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93.星空の下で②※
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「はぁっ、ん……、やぁっ」
暗闇の中でいやらしい水音と、吐息混じりの甘い嬌声が響いていた。
何度もザシャに抱かれている私の体は、悦ぶように反応する。
蜜壺に押し込められた指を離さないように、必死にぎゅうぎゅうと締め付け、奥からは熱い愛液が溢れ出る。
ザシャの指が中で動き回る度に、愛液が絡み付き更に水音が大きくなる。
それは私が気持ち良くなっている証拠だ。
「ずっとこうされるのを待っていたみたいだね。こんなに蜜を垂れ零して。勿体ない」
「んぅっ、はぁっ……ぁあっ」
ザシャはキスするように、ちゅっと音を立てて蜜を舐めとっていく。
吸われた僅かな感覚に、ぴくっと体が反応してしまう。
「随分気持ち良さそうだね。それならここも一緒に弄ってあげる。エミリーはここを触られると簡単に達してしまうよね」
「ひぁっ!ぁああっ、だ、だめっ……!」
ザシャはぷっくりと膨らんでいる蕾を唇で挟むと、きつく吸い上げた。
鋭い刺激を感じて、頭の奥が真っ白になる。
そして同時に腰を高く跳ね上げてしまう。
「だめじゃないよ。エミリーのだめが、いいってことなのは分かっているからね。簡単にイってしまうほど、気持ちいいくせに」
「……ぁああっ!そんなにきつく吸い上げないでっ、それやだっ、……っ!!」
ザシャは遠慮無く蕾を責め立てる。
歯を立てて甘噛みしたり、舌先で転がすように舐めたり。
違う刺激を与えられる度に私の体はより敏感になっていき、勝手に腰が跳ねてしまう。
私は腰をくねらせて強すぎる刺激から逃れようとするも、直ぐに腰を捉えられる。
ザシャから逃げることは出来ないのだと思い知らされる。
(こればっか、だめっ!!本当におかしくなる、からっ)
「ぁあっ!!ザシャさっ、や、ぁああっ、んっ」
「最近思うんだけど、私はエミリーを追い詰めることが好きみたいだ。可愛く善がるエミリーの姿を見たいって言うのが理由なんだけどね。この気持ち、エミリーにも分かるかな?」
「ぁああっ、わかんなっ……だめっ、もう、おかしく、なるからっ!」
「もうだめなの?今日は随分早く降参するんだね。だけどまだやめてあげないよ」
今度はザシャの指が容赦なく蜜壺の中で動き回る。
弱い所を指の腹で執拗に刺激され、じわじわと迫りくる絶頂が近い事に気付く。
お腹の中心が熱くて、頭の奥はふわふわとしていて、体から力が抜けていく。
「ぁあっ、だ、だめっ、きちゃうっ……ぁあああっ!!」
「ふふっ、また簡単にイってしまったね。本当に可愛いな」
ザシャはうっとりとしたような声で呟く。
「ぁっ、ザシャさん、まって。そんなずっと動かさないでっ……」
「エミリーは本当にいい子だね。何度でも私の与える刺激に答えてくれる。素直で本当に可愛い。絶対に離さないよ」
暗いのでザシャの表情をはっきりと捉えることは出来ないが、その声は鋭く響いていた。
ザシャは満足したのか漸く指を蜜口から抜き取った。
それからすぐに服の擦れる音が聞こえる。
静かな時間が流れると、我に返り恥ずかしくなって来た。
ここは建物内ではあるが、この温室を使っているのはザシャだけではないはずだ。
そんな場所で私はこれからザシャに抱かれる。
そう思うと、顔の奥が熱を持ちドクドクと鼓動が速くなる。
(いいのかな、こんな場所で。でも、もうザシャさんは止まる気なんてないよね)
「……あっ……」
先程嬲られた中心に、硬いものが押し当てられている感覚に気付く。
私は小さく息を漏らした。
「エミリーのせいで、もうこんなだ。私がどれだけエミリーを求めているか分かる?」
「はいっ……。私も早く欲しい、です」
私は恥ずかしそうに答えた。
入口を擦られる度に、甘いゾクゾクするような刺激を感じて体の奥が疼く。
早く欲しい。
それはお互い同じ様だ。
ザシャは私の言葉を聞くとクスッと小さく笑った。
「私もだ。これで奥を一気に……」
「……ひぁ、ぁあああっ!!」
ザシャは息を吐くと一気に最奥まで貫いた。
滾った熱杭で埋められ、体の奥が一気に熱くなる。
ピリピリとした刺激が全身に走り、体が勝手に揺れてしまう。
「ああ、昨日抱いたばかりだからしっかりと私のに馴染んでいるね。すごく絡みついて来る。やっぱり毎日エミリーを抱きたくなるな」
「はぁっ、ん……わた、し……もっ、ぁあっ」
ザシャはゆっくりと腰を揺らし一定のリズムを刻むと、それに合わせるように私の甘い嬌声が響く。
奥を突かれる度に甘い刺激が私の体に蓄積され、感度が上がって行く。
繋がってしまえば、先程の羞恥心はどこかに消えていた。
今は気持ちがいいことに夢中なのだろう。
ザシャと繋がっている間は、ザシャのことだけを考えていたい。
この時だけは余計なことは全て捨てて、ザシャに満たされたい。
「今日は孕むつもりで抱くから」
「それ、いつもじゃないんですか?」
ザシャの言葉に私は咄嗟に返してしまう。
「そうだな。いつも本気で抱いてるな。だけど今はエミリーを誰にも取られたくない気持ちでいっぱいだからね」
「……っ」
そんな風に言われると嬉しくて、顔が緩んでしまう。
「ふふっ、照れてるの?薄暗いけど、なんとなくエミリーの顔は見えてるよ」
「……っ!!」
私は慌てて口元を手で隠した。
その様子を見てザシャは「可愛いな」と言って、可笑しそうに笑っていた。
「来週まで寂しくない様に。私の形を忘れないように。今日は沢山愛させて」
暗闇の中でいやらしい水音と、吐息混じりの甘い嬌声が響いていた。
何度もザシャに抱かれている私の体は、悦ぶように反応する。
蜜壺に押し込められた指を離さないように、必死にぎゅうぎゅうと締め付け、奥からは熱い愛液が溢れ出る。
ザシャの指が中で動き回る度に、愛液が絡み付き更に水音が大きくなる。
それは私が気持ち良くなっている証拠だ。
「ずっとこうされるのを待っていたみたいだね。こんなに蜜を垂れ零して。勿体ない」
「んぅっ、はぁっ……ぁあっ」
ザシャはキスするように、ちゅっと音を立てて蜜を舐めとっていく。
吸われた僅かな感覚に、ぴくっと体が反応してしまう。
「随分気持ち良さそうだね。それならここも一緒に弄ってあげる。エミリーはここを触られると簡単に達してしまうよね」
「ひぁっ!ぁああっ、だ、だめっ……!」
ザシャはぷっくりと膨らんでいる蕾を唇で挟むと、きつく吸い上げた。
鋭い刺激を感じて、頭の奥が真っ白になる。
そして同時に腰を高く跳ね上げてしまう。
「だめじゃないよ。エミリーのだめが、いいってことなのは分かっているからね。簡単にイってしまうほど、気持ちいいくせに」
「……ぁああっ!そんなにきつく吸い上げないでっ、それやだっ、……っ!!」
ザシャは遠慮無く蕾を責め立てる。
歯を立てて甘噛みしたり、舌先で転がすように舐めたり。
違う刺激を与えられる度に私の体はより敏感になっていき、勝手に腰が跳ねてしまう。
私は腰をくねらせて強すぎる刺激から逃れようとするも、直ぐに腰を捉えられる。
ザシャから逃げることは出来ないのだと思い知らされる。
(こればっか、だめっ!!本当におかしくなる、からっ)
「ぁあっ!!ザシャさっ、や、ぁああっ、んっ」
「最近思うんだけど、私はエミリーを追い詰めることが好きみたいだ。可愛く善がるエミリーの姿を見たいって言うのが理由なんだけどね。この気持ち、エミリーにも分かるかな?」
「ぁああっ、わかんなっ……だめっ、もう、おかしく、なるからっ!」
「もうだめなの?今日は随分早く降参するんだね。だけどまだやめてあげないよ」
今度はザシャの指が容赦なく蜜壺の中で動き回る。
弱い所を指の腹で執拗に刺激され、じわじわと迫りくる絶頂が近い事に気付く。
お腹の中心が熱くて、頭の奥はふわふわとしていて、体から力が抜けていく。
「ぁあっ、だ、だめっ、きちゃうっ……ぁあああっ!!」
「ふふっ、また簡単にイってしまったね。本当に可愛いな」
ザシャはうっとりとしたような声で呟く。
「ぁっ、ザシャさん、まって。そんなずっと動かさないでっ……」
「エミリーは本当にいい子だね。何度でも私の与える刺激に答えてくれる。素直で本当に可愛い。絶対に離さないよ」
暗いのでザシャの表情をはっきりと捉えることは出来ないが、その声は鋭く響いていた。
ザシャは満足したのか漸く指を蜜口から抜き取った。
それからすぐに服の擦れる音が聞こえる。
静かな時間が流れると、我に返り恥ずかしくなって来た。
ここは建物内ではあるが、この温室を使っているのはザシャだけではないはずだ。
そんな場所で私はこれからザシャに抱かれる。
そう思うと、顔の奥が熱を持ちドクドクと鼓動が速くなる。
(いいのかな、こんな場所で。でも、もうザシャさんは止まる気なんてないよね)
「……あっ……」
先程嬲られた中心に、硬いものが押し当てられている感覚に気付く。
私は小さく息を漏らした。
「エミリーのせいで、もうこんなだ。私がどれだけエミリーを求めているか分かる?」
「はいっ……。私も早く欲しい、です」
私は恥ずかしそうに答えた。
入口を擦られる度に、甘いゾクゾクするような刺激を感じて体の奥が疼く。
早く欲しい。
それはお互い同じ様だ。
ザシャは私の言葉を聞くとクスッと小さく笑った。
「私もだ。これで奥を一気に……」
「……ひぁ、ぁあああっ!!」
ザシャは息を吐くと一気に最奥まで貫いた。
滾った熱杭で埋められ、体の奥が一気に熱くなる。
ピリピリとした刺激が全身に走り、体が勝手に揺れてしまう。
「ああ、昨日抱いたばかりだからしっかりと私のに馴染んでいるね。すごく絡みついて来る。やっぱり毎日エミリーを抱きたくなるな」
「はぁっ、ん……わた、し……もっ、ぁあっ」
ザシャはゆっくりと腰を揺らし一定のリズムを刻むと、それに合わせるように私の甘い嬌声が響く。
奥を突かれる度に甘い刺激が私の体に蓄積され、感度が上がって行く。
繋がってしまえば、先程の羞恥心はどこかに消えていた。
今は気持ちがいいことに夢中なのだろう。
ザシャと繋がっている間は、ザシャのことだけを考えていたい。
この時だけは余計なことは全て捨てて、ザシャに満たされたい。
「今日は孕むつもりで抱くから」
「それ、いつもじゃないんですか?」
ザシャの言葉に私は咄嗟に返してしまう。
「そうだな。いつも本気で抱いてるな。だけど今はエミリーを誰にも取られたくない気持ちでいっぱいだからね」
「……っ」
そんな風に言われると嬉しくて、顔が緩んでしまう。
「ふふっ、照れてるの?薄暗いけど、なんとなくエミリーの顔は見えてるよ」
「……っ!!」
私は慌てて口元を手で隠した。
その様子を見てザシャは「可愛いな」と言って、可笑しそうに笑っていた。
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