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51.求め合う①
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先程まであんなにも緊張していたのに、今は完全に緩み切って楽しそうにヴィムとの会話を楽しんでいた。
「今日のアリーセはいつもに増して本当に綺麗だな」
「……っ、いきなり、なんですか」
突然ヴィムの手が私の方に伸びてきて頬に触れて、そして優しく撫でられる。
私はドキッとして慌てる様に視線を外して、顔を仄かに染めながら目を泳がせていた。
「その反応、毎回見ている筈なのに。何度見ても見飽きないな」
「……酷いっ」
私が顔を上げて反論すると、そこには優しく微笑むヴィムの姿が映り、更に胸の奥がバクバクと鳴り始めた。
普段と違う装いをしているのは私だけでは無い。
いつも以上に大人っぽく映るヴィムの姿にドキドキしないはずがなかった。
「こっち向いたな」
「んっ……」
視線が合うとヴィムは小さく笑い、私の唇にそっと口付けた。
そして味わうように唇を吸い上げる。
「ずっとこうしたかった」
「さっき、あんなにしたのに?」
私が恥ずかしそうに顔を赤めて答えると「あんなのじゃ全然足りない」と即答し、再びキスを落として来る。
「はぁっ……、っ……ん」
「アリーセもだろう?」
ヴィムは角度を変えながら何度も何度も啄むようなキスを繰り返す。
口付けられる度に唇は熱を持ち始め、吐息も徐々に漏れ始めて来る。
「アリーセ、こんなじれったいキスだけじゃ満足出来ないよな?舌出して」
ヴィムは熱っぽい瞳で私を真直ぐに見つめていた。
ここまで来るともう抵抗する気も起こらず、私はゆっくりと舌先を伸ばしていった。
私が舌を出す姿を見てヴィムは満足そうに笑った。
「アリーセは素直でいい子だな」
「……はぁっ……んんっ……」
直ぐに私の舌は絡めとられてしまう。
ヴィムの熱を帯びた舌と重なり、体の奥がゾクゾクとし始める。
私が少しでも舌先を引っ込めようとするものなら、逃がすまいとするように深く吸われてしまう。
「逃げるなんて、許した覚えはないぞ」
ヴィムはそう言って満足するまで何度も深く口付けていく。
頭の奥が熱に侵されて、私の思考を停止させる。
余計なことは考えなくていいって言われているみたいで、この与えられる熱に溶かされる様に、私を快楽の世界に誘うように深い所まで落とされていく。
そして体の奥が疼き始めた頃、ゆっくりとヴィムの唇が剥がされていく。
離れていくヴィムの唇を見ていると、離れたくないという気持ちがじわじわと溢れて来て、私は切な気な表情を見せてしまう。
「どうした? まだ足りないか?」
「……た、足りない……」
私は目元を潤ませ蕩けきった様な瞳で小さく答えた。
(もっと、ヴィムとキスがしたい……)
「そうだな。俺もまだ足りない。だけど、続きはベッドでしようか」
「……っ……」
その言葉を聞いて、私は何かを思い出したかのように顔を真っ赤に染めてしまう。
(そうだ……、私がヴィムに最後までしてってお願いしたんだ。これから私は本当にヴィムに抱かれるのかな……)
そう思うと鼓動が加速する様に激しくなり、落ち着こうといくら思っていても自分ではその衝動を抑えることなど出来なくなっていた。
それ程までに私は興奮している。
「俺に抱かれても構わないんだよな?」
「……っ……!!」
ヴィムは私の耳元に唇を寄せ、艶のある声で囁いて来る。
突然の事に私はビクッと体を大きく跳ね上げてしまう。
「可愛い反応だな。アリーセ、覚悟が出来ているのなら俺の首に手を回して」
「…………」
私は顔を真っ赤に染めながらゆっくりと手を伸ばし、ヴィムの首に絡めた。
(悩む事なんて何もないわ。だって、私はこうされる事を望んでいるのだから……)
「本当にいいんだな。これから先は何があっても止めたりなんてしないからな」
ヴィムは静かに答えると、私の体を横向きに抱えベッドの方へ向かい歩き始めた。
「今日のアリーセはいつもに増して本当に綺麗だな」
「……っ、いきなり、なんですか」
突然ヴィムの手が私の方に伸びてきて頬に触れて、そして優しく撫でられる。
私はドキッとして慌てる様に視線を外して、顔を仄かに染めながら目を泳がせていた。
「その反応、毎回見ている筈なのに。何度見ても見飽きないな」
「……酷いっ」
私が顔を上げて反論すると、そこには優しく微笑むヴィムの姿が映り、更に胸の奥がバクバクと鳴り始めた。
普段と違う装いをしているのは私だけでは無い。
いつも以上に大人っぽく映るヴィムの姿にドキドキしないはずがなかった。
「こっち向いたな」
「んっ……」
視線が合うとヴィムは小さく笑い、私の唇にそっと口付けた。
そして味わうように唇を吸い上げる。
「ずっとこうしたかった」
「さっき、あんなにしたのに?」
私が恥ずかしそうに顔を赤めて答えると「あんなのじゃ全然足りない」と即答し、再びキスを落として来る。
「はぁっ……、っ……ん」
「アリーセもだろう?」
ヴィムは角度を変えながら何度も何度も啄むようなキスを繰り返す。
口付けられる度に唇は熱を持ち始め、吐息も徐々に漏れ始めて来る。
「アリーセ、こんなじれったいキスだけじゃ満足出来ないよな?舌出して」
ヴィムは熱っぽい瞳で私を真直ぐに見つめていた。
ここまで来るともう抵抗する気も起こらず、私はゆっくりと舌先を伸ばしていった。
私が舌を出す姿を見てヴィムは満足そうに笑った。
「アリーセは素直でいい子だな」
「……はぁっ……んんっ……」
直ぐに私の舌は絡めとられてしまう。
ヴィムの熱を帯びた舌と重なり、体の奥がゾクゾクとし始める。
私が少しでも舌先を引っ込めようとするものなら、逃がすまいとするように深く吸われてしまう。
「逃げるなんて、許した覚えはないぞ」
ヴィムはそう言って満足するまで何度も深く口付けていく。
頭の奥が熱に侵されて、私の思考を停止させる。
余計なことは考えなくていいって言われているみたいで、この与えられる熱に溶かされる様に、私を快楽の世界に誘うように深い所まで落とされていく。
そして体の奥が疼き始めた頃、ゆっくりとヴィムの唇が剥がされていく。
離れていくヴィムの唇を見ていると、離れたくないという気持ちがじわじわと溢れて来て、私は切な気な表情を見せてしまう。
「どうした? まだ足りないか?」
「……た、足りない……」
私は目元を潤ませ蕩けきった様な瞳で小さく答えた。
(もっと、ヴィムとキスがしたい……)
「そうだな。俺もまだ足りない。だけど、続きはベッドでしようか」
「……っ……」
その言葉を聞いて、私は何かを思い出したかのように顔を真っ赤に染めてしまう。
(そうだ……、私がヴィムに最後までしてってお願いしたんだ。これから私は本当にヴィムに抱かれるのかな……)
そう思うと鼓動が加速する様に激しくなり、落ち着こうといくら思っていても自分ではその衝動を抑えることなど出来なくなっていた。
それ程までに私は興奮している。
「俺に抱かれても構わないんだよな?」
「……っ……!!」
ヴィムは私の耳元に唇を寄せ、艶のある声で囁いて来る。
突然の事に私はビクッと体を大きく跳ね上げてしまう。
「可愛い反応だな。アリーセ、覚悟が出来ているのなら俺の首に手を回して」
「…………」
私は顔を真っ赤に染めながらゆっくりと手を伸ばし、ヴィムの首に絡めた。
(悩む事なんて何もないわ。だって、私はこうされる事を望んでいるのだから……)
「本当にいいんだな。これから先は何があっても止めたりなんてしないからな」
ヴィムは静かに答えると、私の体を横向きに抱えベッドの方へ向かい歩き始めた。
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