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23.体の異変※

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 私はどうなってしまったんだろう。
 違和感を感じているのに、目を覚ますことが出来ない。

 これは…夢の中?

 ドクドクと自分の鼓動が興奮するみたいに早く脈打っているのを感じる。
 私の体に流れる血液が熱い。
 そのせいで体中が熱くて、苦しい。
 苦しくて頬を伝って涙が流れていく。

「はぁっ…はぁっ…」
 浅い呼吸を繰り返しながら、体に異変が起きてる事に戸惑っていた。

「ラナ…大丈夫だよ。僕が傍についているから…」
(……ルイ…ス?)
 目は開けられないけど、耳を通じてルイスの声が聞こえてくる。
 その声はとても優しくて、傍に付いていてくれてるのだと思うと少しだけ安心することが出来た。

 今の私は目を開けることも、声を出すことも出ない。
 一体何が起こっているの…?

『苦しい…、お願い…助けて!!』と何度も心の中で叫んだ。
 だけどその願いは届くことは無かった。

 こんな事なら意識も奪ってくれればいいのに…。
 何故か意識はそのまま滞在していた。
 意識はあるのに眠っている様な状態というのが今の私の状況には近い気がする。

「……っ……ん」
 何か唇に温かいものが重なった気がした。
 そしてそれは私の唇を舐める様に這って行く。

 もしかして…私は今、ルイスにキスされている…?
 そんなことを思っていると私の唇を這っていたものはゆっくりと私の咥内へと侵入してきた。

「んんっ……」
「ラナは眠っていても感じているの?」
 そんな声が耳から聞こえてドキッとした。
 そして熱くなったそれは私の舌を擦りながら絡まってくる。

 ただでさえ息苦しいのに、熱い何かに責められ更に鼓動が早くなる。
 抵抗したいのに手足に力が入らなくて動く事が出来ない。
 ただ私はそれを受け入れるしかなかった。

「ラナの口の中…溶けそうな位熱いね…」
「んんっ…はぁっ…」
 されるがままに咥内を犯され、私の口端からは吐息に混じる様に甘い喘ぐ様な声が漏れ始めた。

「可愛い声漏れてるよ…。もしかして他の所も触って欲しいのかな?」
「……はぁっ……っ…」
 ルイスの掌が私の首元を撫でる様に触れていく。
 見えないからこそ、少し触られただけでびくんと体を跳ねさせてしまう。

「っ……はぁっ……ぁっ…」
 熱を持った手が首筋からゆっくりと下がって来て、私の胸の周りを何度も行き来する様に撫でる。
 そして硬くなり始めた突起を軽く指で弾かれると甘い声が漏れてしまう。

「ふふっ…寝ていてもしっかり体は反応するんだね。本当に可愛いな。こっちはどうかな?」
「ぁあっ……はぁっ……ん」
 ルイスは私の胸の突起を片手で弄びながら、もう片方の手で足の付け根の熱くなった中心に指を滑らせた。
 中から熱いものがトロッと溢れてくるのを感じる。

「もうこんなに濡らしているなんて、ラナは本当に淫乱な子だね。可愛いよ。ねえ…これなら寝てても最後まで出来ちゃいそうだね」
「…っ……ぁあっ…はぁっ…っっ!!」
 ルイスは私の熱くなった入口にゆっくりと指を埋めていく。
 そして中に入った指を動かしながら、私の耳元に息を吹きかけてきた。
 その瞬間びくっと激しく体を震わせてしまう。

 動く事も、話すことも出来ないはずなのに体だけは反応する。
 そしてルイスは私が意識があることに気づいているのかはわからないけど、耳を執拗に責め始めた。

「ねえ…ラナの中トロトロだよ…」
「んっ…はぁっ……っっ…」
 私の耳に唇を押し当てて囁かれる度に、体がビクビクと震える。
 そんな私の反応を楽しむかのように、ルイスの熱くなった舌が私に耳に這って行く。

「耳を舐めながら、ラナの弱い所責めてあげるね」
「…っっっ…ぁあっ…っっ!!」
 ルイスは私の耳朶を甘噛みしながら、蜜が溢れてぐちゃぐちゃになっている私のぷっくりと膨れ上がった蕾を指で軽く摘まむ。
 その瞬間激しい刺激が全身に走り、一気に体の奥が熱くなる。
 私は抵抗することが出来ないまま、ルイスの気が済むまで何度も達してしまう。

「すごいな…。寝ながらでもこんなに何回もイケるものなんだね。ああ…本当に可愛い。こんな可愛い姿見せられたらもう限界だよ…。ラナが起きるまで何度も僕のでイかせ続けてあげるね」
「……はぁっ……はぁっ…」
 私はその言葉に固まった。

 ルイスの事だから、私に遠慮なんてしない事位想像がつく。
 今の私は抵抗することも出来ない、意識を失う事も出来ない…こんな状態でそんなことされたら……。

「挿れるよ…。ラナ…僕ので沢山気持ち良くなって…」
「……ぁあっ……んっ…はぁっ…」
 ルイスの熱くなった塊がゆっくりと私の中へと埋められていく。
 内壁を擦りながら入ってくる熱い感覚に、ビクビクと体を震わせてしまう。

「ああ…ラナの中狭くて温かくてすごく気持ちが良いよ。ラナも感じてくれているみたいで嬉しいよ」
「ぁあっ……っ…ぁっ…」
 ルイスは小刻みに腰を動かし、それに合わせるかの様に私の口端からは甘い声が漏れる。
 きっと今の私の顔は真っ赤に染まっているんだろう。
 自分でも分かるくらい顔が熱い。

「眠ってるにそんなに悩ましい顔して…本当に堪らないな。中もさっきからすごい締め付けて来てるの気づいてる?……そんなに早く中に欲しいの?」
「んっ…はぁっ…っっ…」
 徐々にルイスの腰の動きが早くなっていく。
 そして激しく最奥を突かれ私は中を痙攣させたまま、ルイスの事をきつくぎゅっと締め付ける。

「もうイってる…?…中すごいビクビクしてて…可愛い」
「ぁああっ……っっ…!!!」
 私は何度もそのまま達してしまう。
 目尻から熱くなったものが頬を伝って流れていくのを感じる。
 薄く開いた唇は開きっぱなしで、もう閉じる事なんて忘れてしまっていた。

「ラナ…好きだよ。愛してるっ……」
「んんっ……っ!!」
 ルイスに唇を激しく奪われ、咥内を滅茶苦茶にされるみたいにかき乱されて何も考えられなくなる。
 腰の動きも早くなり、ルイスの『愛してる』という言葉が聞こえると同時に中に熱いものが勢い良く吐き出されていくのを感じた。


 その瞬間、胸の奥が温かくなってルイスに愛されてることがとても幸せな事だと感じる。
 そしてあんなにも重く感じていた瞼が軽くなっていくのを感じて、ゆっくりと目を開いた。

 目を開くとそこには大好きな人の顔があった。


「おはよう…ラナ…」
 そしてルイスは優しく私に笑いかけてくれた。
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