頬を枕に埋め、尻だけが上がっている。
圭吾の手が、自身の股間に伸び、陰茎を握りしごき始めた。
「こ、光夜、もう、もうイ、イクっ」
「お、俺も、もう、でるっ」
ギリギリまで抜いたモノを、一気に奥へと突き上げた。圭吾の身体が跳ね、ブルッと震えたのと同時に、中がギュッと強く締め付けてきた。俺は我慢できずにゴムの中へ全てを解き放った。
二人で「はぁはぁ」と息を乱しながら、抱きしめ合う。しばらく黙って、ただただ互いの体温を感じていた。
いつも、大浴場備え付けのボディソープとジャンプー、ランドリー備え付けの洗剤、柔軟剤を使っているから、個人の匂いなど感じたことがなかった。
でも、汗ばんだ圭吾からは、フルーティな甘い花のような匂いがして、俺をクラクラと酔わせた。これが圭吾の匂いなのだと。
「なぁ、圭吾本当に、初めてだった?」
「えぇ、もちろん」
圭吾の髪を指で漉きながら、尋ねる。
「だって、めちゃくちゃ艶っぽかった。俺下手くそで、すぐにイっちゃったのに、すげぇ感じてくれて」
「気持ちよかったです。とても、とっても」
圭吾はウトウトと眼を閉じて、もう寝てしまいそうだ。それでも、俺は名残惜しくて話し続ける。
「なぁ、縁は見えるようになったの?」
眼を瞑ってしまった圭吾には、見える訳がないのに。
「やっぱり圭吾が特別だということは、分かりました」
圭吾は、ぎゅっと抱きついてきて「ありがとう、光夜」と言ったかと思うと、スースーと寝息を立てて眠ってしまった。その幸せそうな顔に、俺も満たされて眠気が訪れた。
「俺も気持ちよかった。またしような」
もう返事はなかった。さっきよりも雨が窓を打ちつける音が強くなっていたけれど、そんなことは全く気にならなかった。
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