王太子の婚約者選考会に代理で参加しただけなので、私を選ばないでください【R18】

47.一緒にお風呂で…②※

「そう言えば…背中にはまだ痕を付けていなかったな…」
「……ひぁっ…っ…！」
ザシャのざらざらとした舌が背中に這って行くと、私は思わず声を上げてしまう。

焦った私は慌てる様に後ろに顔を向けた。

「エミリーは背中も弱いんだね…。本当に…弱点ばかりだな…」
「……そんな場所…舐めるなんて思ってもなかったから…び…びっくりしただけですっ…」
私は不満そうな顔で誤魔化した。

「ふふっ…、必死になって…可愛いな。後ろから挿れるけど、痛かったら教えて…」
「はいっ……ぁっ…」
ザシャは優しい声で呟くと、私の足の付け根に硬くなっている塊を押し付けて来た。
先程までザシャのものを受け入れていた場所は熱く、更なる刺激を欲するかの様に入口がひくひくと動いていて、少し触れただけでも敏感に反応してしまう様だ。

ザシャとまた一つになれると思うと、感情が昂り鼓動が速くなる。


「挿れるよ……」
「…っ……ぁっ…んっ…はぁっ…」
ザシャは入口に押し付けていた欲望をゆっくりと私の中へと埋めていく。
先程広げられた蜜口は簡単にザシャのものを飲み込んでいき、半分まで埋まったところで一気に最奥まで貫かれた。

「……ぁあああっ…！！」
体の奥が一気に熱くなり、強い快感を感じると、私は高い声をあげてしまう。

余りの衝撃に私はふらついてしまうが、後ろからザシャの腕が巻き付いていて、私の事をしっかりと支えていてくれたおかげで倒れずには済んだ。

しかし強い刺激を与えられ、私はそれだけで軽く達してしまった様だ。
先程よりも奥深くにザシャのものが入っているような気がして、お腹の奥がとても熱い。

「挿れただけで…イってしまったね…」
ザシャは愉しそうに答えると、私の耳元に唇を寄せて「可愛い」と囁いて来た。
ザシャの吐息がかかると、思わずびくっと体を震わせてしまう。

「……はぁっ…、ザシャさっ…まって…ぁあっ…」
私が震えた声で呟いている間も、ザシャはゆっくりと出し入れを繰り返していく。

速度はゆっくりなはずなのに、奥の方まで当たっているせいか先程以上に感じてしまう。
ザシャの体もぴったりと私に張り付いていて、存在感を感じてドキドキする胸の鼓動も収まる気配はなさそうだ。

そしてザシャは私の背中に愛撫をし、開いた片手を足の付け根の方に向けると、芯を持った蕾を押し潰す様に刺激を与えて来る。
更なる場所を責められて、体の震えは止まることは無かった。

「ぁあっ…だめっ…、そんな色々っ…しないでっ…」
「どうして…？色々触った方が…エミリーも興奮するんじゃない…？」

「…そんなこと…ぁあっ…やぁっ…だめっ…ぁああっ…」
「ふふっ、エミリーはここ弄られると直ぐにイってしまいそうだね…、可愛いな…」
私の口からは吐息の混じった甘い声が溢れ、その声がいつまでも浴場に響いてる。

だけど、もうそんな事を考える余裕なんて今の私には無かった。
ザシャは私がイきそうになると、わざと刺激を弱めて煽って来る。

「ザシャさっ……はぁっ…意地…悪っ…しな…い…でっ…」