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26.快楽の溺れる②※
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私がゆっくり腰を揺らし、甘ったるい快感に酔いしれていると、ルーカスは私の首筋に深く口づけた。
恐らく、彼は私の肌を噛みついたのだろう。
突然体の中が燃えるように熱くなり、ちょっとした刺激でも敏感に反応してしまう。
「ぁああっ……なにっ、ひぁあっ!」
「ミアが随分気持ち良さそうにしていたから、もっと良くしてあげたくなったんだ」
中が少し擦れるだけで、全身に電気が走ったかのような強い痺れを感じて、思わず声を上げてしまう。
頭の奥が焼き切れてしまうような感覚を与え続けられ、声を抑えるなんて余裕はなくなる。
「ミア、そんなに声を出して平気か?」
「ぁっ、だめ、でもっ、ぁあっ……ルーカス様っ、おねがっ、ぁあああっ!!」
そんな中、不意に意地悪そうな声が耳元から響く。
しかし、下からの突き上げはさらに強くなり、私は追い詰められる。
一際甲高い声を響かせると同時に深い絶頂を迎え、中をきつく締め付けた。
「ミアは俺との行為を誰かに見て欲しいのか?」
「ちがっ、まって……いやっ、……ぁっ、ひぁああっ!」
ルーカスは遠慮することなく、激しく何度も下から突き上げてくる。
腰はがっちりと彼に押さえられてしまっているため、相変わらず逃げられない。
私は目に涙を溜めながら、何度も激しく首を横に振っていると、ルーカスは逆側の首筋を深く吸うように口づけた。
「ぁ……ぁあっ……熱いっ!」
「これでミアの感度はさらに上がったな。俺の牙には催淫効果があるって話、覚えているだろう? 一度より二度噛まれたほうが効果は濃くなる」
全身の血液が沸騰するかのように熱くなり、私の息はさらに上がっていく。
少し肌を撫でられただけで全身がぞくりと震え、大きく腰を跳ねさせてほどに感度が悦くなる。
(ルーカス様は悪魔だわっ!!)
「いやっ、なにこれっ……ぁあっ、ん……はぁっ、はぁっ……」
私ははしたない声を上げながら何度も絶頂してしまい、止まらなくなっていた。
ここが浴場であることも、すでに考える余裕なんてなくなっていく。
「すごい締め付けだな。こうやって感度を上げて俺にいじめられて喜んでいるのか? 可愛い」
「ひぁああっ! はぁっ、体が、変なのっ、ぁああっ!」
彼はうっとりとした顔で満足そうに私を見ている。
その姿を見た瞬間、ぞくりと背筋に寒気が走った。
私は底なし沼のような深い快感に落とされ、このまま戻って来ることができなくなるのではないだろうか。
ルーカスならやりかねない。
けれど、それならば私だけではなく、彼も道連れにしてしまいたい。
「すごい締め付けだな。ミアの中に出すから、全部受け止めてくれ」
「……っ、っああああ!!」
ルーカスは私の中に熱くなった欲望を勢いよく吐き出した。
ドロドロとした熱くなったものの感覚に、私は心は自然と幸福感に包まれていく。
こんなふうに感じてしまうのも、彼と契約を結んだからなのかもしれない。
「中に出されて喜んでいるのか?」
「わかんな、い……」
虚ろな瞳で力なく私が答えると、ルーカスはそっと私の瞼に掌を被せた。
視界が遮断され、ゆっくりと意識が遠ざかって行くような感覚がした。
「これはまだミアには少し早すぎたみたいだな。いじめすぎてしまったから、今日はここまでにしておこうか。ちなみに今は空間を遮断してあるから、ミアの声は外には聞こえてないよ。こんな可愛い声、俺以外には聞かせたくないからね」
「ルーカス様は意地悪なのか優しいのか、良く……、わかりませ……」
ルーカスは優しい声が心地良く頭に響いてくる。
それと同時に徐々に思考が働かなくなり、微睡みのような感覚に堕とされていくようだ。
「ミアも大分堕ちてきたな。俺の世界に連れ帰るのも時間の問題か。けれど、その前にあちらの問題を片付けなくては。これ以上余計な邪魔をされたくないし、愛するミアを傷つける存在は何者であろうと許すつもりはない」
薄れ行く意識の中で、彼の声が薄らと響いていた。
恐らく、彼は私の肌を噛みついたのだろう。
突然体の中が燃えるように熱くなり、ちょっとした刺激でも敏感に反応してしまう。
「ぁああっ……なにっ、ひぁあっ!」
「ミアが随分気持ち良さそうにしていたから、もっと良くしてあげたくなったんだ」
中が少し擦れるだけで、全身に電気が走ったかのような強い痺れを感じて、思わず声を上げてしまう。
頭の奥が焼き切れてしまうような感覚を与え続けられ、声を抑えるなんて余裕はなくなる。
「ミア、そんなに声を出して平気か?」
「ぁっ、だめ、でもっ、ぁあっ……ルーカス様っ、おねがっ、ぁあああっ!!」
そんな中、不意に意地悪そうな声が耳元から響く。
しかし、下からの突き上げはさらに強くなり、私は追い詰められる。
一際甲高い声を響かせると同時に深い絶頂を迎え、中をきつく締め付けた。
「ミアは俺との行為を誰かに見て欲しいのか?」
「ちがっ、まって……いやっ、……ぁっ、ひぁああっ!」
ルーカスは遠慮することなく、激しく何度も下から突き上げてくる。
腰はがっちりと彼に押さえられてしまっているため、相変わらず逃げられない。
私は目に涙を溜めながら、何度も激しく首を横に振っていると、ルーカスは逆側の首筋を深く吸うように口づけた。
「ぁ……ぁあっ……熱いっ!」
「これでミアの感度はさらに上がったな。俺の牙には催淫効果があるって話、覚えているだろう? 一度より二度噛まれたほうが効果は濃くなる」
全身の血液が沸騰するかのように熱くなり、私の息はさらに上がっていく。
少し肌を撫でられただけで全身がぞくりと震え、大きく腰を跳ねさせてほどに感度が悦くなる。
(ルーカス様は悪魔だわっ!!)
「いやっ、なにこれっ……ぁあっ、ん……はぁっ、はぁっ……」
私ははしたない声を上げながら何度も絶頂してしまい、止まらなくなっていた。
ここが浴場であることも、すでに考える余裕なんてなくなっていく。
「すごい締め付けだな。こうやって感度を上げて俺にいじめられて喜んでいるのか? 可愛い」
「ひぁああっ! はぁっ、体が、変なのっ、ぁああっ!」
彼はうっとりとした顔で満足そうに私を見ている。
その姿を見た瞬間、ぞくりと背筋に寒気が走った。
私は底なし沼のような深い快感に落とされ、このまま戻って来ることができなくなるのではないだろうか。
ルーカスならやりかねない。
けれど、それならば私だけではなく、彼も道連れにしてしまいたい。
「すごい締め付けだな。ミアの中に出すから、全部受け止めてくれ」
「……っ、っああああ!!」
ルーカスは私の中に熱くなった欲望を勢いよく吐き出した。
ドロドロとした熱くなったものの感覚に、私は心は自然と幸福感に包まれていく。
こんなふうに感じてしまうのも、彼と契約を結んだからなのかもしれない。
「中に出されて喜んでいるのか?」
「わかんな、い……」
虚ろな瞳で力なく私が答えると、ルーカスはそっと私の瞼に掌を被せた。
視界が遮断され、ゆっくりと意識が遠ざかって行くような感覚がした。
「これはまだミアには少し早すぎたみたいだな。いじめすぎてしまったから、今日はここまでにしておこうか。ちなみに今は空間を遮断してあるから、ミアの声は外には聞こえてないよ。こんな可愛い声、俺以外には聞かせたくないからね」
「ルーカス様は意地悪なのか優しいのか、良く……、わかりませ……」
ルーカスは優しい声が心地良く頭に響いてくる。
それと同時に徐々に思考が働かなくなり、微睡みのような感覚に堕とされていくようだ。
「ミアも大分堕ちてきたな。俺の世界に連れ帰るのも時間の問題か。けれど、その前にあちらの問題を片付けなくては。これ以上余計な邪魔をされたくないし、愛するミアを傷つける存在は何者であろうと許すつもりはない」
薄れ行く意識の中で、彼の声が薄らと響いていた。
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