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第一章
43.和解
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翌日からもロランが迎えに来てくれて、朝は一緒に登校することになった。
なるべくロランから離れない、それが私達の作戦だった。
ジェラルドも周りの事を気にしているのか、人前では一切私に迫ってくることは無かった。
ただ、友人として今までの様に普通に接する様にはなっていた。
私も長年傍にいたこともあり、気付けば普通にジェラルドと話す様になっていく。
とにかくジェラルドは私には何もして来なかった。
(私達の…思い過ごしだったのかな…。だったら良いんだけど…)
普段の日常が戻ったかのように、ジェラルドは私達に遅れていた授業を教えてくれた。
おかげで割と直ぐに授業にも付いて行くことが出来て、気付けばまた3人一緒に過ごす様になっていた。
それから間もなくして、王家から私の家に一通の手紙が届いた。
それは謝罪文だった。
そこには婚約解消に至った経緯が事細かく書かれていて、全て第一王子であるセストが仕組んだことだと書いてあった。
そしてセストの処分も決まり、近々廃嫡が決定すると書かれていた。
それを読んだ父は「今更こんなものを…」と口では文句を言っていたが、納得はしている様子だった。
そしてジェラルドは私とロランを王宮に招待して、私達に謝罪した。
謝罪したのはジェラルドだけではなく、国王陛下にもされ私は戸惑ってしまった。
最初は自分勝手な事ばかりされて頭に来ていたが、そう取らざる得なかった王家の対応も今では理解出来るし、私の怒りも今では完全に消えていた。
悪いのはそれを仕組んだセストとアリエルの二人であり、ジェラルドは被害者だ。
だからもうジェラルドの事は許そうと思っていた。
だけどそんな時に、事件が起きた。
ジェラルドと陛下から謝罪を受け、その後ジェラルドとロランの3人で王宮で食事を取ることになり、王宮に暫く滞在していた。
私は化粧室に行く為に廊下を歩いていると、目の前に突然セストが現れた。
「……シャルロッテ嬢、久しぶりだね…」
「……っ…」
セストは何食わぬ顔で私の前に現れた。
私は驚いて何も言葉が出て来なかった。
(どうして…ここにこの男がいるの…?)
「そんなに驚いて…どうして私がここにいるかって顔をしているな…」
「………」
私はなんだか嫌な予感がして一歩後退りした。
「どうして逃げるんだい…?」
「どうしてって…、貴方もう王家の人間では無いんでしょ…?」
私は思わずそう言い放ってしまった。
するとセストは口端を上げて、一歩前進した。
「悪いな…まだ…王家の人間だ。私の処分は一週間後だそうだ…」
「……私に…何か様ですか?…まさか最後の挨拶って訳でもないですよね…?」
私はその言葉を聞いて眉を寄せると、警戒しながら一歩また後退する。
だけど私が一歩下がると、セストは一歩前進し、その距離は一向に広がらない。
「そういえば、挨拶はまだだったね…」
「絶対…私に挨拶する為に来た訳ではないですよね…?一体何が目的なの…?」
(どうしようっ……、これって大声を出して…助けを呼ぶべき…?)
「私は君には相当嫌われている様だね…。悲しいな…」
セストはわざとらしく肩を竦めた。
なるべくロランから離れない、それが私達の作戦だった。
ジェラルドも周りの事を気にしているのか、人前では一切私に迫ってくることは無かった。
ただ、友人として今までの様に普通に接する様にはなっていた。
私も長年傍にいたこともあり、気付けば普通にジェラルドと話す様になっていく。
とにかくジェラルドは私には何もして来なかった。
(私達の…思い過ごしだったのかな…。だったら良いんだけど…)
普段の日常が戻ったかのように、ジェラルドは私達に遅れていた授業を教えてくれた。
おかげで割と直ぐに授業にも付いて行くことが出来て、気付けばまた3人一緒に過ごす様になっていた。
それから間もなくして、王家から私の家に一通の手紙が届いた。
それは謝罪文だった。
そこには婚約解消に至った経緯が事細かく書かれていて、全て第一王子であるセストが仕組んだことだと書いてあった。
そしてセストの処分も決まり、近々廃嫡が決定すると書かれていた。
それを読んだ父は「今更こんなものを…」と口では文句を言っていたが、納得はしている様子だった。
そしてジェラルドは私とロランを王宮に招待して、私達に謝罪した。
謝罪したのはジェラルドだけではなく、国王陛下にもされ私は戸惑ってしまった。
最初は自分勝手な事ばかりされて頭に来ていたが、そう取らざる得なかった王家の対応も今では理解出来るし、私の怒りも今では完全に消えていた。
悪いのはそれを仕組んだセストとアリエルの二人であり、ジェラルドは被害者だ。
だからもうジェラルドの事は許そうと思っていた。
だけどそんな時に、事件が起きた。
ジェラルドと陛下から謝罪を受け、その後ジェラルドとロランの3人で王宮で食事を取ることになり、王宮に暫く滞在していた。
私は化粧室に行く為に廊下を歩いていると、目の前に突然セストが現れた。
「……シャルロッテ嬢、久しぶりだね…」
「……っ…」
セストは何食わぬ顔で私の前に現れた。
私は驚いて何も言葉が出て来なかった。
(どうして…ここにこの男がいるの…?)
「そんなに驚いて…どうして私がここにいるかって顔をしているな…」
「………」
私はなんだか嫌な予感がして一歩後退りした。
「どうして逃げるんだい…?」
「どうしてって…、貴方もう王家の人間では無いんでしょ…?」
私は思わずそう言い放ってしまった。
するとセストは口端を上げて、一歩前進した。
「悪いな…まだ…王家の人間だ。私の処分は一週間後だそうだ…」
「……私に…何か様ですか?…まさか最後の挨拶って訳でもないですよね…?」
私はその言葉を聞いて眉を寄せると、警戒しながら一歩また後退する。
だけど私が一歩下がると、セストは一歩前進し、その距離は一向に広がらない。
「そういえば、挨拶はまだだったね…」
「絶対…私に挨拶する為に来た訳ではないですよね…?一体何が目的なの…?」
(どうしようっ……、これって大声を出して…助けを呼ぶべき…?)
「私は君には相当嫌われている様だね…。悲しいな…」
セストはわざとらしく肩を竦めた。
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