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3.食堂に招待
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教会は街の外れにあり、私の働いている食堂までは歩いて10分程度で辿り着いた。
「レオンさん、ここですっ!」
「ここに来るのは初めてだ」
店の前に到着すると私達は店内へと入って行った。
「あ、ニナちゃん!お客さん連れて来てくれたの?」
「リーズさん、こんにちわ!そうなんですっ!あ…レオンさん、ここに座っていてください!私準備してきますので…、その間にメニュー選んでおいてくださいね!」
私は店内で接客をしているリーズに挨拶をすると、レオンを空いてる席へと案内した。
そして店内の奥に入ると、仕事着に着替えた。
私はこの食堂で接客として働いていて、私の仕事着は白色のブラウスに黒いワンピース、そして白のフリルのエプロンだ。
頭にはフリルのカチューシャが付けている。
簡単に言えばメイド服と言えば分かりやすいだろう。
それを少しフリル多めで可愛くしたのが、ここでの仕事着になっている。
この衣装を考案したのは従業員の子だった。
ジルは従業員の意見も出来るだけ取り入れて、楽しく仕事が出来る様に協力してくれていた。
そしてさっき私が挨拶をしたのが、ここでの大先輩であるリーズだった。
オープン時からずっとここで働いていて、私に色々と仕事を教えてくれる優しい先輩だ。
ジルが居なくなった後も、何かと私の事を気をかけてくれて親切にしてくれる。
私は仕事着に着替えると店内へと戻った。
「レオンさん、メニュー決まりましたか?」
「ああ、とりえあず…初めてだからここに書いてある一押しメニューにするよ」
レオンはメニュー表に書かれている、スペシャルランチセットを指さした。
「ありがとうございますっ!」
私は笑顔で答えた。
最初は笑顔が上手く作れず、ぎこちない作り笑顔しか出来なかったが、最近漸く自然と笑顔を作れるようになった。
接客業は笑顔が大事だと聞き、鏡の前で何度も笑顔の練習を頑張っていた。
「スペシャルランチセット二つね。ニナちゃんもお昼まだでしょ?折角だから一緒に食べて行きな。お客さんもまだ少ないから、こっちは私一人でも平気だからね」
「リーズさん、ありがとうございます」
リーズにそう言われると、レオンと対面する様に椅子に座った。
「ニナは、この店長いのか?」
「2年程ですね…、この街に来たのもそれ位だから…」
「他の場所から移り住んで来たのか?」
「まぁ…そんな感じです」
レオンの質問を聞いて一瞬、表情を曇らせてしまったが、私は適当に流した。
過去の事はもう気にしないようにしている。
大切なのは今だから…。
それに今の生活はあの時とは比べ物にならない程幸せで、毎日がとても楽しく充実している。
だけどこんな私の話を出会ったばかりのレオンに話してしまったら、嫌な思いをさせてしまうかもしれない。
そう思ったら言えなかった。
折角仲良くなったのに、また遠ざかってしまうのは悲しいから…。
「レオンさんは好き嫌いとかありますか?」
「俺か…?特にはないな。基本的に出されたものは食べるよ」
「偉いですねっ…!」
「そういう生活を暫く送っていたからな…」
「そうなんですね…」
レオンは何処か遠くを見るような目で、物悲しそうな顔をしているように見えた。
その表情が少し気になったが、それ以上は聞かない方が良いような気がして、話を終わらせた。
そんな話をしていると注文したスペシャルランチセットがテーブルに並んだ。
野菜スープに、パンにサラダ、そしてデザートにケーキが付いたランチ限定のセットメニューだ。
「美味そうだな…」
「このセット、なんとおまけがついてるんですよっ…!」
「おまけ?」
レオンが不思議そうに問いかけると、私はパンの上に刺さっている旗が付いた楊枝を手に取った。
そして旗の部分を取り、袋綴じされているものを開けてレオンの前に置いた。
「なんと割引券が付いてるんです!当たりは無料券で、割引券は半額と30%引きの2種類があるんです」
私がそう答えると、レオンなポケットから先程私が渡した割引券を取り出した。
「お前がくれたのはこれか…」
「はいっ、私って運があんまり良く無くて、いつも30%ばかり引いちゃうんですよね…」
レオンは私の話を聞くと、パンに刺さってる旗を取った。
「開けるぞ…」
「はい…!」
私はドキドキしながら、旗に注目していた。
レオンがゆっくりとそれを開けると『無料券』と書かれていた。
「無料券って書いてあるけど、これって割引券ではないよな…?」
「……っ…!!レオンさんすごいですっ…!それ当たりですよっ…!!私なんて一度も引いたこと無いのに、一回で当てるとかなんかずるいです」
「ずるいってなぁ…。ニナが運悪過ぎなんじゃないのか?」
「うっ……」
私はこのランチセットを今まで100食近く食べて来たけど、今まで無料券を引いたことは無い。
ジルは何度か当てていて、それを私がもらっていたけど自分で引いたわけでは無かった。
そう考えると私って相当運がないのだろうか…。
「そんなに落ち込むなよ。これはニナにやるから元気出せよ?」
「いえ、大丈夫です。それはレオンさんのものです。折角無料券を引けたんだから、また食べに来てくださいねっ…!」
私が笑顔で答えるとレオンは「そうだな」と小さく笑った。
「ついでの私のこのはずれ券もあげますっ」
「はずれ券って自分で言うなよ…」
レオンは可笑しそうに笑っていて、私もなんだか楽しくなり自然に笑っていた。
食事でこんなにも楽しいと思えたのは、どれくらいぶりなのだろう。
ジルがいなくなってからどこか寂しくて、このセットを頼む時はジルとの楽しい記憶を思い出してしまい、胸の奥がチクチクと棘が刺さったみたいに痛かった。
(ジル…今どこで何をしているの?私ずっと待ってるよ…。だからお願い、帰って来て…)
***
食事を終えると、私はレオンの見送りをしていた。
「ニナ、今日はありがとな…」
「こちらこそ…来てくれてありがとうございました。また来てくださいね!」
「ああ…、この券を使わないとな」
「そうですよ、使わないと勿体ないですっ…!」
「じゃあ…また明日な…」
「はいっ、また明日…!」
私がレオンの背中を眺めながら手を振っていると、レオンは一度振り向いた。
そして小さく笑い、軽く手を振り返してくれた。
(レオンさんて、想像してた人と全然違う人だな…。明日教会で会ったら挨拶しよう…!)
「レオンさん、ここですっ!」
「ここに来るのは初めてだ」
店の前に到着すると私達は店内へと入って行った。
「あ、ニナちゃん!お客さん連れて来てくれたの?」
「リーズさん、こんにちわ!そうなんですっ!あ…レオンさん、ここに座っていてください!私準備してきますので…、その間にメニュー選んでおいてくださいね!」
私は店内で接客をしているリーズに挨拶をすると、レオンを空いてる席へと案内した。
そして店内の奥に入ると、仕事着に着替えた。
私はこの食堂で接客として働いていて、私の仕事着は白色のブラウスに黒いワンピース、そして白のフリルのエプロンだ。
頭にはフリルのカチューシャが付けている。
簡単に言えばメイド服と言えば分かりやすいだろう。
それを少しフリル多めで可愛くしたのが、ここでの仕事着になっている。
この衣装を考案したのは従業員の子だった。
ジルは従業員の意見も出来るだけ取り入れて、楽しく仕事が出来る様に協力してくれていた。
そしてさっき私が挨拶をしたのが、ここでの大先輩であるリーズだった。
オープン時からずっとここで働いていて、私に色々と仕事を教えてくれる優しい先輩だ。
ジルが居なくなった後も、何かと私の事を気をかけてくれて親切にしてくれる。
私は仕事着に着替えると店内へと戻った。
「レオンさん、メニュー決まりましたか?」
「ああ、とりえあず…初めてだからここに書いてある一押しメニューにするよ」
レオンはメニュー表に書かれている、スペシャルランチセットを指さした。
「ありがとうございますっ!」
私は笑顔で答えた。
最初は笑顔が上手く作れず、ぎこちない作り笑顔しか出来なかったが、最近漸く自然と笑顔を作れるようになった。
接客業は笑顔が大事だと聞き、鏡の前で何度も笑顔の練習を頑張っていた。
「スペシャルランチセット二つね。ニナちゃんもお昼まだでしょ?折角だから一緒に食べて行きな。お客さんもまだ少ないから、こっちは私一人でも平気だからね」
「リーズさん、ありがとうございます」
リーズにそう言われると、レオンと対面する様に椅子に座った。
「ニナは、この店長いのか?」
「2年程ですね…、この街に来たのもそれ位だから…」
「他の場所から移り住んで来たのか?」
「まぁ…そんな感じです」
レオンの質問を聞いて一瞬、表情を曇らせてしまったが、私は適当に流した。
過去の事はもう気にしないようにしている。
大切なのは今だから…。
それに今の生活はあの時とは比べ物にならない程幸せで、毎日がとても楽しく充実している。
だけどこんな私の話を出会ったばかりのレオンに話してしまったら、嫌な思いをさせてしまうかもしれない。
そう思ったら言えなかった。
折角仲良くなったのに、また遠ざかってしまうのは悲しいから…。
「レオンさんは好き嫌いとかありますか?」
「俺か…?特にはないな。基本的に出されたものは食べるよ」
「偉いですねっ…!」
「そういう生活を暫く送っていたからな…」
「そうなんですね…」
レオンは何処か遠くを見るような目で、物悲しそうな顔をしているように見えた。
その表情が少し気になったが、それ以上は聞かない方が良いような気がして、話を終わらせた。
そんな話をしていると注文したスペシャルランチセットがテーブルに並んだ。
野菜スープに、パンにサラダ、そしてデザートにケーキが付いたランチ限定のセットメニューだ。
「美味そうだな…」
「このセット、なんとおまけがついてるんですよっ…!」
「おまけ?」
レオンが不思議そうに問いかけると、私はパンの上に刺さっている旗が付いた楊枝を手に取った。
そして旗の部分を取り、袋綴じされているものを開けてレオンの前に置いた。
「なんと割引券が付いてるんです!当たりは無料券で、割引券は半額と30%引きの2種類があるんです」
私がそう答えると、レオンなポケットから先程私が渡した割引券を取り出した。
「お前がくれたのはこれか…」
「はいっ、私って運があんまり良く無くて、いつも30%ばかり引いちゃうんですよね…」
レオンは私の話を聞くと、パンに刺さってる旗を取った。
「開けるぞ…」
「はい…!」
私はドキドキしながら、旗に注目していた。
レオンがゆっくりとそれを開けると『無料券』と書かれていた。
「無料券って書いてあるけど、これって割引券ではないよな…?」
「……っ…!!レオンさんすごいですっ…!それ当たりですよっ…!!私なんて一度も引いたこと無いのに、一回で当てるとかなんかずるいです」
「ずるいってなぁ…。ニナが運悪過ぎなんじゃないのか?」
「うっ……」
私はこのランチセットを今まで100食近く食べて来たけど、今まで無料券を引いたことは無い。
ジルは何度か当てていて、それを私がもらっていたけど自分で引いたわけでは無かった。
そう考えると私って相当運がないのだろうか…。
「そんなに落ち込むなよ。これはニナにやるから元気出せよ?」
「いえ、大丈夫です。それはレオンさんのものです。折角無料券を引けたんだから、また食べに来てくださいねっ…!」
私が笑顔で答えるとレオンは「そうだな」と小さく笑った。
「ついでの私のこのはずれ券もあげますっ」
「はずれ券って自分で言うなよ…」
レオンは可笑しそうに笑っていて、私もなんだか楽しくなり自然に笑っていた。
食事でこんなにも楽しいと思えたのは、どれくらいぶりなのだろう。
ジルがいなくなってからどこか寂しくて、このセットを頼む時はジルとの楽しい記憶を思い出してしまい、胸の奥がチクチクと棘が刺さったみたいに痛かった。
(ジル…今どこで何をしているの?私ずっと待ってるよ…。だからお願い、帰って来て…)
***
食事を終えると、私はレオンの見送りをしていた。
「ニナ、今日はありがとな…」
「こちらこそ…来てくれてありがとうございました。また来てくださいね!」
「ああ…、この券を使わないとな」
「そうですよ、使わないと勿体ないですっ…!」
「じゃあ…また明日な…」
「はいっ、また明日…!」
私がレオンの背中を眺めながら手を振っていると、レオンは一度振り向いた。
そして小さく笑い、軽く手を振り返してくれた。
(レオンさんて、想像してた人と全然違う人だな…。明日教会で会ったら挨拶しよう…!)
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