31 / 64
第三章:学園生活スタート
30.私は悪役令嬢では無い
しおりを挟む
翌日、私は多くの注目を浴びていた。
廊下を歩いている時も、教室に入ってからも常に誰かに見られている様な気がする。
そして間違いなく、その原因を作ったのはラインハルトで間違いないだろう。
昨日私はこの教室で突然キスをされた。
しかもクラスにはまだ数名の生徒が残っていたのにも関わらずだ。
その所為で噂の種にされ、今や私は噂の中心人物になっている。
(全部ライのせいよっ!)
思い出すとあの時の光景が頭の中に蘇り、恥ずかしく感じてしまう。
そんな事を考えながら席に座ろうとすると、鋭い視線とぶつかる。
(え……?)
私は驚きを隠せなくなり、教室内に視線を巡らせていく。
すると先程と同じような、睨みつけるような痛々しい視線を送っている生徒達が何人かいる事に気付いた。
この学園の中には私の事をあまり良く思っていない人間がいることは何となく気付いてはいた。
私は王子であるラインハルトの婚約者という立場から、一部の令嬢達からは嫌われている。
それでも私は公爵令嬢という高い地位があるせいで、嫌がらせを受けることはほぼ無いが睨まれる事はたまにある。
その令嬢達とは付き合いも無いし、今後関わる予定も無いので気にしない様にしてきた。
しかし、今私を睨んでいる者達はその令嬢達では無かった。
私のいるBクラスは30名程在籍しているが、その3割が平民出の者達だ。
高位貴族は魔力の血が濃いとされ、魔力量も高い。
その理由からAクラスは王族やそれに近い存在ものが集められている。
そんなAクラスに入れたコレットは、同じ平民出の者から見たら憧れの存在なのだろう。
平民だけではなく、貴族の中でもコレットに興味を持っている生徒は割と多い様だ。
あれだけ可愛いのだから納得出来る。
そんな時ラインハルトとの噂が流れ、一部では『身分違いの恋』だとか『真実の愛』などと勝手に妄想を膨らませてコレットの恋の応援をし始める者達が現れた。
私もそんな話をちらっと通りがかりに聞いたことがあった。
しかし言いたい。
私は断じて二人の邪魔をしているわけでは無いのだと!
寧ろ私は悪役令嬢なんてやる気も無いし、婚約破棄を言い渡された時には、潔く受け入れるつもりでいたくらいだ。
(全部ライの所為だわ! これじゃ、まるで私が意地悪をして二人の邪魔をしているみたいじゃないっ)
「ほんと、貴族ってやる事が汚いわね」
どこからかぼそっと呟く声が聞こえて来る。
「本当よね。二人が仲が良いのを嫉妬して、コレットさんの前でキスさせるなんて酷すぎるわ」
その声に便乗する様に、次々に私を非難する声が響いて来る。
(なんなのっ、この会話。まるで私からしたみたいに聞こえるんだけどっ!)
「平民の分際で公爵令嬢であるルティナ様に良くそんな事を言えるわね。命知らずにも程があるわよ!」
「そうよ! 後でどんな目に遭うか分かっていて言っているのかしらね?」
頼んでも無いのに私を擁護する様な声まで出始めて来た。
教室内が徐々に不穏な空気に包まれていく。
「ここでは身分は平等とされていますっ!」
「だから何? ルティナ様からも言ってあげてください!」
そんな言い争いが始まると、突然言い合っていた貴族令嬢の一人が私に話を振って来た。
「私は別に。っていうか、キスをしたのは私からでは無いのでっ! 文句があるならライに言ってよ」
「そうだな、私から説明した方が良さそうだな」
私が困った様に答えると、入り口の方から聞き慣れた声が響いた。
「……っ!?」
その声に気付いた私を含めた生徒達は、全員入口の方に視線を向けた。
そこには涼し気な表情をしたラインハルトが立っていた。
(なんでいるの!?)
ラインハルトに文句を言えと答えてしまったが、まさか本人が登場するなんて思ってもいなかった。
私はますますややこしくなるような気がして、逃げたい気分でいっぱいだった。
「少し前から話は聞かせてもらっていたけど、コレットとの関係はただのクラスメイトだ。それ以上の感情はお互い持っていない。それに私には既に心に決めている相手がいるからな。私に取って特別な意味を持つ女性は婚約者でもある彼女だけだ」
ラインハルトはスラスラと言葉を紡ぎながら、私の前までやって来た。
またしても人前でそんな恥ずかしい事を言われてしまい、私の顔は真っ赤に染まっていたが、ラインハルトは平然とした表情のままだった。
そして目の前までやって来ると、じっと私の瞳を見つめながら手に触れて来た。
私がこの状況に戸惑っていると、その隙に乗じてラインハルトは私の手を取り甲にそっと口付けた。
「私の大切な婚約者の事をあまりいじめないで欲しい」
ラインハルトの突然の行動を見て、周囲は更に騒がしくなっていく。
悲鳴を上げる者や、頬を赤く染めている者。
そしてその視線は私達へと向けられている。
私は今の状況に耐えられなくなり、慌ててラインハルトの手を剥がそうとした。
しかし私が逃げようとすると、掴まれている手に力が入り離れない。
私は焦っていたこともあり必死になってしまい、体をずらそうとすると突然目の前が揺らめいた。
体が前に倒れ込み、ラインハルトの胸に抱き止められるが、勢いもありそのまま倒れ込んでしまった。
「……っ」
気付けば私達は床に座り込んでいた。
正確にはラインハルトが私の事を庇う形になったため、私がラインハルトの上に馬乗りに座っている様な状況だった。
そして視線が合うと、ラインハルトは驚いている私を見て小さく笑った。
「ルティって案外大胆なんだな」
その瞬間、沸騰したかのように顔が真っ赤に染まっていく。
私は慌てて起き上がると、ラインハルトを無視して教室から逃げる様に出て行った。
(違うっ! 今のは事故よっ!)
***
私が居なくなった教室で、ラインハルトは静かに立ち上がった。
そして教室にいる生徒達に視線を巡らせた。
「騒がせてしまってすまなかった。私はルティとは同じクラスでは無いからな、今ここで言わせてもらう。彼女は私の大切な婚約者だ。だから今後彼女を傷付ける様な事があれば、それは私に対する事と同等の扱いだと受け取らせてもらうよ」
ラインハルトは笑顔を浮かべていたが、その奥には殺気のようなものを潜ませていた。
生徒達はそんなラインハルトの姿にゾクッと体を震わせ、中には青ざめた顔を見せる者もいる様だ。
そしてその日を境にして、私に対して文句を言って来る者は誰一人として現れなくなった。
廊下を歩いている時も、教室に入ってからも常に誰かに見られている様な気がする。
そして間違いなく、その原因を作ったのはラインハルトで間違いないだろう。
昨日私はこの教室で突然キスをされた。
しかもクラスにはまだ数名の生徒が残っていたのにも関わらずだ。
その所為で噂の種にされ、今や私は噂の中心人物になっている。
(全部ライのせいよっ!)
思い出すとあの時の光景が頭の中に蘇り、恥ずかしく感じてしまう。
そんな事を考えながら席に座ろうとすると、鋭い視線とぶつかる。
(え……?)
私は驚きを隠せなくなり、教室内に視線を巡らせていく。
すると先程と同じような、睨みつけるような痛々しい視線を送っている生徒達が何人かいる事に気付いた。
この学園の中には私の事をあまり良く思っていない人間がいることは何となく気付いてはいた。
私は王子であるラインハルトの婚約者という立場から、一部の令嬢達からは嫌われている。
それでも私は公爵令嬢という高い地位があるせいで、嫌がらせを受けることはほぼ無いが睨まれる事はたまにある。
その令嬢達とは付き合いも無いし、今後関わる予定も無いので気にしない様にしてきた。
しかし、今私を睨んでいる者達はその令嬢達では無かった。
私のいるBクラスは30名程在籍しているが、その3割が平民出の者達だ。
高位貴族は魔力の血が濃いとされ、魔力量も高い。
その理由からAクラスは王族やそれに近い存在ものが集められている。
そんなAクラスに入れたコレットは、同じ平民出の者から見たら憧れの存在なのだろう。
平民だけではなく、貴族の中でもコレットに興味を持っている生徒は割と多い様だ。
あれだけ可愛いのだから納得出来る。
そんな時ラインハルトとの噂が流れ、一部では『身分違いの恋』だとか『真実の愛』などと勝手に妄想を膨らませてコレットの恋の応援をし始める者達が現れた。
私もそんな話をちらっと通りがかりに聞いたことがあった。
しかし言いたい。
私は断じて二人の邪魔をしているわけでは無いのだと!
寧ろ私は悪役令嬢なんてやる気も無いし、婚約破棄を言い渡された時には、潔く受け入れるつもりでいたくらいだ。
(全部ライの所為だわ! これじゃ、まるで私が意地悪をして二人の邪魔をしているみたいじゃないっ)
「ほんと、貴族ってやる事が汚いわね」
どこからかぼそっと呟く声が聞こえて来る。
「本当よね。二人が仲が良いのを嫉妬して、コレットさんの前でキスさせるなんて酷すぎるわ」
その声に便乗する様に、次々に私を非難する声が響いて来る。
(なんなのっ、この会話。まるで私からしたみたいに聞こえるんだけどっ!)
「平民の分際で公爵令嬢であるルティナ様に良くそんな事を言えるわね。命知らずにも程があるわよ!」
「そうよ! 後でどんな目に遭うか分かっていて言っているのかしらね?」
頼んでも無いのに私を擁護する様な声まで出始めて来た。
教室内が徐々に不穏な空気に包まれていく。
「ここでは身分は平等とされていますっ!」
「だから何? ルティナ様からも言ってあげてください!」
そんな言い争いが始まると、突然言い合っていた貴族令嬢の一人が私に話を振って来た。
「私は別に。っていうか、キスをしたのは私からでは無いのでっ! 文句があるならライに言ってよ」
「そうだな、私から説明した方が良さそうだな」
私が困った様に答えると、入り口の方から聞き慣れた声が響いた。
「……っ!?」
その声に気付いた私を含めた生徒達は、全員入口の方に視線を向けた。
そこには涼し気な表情をしたラインハルトが立っていた。
(なんでいるの!?)
ラインハルトに文句を言えと答えてしまったが、まさか本人が登場するなんて思ってもいなかった。
私はますますややこしくなるような気がして、逃げたい気分でいっぱいだった。
「少し前から話は聞かせてもらっていたけど、コレットとの関係はただのクラスメイトだ。それ以上の感情はお互い持っていない。それに私には既に心に決めている相手がいるからな。私に取って特別な意味を持つ女性は婚約者でもある彼女だけだ」
ラインハルトはスラスラと言葉を紡ぎながら、私の前までやって来た。
またしても人前でそんな恥ずかしい事を言われてしまい、私の顔は真っ赤に染まっていたが、ラインハルトは平然とした表情のままだった。
そして目の前までやって来ると、じっと私の瞳を見つめながら手に触れて来た。
私がこの状況に戸惑っていると、その隙に乗じてラインハルトは私の手を取り甲にそっと口付けた。
「私の大切な婚約者の事をあまりいじめないで欲しい」
ラインハルトの突然の行動を見て、周囲は更に騒がしくなっていく。
悲鳴を上げる者や、頬を赤く染めている者。
そしてその視線は私達へと向けられている。
私は今の状況に耐えられなくなり、慌ててラインハルトの手を剥がそうとした。
しかし私が逃げようとすると、掴まれている手に力が入り離れない。
私は焦っていたこともあり必死になってしまい、体をずらそうとすると突然目の前が揺らめいた。
体が前に倒れ込み、ラインハルトの胸に抱き止められるが、勢いもありそのまま倒れ込んでしまった。
「……っ」
気付けば私達は床に座り込んでいた。
正確にはラインハルトが私の事を庇う形になったため、私がラインハルトの上に馬乗りに座っている様な状況だった。
そして視線が合うと、ラインハルトは驚いている私を見て小さく笑った。
「ルティって案外大胆なんだな」
その瞬間、沸騰したかのように顔が真っ赤に染まっていく。
私は慌てて起き上がると、ラインハルトを無視して教室から逃げる様に出て行った。
(違うっ! 今のは事故よっ!)
***
私が居なくなった教室で、ラインハルトは静かに立ち上がった。
そして教室にいる生徒達に視線を巡らせた。
「騒がせてしまってすまなかった。私はルティとは同じクラスでは無いからな、今ここで言わせてもらう。彼女は私の大切な婚約者だ。だから今後彼女を傷付ける様な事があれば、それは私に対する事と同等の扱いだと受け取らせてもらうよ」
ラインハルトは笑顔を浮かべていたが、その奥には殺気のようなものを潜ませていた。
生徒達はそんなラインハルトの姿にゾクッと体を震わせ、中には青ざめた顔を見せる者もいる様だ。
そしてその日を境にして、私に対して文句を言って来る者は誰一人として現れなくなった。
2
お気に入りに追加
2,242
あなたにおすすめの小説
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
転生したらただの女子生徒Aでしたが、何故か攻略対象の王子様から溺愛されています
平山和人
恋愛
平凡なOLの私はある日、事故にあって死んでしまいました。目が覚めるとそこは知らない天井、どうやら私は転生したみたいです。
生前そういう小説を読みまくっていたので、悪役令嬢に転生したと思いましたが、実際はストーリーに関わらないただの女子生徒Aでした。
絶望した私は地味に生きることを決意しましたが、なぜか攻略対象の王子様や悪役令嬢、更にヒロインにまで溺愛される羽目に。
しかも、私が聖女であることも判明し、国を揺るがす一大事に。果たして、私はモブらしく地味に生きていけるのでしょうか!?
執着系逆ハー乙女ゲームに転生したみたいだけど強ヒロインなら問題ない、よね?
陽海
恋愛
乙女ゲームのヒロインに転生したと気が付いたローズ・アメリア。
この乙女ゲームは攻略対象たちの執着がすごい逆ハーレムものの乙女ゲームだったはず。だけど肝心の執着の度合いが分からない。
執着逆ハーから身を守るために剣術や魔法を学ぶことにしたローズだったが、乙女ゲーム開始前からどんどん攻略対象たちに会ってしまう。最初こそ普通だけど少しずつ執着の兆しが見え始め......
剣術や魔法も最強、筋トレもする、そんな強ヒロインなら逆ハーにはならないと思っているローズは自分の行動がシナリオを変えてますます執着の度合いを釣り上げていることに気がつかない。
本編完結。マルチエンディング、おまけ話更新中です。
小説家になろう様でも掲載中です。
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
ヒロイン不在だから悪役令嬢からお飾りの王妃になるのを決めたのに、誓いの場で登場とか聞いてないのですが!?
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
ヒロインがいない。
もう一度言おう。ヒロインがいない!!
乙女ゲーム《夢見と夜明け前の乙女》のヒロインのキャロル・ガードナーがいないのだ。その結果、王太子ブルーノ・フロレンス・フォード・ゴルウィンとの婚約は継続され、今日私は彼の婚約者から妻になるはずが……。まさかの式の最中に突撃。
※ざまぁ展開あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる