55 / 64
第三章:学園生活スタート
52.初めての②※
しおりを挟む
「それじゃあ、ベッドに横になって」
「これでいいか?」
まずはラインハルトにベッドの中心で横になってもらった。
私はその直ぐ傍に座り指示を送っていく。
「そのまま大人しくしてて。主導権は今は私にあることを忘れないことっ!」
「やる気だな」
私は前世で読んだ漫画の光景を頭に思い浮かべていた。
(まずは雰囲気を作るためにキスからよね……)
これから自分が始めようとすることを思うと、鼓動が早まっていく。
仰向けに寝ているラインハルトを見下ろしながら、ゆっくりと顔を近づけさせていく。
長い髪が顔にかかってしまいそうだったので耳にかけて、再び顔を近づける。
ラインハルトの瞳を見ていると、本当に吸い込まれてしまいそうになる。
唇を押しつけるように口付けをしてみたが、普段のキスと何かが違う。
先程したキスはもっと魅惑的だった。
私はドキドキしながらも舌先を伸ばして、ラインハルトの唇をペロペロと舐め始めた。
主導権の話をしたせいか、ラインハルトは何もしかけてこない。
暫く唇を舐めてると、ラインハルトの肩が微妙に揺れていることに気付いた。
ゆっくりと唇を剥がして、ラインハルトの顔を覗くと必死に笑いを耐えているように見えた。
「な、何?」
「今のはなんだ?」
「何ってキスだけど……」
「まるで猫に舐められているような感覚だったな」
「なっ……!」
「すごく斬新なキスだな。というか可愛過ぎだ。このままそんなキスを体中にするつもりだったのか?」
「そうだけど」
私が戸惑ったように答えると、ラインハルトは上半身を起こして私の手首を掴み、そのままベッドに押し倒した。
「なにするのっ!? まだ終わってないのに」
「今度は私の番だ」
突然視界に天井が映り込んできたかと思えば、すぐにラインハルトの顔が降りてきて、息がかかるほどの距離にまで迫られる。
両手首は顔の横で押さえつけられているので抵抗など出来ない。
体も上から組み敷くように重なっているので、逃げ道など無かった。
「まだ途中だったのに……」
「ルティ、口を開けて」
ラインハルトは私の言葉など無視して進めていく。
だけど私は素直に従ってしまう。
ゆっくりと唇を開くと、満足そうに笑うラインハルトと視線が絡む。
そして深く唇を奪われていく。
先程の熱を思い出すように、体の奥が火照り始める。
誘うように舌先を伸ばし、お互いを絡めていく。
ちゅっ、ちゅっと水音に混じるようにリップ音が室内に響き、重力に引き寄せられるように体から力が抜けていく。
ざらざらとしたラインハルトの舌が無遠慮に私の腔内を動き回り、上顎の辺りを舐められるとぞわぞわと鳥肌が立つ。
だけどそれさえも気持ちいいと感じてしまう。
「はあっ、んんっ……」
体が密着しているせいか、全身からラインハルトの熱を感じ取ることが出来てそれがとても心地よい。
緊張感もいつのまにか解けていて、ただ気持ち良さに酔いしれていた。
いつしか掴まれていた掌は解かれ、ラインハルトは起用に私の首元に付いているリボンをスルッと抜き取り、ボタンを一つずつ外していく。
当然私はキスに夢中になっているため、気付いてはいない。
だけど首元が少しだけひんやりしていることには気付いていた。
「……んっ」
ゆっくりと唇が剥がれると、ラインハルトの顔は私の首筋へと移動していく。
這うように舐められ、ゾクゾクとした感覚に体を揺らす。
時折ちゅっと口付ける音が響き、きつく吸われチクッとした痛みに眉を顰める。
少しの時差の後、吸われた場所から甘い痺れが生まれていく。
ラインハルトは場所を少しづつ変えながら、慣れた手付きで繰り返していく。
ゾクゾクした感覚に支配され、私の体は更に熱くなっていく。
「ぁっ……ん」
「完全に蕩けきったな」
ラインハルトはゆっくりと顔を上げると、ちゅっと音を鳴らして唇にキスをした。
そして視線を私の胸元へと下ろす。
その視線につられるように自分の胸元に目線を向けると、下着が半分見えていることに気付いた。
「……っ!!」
「ルティ、この手は邪魔」
「だって……」
「この先をするんだろう」
慌てて胸元を隠すように手で覆ってしまうが、すぐに引き剥がされ体の横へと移動させられた。
「恥ずかしいのなら目を閉じていても構わないぞ」
「……ライは?」
「勿論、全て見るよ」
「……っ!!」
当然の様に即答され、私の顔は真っ赤に染まる。
私だってこれからされることは理解している。
身ぐるみを全て剥がされ、全身見られてしまうことも。
だけど羞恥心があるから、どうやっても恥ずかしい気持ちを抑えることなんて出来ない。
気付けば泣きそうな顔でラインハルトを見つめていた。
「そんな顔をするな。まるで私がいじめているみたいだな」
「実際そうでしょ?」
「今日はいじめるのではなく、ルティのことを愛したい。ルティの全てを知って、私のことを受け入れて欲しい」
「……その言い方、なんかずるい」
愛したいなんて言われたら、受け入れてしまうに決まっている。
今までだって、私は嫌がりながらも何だって受け入れてきた。
本心ではそうされることを望んでいたからだ。
きっと私の心は疾うの昔から見透かされていたのだろう。
私が拒めないことを分かっていて、仕掛けてくる。
ラインハルトとはそういう意地悪な人間だ。
だけど私はそんなラインハルトのことが好き。
「私は狡い人間だからな。ルティの逃げ道は全て塞ぐよ」
「……っ」
「だけど、そうさせているのはルティだ。私の心を奪って、こんな気持ちにさせているのだからな。それならば、責任を取って貰うのは当然の義務だろう?」
「……ぁっ」
ラインハルトの掌が私の胸元に触れた。
優しく撫でられただけなのに、びくっと体が揺れてしまう。
「下着の上から少し触れただけなのに、いい反応だな」
「……っ、はぁっ……」
膨らみを掌で包み、ゆっくりと揉まれると、私の口元からは甘い吐息が漏れてしまう。
ラインハルトは何も言わず、満足そうな顔で暫くの間胸に刺激を送り続けていた。
「服が邪魔だな。この白くて綺麗な肌を全て見たい。脱がすから一度起こすぞ」
「……うん」
ラインハルトの手を掴むとひっぱってくれて、私は上半身を起こした。
そして私が暫くの間ぼけっとしていると、ラインハルトの手が胸元に伸びてきて残りのボタンを外していく。
その光景に恥ずかしくなり、思わず手を止めさせてしまう。
「ルティ、邪魔をしたら服が脱がせられない」
「自分でするからいい」
「今日は私にさせて」
「でもっ……」
「ルティの恥ずかしがった姿を見ながら脱がせるのも興奮するからな」
「なっ!」
突然そんな冗談を言われて、私の体温は再び上がってしまう。
完全にラインハルトのペースに呑み込まれている。
悔しいが、ドキドキした鼓動は収まる気配がない。
ラインハルトの言葉に一々一喜一憂して、溺れてしまっているのは私の方だ。
「これでいいか?」
まずはラインハルトにベッドの中心で横になってもらった。
私はその直ぐ傍に座り指示を送っていく。
「そのまま大人しくしてて。主導権は今は私にあることを忘れないことっ!」
「やる気だな」
私は前世で読んだ漫画の光景を頭に思い浮かべていた。
(まずは雰囲気を作るためにキスからよね……)
これから自分が始めようとすることを思うと、鼓動が早まっていく。
仰向けに寝ているラインハルトを見下ろしながら、ゆっくりと顔を近づけさせていく。
長い髪が顔にかかってしまいそうだったので耳にかけて、再び顔を近づける。
ラインハルトの瞳を見ていると、本当に吸い込まれてしまいそうになる。
唇を押しつけるように口付けをしてみたが、普段のキスと何かが違う。
先程したキスはもっと魅惑的だった。
私はドキドキしながらも舌先を伸ばして、ラインハルトの唇をペロペロと舐め始めた。
主導権の話をしたせいか、ラインハルトは何もしかけてこない。
暫く唇を舐めてると、ラインハルトの肩が微妙に揺れていることに気付いた。
ゆっくりと唇を剥がして、ラインハルトの顔を覗くと必死に笑いを耐えているように見えた。
「な、何?」
「今のはなんだ?」
「何ってキスだけど……」
「まるで猫に舐められているような感覚だったな」
「なっ……!」
「すごく斬新なキスだな。というか可愛過ぎだ。このままそんなキスを体中にするつもりだったのか?」
「そうだけど」
私が戸惑ったように答えると、ラインハルトは上半身を起こして私の手首を掴み、そのままベッドに押し倒した。
「なにするのっ!? まだ終わってないのに」
「今度は私の番だ」
突然視界に天井が映り込んできたかと思えば、すぐにラインハルトの顔が降りてきて、息がかかるほどの距離にまで迫られる。
両手首は顔の横で押さえつけられているので抵抗など出来ない。
体も上から組み敷くように重なっているので、逃げ道など無かった。
「まだ途中だったのに……」
「ルティ、口を開けて」
ラインハルトは私の言葉など無視して進めていく。
だけど私は素直に従ってしまう。
ゆっくりと唇を開くと、満足そうに笑うラインハルトと視線が絡む。
そして深く唇を奪われていく。
先程の熱を思い出すように、体の奥が火照り始める。
誘うように舌先を伸ばし、お互いを絡めていく。
ちゅっ、ちゅっと水音に混じるようにリップ音が室内に響き、重力に引き寄せられるように体から力が抜けていく。
ざらざらとしたラインハルトの舌が無遠慮に私の腔内を動き回り、上顎の辺りを舐められるとぞわぞわと鳥肌が立つ。
だけどそれさえも気持ちいいと感じてしまう。
「はあっ、んんっ……」
体が密着しているせいか、全身からラインハルトの熱を感じ取ることが出来てそれがとても心地よい。
緊張感もいつのまにか解けていて、ただ気持ち良さに酔いしれていた。
いつしか掴まれていた掌は解かれ、ラインハルトは起用に私の首元に付いているリボンをスルッと抜き取り、ボタンを一つずつ外していく。
当然私はキスに夢中になっているため、気付いてはいない。
だけど首元が少しだけひんやりしていることには気付いていた。
「……んっ」
ゆっくりと唇が剥がれると、ラインハルトの顔は私の首筋へと移動していく。
這うように舐められ、ゾクゾクとした感覚に体を揺らす。
時折ちゅっと口付ける音が響き、きつく吸われチクッとした痛みに眉を顰める。
少しの時差の後、吸われた場所から甘い痺れが生まれていく。
ラインハルトは場所を少しづつ変えながら、慣れた手付きで繰り返していく。
ゾクゾクした感覚に支配され、私の体は更に熱くなっていく。
「ぁっ……ん」
「完全に蕩けきったな」
ラインハルトはゆっくりと顔を上げると、ちゅっと音を鳴らして唇にキスをした。
そして視線を私の胸元へと下ろす。
その視線につられるように自分の胸元に目線を向けると、下着が半分見えていることに気付いた。
「……っ!!」
「ルティ、この手は邪魔」
「だって……」
「この先をするんだろう」
慌てて胸元を隠すように手で覆ってしまうが、すぐに引き剥がされ体の横へと移動させられた。
「恥ずかしいのなら目を閉じていても構わないぞ」
「……ライは?」
「勿論、全て見るよ」
「……っ!!」
当然の様に即答され、私の顔は真っ赤に染まる。
私だってこれからされることは理解している。
身ぐるみを全て剥がされ、全身見られてしまうことも。
だけど羞恥心があるから、どうやっても恥ずかしい気持ちを抑えることなんて出来ない。
気付けば泣きそうな顔でラインハルトを見つめていた。
「そんな顔をするな。まるで私がいじめているみたいだな」
「実際そうでしょ?」
「今日はいじめるのではなく、ルティのことを愛したい。ルティの全てを知って、私のことを受け入れて欲しい」
「……その言い方、なんかずるい」
愛したいなんて言われたら、受け入れてしまうに決まっている。
今までだって、私は嫌がりながらも何だって受け入れてきた。
本心ではそうされることを望んでいたからだ。
きっと私の心は疾うの昔から見透かされていたのだろう。
私が拒めないことを分かっていて、仕掛けてくる。
ラインハルトとはそういう意地悪な人間だ。
だけど私はそんなラインハルトのことが好き。
「私は狡い人間だからな。ルティの逃げ道は全て塞ぐよ」
「……っ」
「だけど、そうさせているのはルティだ。私の心を奪って、こんな気持ちにさせているのだからな。それならば、責任を取って貰うのは当然の義務だろう?」
「……ぁっ」
ラインハルトの掌が私の胸元に触れた。
優しく撫でられただけなのに、びくっと体が揺れてしまう。
「下着の上から少し触れただけなのに、いい反応だな」
「……っ、はぁっ……」
膨らみを掌で包み、ゆっくりと揉まれると、私の口元からは甘い吐息が漏れてしまう。
ラインハルトは何も言わず、満足そうな顔で暫くの間胸に刺激を送り続けていた。
「服が邪魔だな。この白くて綺麗な肌を全て見たい。脱がすから一度起こすぞ」
「……うん」
ラインハルトの手を掴むとひっぱってくれて、私は上半身を起こした。
そして私が暫くの間ぼけっとしていると、ラインハルトの手が胸元に伸びてきて残りのボタンを外していく。
その光景に恥ずかしくなり、思わず手を止めさせてしまう。
「ルティ、邪魔をしたら服が脱がせられない」
「自分でするからいい」
「今日は私にさせて」
「でもっ……」
「ルティの恥ずかしがった姿を見ながら脱がせるのも興奮するからな」
「なっ!」
突然そんな冗談を言われて、私の体温は再び上がってしまう。
完全にラインハルトのペースに呑み込まれている。
悔しいが、ドキドキした鼓動は収まる気配がない。
ラインハルトの言葉に一々一喜一憂して、溺れてしまっているのは私の方だ。
1
お気に入りに追加
2,240
あなたにおすすめの小説
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。

転生した世界のイケメンが怖い
祐月
恋愛
わたしの通う学院では、近頃毎日のように喜劇が繰り広げられている。
第二皇子殿下を含む学院で人気の美形子息達がこぞって一人の子爵令嬢に愛を囁き、殿下の婚約者の公爵令嬢が諌めては返り討ちにあうという、わたしにはどこかで見覚えのある光景だ。
わたし以外の皆が口を揃えて言う。彼らはものすごい美形だと。
でもわたしは彼らが怖い。
わたしの目には彼らは同じ人間には見えない。
彼らはどこからどう見ても、女児向けアニメキャラクターショーの着ぐるみだった。
2024/10/06 IF追加
小説を読もう!にも掲載しています。

深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?

【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。

悪役令嬢の生産ライフ
星宮歌
恋愛
コツコツとレベルを上げて、生産していくゲームが好きなしがない女子大生、田中雪は、その日、妹に頼まれて手に入れたゲームを片手に通り魔に刺される。
女神『はい、あなた、転生ね』
雪『へっ?』
これは、生産ゲームの世界に転生したかった雪が、別のゲーム世界に転生して、コツコツと生産するお話である。
雪『世界観が壊れる? 知ったこっちゃないわっ!』
無事に完結しました!
続編は『悪役令嬢の神様ライフ』です。
よければ、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m
悪役令嬢に転生したので、すべて無視することにしたのですが……?
りーさん
恋愛
気がついたら、生まれ変わっていた。自分が死んだ記憶もない。どうやら、悪役令嬢に生まれ変わったみたい。しかも、生まれ変わったタイミングが、学園の入学式の前日で、攻略対象からも嫌われまくってる!?
こうなったら、破滅回避は諦めよう。だって、悪役令嬢は、悪口しか言ってなかったんだから。それだけで、公の場で断罪するような婚約者など、こっちから願い下げだ。
他の攻略対象も、別にお前らは関係ないだろ!って感じなのに、一緒に断罪に参加するんだから!そんな奴らのご機嫌をとるだけ無駄なのよ。
もう攻略対象もヒロインもシナリオも全部無視!やりたいことをやらせてもらうわ!
そうやって無視していたら、なんでか攻略対象がこっちに来るんだけど……?
※恋愛はのんびりになります。タグにあるように、主人公が恋をし出すのは後半です。
1/31 タイトル変更 破滅寸前→ゲーム開始直前

魔性の悪役令嬢らしいですが、男性が苦手なのでご期待にそえません!
蒼乃ロゼ
恋愛
「リュミネーヴァ様は、いろんな殿方とご経験のある、魔性の女でいらっしゃいますから!」
「「……は?」」
どうやら原作では魔性の女だったらしい、リュミネーヴァ。
しかし彼女の中身は、前世でストーカーに命を絶たれ、乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生してきた人物。
前世での最期の記憶から、男性が苦手。
初めは男性を目にするだけでも体が震えるありさま。
リュミネーヴァが具体的にどんな悪行をするのか分からず、ただ自分として、在るがままを生きてきた。
当然、物語が原作どおりにいくはずもなく。
おまけに実は、本編前にあたる時期からフラグを折っていて……?
攻略キャラを全力回避していたら、魔性違いで謎のキャラから溺愛モードが始まるお話。
ファンタジー要素も多めです。
※なろう様にも掲載中
※短編【転生先は『乙女ゲーでしょ』~】の元ネタです。どちらを先に読んでもお話は分かりますので、ご安心ください。

前世を思い出しました。恥ずかしすぎて、死んでしまいそうです。
棚から現ナマ
恋愛
前世を思い出したフィオナは、今までの自分の所業に、恥ずかしすぎて身もだえてしまう。自分は痛い女だったのだ。いままでの黒歴史から目を背けたい。黒歴史を思い出したくない。黒歴史関係の人々と接触したくない。
これからは、まっとうに地味に生きていきたいの。
それなのに、王子様や公爵令嬢、王子の側近と今まで迷惑をかけてきた人たちが向こうからやって来る。何でぇ?ほっといて下さい。お願いします。恥ずかしすぎて、死んでしまいそうです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる