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第一章
14.久しぶりの会話
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「……っ…、どうしよう、ロラン!私…とんでもない事言っちゃった気がする…」
ロランと挨拶以外で話すのはとても久しぶりだった。
それでも長い間ずっと傍に居ただけあって、ロランの顔を見るとほっとして我慢していた感情がそのまま溢れ出て来た。
「泣くなよ…。とりあえず、なんであんなことを言ったのか話してみろ。話なら聞いてやるから…」
「うっ…、ロラン…ありがとうっ…」
ロランは私にハンカチを手渡してくれたので、私はそれで涙を拭った。
***
私達は空き教室へと入ると適当に椅子に座り、ロランに経緯を話した。
「お前の考え違いって事は無いのか?あのジェラルドが他の女に興味を示すとか…考えられない気がするんだが…」
「相手はアリエル王女よ…?他の令嬢達とは違うよ…」
私はしゅんとした表情で答えると、ロランは「そうか?」と考えた様に呟いた。
「おかしくなったのは、その晩餐会の後なんだよな?」
「うん…、その前までは普通だったし…あの後からで間違いないはず…。私が気付かないはずが無いよ…」
私が自信を持って答えると、ロランもそれは納得している様子だった。
(晩餐会の日…何があったんだろう。どうしてジェラルドは私には何も話してくれないの…?)
「そうか…。でも色々と不明な点が多すぎるから、一度ジェラルドと話してみるべきじゃないか?シャルは良く勘違いをするからな」
ロランに指摘され私は苦笑した。
確かにジェラルド本人から事情を聞くのが一番だと言うのは私も分かっていた。
だけど本人が話したがらないのだから、どうしようもない。
しつこく聞いて嫌われてしまうのも怖かった。
「……でも、話してジェラルドが本当はアリエル王女の事が好きだって分かったら…?私…きっと立ち直れなくなる…」
私が再び泣きそうな顔を浮かべると、ロランは困った様に溜息を漏らし、私の頭を優しく撫でてくれた。
「安心しろ、それは絶対にない。ジェラルドはお前の事しか見て無いよ。…俺から見たら余計な心配をしている様にしか見えないけどな…。この際お前もはっきりと『好き』だって伝えろよ…。中々言わないからこんな風に拗れるんだろ?」
「……そう…かな。本当に…そう思う?」
私は不安そうに瞳を揺らしながらロランに問いかけると、ロランは「ああ」と小さく笑った。
その顔を見て少しだけ不安が拭えた気がした。
(私の勘違いなら良いんだけどな……)
「……私一人だと…またきっと上手く言えなくなる気がするから、…ロランも来てくれると…嬉しいかも…。嫌かもしれないけど…」
「だろうな…。お前がまた心にもない事を言ってる姿が容易に想像出来るよ。その性格、本当に面倒くさいな…」
ロランの言葉に私は俯き「自分でも分かってるよ…」と弱弱しく呟いた。
「……いいよ、付き合ってやる。……だけど、これが最後だからな?」
「……うん、ありがとうっ!ロラン…!やっぱり持つべきものは…友達だねっ…」
私は嬉しそうに笑顔で答えた。
「……友達、か。俺だったら…絶対に不安にはさせないのにな…」
ロランは小さく呟いたが、その声は私の耳には届かなかった。
ロランと挨拶以外で話すのはとても久しぶりだった。
それでも長い間ずっと傍に居ただけあって、ロランの顔を見るとほっとして我慢していた感情がそのまま溢れ出て来た。
「泣くなよ…。とりあえず、なんであんなことを言ったのか話してみろ。話なら聞いてやるから…」
「うっ…、ロラン…ありがとうっ…」
ロランは私にハンカチを手渡してくれたので、私はそれで涙を拭った。
***
私達は空き教室へと入ると適当に椅子に座り、ロランに経緯を話した。
「お前の考え違いって事は無いのか?あのジェラルドが他の女に興味を示すとか…考えられない気がするんだが…」
「相手はアリエル王女よ…?他の令嬢達とは違うよ…」
私はしゅんとした表情で答えると、ロランは「そうか?」と考えた様に呟いた。
「おかしくなったのは、その晩餐会の後なんだよな?」
「うん…、その前までは普通だったし…あの後からで間違いないはず…。私が気付かないはずが無いよ…」
私が自信を持って答えると、ロランもそれは納得している様子だった。
(晩餐会の日…何があったんだろう。どうしてジェラルドは私には何も話してくれないの…?)
「そうか…。でも色々と不明な点が多すぎるから、一度ジェラルドと話してみるべきじゃないか?シャルは良く勘違いをするからな」
ロランに指摘され私は苦笑した。
確かにジェラルド本人から事情を聞くのが一番だと言うのは私も分かっていた。
だけど本人が話したがらないのだから、どうしようもない。
しつこく聞いて嫌われてしまうのも怖かった。
「……でも、話してジェラルドが本当はアリエル王女の事が好きだって分かったら…?私…きっと立ち直れなくなる…」
私が再び泣きそうな顔を浮かべると、ロランは困った様に溜息を漏らし、私の頭を優しく撫でてくれた。
「安心しろ、それは絶対にない。ジェラルドはお前の事しか見て無いよ。…俺から見たら余計な心配をしている様にしか見えないけどな…。この際お前もはっきりと『好き』だって伝えろよ…。中々言わないからこんな風に拗れるんだろ?」
「……そう…かな。本当に…そう思う?」
私は不安そうに瞳を揺らしながらロランに問いかけると、ロランは「ああ」と小さく笑った。
その顔を見て少しだけ不安が拭えた気がした。
(私の勘違いなら良いんだけどな……)
「……私一人だと…またきっと上手く言えなくなる気がするから、…ロランも来てくれると…嬉しいかも…。嫌かもしれないけど…」
「だろうな…。お前がまた心にもない事を言ってる姿が容易に想像出来るよ。その性格、本当に面倒くさいな…」
ロランの言葉に私は俯き「自分でも分かってるよ…」と弱弱しく呟いた。
「……いいよ、付き合ってやる。……だけど、これが最後だからな?」
「……うん、ありがとうっ!ロラン…!やっぱり持つべきものは…友達だねっ…」
私は嬉しそうに笑顔で答えた。
「……友達、か。俺だったら…絶対に不安にはさせないのにな…」
ロランは小さく呟いたが、その声は私の耳には届かなかった。
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