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30.決意
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あれから何度もお互いを貪るように求め合った。
まるで動物的本能が働いたかのように、私の頭の中はユーリの存在しか見えなくなっていた。
しかし何度目かの絶頂を迎えた後、ついに私の体力は底を付き、深い眠りへと落ちていった。
翌日目覚めると全身が怠く、ベッドの中での行動を余儀なくされた。
思った以上にレベル5の効果がハードだった為、これからは量を考えながら使った方が良さそうだ。
その他に分かった事と言えば、上がってしまった絆レベルはユーリと体を重ねることで初期化されるみたいだ。
前回の事を踏まえても、同じ現象が起こっているので恐らくこの考えは当たっている。
(まさか、私にまで効果が出るなんて思わなかったよ……)
どの道、今は外に出ることは困難であるのだから、ちょうど良かったのだと開き直ることにした。
この部屋に籠っていれば、間違いなくユーリのことを独り占め出来る。
それに、これからの行動について、話し合うのにもちょうど良い機会だと思った。
「セラ、昨晩は大分無理をさせてしまったから、食事の手伝いをしてやろうか」
「結構ですっ!」
私は速攻で否定した。
するとユーリは「つれないな」と残念がっていた。
食事はというと、ユーリが注文してくれて部屋に先程運ばれてきた。
貴族が泊まるような豪華な宿泊施設なのだから、当然食事も豪勢だった。
コース料理のように、お皿に綺麗に盛り付けられた料理が次々と運ばれてくる。
こんなものを平気で注文出来てしまうのだから、やはり私とは住む世界が違う人間なのだとまざまざと感じてしまう。
私がそんなことを考えながらじっとユーリのことを見つめていると、不意に目が合った。
「どうした? やっぱり手伝って欲しくなったか?」
「なりませんっ!」
「それならばどうした?」
「ユーリはやっぱりすごい人なんだなって思って……」
「それはどういう意味だ?」
「こんな高そうな部屋を簡単に取ってしまったり、剣の腕だって確かだし、皇子だし……。私とは全然違う」
ここまで身分が離れていると、自分が傍にいていいのか不安に思えてきてしまう。
彼は私のことを聖女だと思っているようだけど、私には聖女の証だとされる光魔法が使えない。
それにユーリが私のことを受け入れてくれたとしても、周囲がそうとは限らない。
そのことがきっかけで彼が嫌な思いをすることになるとしたら、きっと私は耐えられなくなる。
私は彼にとって足を引っ張る存在にはならないのだろうか。
ただ好きって気持ちだけで、傍にいていい相手でないことも分かっている。
全てが終わったら、彼は自国に戻るつもりなのだろう。
彼はあの時にはっきりと言った。
自分は勇者の末裔だから、義務を果たさなければならないのだと。
あの時の彼の姿からは、揺るぎない決意の表れを感じた。
ユーリは、国の為に必ずそれを果たすつもりでいるのだろう。
「セラは私にどんな言葉を望んでいるんだ?」
「え……? 別に……」
私が傍にいても構わないと思えるような言葉が欲しい。
心の中に巣くっている、不安な気持ちを払拭出来るような言葉を聞かせて欲しい。
だけどそんなことは私の口からは言えなかった。
もしかしたら私の所為で彼の人生を狂わせ、不幸にさせてしまうことだって無いとは言えない。
(私に魔力があって、光魔法が使えていたら。こんなことで悩んだりなんてしなかったのにな……)
そんなことばかり考えていたせいで、今の私は酷い顔に映っているのかもしれない。
「本当に素直じゃないな、セラはさ」
「……?」
「身分なんて、そんなものはどうだっていい」
「どうでも良くないよ! だって、貴族になるためには魔力が必要なんでしょ? 私には魔力がないし、それにユーリは皇子だし……。皇子がそんな勝手なことをしたら、皆ユーリに付いて来なくなるんじゃない? 反発だって生まれると思うし。私の所為でそんなことになったら悲しい……」
「ちょっと待て、セラは何か誤解をしていないか?」
「誤解?」
「我が国では、魔力の有無で貴族にするなんて決まりはないぞ」
「え……? だってあの王子はそう言って……」
その時私はあることに気付いた。
私の表情に気付いた彼は、小さく微笑んだ。
「それはバルムートでの話だろう。私のいる国ではそんな決まりはない。婚姻については、本人達の同意があれば身分や種族だって問わない。だから全て本人達の気持ち次第ってことだ」
「……っ、で、でもっ……、ユーリは皇子だし、聖女は良いの?」
「目の前にいるのに、それを言うのか?」
「私、本当に聖女なんかじゃないよっ!」
「あんな状況になってもまだ認めないか。セラは随分と強情だな」
ユーリは目を細めてじっとこちらを見つめてきた。
ドキッとして私は慌てるように視線を逸らしてしまう。
昨日のことを持ち出されると、思い出して恥ずかしくなってしまう。
「昨日はお前の中に何度も私の子種を注いだ。それにあの状態を作り出したセラのスキルは、間違いなく私の子を孕ませるための作用としか思えないからな。そう考えると、既にセラのここには私の子が宿ってる可能性が高いと思うが?」
「……っ!!」
ユーリは私のお腹をさすりながら、耳元で責めるように囁いてくる。
「私は皇族だ。もしここに私の子が宿っているのだとしたら、その子は間違いなく皇族の血を引く者。そうなればセラの意思を無視してでも、強引に帝国へと連れて行かなければならなくなる」
私が必死に体を引き剥がすと、今度は顔を寄せて迫ってきた。
「私は欲しいと思ったものは必ず手に入れる人間だ。今までもそうであったし、これからだって変えるつもりはない。そんな中、何にも増して気になる存在が出来た。そんなものをみすみす手放すと思うか……? 絶対に無いな」
「……っ」
「これだけ体中にマーキングしておいたのだから、セラはもう私のものだろう? いい加減諦めて認めて欲しいものだ。セラが認めてくれるまで諦めるつもりはないが、先にどちらが折れるか試してみるか?」
ユーリは意地悪そうな顔を見せると、指先を私の唇に這わせた。
輪郭をなぞるように彼の指が滑っていき、その感覚に唇は小さく震えてしまう。
「本当に、私でいいの……? 聖女じゃなかったとしても……私を選んだこと、後悔しませんか?」
「絶対にしない。いい加減この話はここで決着を付けないか? 勿論私は折れるつもりは無いから、セラに認めて貰うことになるが」
「なっ……!」
「嫌なのか? 私の妻になることが」
「妻って……」
「私はセラを娶るつもりで話している。答えろ。受け入れるか、受け入れないか。そのどちらかしか受け付けない」
そんなことを急に言われても、私は困ってしまう。
いきなり妻にするとか言われても実感なんて全然沸かないし、そもそも私はこの世界に居続けることが出来るのだろうか。
前は元いた世界に戻りたいと思うことも多かったが、今となっては元の世界に戻されることが恐怖だと思えてしまう。
彼と離れたくないし、出来るのであればずっと傍にいたい。
もし、私のことを求めてくれるのならば、それに答えたい。
「セラ、早く答えろ」
「……わた、しはっ……、ユーリの傍にいたい」
急かされて私は本音を口に出してしまった。
するとユーリの表情が緩み、柔らかい笑顔を私に向けていた。
(うそ、思わず言っちゃった……)
「ごめん、今のは勢いでっ……」
「それがセラの答えなんだろう」
「……うん」
「だったらそれでいい。私はずっとセラの傍に居るし、お前の不安に思う存在は全て排除してやる。だからセラは私のために傍に居て欲しい」
「なんか……求婚されているみたい」
「みたいではなく、しているのだが? セラは本当に鈍感というか、抜けているというか……。いつでも私のことを楽しませてくれるな」
「酷いっ!」
「褒めているんだ、怒るなよ」
ユーリはクスクスと笑いながら、宥めるように私の頭を優しく撫でてくれた。
またからかわれているような気がして少し悔しかったが、ここまで私のことを思ってくれているのだと知れて、すごく嬉しかったし安心した。
私はもう迷わない。
ユーリと共に、この世界で生きていくことを決意した。
まるで動物的本能が働いたかのように、私の頭の中はユーリの存在しか見えなくなっていた。
しかし何度目かの絶頂を迎えた後、ついに私の体力は底を付き、深い眠りへと落ちていった。
翌日目覚めると全身が怠く、ベッドの中での行動を余儀なくされた。
思った以上にレベル5の効果がハードだった為、これからは量を考えながら使った方が良さそうだ。
その他に分かった事と言えば、上がってしまった絆レベルはユーリと体を重ねることで初期化されるみたいだ。
前回の事を踏まえても、同じ現象が起こっているので恐らくこの考えは当たっている。
(まさか、私にまで効果が出るなんて思わなかったよ……)
どの道、今は外に出ることは困難であるのだから、ちょうど良かったのだと開き直ることにした。
この部屋に籠っていれば、間違いなくユーリのことを独り占め出来る。
それに、これからの行動について、話し合うのにもちょうど良い機会だと思った。
「セラ、昨晩は大分無理をさせてしまったから、食事の手伝いをしてやろうか」
「結構ですっ!」
私は速攻で否定した。
するとユーリは「つれないな」と残念がっていた。
食事はというと、ユーリが注文してくれて部屋に先程運ばれてきた。
貴族が泊まるような豪華な宿泊施設なのだから、当然食事も豪勢だった。
コース料理のように、お皿に綺麗に盛り付けられた料理が次々と運ばれてくる。
こんなものを平気で注文出来てしまうのだから、やはり私とは住む世界が違う人間なのだとまざまざと感じてしまう。
私がそんなことを考えながらじっとユーリのことを見つめていると、不意に目が合った。
「どうした? やっぱり手伝って欲しくなったか?」
「なりませんっ!」
「それならばどうした?」
「ユーリはやっぱりすごい人なんだなって思って……」
「それはどういう意味だ?」
「こんな高そうな部屋を簡単に取ってしまったり、剣の腕だって確かだし、皇子だし……。私とは全然違う」
ここまで身分が離れていると、自分が傍にいていいのか不安に思えてきてしまう。
彼は私のことを聖女だと思っているようだけど、私には聖女の証だとされる光魔法が使えない。
それにユーリが私のことを受け入れてくれたとしても、周囲がそうとは限らない。
そのことがきっかけで彼が嫌な思いをすることになるとしたら、きっと私は耐えられなくなる。
私は彼にとって足を引っ張る存在にはならないのだろうか。
ただ好きって気持ちだけで、傍にいていい相手でないことも分かっている。
全てが終わったら、彼は自国に戻るつもりなのだろう。
彼はあの時にはっきりと言った。
自分は勇者の末裔だから、義務を果たさなければならないのだと。
あの時の彼の姿からは、揺るぎない決意の表れを感じた。
ユーリは、国の為に必ずそれを果たすつもりでいるのだろう。
「セラは私にどんな言葉を望んでいるんだ?」
「え……? 別に……」
私が傍にいても構わないと思えるような言葉が欲しい。
心の中に巣くっている、不安な気持ちを払拭出来るような言葉を聞かせて欲しい。
だけどそんなことは私の口からは言えなかった。
もしかしたら私の所為で彼の人生を狂わせ、不幸にさせてしまうことだって無いとは言えない。
(私に魔力があって、光魔法が使えていたら。こんなことで悩んだりなんてしなかったのにな……)
そんなことばかり考えていたせいで、今の私は酷い顔に映っているのかもしれない。
「本当に素直じゃないな、セラはさ」
「……?」
「身分なんて、そんなものはどうだっていい」
「どうでも良くないよ! だって、貴族になるためには魔力が必要なんでしょ? 私には魔力がないし、それにユーリは皇子だし……。皇子がそんな勝手なことをしたら、皆ユーリに付いて来なくなるんじゃない? 反発だって生まれると思うし。私の所為でそんなことになったら悲しい……」
「ちょっと待て、セラは何か誤解をしていないか?」
「誤解?」
「我が国では、魔力の有無で貴族にするなんて決まりはないぞ」
「え……? だってあの王子はそう言って……」
その時私はあることに気付いた。
私の表情に気付いた彼は、小さく微笑んだ。
「それはバルムートでの話だろう。私のいる国ではそんな決まりはない。婚姻については、本人達の同意があれば身分や種族だって問わない。だから全て本人達の気持ち次第ってことだ」
「……っ、で、でもっ……、ユーリは皇子だし、聖女は良いの?」
「目の前にいるのに、それを言うのか?」
「私、本当に聖女なんかじゃないよっ!」
「あんな状況になってもまだ認めないか。セラは随分と強情だな」
ユーリは目を細めてじっとこちらを見つめてきた。
ドキッとして私は慌てるように視線を逸らしてしまう。
昨日のことを持ち出されると、思い出して恥ずかしくなってしまう。
「昨日はお前の中に何度も私の子種を注いだ。それにあの状態を作り出したセラのスキルは、間違いなく私の子を孕ませるための作用としか思えないからな。そう考えると、既にセラのここには私の子が宿ってる可能性が高いと思うが?」
「……っ!!」
ユーリは私のお腹をさすりながら、耳元で責めるように囁いてくる。
「私は皇族だ。もしここに私の子が宿っているのだとしたら、その子は間違いなく皇族の血を引く者。そうなればセラの意思を無視してでも、強引に帝国へと連れて行かなければならなくなる」
私が必死に体を引き剥がすと、今度は顔を寄せて迫ってきた。
「私は欲しいと思ったものは必ず手に入れる人間だ。今までもそうであったし、これからだって変えるつもりはない。そんな中、何にも増して気になる存在が出来た。そんなものをみすみす手放すと思うか……? 絶対に無いな」
「……っ」
「これだけ体中にマーキングしておいたのだから、セラはもう私のものだろう? いい加減諦めて認めて欲しいものだ。セラが認めてくれるまで諦めるつもりはないが、先にどちらが折れるか試してみるか?」
ユーリは意地悪そうな顔を見せると、指先を私の唇に這わせた。
輪郭をなぞるように彼の指が滑っていき、その感覚に唇は小さく震えてしまう。
「本当に、私でいいの……? 聖女じゃなかったとしても……私を選んだこと、後悔しませんか?」
「絶対にしない。いい加減この話はここで決着を付けないか? 勿論私は折れるつもりは無いから、セラに認めて貰うことになるが」
「なっ……!」
「嫌なのか? 私の妻になることが」
「妻って……」
「私はセラを娶るつもりで話している。答えろ。受け入れるか、受け入れないか。そのどちらかしか受け付けない」
そんなことを急に言われても、私は困ってしまう。
いきなり妻にするとか言われても実感なんて全然沸かないし、そもそも私はこの世界に居続けることが出来るのだろうか。
前は元いた世界に戻りたいと思うことも多かったが、今となっては元の世界に戻されることが恐怖だと思えてしまう。
彼と離れたくないし、出来るのであればずっと傍にいたい。
もし、私のことを求めてくれるのならば、それに答えたい。
「セラ、早く答えろ」
「……わた、しはっ……、ユーリの傍にいたい」
急かされて私は本音を口に出してしまった。
するとユーリの表情が緩み、柔らかい笑顔を私に向けていた。
(うそ、思わず言っちゃった……)
「ごめん、今のは勢いでっ……」
「それがセラの答えなんだろう」
「……うん」
「だったらそれでいい。私はずっとセラの傍に居るし、お前の不安に思う存在は全て排除してやる。だからセラは私のために傍に居て欲しい」
「なんか……求婚されているみたい」
「みたいではなく、しているのだが? セラは本当に鈍感というか、抜けているというか……。いつでも私のことを楽しませてくれるな」
「酷いっ!」
「褒めているんだ、怒るなよ」
ユーリはクスクスと笑いながら、宥めるように私の頭を優しく撫でてくれた。
またからかわれているような気がして少し悔しかったが、ここまで私のことを思ってくれているのだと知れて、すごく嬉しかったし安心した。
私はもう迷わない。
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