【完結】勇者の幼馴染ですがパーティーを勝手に抜けたら、ヤンデレ化してどこまでも追いかけて来た【R18】

19.私の気持ちは…※

「ラナ…愛してるよ」
　ルイスに組み敷かれ繋がったままの状態で、何度も口付けをしながらルイスはそう囁く。
　頭の横に置かれた私の指を絡めるように繋いで、まるで恋人でもあるかのように。

「んっ…はぁっ…」
　何時間も繋がれたままの私は脱力しきっていて、もう抵抗する気力も失っていた。
　目からは生理的な涙を流し、唇は薄く開いたまま口端からは涎を垂れ流して。

　何度もルイスに『愛している』と言われ、どこかでそれを喜んでる自分がいる事に気付いた。
　こんなに何度も言われ続けているから、そう勘違いしているだけなのか、心のどこかで本当はルイスの事を求めているのか正直な所は分からない。

　でも、私はルイスの事を拒むことが出来ない。
　何度も繰り返される口付けも、激しく抱かれる事も受け入れてしまう。
　こうされる事を、多分私は望んでいる。
　言葉では嫌と言いながら、体は快楽を与えられることに喜んでいる。

「ラナ…僕の愛しいラナ…愛してる」
「ぁっ…んんっ…っ…」
　ゆるゆるとした動きでルイスが腰を引く度に私は中をきゅうっと締め付ける。
　まるで離れないで欲しいと言ってるかの様に。
　私は熱で真っ赤に染まった顔をしながら、キスを繰り返すルイスの顔をただ眺めていた。

　ルイスは私の名前を呼ぶ時、すごく切なそうな顔で私の事を見つめる。
　そんな表情にドキッとしてしまう。


「早く、孕んで…僕のモノになって…ラナ」
「ぁあっ……っ……ぁっっ…」
　ルイスは唇を剥がし低い声で囁くと、腰の動きが早くなっていく。
　私はその動きに合わせる様に口端から嬌声を響かせる。

「もうこんなに何度もラナの中に注いでるから…ここに僕の子がいるかもしれないね。ああ、早くラナと家族になりたいよ…」
「……んっ…ぁあっ……はぁっ…」
　ルイスは私のお腹の下の方を優しく撫でた。
　その表情は歪んでいるけど、どこか切なそうなに見えた。

「ラナの中は本当に気持ちがいいな。何度もイってるはずなのにきつく締め付けてくる。これならまだ…出来そうだね」
「……っぁあっ…いや、……急に…激しく…ぁああああっ…！！」
　ルイスの口端が上がると激しい刺激で体の奥が熱くなり、私の声も高くなる。
　体がぶつかり合う音と、私の中から溢れる水音が大きくなり、私はそのまま達してしまう。

「ラナはこうやって何度もイかされるの好きだよね？…そんなに締め付けて、また中に注いで欲しいの？ラナは欲張りだね、だけど可愛いよ」
「ぁあっ…まって…あぁあっ…っっっ！！」
　ルイスは熱っぽい表情で私の事を満足そうに見つめながら激しく腰を突き立てる。
　私は何度もイかされ続けて、体を大きくビクビクと跳ねさせてしまう。
　私の顔は涙と汗でぐちゃぐちゃになり、眉を寄せながら苦しそうな表情をしていた。

「その顔たまらないな…、ラナのその顔も僕だけのモノだよ。ラナの全ては僕だけのモノ…ラナ……早く心も僕に落ちて……僕はラナに…愛されたいんだ」
「ぁあっ……はぁっ…っっっぁああ！！」
　ルイスの切なそうな顔を見て、私は言葉にして伝えたいことがあるのに、喘ぎ声しか出せない。
　激しい快感に頭の中が真っ白になり、ゆっくりと意識が薄れていくのを感じる。

　私の意識がなくなる寸前に、何かが私の頬に落ちて来た。

　……涙？

　そう思って上に視線を向けると、視界は既にぼやけていて、ルイスの表情を確認することは出来なかった。
　私の瞼はゆっくりと閉じていき、そのまま意識を失った。