19 / 41
19.大人っぽく見せたい
しおりを挟む
「あまり長湯し過ぎるのも上せてしまうな。髪も洗い終えたし、そろそろ出るか?」
「色々とありがとうございます。ユーリは先に出ていてください」
「このまま抱き上げて脱衣所まで運び、体を拭いて服を着せるところまでする予定だったんだが」
「……っ、そこまでしてくれなくても大丈夫ですっ!!」
何か嫌な予感を察知していたが、まさかそこまでするつもりでいたなんて思ってもみなかった。
私は強めの口調で断った。
するとユーリは残念そうな顔でこちらを見てきたので、私は笑顔で「先に戻ってください」と伝えると扉の方に手を向けた。
「私に気を遣う必要なんてないんだぞ。だけど、無理強いは出来ないか。セラは湯船を気にいっているようだしな。だけど長湯し過ぎには気を付けるんだぞ。それでは私は先に戻っているよ」
「お気遣いありがとうございます」
彼は椅子を持って浴場から出て行った。
ユーリの姿が見えなくなったことを確認すると、私はお湯の中に肩まで浸かり安堵のため息を漏らした。
「はぁ……。ユーリは私がこんな格好なのに、全然戸惑って無かったな」
私はお湯の上で手を遊ばせながら、不満そうに独り言をぶつぶつと呟いた。
(今から頑張ったら、多少は変わるかな)
「…………」
魅力的とは程遠い自分の体を見て、悩ましげに「うーん」と唸っていた。
ユーリは皇子という肩書きに加えてあの美貌を持っているのだから、きっと綺麗な女性も沢山寄ってくるのだろう。
それに随分と女慣れしていた。
それを思うと再びため息が漏れてしまう。
(とりえずこのことは今考えるのは止めとこう……! あまり長湯も良くないし、そろそろ出ようかな)
そう思い、湯船から上がった。
***
脱衣所に続く扉を開けると、何故かユーリと目が合った。
ここにいるとは思っておらず、私は驚いた顔でその場に立ち尽くしていた。
「やっと出てきたな」
「なっ……!」
「な……?」
「なんでいるの!?」
「なんでって、セラの体を拭くために決まっているだろう」
「……は、い?」
(ユーリってちょっとズレてる……?)
彼の手には白いバスタオルらしきものが握られている。
私が戸惑っているとユーリはタオルを広げた。
「拭いてやるから、大人しくしとけよ」
「ちょっと……」
文句を言う暇も無く、彼は広げたバスタオルで私の体を拭き始めた。
幼い頃、母親に体を拭いて貰ったことはあるが、それはあくまでも子供の時の話だ。
大の大人が、しかも皇子が一体何をしているのだろう。
次第に私の顔は沸騰するように熱くなっていく。
「昨晩残した証は、綺麗に消えてしまったようだな」
「……え?」
彼は私の首元を眺めながらぼそりと呟くと、私の腕を引っ張って体を引き寄せた。
そして首元に唇を押し付けると、深く吸い付くようなキスをしてくる。
チクッとした鋭い痛みを感じて、私は思わず眉を顰めた。
「……っん、なに、してっ……」
「何って、私のものだっていう証を付け直した」
彼は当然の様にそんなことを言ってきたので、私は困惑してしまう。
なんていうか、すごく複雑な気持ちだ。
嬉しいけど、嬉しくないような……。
そんな気持ちが表に出てしまっているような気がして、私はそれを隠す為にムッとした顔を向けた。
「自分で体も拭けるし、服も着替えられますっ!」
「それは分かっているが、今日は無理をさせた詫びだと話しただろう。だから私にさせて」
私には羞恥プレイのようにしか思えないが、ユーリは本気で詫びだと思っているようだ。
やはり生活している環境が違うのか、私とは感覚が大分ズレている気がする。
ユーリは皇子だから、こういったことも周りの世話係がしていて、彼にとってはそれが当たり前のことなのかもしれない。
「……っ、は、恥ずかしいから」
「そういえば、セラは恥ずかしがりだったな。そんなところも可愛いらしいな」
私はユーリからバスタオルを奪い取ると、急いで体に巻き付けた。
そして彼の手を引っ張って部屋中央へと移動した。
「お願い、ここで待ってて」
私は懇願するようにお願いした。
これ以上、醜態を晒したくはない。
「分かったよ。だけど、これだけはさせてくれ」
彼はそう言って、私の頭の方に手をかざした。
すると掌の方向から心地の良い風を感じて、私は驚いて顔を上げた。
「なんで風が……」
「これは魔法だ。私は全属性使えるからな。便利だろう」
「もしかして、髪を洗っていた時も……」
「ああ、そうだな。シャワーが少し離れていたから魔法を使った。意識すれば大体の温度調整は可能だ」
「すごいっ!! 魔法ってそういう使い方も出来るんですね!」
「生活スキルとして使う者もいるくらいだからな」
私は感動して、思わず声を張り上げてしまう。
そういった使い方があるのなら、魔法がすごく羨ましいものだと感じてしまう。
何も無いところからお湯を出すことが出来る。
それは水魔法に限ったことでは無い。
火を起こせば色々な用途に使えるし、風だって今みたいに髪を簡単に乾かすことが出来る。
ちなみにこの世界には基本の四元素が存在している。
土、水、火、風、それとは別に光と闇がある。
魔力を持つ者でも殆どの者は一つの属性しか持たず、稀に複数扱えるものもいるようだ。
さすがに全て使えるのは勇者の末裔である者くらいなのだろう。
「いいなー」
「魔法が必要になったら、いつでも私を使ってくれ」
そうは言うけど、彼は自分が皇子だということを忘れていないだろうか。
そんな相手を利用するなんて出来るはずが無い。
「あ、はは……」
「よし、これで髪は乾いたな。やっぱりお前の髪って綺麗だな。本当に手伝わなくていいのか?」
「……っ、ありがとう。うん、大丈夫」
私はぺこっと小さく頭を下げると、小走りで脱衣所に戻っていった。
着ていた服は、彼がこっちに置いといてくれたようだ。
私は手早く着替えると、広々とした洗面台に移動した。
そこには化粧水やメイク道具などが綺麗に並べられている。
(わぁ……、すごい。これって勝手に使ってもいいのかな……。メイクをしたら少しは大人っぽく見せられるかも)
この世界に来てからも、薄いメイクはしていた。
召喚された時にバックを持っていたので、その中に入っていたメイク道具を使っていた。
化粧品は貴族の贅沢品であるので値段も高く、平民は簡単に買うことが出来ない。
そのため持って来たものを少しずつ使い、薄いメイクをしていたのだ。
だから目の前にメイクのフルセットが置いてあることに感動していた。
「よし、頑張ってみよう……!」
***
「随分、遅かったな……。化粧をしたのか?」
「はい……。どうかな?」
彼は私の姿を見て、驚いた顔をしていた。
私はドキドキしながら、照れたように聞いてみる。
メイクについては、元の世界では普段からしていたので上手く出来ていると思う。
目元には落ち着いたブラウン系のシャドウを重ねて塗り、幼さを隠す為に切れ長の目にさせた。
チークは落ち着いたベージュ色を選び、口紅はピンクベージュにした。
ここにはグロスが無かったので、元の世界から持ってきたものを使ってみた。
「すごいな。セラは化粧が出来るのか?」
「う、うん。でも、普通じゃない?」
「もしかして、どこかの屋敷に仕えていたのか?」
「仕えたことは無いです」
彼は興味津々といった感じで、私の前に立つとじっくりと顔を覗き込んでくる。
そんなにもジロジロと見つめられると、恥ずかしくなってしまう。
「唇に艶があるな……、こんなものは初めて見た」
「変ですか?」
少しでも綺麗に見せようと思って、つい自分の所持品を使ってしまったが、グロスがこの世界に存在しない物なら私は返答に困ることになる。
そこで慌てるように質問をして、話題を変えようと試みた。
「いや、すごく綺麗だ。前のセラは可愛かったが、今のセラは随分大人っぽく変わったな」
「大人っぽく見えますか?」
「ああ、見えるよ。とてもな」
聞きたかった言葉を聞けると嬉しさが込み上げて来て、自然と口元が緩んでいってしまう。
(やった! 褒めて貰えた……!)
私が嬉しそうににこにこしていると、ユーリはクスクスと突然笑い出した。
私は不思議そうに「なに?」と問いかけると「そういうところは可愛らしいままだな」とサラリと答えられ、ドキドキしてしまう。
「セラの綺麗になった姿を他の人間に見せるのは少し癪だが、時間もあることだし街にでも行ってみるか? 昨日狩った魔物もまだそのままだしな」
「い、行きたいですっ!」
「じゃあ行くか」
「はいっ……!」
そうして私達はラーズの街を歩くことになった。
なんだかデートみたいで浮かれてしまいそうだ。
「色々とありがとうございます。ユーリは先に出ていてください」
「このまま抱き上げて脱衣所まで運び、体を拭いて服を着せるところまでする予定だったんだが」
「……っ、そこまでしてくれなくても大丈夫ですっ!!」
何か嫌な予感を察知していたが、まさかそこまでするつもりでいたなんて思ってもみなかった。
私は強めの口調で断った。
するとユーリは残念そうな顔でこちらを見てきたので、私は笑顔で「先に戻ってください」と伝えると扉の方に手を向けた。
「私に気を遣う必要なんてないんだぞ。だけど、無理強いは出来ないか。セラは湯船を気にいっているようだしな。だけど長湯し過ぎには気を付けるんだぞ。それでは私は先に戻っているよ」
「お気遣いありがとうございます」
彼は椅子を持って浴場から出て行った。
ユーリの姿が見えなくなったことを確認すると、私はお湯の中に肩まで浸かり安堵のため息を漏らした。
「はぁ……。ユーリは私がこんな格好なのに、全然戸惑って無かったな」
私はお湯の上で手を遊ばせながら、不満そうに独り言をぶつぶつと呟いた。
(今から頑張ったら、多少は変わるかな)
「…………」
魅力的とは程遠い自分の体を見て、悩ましげに「うーん」と唸っていた。
ユーリは皇子という肩書きに加えてあの美貌を持っているのだから、きっと綺麗な女性も沢山寄ってくるのだろう。
それに随分と女慣れしていた。
それを思うと再びため息が漏れてしまう。
(とりえずこのことは今考えるのは止めとこう……! あまり長湯も良くないし、そろそろ出ようかな)
そう思い、湯船から上がった。
***
脱衣所に続く扉を開けると、何故かユーリと目が合った。
ここにいるとは思っておらず、私は驚いた顔でその場に立ち尽くしていた。
「やっと出てきたな」
「なっ……!」
「な……?」
「なんでいるの!?」
「なんでって、セラの体を拭くために決まっているだろう」
「……は、い?」
(ユーリってちょっとズレてる……?)
彼の手には白いバスタオルらしきものが握られている。
私が戸惑っているとユーリはタオルを広げた。
「拭いてやるから、大人しくしとけよ」
「ちょっと……」
文句を言う暇も無く、彼は広げたバスタオルで私の体を拭き始めた。
幼い頃、母親に体を拭いて貰ったことはあるが、それはあくまでも子供の時の話だ。
大の大人が、しかも皇子が一体何をしているのだろう。
次第に私の顔は沸騰するように熱くなっていく。
「昨晩残した証は、綺麗に消えてしまったようだな」
「……え?」
彼は私の首元を眺めながらぼそりと呟くと、私の腕を引っ張って体を引き寄せた。
そして首元に唇を押し付けると、深く吸い付くようなキスをしてくる。
チクッとした鋭い痛みを感じて、私は思わず眉を顰めた。
「……っん、なに、してっ……」
「何って、私のものだっていう証を付け直した」
彼は当然の様にそんなことを言ってきたので、私は困惑してしまう。
なんていうか、すごく複雑な気持ちだ。
嬉しいけど、嬉しくないような……。
そんな気持ちが表に出てしまっているような気がして、私はそれを隠す為にムッとした顔を向けた。
「自分で体も拭けるし、服も着替えられますっ!」
「それは分かっているが、今日は無理をさせた詫びだと話しただろう。だから私にさせて」
私には羞恥プレイのようにしか思えないが、ユーリは本気で詫びだと思っているようだ。
やはり生活している環境が違うのか、私とは感覚が大分ズレている気がする。
ユーリは皇子だから、こういったことも周りの世話係がしていて、彼にとってはそれが当たり前のことなのかもしれない。
「……っ、は、恥ずかしいから」
「そういえば、セラは恥ずかしがりだったな。そんなところも可愛いらしいな」
私はユーリからバスタオルを奪い取ると、急いで体に巻き付けた。
そして彼の手を引っ張って部屋中央へと移動した。
「お願い、ここで待ってて」
私は懇願するようにお願いした。
これ以上、醜態を晒したくはない。
「分かったよ。だけど、これだけはさせてくれ」
彼はそう言って、私の頭の方に手をかざした。
すると掌の方向から心地の良い風を感じて、私は驚いて顔を上げた。
「なんで風が……」
「これは魔法だ。私は全属性使えるからな。便利だろう」
「もしかして、髪を洗っていた時も……」
「ああ、そうだな。シャワーが少し離れていたから魔法を使った。意識すれば大体の温度調整は可能だ」
「すごいっ!! 魔法ってそういう使い方も出来るんですね!」
「生活スキルとして使う者もいるくらいだからな」
私は感動して、思わず声を張り上げてしまう。
そういった使い方があるのなら、魔法がすごく羨ましいものだと感じてしまう。
何も無いところからお湯を出すことが出来る。
それは水魔法に限ったことでは無い。
火を起こせば色々な用途に使えるし、風だって今みたいに髪を簡単に乾かすことが出来る。
ちなみにこの世界には基本の四元素が存在している。
土、水、火、風、それとは別に光と闇がある。
魔力を持つ者でも殆どの者は一つの属性しか持たず、稀に複数扱えるものもいるようだ。
さすがに全て使えるのは勇者の末裔である者くらいなのだろう。
「いいなー」
「魔法が必要になったら、いつでも私を使ってくれ」
そうは言うけど、彼は自分が皇子だということを忘れていないだろうか。
そんな相手を利用するなんて出来るはずが無い。
「あ、はは……」
「よし、これで髪は乾いたな。やっぱりお前の髪って綺麗だな。本当に手伝わなくていいのか?」
「……っ、ありがとう。うん、大丈夫」
私はぺこっと小さく頭を下げると、小走りで脱衣所に戻っていった。
着ていた服は、彼がこっちに置いといてくれたようだ。
私は手早く着替えると、広々とした洗面台に移動した。
そこには化粧水やメイク道具などが綺麗に並べられている。
(わぁ……、すごい。これって勝手に使ってもいいのかな……。メイクをしたら少しは大人っぽく見せられるかも)
この世界に来てからも、薄いメイクはしていた。
召喚された時にバックを持っていたので、その中に入っていたメイク道具を使っていた。
化粧品は貴族の贅沢品であるので値段も高く、平民は簡単に買うことが出来ない。
そのため持って来たものを少しずつ使い、薄いメイクをしていたのだ。
だから目の前にメイクのフルセットが置いてあることに感動していた。
「よし、頑張ってみよう……!」
***
「随分、遅かったな……。化粧をしたのか?」
「はい……。どうかな?」
彼は私の姿を見て、驚いた顔をしていた。
私はドキドキしながら、照れたように聞いてみる。
メイクについては、元の世界では普段からしていたので上手く出来ていると思う。
目元には落ち着いたブラウン系のシャドウを重ねて塗り、幼さを隠す為に切れ長の目にさせた。
チークは落ち着いたベージュ色を選び、口紅はピンクベージュにした。
ここにはグロスが無かったので、元の世界から持ってきたものを使ってみた。
「すごいな。セラは化粧が出来るのか?」
「う、うん。でも、普通じゃない?」
「もしかして、どこかの屋敷に仕えていたのか?」
「仕えたことは無いです」
彼は興味津々といった感じで、私の前に立つとじっくりと顔を覗き込んでくる。
そんなにもジロジロと見つめられると、恥ずかしくなってしまう。
「唇に艶があるな……、こんなものは初めて見た」
「変ですか?」
少しでも綺麗に見せようと思って、つい自分の所持品を使ってしまったが、グロスがこの世界に存在しない物なら私は返答に困ることになる。
そこで慌てるように質問をして、話題を変えようと試みた。
「いや、すごく綺麗だ。前のセラは可愛かったが、今のセラは随分大人っぽく変わったな」
「大人っぽく見えますか?」
「ああ、見えるよ。とてもな」
聞きたかった言葉を聞けると嬉しさが込み上げて来て、自然と口元が緩んでいってしまう。
(やった! 褒めて貰えた……!)
私が嬉しそうににこにこしていると、ユーリはクスクスと突然笑い出した。
私は不思議そうに「なに?」と問いかけると「そういうところは可愛らしいままだな」とサラリと答えられ、ドキドキしてしまう。
「セラの綺麗になった姿を他の人間に見せるのは少し癪だが、時間もあることだし街にでも行ってみるか? 昨日狩った魔物もまだそのままだしな」
「い、行きたいですっ!」
「じゃあ行くか」
「はいっ……!」
そうして私達はラーズの街を歩くことになった。
なんだかデートみたいで浮かれてしまいそうだ。
1
お気に入りに追加
1,204
あなたにおすすめの小説
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
異世界に突然飛ばされたら、ヤンデレ王子に捕まり溺愛され過ぎて困っています【R18】
Rila
恋愛
(※注意:1話目からいきなりRに入ります。ご注意ください!)
■ストーリー■
椎名真白は最近何度も夢を見る。
夢の中で真白は『シロ』と呼ばれ『バル』と呼ぶ男に心も体も激しく求められていた。
それは夢のはずなのに…とてもリアルで、まるで実際に体験をしているかの様だった。
そしてバルは真白の事を『運命の番』だと言う。
そんなある日、真白は気が付くと夢の中の世界にいた。
そしてバルと出会う。
そこで出会ったバルはバルハルト・エグナー・エーレンベルクと名乗り、この国の第三王子だと言う。
夢の中だからと軽い気持ちでバルに抱かれてしまう。
しかしそれは夢ではなく現実であり、バル本人が真白をこの世界に呼び寄せた様だった。
優しいバルに惹かれていく真白だったが、バルは本性を少しずつ見せ始めていく…。
**こちらの作品は前作の改稿版になります**
旧タイトル『異世界に突然飛ばされ、助けてくれた王子に溺愛されすぎて困っています』
前作の内容が余りにも酷すぎたため全文書き直すことにしました。
ストーリーは内容を大幅に変えてあります。
前作は短編で4万文字程度の作品でしたが、改稿版は長編を予定しています。
同じタイトルにしようと思ったのですが少し内容が変わったので変更しました。
**補足説明**
R18作品になります。ご注意ください。
基本的に前戯~本番※(キスや軽いスキンシップにはいれていません)
毎回Rに入るのが遅くなってしまう為、今回は1話目からR話を入れてみました。
全体的にR多め、強引多めです。
前半甘々、後半シリアス要素などが入ってきます。
ヤンデレが苦手な方はご注意ください。(ヤンデレを発揮するのは後半になります)
恋愛小説大賞参加作品になります。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
黒豹の騎士団長様に美味しく食べられました
Adria
恋愛
子供の時に傷を負った獣人であるリグニスを助けてから、彼は事あるごとにクリスティアーナに会いにきた。だが、人の姿の時は会ってくれない。
そのことに不満を感じ、ついにクリスティアーナは別れを切り出した。すると、豹のままの彼に押し倒されて――
イラスト:日室千種様(@ChiguHimu)
ヤンデレ王太子と、それに振り回される優しい婚約者のお話
下菊みこと
恋愛
この世界の女神に悪役令嬢の役に選ばれたはずが、ヤンデレ王太子のせいで悪役令嬢になれなかった優しすぎる女の子のお話。あと女神様配役ミスってると思う。
転生者は乙女ゲームの世界に転生したと思ってるヒロインのみ。主人公の悪役令嬢は普通に現地主人公。
実は乙女ゲームの世界に似せて作られた別物の世界で、勘違いヒロインルシアをなんとか救おうとする主人公リュシーの奮闘を見て行ってください。
小説家になろう様でも投稿しています。
気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。
sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
騎士団専属医という美味しいポジションを利用して健康診断をすると嘘をつき、悪戯しようと呼び出した団長にあっという間に逆襲された私の言い訳。
待鳥園子
恋愛
自分にとって、とても美味しい仕事である騎士団専属医になった騎士好きの女医が、皆の憧れ騎士の中の騎士といっても過言ではない美形騎士団長の身体を好き放題したいと嘘をついたら逆襲されて食べられちゃった話。
※他サイトにも掲載あります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる