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9.夢の続き※
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今日も一日が終わり、私はベッドの中へと入った。
そして目を瞑って、今日の出来事を思い返していた。
(今日は変な日だったな。昼間ルーカス様がいるのに、あんな恥ずかしい夢を見てしまうなんて……)
あの時のことを思い返すと、再び顔の奥が熱くなっていくのを感じた。
急に恥ずかしくなり布団を頭まで被る。
(今日は朝から張り切って料理を作ったり、色々あって気疲れしたな。変なことは寝て忘れてしまおう……)
自分に言い聞かせるように心の中でそう呟くと、私は眠りへと落ちていった。
***
「……っ、はぁっ……」
なんだか体中が火照っているような気がする。
頭の中がぼーっとして、体の奥が疼いているような感覚。私はこれを知っている。
自分の体の異変に気づき、ゆっくりと目を開くと何やら人影がぼんやりと浮かんでいた。
「ミア、目が冷めたのか?」
「……ルーカス、さま?」
その声は低く、聞きなれたものだった。
「ああ、そうだよ。昼間は時間切れになって中途半端な状態でやめてしまったからな。さすがにあのままって言うのも忍びないと思ってね」
「ぁっ……はぁっ」
彼は私の耳元で吐息を混ぜるように艶やかな声で囁いてくる。
まるで誘惑するかのように。
耳に熱の籠った吐息がかかるとぞわぞわと全身が粟立ち、私は体を震わせてしまう。
「ミアは本当に耳が弱いのだな。本当に愛らしい。息もそんなに荒くさせて、少し触れただけで体もビクビク震わせて。昼間の効果がまだ抜けきっていないのか?」
「やっ、耳元で……、囁かないでっ」
彼は私の耳元から離れると、今度は首筋を愛撫し始めた。
(またこの夢……?)
夢だと思うと、驚くほどに恐怖心は生まれなかった。
そして今の私は昼間のように取り乱したりはせず、意外と冷静だった。
「昼間は触ってあげられなかったから、この可愛い胸も沢山弄ってあげないとな」
「ぁっ、ぁあっ……! だめっ」
既に私の胸の先端はツンと立ち上がり、硬くなり始めている。
先端を指で弾かれるとビクッと体を小刻みに震わせ、口元からは吐息に混じり嬌声が漏れてしまう。
「だめか。くくっ、こんなに尖らせておいてミアは随分と感じやすい体質なんだな。本当はもっと触って欲しいんじゃないか?」
「ぁっ、そんなこと……ないっ、ぁああっ!! 引っ張らないでっ……」
先端を少し強く引っ張られると、小さな電流が走ったかのような感覚に私の腰はびくんと高く跳ね上がる。
何度も繰り返し刺激を与えられ続けていると、痺れるような甘い快感に変換され、私の体は悦ぶように反応を続ける。
そんな私の姿を見て彼は楽しそうに口端を上げた。
薄暗い部屋にいるからこそ、彼のあの赤い血のような瞳ははっきりとは見えない。
それもあり、昼間のような恐怖心も抑えられているのだろう。
「片方が寂しそうにしているから、こっちは舌で可愛がってやろうか」
「やぁっ、んぅっ……ぁあっ!」
彼は空いた片方の胸のほうに顔を寄せると、突起の周りを舌でなぞるように這わせ始めた。
じっとりと濡れた舌の感覚に、私の体は再び震える。
焦らすように先端には触れず、周りばかりを責めてくる。
それが耐えられなくて、私は腰を小さく揺らしていた。
「くくっ、焦らされて随分と辛そうだな。自分で腰を動かして、いい場所に当てようとしているつもりか? いやらしい姿だ。ミアが、その可愛い口でどうして欲しいのかを俺に教えてくれたら、して欲しいことを叶えてやるぞ?」
「はぁっ、体が変なのっ。お願いっ、意地悪っ……、しな、いでっ……」
私は上気したように顔を真っ赤に染め、吐息を荒くした声で言葉を紡いだ。
焦らされることにより、余計に体の奥が疼いて仕方がない。
こんな状態がずっと続くなんて到底耐えられない。
「……意地悪しないで、か。そう言われるともっと意地悪したくなるところだが、今日は初めてだからな。意地悪は次回にして、今日は思う存分快楽を堪能させてやろう。ミアが俺に溺れる体になるように」
「……ぁっ! ……っ、やぁあっ……」
彼は不敵に笑うと、私の胸の先端を口に含み、転がすように舐り始める。
また片方は指で挟み引っ張ったり、擦らしたりして刺激を与えてくる。
両方の胸の先端を弄ばれ、私はガクガクと体を揺らしながら甘い声を漏らし続けていた。
「ミアの啼き声はいつ聞いても心地が良いものだな。もっと追い詰めたら、どんな声で啼くのか試してみたい」
「ぁっ、やぁ、んっ、そこはっ、だめっ……」
彼の掌が私の足の付け根に届くと、入り口を確認するように優しい手付きで蜜壺の周りを指先でなぞられる。
愛液が彼の指に絡みつき、くちゅくちゅといやらしい音が先ほどから耳に入ってくる。
恥ずかしいはずなのに、今はそんなことよりもこの熱をどうにかして欲しいという気持ちのほうが強いようだ。
「すごく濡れてる。本当に素直で可愛いな。こんなに歓迎してくれて、嬉しい限りだ。これなら簡単に入りそうだな」
「ぁあっ、やっ……」
ルーカスは胸を愛撫しながら、指を奥まで押し込むとゆっくりと内壁を擦るように掻き混ぜ始めた。
指が動く度にいやらしい水音が大きくなり、興奮している自分が恥ずかしくなる。
けれど、溶けてしまいそうなほどの快楽を与えられ、抗うことなどできなかった。
(なにこれ……、すごく気持ちいい……)
内壁を擦られる度に腰が勝手に揺れてしまう。
私の小さく開いた口元からは、甘ったるい嬌声が溢れてきて止まらない。
「ミアの中、狭いけど良く濡れてるせいか簡単に呑み込んでいったぞ。中をぐちゃぐちゃに掻き混ぜてやる。……それと、この可愛く尖った蕾も同時に可愛がってあげようか」
「……ひっ!? ……それ、やだっ……」
小さな蕾を指で擦られると、今まで感じたことがない鋭い刺激が体に走った。
じんじんと熱くなっていくのと同時に、快感がどんどん上り詰めていく。
私は逃げようと腰をくねらせて見るも、逃げられない。
「……すごいな。ここを触った瞬間、中がぎゅうっと締まった。ミアはここが好きなのか。そうか……。なら思う存分快感を味わえばいい。俺にミアの善がっている顔を見せて楽しませてくれ」
「ぁあっ……!! だ、だめぇっ、へ、変なのっ……ぁああっ!」
今まで感じたことのない強い刺激に、頭の中が真っ白になる。
私は呆気なく達してしまった。
けれど、果てた後も彼の指は止まらなかった。
それどころか指の動きが先ほどよりも激しくなっているような気がする。
「もう、果てたのか? 可愛い……。もっと見せてくれ」
「いやっ、ぁあっ……!! おねがっ、もう、許してっ……っっ!!」
私の目からは生理的な涙が溢れ、視界が曇り始める。
彼の指先はしっかりと蕾を捕らえ、私が腰を揺らして逃げようとすると強い刺激を与えられる。
同時に内壁を激しく掻き混ぜられ、頭の奥が真っ白になってもう何も考えられない。
私は叫びにも近い声で喘ぎ続けた。
それから暫くして、やっと解放してくれた。
その頃には全身から力が抜けていて、体の疼きもいつの間にか治まっていた。
そしてこの時の脱力感が、信じられないほどに気持ちいい。
(これ、本当に夢なんだよね……? まるで本当にされているかのような感覚だけど)
私は呼吸を落ち着かせながら、そんなことを考えていた。
「ミア、本当に君は可愛いね。その泣き顔もたまらないほどに素敵だ」
「……ここは、夢なんだよね?」
先ほどは薄っすらとしか見えていなかった、銀髪の男が今は鮮明に私の視界には映っていた。
周囲は薄暗いままなのに、彼だけはくっきりと見えている。
こんなこと現実的にはあり得ないので、きっと夢なのだとは思うが、思わず問いかけてしまった。
「ああ、ここは夢だ。今はそう思っていてくれて構わない」
「どういう意味ですか?」
私が聞き返すと、彼はふっと小さく笑って私の唇に触れるだけの口づけをした。
「んっ……、はぁっ……」
それから何度も啄むようなキスを重ねていく。
私は目を瞑りキスを素直に受け入れていた。
(キス、気持ちいい……)
気づいた時から、まるで体が金縛りにでもあったかのようにに重くて動けなかった。
だから抵抗なんてできない。
けれど、それ以上にキスが気持ち良くて、抵抗する気が起きなかったのも事実だ。
「ミア、最後にミアの溢れた蜜を貰うぞ」
「蜜って……?」
彼はゆっくり唇を剥がすと、私の顔を真っ直ぐに見つめながら小さく囁いた。
良く見ると、彼の顔は彫刻のように美しい。
彼のことは正直好きではないが、こんなに綺麗な顔に見つめられていると胸の奥が勝手にドキドキしてきてしまう。
「ここだよ、ミアの一番いやらしい場所」
「……っ、そんなところ、いやっ……」
彼は私の足を広げさせると、中心に顔を寄せた。
そして舌先を伸ばして、私の愛液を啜るように舐め始める。
「ああ、やはり甘いな」
「ぁあっ、そんな動かさないでっ……」
先ほどの余韻がまだ体の奥に残っていて、少しの刺激でも敏感に反応してしまうようだ。
「くくっ、本当にミアの体は感度がいい。これなら調教のし甲斐があるな」
「ちょ、調教……って?」
「そんなの、決まっているだろう? 俺なしではいられない体にするためだ。どの道、俺からは逃れられない。だったら素直に溺れてしまったほうが楽だとは思わないか?」
「……っ、夢なのに?」
「ああ、今はまだ夢だけどな。いずれ。ミアにも分かる日が来るよ」
そして目を瞑って、今日の出来事を思い返していた。
(今日は変な日だったな。昼間ルーカス様がいるのに、あんな恥ずかしい夢を見てしまうなんて……)
あの時のことを思い返すと、再び顔の奥が熱くなっていくのを感じた。
急に恥ずかしくなり布団を頭まで被る。
(今日は朝から張り切って料理を作ったり、色々あって気疲れしたな。変なことは寝て忘れてしまおう……)
自分に言い聞かせるように心の中でそう呟くと、私は眠りへと落ちていった。
***
「……っ、はぁっ……」
なんだか体中が火照っているような気がする。
頭の中がぼーっとして、体の奥が疼いているような感覚。私はこれを知っている。
自分の体の異変に気づき、ゆっくりと目を開くと何やら人影がぼんやりと浮かんでいた。
「ミア、目が冷めたのか?」
「……ルーカス、さま?」
その声は低く、聞きなれたものだった。
「ああ、そうだよ。昼間は時間切れになって中途半端な状態でやめてしまったからな。さすがにあのままって言うのも忍びないと思ってね」
「ぁっ……はぁっ」
彼は私の耳元で吐息を混ぜるように艶やかな声で囁いてくる。
まるで誘惑するかのように。
耳に熱の籠った吐息がかかるとぞわぞわと全身が粟立ち、私は体を震わせてしまう。
「ミアは本当に耳が弱いのだな。本当に愛らしい。息もそんなに荒くさせて、少し触れただけで体もビクビク震わせて。昼間の効果がまだ抜けきっていないのか?」
「やっ、耳元で……、囁かないでっ」
彼は私の耳元から離れると、今度は首筋を愛撫し始めた。
(またこの夢……?)
夢だと思うと、驚くほどに恐怖心は生まれなかった。
そして今の私は昼間のように取り乱したりはせず、意外と冷静だった。
「昼間は触ってあげられなかったから、この可愛い胸も沢山弄ってあげないとな」
「ぁっ、ぁあっ……! だめっ」
既に私の胸の先端はツンと立ち上がり、硬くなり始めている。
先端を指で弾かれるとビクッと体を小刻みに震わせ、口元からは吐息に混じり嬌声が漏れてしまう。
「だめか。くくっ、こんなに尖らせておいてミアは随分と感じやすい体質なんだな。本当はもっと触って欲しいんじゃないか?」
「ぁっ、そんなこと……ないっ、ぁああっ!! 引っ張らないでっ……」
先端を少し強く引っ張られると、小さな電流が走ったかのような感覚に私の腰はびくんと高く跳ね上がる。
何度も繰り返し刺激を与えられ続けていると、痺れるような甘い快感に変換され、私の体は悦ぶように反応を続ける。
そんな私の姿を見て彼は楽しそうに口端を上げた。
薄暗い部屋にいるからこそ、彼のあの赤い血のような瞳ははっきりとは見えない。
それもあり、昼間のような恐怖心も抑えられているのだろう。
「片方が寂しそうにしているから、こっちは舌で可愛がってやろうか」
「やぁっ、んぅっ……ぁあっ!」
彼は空いた片方の胸のほうに顔を寄せると、突起の周りを舌でなぞるように這わせ始めた。
じっとりと濡れた舌の感覚に、私の体は再び震える。
焦らすように先端には触れず、周りばかりを責めてくる。
それが耐えられなくて、私は腰を小さく揺らしていた。
「くくっ、焦らされて随分と辛そうだな。自分で腰を動かして、いい場所に当てようとしているつもりか? いやらしい姿だ。ミアが、その可愛い口でどうして欲しいのかを俺に教えてくれたら、して欲しいことを叶えてやるぞ?」
「はぁっ、体が変なのっ。お願いっ、意地悪っ……、しな、いでっ……」
私は上気したように顔を真っ赤に染め、吐息を荒くした声で言葉を紡いだ。
焦らされることにより、余計に体の奥が疼いて仕方がない。
こんな状態がずっと続くなんて到底耐えられない。
「……意地悪しないで、か。そう言われるともっと意地悪したくなるところだが、今日は初めてだからな。意地悪は次回にして、今日は思う存分快楽を堪能させてやろう。ミアが俺に溺れる体になるように」
「……ぁっ! ……っ、やぁあっ……」
彼は不敵に笑うと、私の胸の先端を口に含み、転がすように舐り始める。
また片方は指で挟み引っ張ったり、擦らしたりして刺激を与えてくる。
両方の胸の先端を弄ばれ、私はガクガクと体を揺らしながら甘い声を漏らし続けていた。
「ミアの啼き声はいつ聞いても心地が良いものだな。もっと追い詰めたら、どんな声で啼くのか試してみたい」
「ぁっ、やぁ、んっ、そこはっ、だめっ……」
彼の掌が私の足の付け根に届くと、入り口を確認するように優しい手付きで蜜壺の周りを指先でなぞられる。
愛液が彼の指に絡みつき、くちゅくちゅといやらしい音が先ほどから耳に入ってくる。
恥ずかしいはずなのに、今はそんなことよりもこの熱をどうにかして欲しいという気持ちのほうが強いようだ。
「すごく濡れてる。本当に素直で可愛いな。こんなに歓迎してくれて、嬉しい限りだ。これなら簡単に入りそうだな」
「ぁあっ、やっ……」
ルーカスは胸を愛撫しながら、指を奥まで押し込むとゆっくりと内壁を擦るように掻き混ぜ始めた。
指が動く度にいやらしい水音が大きくなり、興奮している自分が恥ずかしくなる。
けれど、溶けてしまいそうなほどの快楽を与えられ、抗うことなどできなかった。
(なにこれ……、すごく気持ちいい……)
内壁を擦られる度に腰が勝手に揺れてしまう。
私の小さく開いた口元からは、甘ったるい嬌声が溢れてきて止まらない。
「ミアの中、狭いけど良く濡れてるせいか簡単に呑み込んでいったぞ。中をぐちゃぐちゃに掻き混ぜてやる。……それと、この可愛く尖った蕾も同時に可愛がってあげようか」
「……ひっ!? ……それ、やだっ……」
小さな蕾を指で擦られると、今まで感じたことがない鋭い刺激が体に走った。
じんじんと熱くなっていくのと同時に、快感がどんどん上り詰めていく。
私は逃げようと腰をくねらせて見るも、逃げられない。
「……すごいな。ここを触った瞬間、中がぎゅうっと締まった。ミアはここが好きなのか。そうか……。なら思う存分快感を味わえばいい。俺にミアの善がっている顔を見せて楽しませてくれ」
「ぁあっ……!! だ、だめぇっ、へ、変なのっ……ぁああっ!」
今まで感じたことのない強い刺激に、頭の中が真っ白になる。
私は呆気なく達してしまった。
けれど、果てた後も彼の指は止まらなかった。
それどころか指の動きが先ほどよりも激しくなっているような気がする。
「もう、果てたのか? 可愛い……。もっと見せてくれ」
「いやっ、ぁあっ……!! おねがっ、もう、許してっ……っっ!!」
私の目からは生理的な涙が溢れ、視界が曇り始める。
彼の指先はしっかりと蕾を捕らえ、私が腰を揺らして逃げようとすると強い刺激を与えられる。
同時に内壁を激しく掻き混ぜられ、頭の奥が真っ白になってもう何も考えられない。
私は叫びにも近い声で喘ぎ続けた。
それから暫くして、やっと解放してくれた。
その頃には全身から力が抜けていて、体の疼きもいつの間にか治まっていた。
そしてこの時の脱力感が、信じられないほどに気持ちいい。
(これ、本当に夢なんだよね……? まるで本当にされているかのような感覚だけど)
私は呼吸を落ち着かせながら、そんなことを考えていた。
「ミア、本当に君は可愛いね。その泣き顔もたまらないほどに素敵だ」
「……ここは、夢なんだよね?」
先ほどは薄っすらとしか見えていなかった、銀髪の男が今は鮮明に私の視界には映っていた。
周囲は薄暗いままなのに、彼だけはくっきりと見えている。
こんなこと現実的にはあり得ないので、きっと夢なのだとは思うが、思わず問いかけてしまった。
「ああ、ここは夢だ。今はそう思っていてくれて構わない」
「どういう意味ですか?」
私が聞き返すと、彼はふっと小さく笑って私の唇に触れるだけの口づけをした。
「んっ……、はぁっ……」
それから何度も啄むようなキスを重ねていく。
私は目を瞑りキスを素直に受け入れていた。
(キス、気持ちいい……)
気づいた時から、まるで体が金縛りにでもあったかのようにに重くて動けなかった。
だから抵抗なんてできない。
けれど、それ以上にキスが気持ち良くて、抵抗する気が起きなかったのも事実だ。
「ミア、最後にミアの溢れた蜜を貰うぞ」
「蜜って……?」
彼はゆっくり唇を剥がすと、私の顔を真っ直ぐに見つめながら小さく囁いた。
良く見ると、彼の顔は彫刻のように美しい。
彼のことは正直好きではないが、こんなに綺麗な顔に見つめられていると胸の奥が勝手にドキドキしてきてしまう。
「ここだよ、ミアの一番いやらしい場所」
「……っ、そんなところ、いやっ……」
彼は私の足を広げさせると、中心に顔を寄せた。
そして舌先を伸ばして、私の愛液を啜るように舐め始める。
「ああ、やはり甘いな」
「ぁあっ、そんな動かさないでっ……」
先ほどの余韻がまだ体の奥に残っていて、少しの刺激でも敏感に反応してしまうようだ。
「くくっ、本当にミアの体は感度がいい。これなら調教のし甲斐があるな」
「ちょ、調教……って?」
「そんなの、決まっているだろう? 俺なしではいられない体にするためだ。どの道、俺からは逃れられない。だったら素直に溺れてしまったほうが楽だとは思わないか?」
「……っ、夢なのに?」
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