【完結】帰って来ない恋人を待っていたら、意地悪な元騎士さんに絡まれました【R18】

27.止まらない※

「……ぁっ…ん…」

　胸を愛撫していたレオンの唇が、胸から剥がれ腰の方へと移動していく。

（本当に全身に残すつもりなの…？）

　時折感じるチクっとした鋭い痛みを感じると、私はビクッと体を震わせていた。
　蜜口の奥を掻き混ぜるレオンの指の動きは一旦は緩まりほっとしていたが、愛液まみれになった指を引き抜かれると、今度はぷっくりと膨らんでいる蕾へと移動した。
　濡れているせいか滑りが良くなった指を弱い蕾に擦られると、強い痺れを感じて体を大きく震わせてしまう。

「ニナ、腰を反らして逃げようとするな。逃げられないって分かっているだろ？」
「ぁあっ…、それやだっ…ぁああっ…！」

　私が逃げようと腰を捩らせると、蕾への刺激は更に強くなる。
　私は目尻に涙を溜めて、声を震わせた。

「ニナはここを弄られると直ぐにイくよな。指が滑るからニナの弱い所…なかなか摘まめないな」
「ぁあっ…レオンさんっ…だめっ…そこばっか…いやっ…」

　レオンの指が膨らんだ蕾を摘まもうとする度に、電気が走る様な鋭い刺激を感じて頭の奥が麻痺しそうになる。
　愛液まみれになったレオンの指が何度も蕾を捕えようとして、そこばかりを重点的に責め続ける。
　そして暫くしてやっと捕まえる事が出来ると、レオンは指で挟んでぎゅっと摘まみ上げる。
　その瞬間、体の奥まで痺れてしまいそうな程の強い快感に襲われ、私は絶頂してしまう。

「……っ…ぁああああっ…！！」
「やっと捕まえられたな。すごい声…。そんなにここを摘まむと気持ちがいいのか？」

　レオンは蕾を摘まんだまま、ゆるゆると指で擦り更なる刺激を与えて来る。

（お願いだから…もう動かさないでっ…！！）

「いやっ……おねがっ…ぁあああっ…っっ…！！」
「あんまりいじめるとニナの意識が飛びそうになるな…」

　私が何度も絶頂を繰り返している事に気付くと、レオンは漸く蕾から指を解放してくれた。
　そして私がほっとしていると、レオンは私の足を抱えて左右に大きく割り開いた。

「…え…？……な…に？」
「ニナがイきまくるから、蜜が溢れて…ここがすごい事になってる。だから綺麗にしてやるよ…」

　レオンは意地悪そうな声で呟くと、愛液が垂れた内腿に舌を這わせた。

「ぁっ…ん……」
「ニナは本当にどこでも感じるんだな。ああ、ここにもちゃんと俺の痕を付けておかないとな」

　レオンは私の内腿に垂れた愛液を舌で掬うように舐めとりながら、深く口付ける。

「太腿を舐めていただけなのに…ニナの入口はヒクヒクしているな。本当にこっちの口は欲張りだな…」
「ぁっ…違っ…やだ…そんなところ、見ないでっ…」

　レオンは小さく笑うと、ひだを指で開き中をじっくりと確認する様に眺めていた。
　私は恥ずかしさに耐え切れなくなり、目をぎゅっと強く瞑った。

「見ているだけなのに中からいやらしい蜜がどんどん溢れて来るな。ニナは見られているだけで感じるのか？可愛いな…。だけどそろそろ刺激も欲しい頃だろ？安心しろ、溢れた蜜は全部舐めとってやるから…」
「……ぁっ…ぁあっ…はぁっ…」

　レオンはじゅるっと音を立てながら、私の蜜口の周りに溜まった愛液を絡めとる様に舐め始めた。
　舌の動きを感じる度に、私は腰をびくびくと跳ねさせてしまう。

（……これ…気持ち良すぎる…溶けちゃいそうになる…）

「ニナの乱れてる姿を見ていたら…俺も…もう限界かも。今日は後ろから挿入いれてもいいか？」
「……う…ん…」

　私が小さく頷くと、ゆっくりと体を反転させられた。
　膝を立てて四つん這いの状態で腰を高くあげられて、今の私は相当に恥ずかしい格好だった。

「恥ずかしいっ…、こんな体勢…いやっ…」
「大丈夫、恥ずかしいのは今だけだ。ニナの事だ、きっとすぐに気にならなくなるはずだよ。ゆっくり挿入るな…」

　私が恥ずかしがっていると、散々解された蜜口に熱くなったレオンのものが押し当てられた。

「ぁっ……」
「ニナは入口を擦られると毎回甘い声を出すよな。すごく可愛いよ…」

　レオンは私の腰を掴み、ゆっくりと硬くなった塊を私の中へと押し込めて行く。
　熱いものが奥へと入って行く感覚は、何度感じても慣れない位、私の体をゾクゾクとさせる。

（あ…レオンさんのが…入って来るっ…すごく熱い…）

「ニナの中…相変わらず狭いな。まだ入れただけなのに…。俺の事そんなに締め付けて、本当に可愛いな。早くこうして欲しかったか？」
「ぁあっ…ん……レオンさんの…熱いっ…の…好きっ…はぁっ…」

　私は中を締め付けながら、奥へと入り込んで来るレオンのものを嬉しそうに受け入れた。

「ニナ、俺はニナの背中に愛撫をしてるから…ニナが動いて？」
「え…？…む…無理だよっ…そんなっ…」

　突然レオンの口からそんな事を言われてしまい、私は動揺していた。
　レオンは私の背中に覆いかぶさるように重なって来ると、私のうなじに唇を押し当てて来た。

（本当に…私が動くの？）

「……ぁっ…まって…レオンさんっ…」
「ニナ、好きなように動いていいんだぞ？俺がニナの背中に愛撫をし終えるまで待っていても構わないが…ニナはそれまで我慢出来るのか？」

　レオンは私のうなじに舌を這わせては深く吸い上げ煽って来る。

（レオンさん…こんな状態で放置とか…酷いよっ…。こんなの我慢出来ないっ……どうしよう）

　私は暫くは大人しくしていたが、背中を愛撫される事で疼きが体の奥に溜まって行き、我慢出来なくなるとゆっくりと腰を動かし始めた。

「はぁっ……ぁっ…ん…」

　自ら腰を揺らしてしまうのは恥ずかしくてたまらないが、腰を少し揺らすだけで甘い痺れが全身に伝わって行き気持ち良くてたまらない。
　一度腰を動かしてしまうと、止める事なんて出来なくなっていた。

「ぁあっ…はぁっ…気持ち…いいっ……ぁっ…ぁあっ…」

　私は嬌声を気にすることなく漏らし、ただ腰を揺らし続けていた。
　レオンは背中への愛撫に夢中になっているのか何も言って来ない。
　いつもなら意地悪な言葉をかけて来るはずなのに、何も言って来ないレオンを不思議に思いながらも、快感に溺れていく事に夢中になっていた。

（レオンさんが動いてくれなくても…気持ちいいっ…。どうしよう…腰が止まらなくなっちゃう…）

「ぁあっ……ん……っ…はぁっ……っ……ひぁっ！？」

　私がゆるゆるとした動きで腰を揺らしていると、突然後ろから深く突き上げられた。
　私はびっくりして体を大きく跳ねさせてしまう。

「ニナが気持ち良さそうにしてるのを邪魔したら悪いと思っていたけど、そろそろ奥深くに欲しんじゃないか？やっぱり奥を突くと、ニナの中…嬉しそうにぎゅうぎゅう締め付けて来るな」

　レオンは私の腰をしっかりと掴み、奥深くまで何度も激しく突き上げて行く。
　先程の甘ったるい刺激とは違う快感が体に流れて来て、体の中が一気に熱くなる。

「ぁああっ…！！まって…レオンさんっ…いきなり…だめっ…っぁああっ…！！」
「中はダメって感じじゃないけどな…？ニナの中すごくうねってるし、俺のを搾り取ろうとさっきから必死に締め付けて来るの、堪らないな」