王太子の婚約者選考会に代理で参加しただけなので、私を選ばないでください【R18】

Rila

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18.初めての体験※

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「……ザシャ、様?」
「無理に様を付けて呼ばなくていいよ。エミリーとは変な距離感を作りたくないからね」

 ザシャは横向きだった私の体を仰向けにさせると、組み敷く様に上から眺めていた。

「な、何をするんですか?」
「ん? エミリーは私といちゃいちゃしても構わないって言っていたから、そう言う事をしてみようと思って、ね」

 私は突然組み敷かれてしまい動揺と恥ずかしさから顔を真っ赤に染めていた。
 私がザシャから逃れようと体を捩じろうとすると、私の耳元で「逃がさないよ」と囁く声が聞こえて来た。
 ザシャの吐息が耳にかかり、私はぞくっと体を震わせてしまう。

(本当にザシャさんは、私といちゃいちゃするつもりなの!?)

「エミリーの事は愛人にするつもりは無いけど、もっと親しい関係にはなりたいと思っているからね。エミリーも嫌がってない様だし、遠慮する必要はないよね」
「ごめんなさい。愛人とか言ってしまったけど、私何も知らないんです。だからっ」

(愛人どころか恋人すらいた事ないのに、分かるわけがないわ。何をすればいいの?)

「何も知らないとは、こういうことするのは初めてって事かな? それならエミリーは何も心配する必要はない。私のすることにエミリーは素直に反応してくれればいいだけだから」

 ザシャは優しい声でそう告げると、私は少しだけほっとした。
 しかし私が大人しくしていると、ザシャは私の着ているナイトガウンの紐を解いた。

(あれ? お腹の辺りがスースーする?)

「エミリーの肌、すごく綺麗だね」
「え? ……っ!? いやっ、見ないでっ!」

 急に体の周りが涼しくなったのを感じて、視線を自分の体の方に向けると肌が露わになっていた。
 しかもナイトガウンの中は一切下着を付けてなく、全てザシャの目の前で晒されている状態であった。
 私は恥ずかしさに耐え切れず慌てて手で隠そうとしていると、ザシャに両手を捕まれ頭の上で一纏めにされた状態で押さえつけられてしまった。

(うそ……。こんな格好恥ずかしくて無理っ!)

「私に見られて恥ずかしい? だけど、そうやって恥ずかしがる姿も可愛いらしいな」
「恥ずかしいから、あんまり見ないでくださいっ」

 私は全身を見られ、恥ずかしくてたまらない気持ちになり、真っ赤に顔を染めながら視線を逸らした。

(お願いだから、そんなに見ないでっ!)


「……ひぁっ、やっ……っ!」

 ザシャの指が私の首筋に滑っていくと、私はゾクッと体を震わせて、思わず声を漏らしてしまった。

(な、なに!?)

「良い反応だな。エミリーは感度がいいのかな?」
「……っ、はぁっ、ふ、普通ですっ……ぁっ」

 ザシャの指が首筋から胸元まで降りて行くと、尖り始めている胸の周りを円を描く様にクルクルとなぞられる。
 敏感な場所のすぐ近くを触られ、私は体の奥がぞわぞわしていく感覚を感じて、じっとしていられなくなる。

「これで普通なの? 周りを触っていたら、中心がぷっくり膨らんできたね。まるで早く触って欲しそうに待っているみたいだ」

 私の反応を見ていたザシャは口端を僅かに上げると、胸の先端を軽く指で弾いた。

「体がなんか変なのっ! ……ぁあっ!」

 その瞬間、鋭い痺れが全身に走っていき、思わず声を上げてしまった。

「何も変な事じゃないよ。素直にエミリーの体が反応しているだけだから、何も怖がることなんてないんだ」
「はぁっ、ぁあっ……! ほ、本当に?」
「うん、本当だよ。だからこの感覚を楽しんで」

 ザシャは私の先端を指で転がす様に弄ぶと、私は甘い声を漏らしてしまう。

「良い声出て来たね。それならもう少し可愛がってあげないとね」

 ザシャは弄ってない方の胸の先端に顔を寄せると、輪郭をなぞる様にねっとりと舐め始めた。

「……っ、ぁあっ……ん、それ、やだっ……」
「そう? 嫌そうには見えないけど? 私が舐める度にエミリーのここ、どんどん硬くなっていってるよ」

 胸の先端を舌で刺激される度に甘い快感が体の奥に流れて来て、体をびくびくと震わせてしまう。

「エミリーの嫌は、良いってことなんだね」
「ぁっ、ああっ……! だ、だめっ! そんなっ……、やぁっ、吸わないでっ!」

 ザシャは私の反応を見て小さく笑うと、先端を咥内に含ませ深く何度も吸い上げて行く。
 その度に私は腰を高く跳ね上げてしまう。

「そんなに腰を揺らして、もしかしてこれだけでイキそうなのかな?」
「ぁああっ……! は、ぁっ、そんな激しくしないでっ!」

 片方は口で執拗に愛撫され、もう片方は指で引っ張られたり、転がされたりして弄ばれる。
 両方からの刺激で頭の中が真っ白になりそうになり、私は目に涙を溜めながらぎゅっと瞑った。

「いいよ、イって」
「……ぁあっ、なにこれ、おかしくなるっ、……ぁああっ!!」

 激しい刺激を与えられる事で、私は悲鳴の様な嬌声を上げて、呆気なく達してしまった。

「初めてイった感想はどう?」
「はぁっ、はぁっ……、恥ずかしい、こんなの、私には無理っ……」

 ザシャは私が達するとすぐに胸を解放して、私の顔を見下ろす様に眺めていた。
 私は荒くなった息を肩を揺らしながら整え、ザシャをむっと睨みつけた。

(こんなに恥ずかしい姿を見られて、もうやだっ)

「そんな顔で睨んでも全く怖くないよ。それに、これで終わりなわけじゃないからね」
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