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131.深夜の訪問者③※
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「やっぱり、これくらいの刺激じゃないと物足りなさそうだね」
「……んっ、ぁあっ……!」
敏感になっている胸の先端を甘噛みされ、痺れるような刺激に腰をびくびくと揺らしてしまう。
胸を撫でていたザシャの掌がゆっくりと足の付け根まで下りてきて、疼いている中心に辿り着いた。
割れ目に沿って繰り返しなぞられると、布越しであるのにぞわぞわとした感覚が全身に流れていく。
「まだ少ししか触れてないのにすごく濡れてる」
「だって、ザシャさんが触るから……」
「私に触れられてそんなに嬉しいの?」
「……っ、はい」
一人で慰めても気持ちよくはなれるけど、ザシャに触れられたほうが何十倍も気持ちいい。
意地悪な聞き方をされて答えるのが恥ずかしかったけど、もう焦らされたくなくて素直に答えた。
「そうか。それならばもっと喜ばせてあげないとね」
「……っ!」
私が期待しながらザシャのことを見ていると、彼はふっと小さく笑った。
「エミリーっていつも分かりやすい反応をするね。その姿も本当に愛らしい。だけど、この顔は私だけのものだよ」
「な、なんですか? 急に……」
ザシャの言葉が嬉しい反面、恥ずかしくも感じて私は慌てて答えた。
「たくさん愛したいなって思っただけだよ。久しぶりにエミリーの顔を見たせいか独占したくなったってところかな。今は私以外のことは考えないでほしいなって」
「……っ、考えません! だって、せっかくザシャさんに会えたんだから。そんな勿体ないこと、絶対しません!」
私が勢いよく答えると、ザシャはどこか満足そうに笑いながら「勿体ないか」と楽しそうに呟く。
「そんな笑わないでくださいっ! 私、なにか変なこと言いましたか?」
「いや、そうじゃないよ。エミリーの表現が相変わらずかわいらしいなって思っただけ。ますます独占したくなった」
ザシャは冗談で言っただけかもしれないが、私の心は激しく揺さぶられていた。
少し悔しい気持ちもあるけど、嬉しい感情のほうが何倍も勝っているので結局は幸せな気持ちが大きくなる。
だけど、ドキドキと鼓動が高鳴り、ますます期待してしまう。
(ザシャさんて私を喜ばす天才なの? どうしよう、嬉しすぎて顔がにやけてないかな……)
自分でも分かるくらいドクドクと脈打っているのを感じる。
「ここからどんどん溢れてくるから、下着脱がせるよ」
「はい……」
ザシャはそういうと私の下着をゆっくりと足から抜き取った。
その間も、一切視線は逸らすことなく私の瞳の奥を射抜くようにじっと見つめている。
(そんなにじっと見ないで……)
心の中を見透かされているような気分で、妙に落ち着かない。
そして身に着けていたものがなくなると、濡れている秘部が妙にひんやりして、それだけで体がぞくぞくと震えてしまいそうだ。
「足、開かせるよ。閉じないように押さえていて」
ザシャはそう言って私の両足を持ち上げて左右に大きく割り開くと、蜜が溢れ出る花びらを指で広げた。
室内は薄暗いので私の肌ははっきりとは見えていないだろう。
しかし、こんな体勢にされていると羞恥を煽られる。
「指、入れるよ」
ザシャは蜜口に押し当てていた指を一本捻じ込むと、簡単に奥まで飲み込まれていく。
「すんなりと埋まったな」
「……んぅっ、はぁっ……」
中に埋まっている指の質量を感じて、私の口元からは嬌声が漏れる。
「私の指が溶けてしまいそうなくらい熱いな。早くここに触れてほしかったみたいだね。気づくのが遅れててごめんね」
ザシャは密壺に入れる指をもう一本増やすと、関節を曲げで中を激しく掻き混ぜ始めた。
ぐちゅぐちゅと淫靡な水音と、私の甘ったるい嬌声が室内に響き渡る。
(気持ちいい……、溶けちゃいそう)
ずっと求めていた刺激に歓喜するように、膣の中をぎゅうぎゅうと締め付ける。
私がその快感に溺れていると、ザシャは私の中心に顔を寄せて舌先を伸ばして、ぷっくりと膨らんでる蕾を刺激し始めた。
その瞬間、電流が流れるような強い刺激が全身に走る。
「ひぁあっ……ぁっ、だめ、ちょっと……まって!」
「だめじゃないよ。ここも触れてほしそうにさっきからずっと主張しているようだけど?」
「ぁあっ、ちがっ……ぁっ、やぁっ、ん……」
「本当にここ弱いね、かわいい。でも逃がしてはあげないよ」
敏感になっている蕾をきつく吸われて、頭の中が真っ白に染まる。
だけど、すぐに吸う力が弱まり、今度は口の中で転がされる。
先ほどの強い余韻が残っているせいで、じんじんとした痺れるような感覚は残っているし、熱を持ったそこはさらに感度が上がっているように感じた。
「ぁっ、ぁあっ……ザシャさ……やぁっ……」
「でも、エミリーの中さっきよりも締め付けが強くなったよ。もっとしてって、おねだりしてるみたい」
「ちがっ、はぁっ……」
「好きなタイミングで果てていいよ。何回でも付き合ってあげるから」
ザシャは私の反応を愉しむかのように強弱をつけて刺激を与えてくる。
体の奥が痙攣し始めて、力もどんどん抜けていく。
「ザシャさんの意地悪……」
「エミリーがかわいいからいじめたくなるんだよ。それにこうしている間は、強制的に私のことしか考えられなくなるだろう?」
こんな言い方をされたら、私はなにも言い返せなくなってしまう。
今日のザシャはすごく攻めてくるというか、いつもに増して意地悪な気がする。
だけど、それは裏を返せば独占したいということの表れなのかもしれない。
先ほどのザシャの言葉を思い出して、私は再び一人でドキドキしていた。
「……っ」
「ふふっ、そういうことだから諦めて私の与える愛撫を受け入れて」
「……んっ、ぁあっ……!」
敏感になっている胸の先端を甘噛みされ、痺れるような刺激に腰をびくびくと揺らしてしまう。
胸を撫でていたザシャの掌がゆっくりと足の付け根まで下りてきて、疼いている中心に辿り着いた。
割れ目に沿って繰り返しなぞられると、布越しであるのにぞわぞわとした感覚が全身に流れていく。
「まだ少ししか触れてないのにすごく濡れてる」
「だって、ザシャさんが触るから……」
「私に触れられてそんなに嬉しいの?」
「……っ、はい」
一人で慰めても気持ちよくはなれるけど、ザシャに触れられたほうが何十倍も気持ちいい。
意地悪な聞き方をされて答えるのが恥ずかしかったけど、もう焦らされたくなくて素直に答えた。
「そうか。それならばもっと喜ばせてあげないとね」
「……っ!」
私が期待しながらザシャのことを見ていると、彼はふっと小さく笑った。
「エミリーっていつも分かりやすい反応をするね。その姿も本当に愛らしい。だけど、この顔は私だけのものだよ」
「な、なんですか? 急に……」
ザシャの言葉が嬉しい反面、恥ずかしくも感じて私は慌てて答えた。
「たくさん愛したいなって思っただけだよ。久しぶりにエミリーの顔を見たせいか独占したくなったってところかな。今は私以外のことは考えないでほしいなって」
「……っ、考えません! だって、せっかくザシャさんに会えたんだから。そんな勿体ないこと、絶対しません!」
私が勢いよく答えると、ザシャはどこか満足そうに笑いながら「勿体ないか」と楽しそうに呟く。
「そんな笑わないでくださいっ! 私、なにか変なこと言いましたか?」
「いや、そうじゃないよ。エミリーの表現が相変わらずかわいらしいなって思っただけ。ますます独占したくなった」
ザシャは冗談で言っただけかもしれないが、私の心は激しく揺さぶられていた。
少し悔しい気持ちもあるけど、嬉しい感情のほうが何倍も勝っているので結局は幸せな気持ちが大きくなる。
だけど、ドキドキと鼓動が高鳴り、ますます期待してしまう。
(ザシャさんて私を喜ばす天才なの? どうしよう、嬉しすぎて顔がにやけてないかな……)
自分でも分かるくらいドクドクと脈打っているのを感じる。
「ここからどんどん溢れてくるから、下着脱がせるよ」
「はい……」
ザシャはそういうと私の下着をゆっくりと足から抜き取った。
その間も、一切視線は逸らすことなく私の瞳の奥を射抜くようにじっと見つめている。
(そんなにじっと見ないで……)
心の中を見透かされているような気分で、妙に落ち着かない。
そして身に着けていたものがなくなると、濡れている秘部が妙にひんやりして、それだけで体がぞくぞくと震えてしまいそうだ。
「足、開かせるよ。閉じないように押さえていて」
ザシャはそう言って私の両足を持ち上げて左右に大きく割り開くと、蜜が溢れ出る花びらを指で広げた。
室内は薄暗いので私の肌ははっきりとは見えていないだろう。
しかし、こんな体勢にされていると羞恥を煽られる。
「指、入れるよ」
ザシャは蜜口に押し当てていた指を一本捻じ込むと、簡単に奥まで飲み込まれていく。
「すんなりと埋まったな」
「……んぅっ、はぁっ……」
中に埋まっている指の質量を感じて、私の口元からは嬌声が漏れる。
「私の指が溶けてしまいそうなくらい熱いな。早くここに触れてほしかったみたいだね。気づくのが遅れててごめんね」
ザシャは密壺に入れる指をもう一本増やすと、関節を曲げで中を激しく掻き混ぜ始めた。
ぐちゅぐちゅと淫靡な水音と、私の甘ったるい嬌声が室内に響き渡る。
(気持ちいい……、溶けちゃいそう)
ずっと求めていた刺激に歓喜するように、膣の中をぎゅうぎゅうと締め付ける。
私がその快感に溺れていると、ザシャは私の中心に顔を寄せて舌先を伸ばして、ぷっくりと膨らんでる蕾を刺激し始めた。
その瞬間、電流が流れるような強い刺激が全身に走る。
「ひぁあっ……ぁっ、だめ、ちょっと……まって!」
「だめじゃないよ。ここも触れてほしそうにさっきからずっと主張しているようだけど?」
「ぁあっ、ちがっ……ぁっ、やぁっ、ん……」
「本当にここ弱いね、かわいい。でも逃がしてはあげないよ」
敏感になっている蕾をきつく吸われて、頭の中が真っ白に染まる。
だけど、すぐに吸う力が弱まり、今度は口の中で転がされる。
先ほどの強い余韻が残っているせいで、じんじんとした痺れるような感覚は残っているし、熱を持ったそこはさらに感度が上がっているように感じた。
「ぁっ、ぁあっ……ザシャさ……やぁっ……」
「でも、エミリーの中さっきよりも締め付けが強くなったよ。もっとしてって、おねだりしてるみたい」
「ちがっ、はぁっ……」
「好きなタイミングで果てていいよ。何回でも付き合ってあげるから」
ザシャは私の反応を愉しむかのように強弱をつけて刺激を与えてくる。
体の奥が痙攣し始めて、力もどんどん抜けていく。
「ザシャさんの意地悪……」
「エミリーがかわいいからいじめたくなるんだよ。それにこうしている間は、強制的に私のことしか考えられなくなるだろう?」
こんな言い方をされたら、私はなにも言い返せなくなってしまう。
今日のザシャはすごく攻めてくるというか、いつもに増して意地悪な気がする。
だけど、それは裏を返せば独占したいということの表れなのかもしれない。
先ほどのザシャの言葉を思い出して、私は再び一人でドキドキしていた。
「……っ」
「ふふっ、そういうことだから諦めて私の与える愛撫を受け入れて」
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