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39.繋がる③※
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ザシャは膨れ上がった先端を唇の間に挟むと、ちゅっと音を立てながら啄む様に吸い上げていく。
完全に芯を持ったそこは更に敏感さを増し、吸われる度に腰をビクンと跳ね上げてしまう。
「ぁあっ、やぁっ……っん!」
「嫌なんて言っている割に、随分気持ち良さそうな声が漏れて来てるよ。こっちも触って欲しそうにしているから、指で悦くしてあげようか」
ザシャは意地悪な声で呟くと、片方は卑猥な水音をわざと立てるように激しく舌先で嬲り、もう片方は指先で挟むと引っ張ったり爪先で引っ掻いたりして刺激を与えて来る。
刺激を感じる度に体の奥が痺れていき、まるで敏感さが増していく様だった。
その所為で腰が何度も跳ね上がってしまう。
「エミリーの体、随分と熱くなって来たね。こうされて気持ち良くなっているの本当に良く分かるよ。だけどまだこんなものじゃエミリーには物足りないよね?」
「はぁっ、だめっ……。これ以上したら、おかしくなっちゃう……」
私は涙目でザシャの方に視線を向けると、ザシャは僅かに目を細めた。
すごく嫌な予感がした。
「……っ、ひぁ……ぁあああっ!!」
「このままエミリーが気持ち良くイけるようにしてあげるから、好きなだけイって」
ザシャは私に視線を向けながら、先端をきつく吸い上げて舌先を擦り付けて来た。
そして指で弄んでいた方は、きつく摘ままれ引っ張られる。
その瞬間大きな快感が生まれ、私の頭の奥が真っ白になった。
「ぁ……、ああっ……、ザシャさっ、もう、だめっ! それ以上は……」
「ダメじゃないよ。私の前では遠慮はいらないよ」
私の目からは生理的な涙が零れ、首を嫌々と言うように横に振った。
だけどザシャは一切容赦することは無く、刺激を与え続けて来る。
(本当にもうおかしくなっちゃうっ……っ!!)
「ぁあ……っやぁ、ぁああああっ!!」
私は叫びにも似た声を響かせると、そのまま達してしまった。
一度達すると全身から力が抜けて、私はぐったりとしながら荒くなった息を漏らしていた。
私はのぼせ上ったかのように顔を真っ赤にさせ、とろんとした瞳で天井をぼーっと眺めていると視界にザシャの顔が入り込んで来た。
「……ザシャさんの、意地悪」
ザシャと目が合うと、私はぼそっと呟いた。
するとザシャは満足そうな顔で更に近づいて来て、私の唇にちゅっと音を立てて唇を押し当てた。
「んっ……」
「エミリーは意地悪されるのも好きだよね?」
ザシャは一度だけ啄む様に私の唇を奪うと、にこっと腹黒い笑みを浮かべて私の顔を眺めていた。
「……っ、き、嫌いではないけど。ザシャさんのは意地悪過ぎますっ!」
ザシャの言っていることは間違いでは無かったので、私は困惑しながらもむっとした顔でザシャを睨みつけた。
「ふふっ、やっぱり嫌いではないんだね。でもそんな事を私に教えてしまって良かったの?」
「え?」
「そんな事を聞いたら、もっと意地悪したくなってしまうな。ふふっ、なんて、……ね」
「……っ!!」
ザシャは冗談ぽく言っていたが、その表情は本気で愉しんでいるかの様に見えてゾクッと鳥肌が立った。
(ザシャさん、本性は相当腹黒かったりして)
「エミリーはイったばかりで息もまだ少し上がってるみたいだから、そのままゆっくりしていて。私は愛撫の続きをさせてもらっているね」
「……はい」
ザシャの口調は何処か愉しそうに見えた。
私は浅い呼吸を繰り返しながら、小さく頷いた。
私が体を揺らしながら呼吸を整えていると、ザシャは今度はお腹の方にキスを落としていく。
「……んぅ」
「ふふっ、擽ったい?」
私が小さく声を漏らすと、ザシャが問いかけて来たので「少し」と答えた。
「それはエミリーの体が敏感になっている証拠かな」
「……んぅっ……はぁっ」
ザシャがお腹の辺りに唇を押し付ける度に、体の奥がざわざわとしてじっとしていられなくなる。
そして吸われるとビクンと体を簡単に跳ね上げてしまう。
必死に耐えてはいるけど、油断すれば声が漏れてしまうかもしれない。
(お腹で感じるとか思われたら、絶対また意地悪されそう)
ザシャは必死に耐える私には気付いている様子だったが、敢えて何も言わず愛撫を続けていく。
そしてお腹の下の方に移動すると、へその下辺りに手を触れた。
「何してるんですか?」
私は何気なく聞いてみた。
「エミリーと繋がったら、きっとこの辺までは届くだろうなと思ってね」
「え……?」
一瞬ザシャが言っていることが分からなった。
「分からない? この前触った私のものが、ここまで入ると言う事だよ」
「……っ!?」
その言葉を聞くと意味が分かり、私は自分のお腹の方に視線を向けた。
すると、急に怖くなった。
そんな奥まで入られてたら、私はどうなってしまうんだろう。
「む、無理ですっ」
恐怖から私は思わずそう答えてしまった。
「大丈夫だよ。今日は時間をかけてちゃんとエミリーの中を解すし優しくするから」
「で、でもっ……。そんな奥までとか、私……死にませんか?」
私が本気で怖がっていると、ザシャは私の方へと近づいて来て隣に横向きで寝転がり、優しい顔で見つめて来た。
「エミリー、最初は怖いかもしれないけど大丈夫だよ。死んだりなんてしないから安心して」
「ほ、本当に……?」
私が不安そうな顔で問い返すと、ザシャは優しく微笑みそのまま私の事を抱きしめてくれた。
「本当だよ。だから私の事を信じて欲しい」
完全に芯を持ったそこは更に敏感さを増し、吸われる度に腰をビクンと跳ね上げてしまう。
「ぁあっ、やぁっ……っん!」
「嫌なんて言っている割に、随分気持ち良さそうな声が漏れて来てるよ。こっちも触って欲しそうにしているから、指で悦くしてあげようか」
ザシャは意地悪な声で呟くと、片方は卑猥な水音をわざと立てるように激しく舌先で嬲り、もう片方は指先で挟むと引っ張ったり爪先で引っ掻いたりして刺激を与えて来る。
刺激を感じる度に体の奥が痺れていき、まるで敏感さが増していく様だった。
その所為で腰が何度も跳ね上がってしまう。
「エミリーの体、随分と熱くなって来たね。こうされて気持ち良くなっているの本当に良く分かるよ。だけどまだこんなものじゃエミリーには物足りないよね?」
「はぁっ、だめっ……。これ以上したら、おかしくなっちゃう……」
私は涙目でザシャの方に視線を向けると、ザシャは僅かに目を細めた。
すごく嫌な予感がした。
「……っ、ひぁ……ぁあああっ!!」
「このままエミリーが気持ち良くイけるようにしてあげるから、好きなだけイって」
ザシャは私に視線を向けながら、先端をきつく吸い上げて舌先を擦り付けて来た。
そして指で弄んでいた方は、きつく摘ままれ引っ張られる。
その瞬間大きな快感が生まれ、私の頭の奥が真っ白になった。
「ぁ……、ああっ……、ザシャさっ、もう、だめっ! それ以上は……」
「ダメじゃないよ。私の前では遠慮はいらないよ」
私の目からは生理的な涙が零れ、首を嫌々と言うように横に振った。
だけどザシャは一切容赦することは無く、刺激を与え続けて来る。
(本当にもうおかしくなっちゃうっ……っ!!)
「ぁあ……っやぁ、ぁああああっ!!」
私は叫びにも似た声を響かせると、そのまま達してしまった。
一度達すると全身から力が抜けて、私はぐったりとしながら荒くなった息を漏らしていた。
私はのぼせ上ったかのように顔を真っ赤にさせ、とろんとした瞳で天井をぼーっと眺めていると視界にザシャの顔が入り込んで来た。
「……ザシャさんの、意地悪」
ザシャと目が合うと、私はぼそっと呟いた。
するとザシャは満足そうな顔で更に近づいて来て、私の唇にちゅっと音を立てて唇を押し当てた。
「んっ……」
「エミリーは意地悪されるのも好きだよね?」
ザシャは一度だけ啄む様に私の唇を奪うと、にこっと腹黒い笑みを浮かべて私の顔を眺めていた。
「……っ、き、嫌いではないけど。ザシャさんのは意地悪過ぎますっ!」
ザシャの言っていることは間違いでは無かったので、私は困惑しながらもむっとした顔でザシャを睨みつけた。
「ふふっ、やっぱり嫌いではないんだね。でもそんな事を私に教えてしまって良かったの?」
「え?」
「そんな事を聞いたら、もっと意地悪したくなってしまうな。ふふっ、なんて、……ね」
「……っ!!」
ザシャは冗談ぽく言っていたが、その表情は本気で愉しんでいるかの様に見えてゾクッと鳥肌が立った。
(ザシャさん、本性は相当腹黒かったりして)
「エミリーはイったばかりで息もまだ少し上がってるみたいだから、そのままゆっくりしていて。私は愛撫の続きをさせてもらっているね」
「……はい」
ザシャの口調は何処か愉しそうに見えた。
私は浅い呼吸を繰り返しながら、小さく頷いた。
私が体を揺らしながら呼吸を整えていると、ザシャは今度はお腹の方にキスを落としていく。
「……んぅ」
「ふふっ、擽ったい?」
私が小さく声を漏らすと、ザシャが問いかけて来たので「少し」と答えた。
「それはエミリーの体が敏感になっている証拠かな」
「……んぅっ……はぁっ」
ザシャがお腹の辺りに唇を押し付ける度に、体の奥がざわざわとしてじっとしていられなくなる。
そして吸われるとビクンと体を簡単に跳ね上げてしまう。
必死に耐えてはいるけど、油断すれば声が漏れてしまうかもしれない。
(お腹で感じるとか思われたら、絶対また意地悪されそう)
ザシャは必死に耐える私には気付いている様子だったが、敢えて何も言わず愛撫を続けていく。
そしてお腹の下の方に移動すると、へその下辺りに手を触れた。
「何してるんですか?」
私は何気なく聞いてみた。
「エミリーと繋がったら、きっとこの辺までは届くだろうなと思ってね」
「え……?」
一瞬ザシャが言っていることが分からなった。
「分からない? この前触った私のものが、ここまで入ると言う事だよ」
「……っ!?」
その言葉を聞くと意味が分かり、私は自分のお腹の方に視線を向けた。
すると、急に怖くなった。
そんな奥まで入られてたら、私はどうなってしまうんだろう。
「む、無理ですっ」
恐怖から私は思わずそう答えてしまった。
「大丈夫だよ。今日は時間をかけてちゃんとエミリーの中を解すし優しくするから」
「で、でもっ……。そんな奥までとか、私……死にませんか?」
私が本気で怖がっていると、ザシャは私の方へと近づいて来て隣に横向きで寝転がり、優しい顔で見つめて来た。
「エミリー、最初は怖いかもしれないけど大丈夫だよ。死んだりなんてしないから安心して」
「ほ、本当に……?」
私が不安そうな顔で問い返すと、ザシャは優しく微笑みそのまま私の事を抱きしめてくれた。
「本当だよ。だから私の事を信じて欲しい」
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