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59.護身術の訓練①
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「これからリリアは王宮に通うことになる。出来る限りリリアの傍にいるつもりではいるけど、私には敵が多いのも事実だからね。リリアは私の一番の弱みだ。だから、捨て身でかかってくる者も、もしかしたらいるかもしれない。私ではなく、戦闘に慣れていないリリアなら……と、思う卑怯者もいないとは言えないからな。そうなった時に、護身術を身に付けていればリリアも安心出来るのではないか?」
今の話を聞いて、私は怯えたように顔を上げた。
たしかにアレクシスの言う通りだ。
彼には王太子という高い地位があるが、それ以上に引き立たせているのは絶対的な力だ。
そんな相手に手を出せば、抵抗すら出来ないまま捕えられてしまうはずだ。
その恐怖心が、抑止力に繋がっているのかもしれない。
しかし私は違う。
学園で魔法を学んだ程度で、戦闘にも慣れていない。
アレクシスが危惧していたことが、この先現実に起こることだってないとは言えない。
王太子妃になるということは、そういった危険も伴って来るのだと頭では分かっていたはずなのに、今になって怖くなってきてしまう。
「怖がらせるつもりはなかったのだが、不安にさせてしまったようだね。ごめん……」
「いえ! 謝らないでください。アレクシス様は以前からこのことを心配してくれていました。それなのに……、私は直前になって怖じ気づくなんて、駄目ですよね」
(こんなんじゃ、覚悟を持っているなんて言えないよね……)
「今この話を持ち出したのは、リリアの不安を少しでも解消して貰うためだから、そんな風に深刻な顔はしなくても大丈夫だ。それに今のリリアの体には私の魔力も流れているからね。制御出来るようになれば、上手く魔力を使うことも出来ると思う」
「そうなんですかっ!?」
「訓練が必要になるから、一緒に護身術も覚えてしまおうか。自分自身を守れる術を持っていれば安心感にも繋がると思うからね」
「は、はいっ! 是非、お願いしますっ!!」
アレクシスに指導して貰えれば、私でもそれなりに身を守る術を手に入れられるはずだ。
そう思うと不安が安心へと変わっていき、声のトーンも次第に明るくなっていく。
「やる気だな。リリアは偉いね」
「そんなことはないです! アレクシス様に余計なことで煩わせたくないし……」
「それは少し誤解があるな」
「え?」
「リリアを守れることは、私にとって何よりも光栄なことだからね。だから、そうだな……、これはリリアの気持ちを少しでも安心させるための行為、とでも思ってくれればいいかな」
「……っ、わかりました」
そうは言うけど、結局私に気を遣ってくれているのには変わりない気がした。
「折角リリアがやる気になっているのだから、今から少し訓練をしようか」
「今からですか?」
「そう、今からだよ。だけど、体の調子が優れないのなら遠慮無く言って」
「大丈夫ですっ!」
私は首を横に振って、はっきりとした口調で答えた。
ぐっすり眠れたので体の不調は感じないし、今日は久しぶりに気分良く目覚められた。
それに訓練ならば、早く始めた方が断然いいに決まっている。
「リリア、少しそこで待っていて。必要なものを持ってくる」
「は、はい……」
アレクシスは穏やかな口調で呟くと、出口ではなく、何故か部屋の奥の方へと移動して行った。
私は不思議に思いながら、彼の姿を視線で追いかけていた。
暫くすると、アレクシスは白い手ぬぐいを手に持ち、こちらに戻ってきた。
「待たせてしまってすまないな。今日はこれを使って訓練をしようと思う」
「それって手ぬぐい……、ですか?」
「そう、何の変哲も無いただの手ぬぐいだ。これでリリアの視界を遮る。リリアは視覚を奪われた状況で、私の微かな気配を耳で感じて捕まえてみせて。簡単なゲーム、とでも思ってくれたらいいよ」
いきなり剣を使った訓練ではなく、私はほっとしていた。
それにゲームだと思えば、気楽に出来そうだ。
アレクシスは手に持っている手ぬぐいを広げると、私の目元に当てて落ちないように頭の後ろで軽く結んだ。
「緩く結んでおいたけど、痛くは無いか?」
「大丈夫です。でも何も見えなくなりました」
私は視線を遮られながらも周囲に顔を傾けて、窺うような態度を見せていた。
しかし当然だが、真っ暗で何も見えない。
聞こえるのはアレクシスの声のみだ。
「はは、そうだな。だけど、そうでなければ訓練にはならないからね」
「たしかに」
「それでは、開始の合図はキスにしようか」
「……っ!?」
突然耳元で艶のある声が響き、びくっと体を震わせてしまう。
驚いて後退りしようとすると、いつの間にか私の腰に回されていた腕に体を引き寄せられる。
近くにアレクシスの気配を感じる。
見えないだけなのに、いつも以上にドキドキしてしまう。
「リリアが転びそうになったり、ものにぶつかりそうになった時は、今のように私が支えるから安心して。それじゃあ、早速始めようか……」
耳元に感じていた吐息が離れていくのを感じる。
今度こそキスされると思うと、更に鼓動が速くなっていってしまう。
合図と言っていたので、きっと触れるだけのものだろう。
ドキドキしながら待っていると、暫くして唇に柔らかいものが押し当てられた。
「……ん、……んぅ!?」
唇を舌先で這うように舐められ、思わず声が漏れてしまう。
離れた時が開始だと思い、私はその瞬間を待っていた。
しかし薄く開いた唇の合間から、ねっとりとした熱いものが入り込んでくる。
(う、そ……、なんで?)
「はぁ、……ん、ぁ……ま、って……」
「待たないよ。リリアだってこうされるのをずっと期待していたのだろう?」
アレクシスの舌が私の腔内で激しく蠢く。
内壁を舐められると、体の奥がぞわぞわと沸き立ってきて体が震えてしまう。
体から力が抜けてしまいそうになるが、腰をしっかりと支えられているので倒れる心配はなさそうだ。
(これ、だめ……。すごくゾクゾクする……)
「ふぅ……んっ、だ、だって……はぁっ、んっ」
「私はキスはするとは言ったけど、どんなキスをするかは伝えてなかったはずだよ」
「はぁ、そう、だけ、どっ……んんっ」
「油断した罰にしようと思ったけど、ご褒美になってしまったかな」
アレクシスが舌を絡めてくると、私もそれに合わせるようにして舌先を伸ばし擦りつけていた。
強制的に視界を奪われていると耳に注意が集まって、厭らしい水音が頭の奥にまで響いてくるみたいだ。
それがとても淫靡で、興奮してしまう。
「んぅっ、はぁ……っ」
「必死に舌を絡めてきて、可愛いらしいね。だけどこれだといつまで経っても始められないから、これくらいにしておこうか……」
「あ……、だ、だめっ……」
「だめ? ふふ、もっとして欲しかったか?」
唇が剥がれていくのを感じると、本音を思わず口に出してしまう。
「……っ」
「視界を奪われると素直にもなるのか。本当にリリアは私を飽きさせないね。さあ、始まりだ。私を捕まえられたら、今の続きを好きなだけしてあげるよ。だから頑張ってね」
恥ずかしかったが、表情を隠せていることで私は少しほっとしていた。
視線を遮られることは、私にとっては悪いことだけではなさそうだ。
そんなことを考えていると、アレクシスの体温が離れていった。
そして訓練が始まる。
今の話を聞いて、私は怯えたように顔を上げた。
たしかにアレクシスの言う通りだ。
彼には王太子という高い地位があるが、それ以上に引き立たせているのは絶対的な力だ。
そんな相手に手を出せば、抵抗すら出来ないまま捕えられてしまうはずだ。
その恐怖心が、抑止力に繋がっているのかもしれない。
しかし私は違う。
学園で魔法を学んだ程度で、戦闘にも慣れていない。
アレクシスが危惧していたことが、この先現実に起こることだってないとは言えない。
王太子妃になるということは、そういった危険も伴って来るのだと頭では分かっていたはずなのに、今になって怖くなってきてしまう。
「怖がらせるつもりはなかったのだが、不安にさせてしまったようだね。ごめん……」
「いえ! 謝らないでください。アレクシス様は以前からこのことを心配してくれていました。それなのに……、私は直前になって怖じ気づくなんて、駄目ですよね」
(こんなんじゃ、覚悟を持っているなんて言えないよね……)
「今この話を持ち出したのは、リリアの不安を少しでも解消して貰うためだから、そんな風に深刻な顔はしなくても大丈夫だ。それに今のリリアの体には私の魔力も流れているからね。制御出来るようになれば、上手く魔力を使うことも出来ると思う」
「そうなんですかっ!?」
「訓練が必要になるから、一緒に護身術も覚えてしまおうか。自分自身を守れる術を持っていれば安心感にも繋がると思うからね」
「は、はいっ! 是非、お願いしますっ!!」
アレクシスに指導して貰えれば、私でもそれなりに身を守る術を手に入れられるはずだ。
そう思うと不安が安心へと変わっていき、声のトーンも次第に明るくなっていく。
「やる気だな。リリアは偉いね」
「そんなことはないです! アレクシス様に余計なことで煩わせたくないし……」
「それは少し誤解があるな」
「え?」
「リリアを守れることは、私にとって何よりも光栄なことだからね。だから、そうだな……、これはリリアの気持ちを少しでも安心させるための行為、とでも思ってくれればいいかな」
「……っ、わかりました」
そうは言うけど、結局私に気を遣ってくれているのには変わりない気がした。
「折角リリアがやる気になっているのだから、今から少し訓練をしようか」
「今からですか?」
「そう、今からだよ。だけど、体の調子が優れないのなら遠慮無く言って」
「大丈夫ですっ!」
私は首を横に振って、はっきりとした口調で答えた。
ぐっすり眠れたので体の不調は感じないし、今日は久しぶりに気分良く目覚められた。
それに訓練ならば、早く始めた方が断然いいに決まっている。
「リリア、少しそこで待っていて。必要なものを持ってくる」
「は、はい……」
アレクシスは穏やかな口調で呟くと、出口ではなく、何故か部屋の奥の方へと移動して行った。
私は不思議に思いながら、彼の姿を視線で追いかけていた。
暫くすると、アレクシスは白い手ぬぐいを手に持ち、こちらに戻ってきた。
「待たせてしまってすまないな。今日はこれを使って訓練をしようと思う」
「それって手ぬぐい……、ですか?」
「そう、何の変哲も無いただの手ぬぐいだ。これでリリアの視界を遮る。リリアは視覚を奪われた状況で、私の微かな気配を耳で感じて捕まえてみせて。簡単なゲーム、とでも思ってくれたらいいよ」
いきなり剣を使った訓練ではなく、私はほっとしていた。
それにゲームだと思えば、気楽に出来そうだ。
アレクシスは手に持っている手ぬぐいを広げると、私の目元に当てて落ちないように頭の後ろで軽く結んだ。
「緩く結んでおいたけど、痛くは無いか?」
「大丈夫です。でも何も見えなくなりました」
私は視線を遮られながらも周囲に顔を傾けて、窺うような態度を見せていた。
しかし当然だが、真っ暗で何も見えない。
聞こえるのはアレクシスの声のみだ。
「はは、そうだな。だけど、そうでなければ訓練にはならないからね」
「たしかに」
「それでは、開始の合図はキスにしようか」
「……っ!?」
突然耳元で艶のある声が響き、びくっと体を震わせてしまう。
驚いて後退りしようとすると、いつの間にか私の腰に回されていた腕に体を引き寄せられる。
近くにアレクシスの気配を感じる。
見えないだけなのに、いつも以上にドキドキしてしまう。
「リリアが転びそうになったり、ものにぶつかりそうになった時は、今のように私が支えるから安心して。それじゃあ、早速始めようか……」
耳元に感じていた吐息が離れていくのを感じる。
今度こそキスされると思うと、更に鼓動が速くなっていってしまう。
合図と言っていたので、きっと触れるだけのものだろう。
ドキドキしながら待っていると、暫くして唇に柔らかいものが押し当てられた。
「……ん、……んぅ!?」
唇を舌先で這うように舐められ、思わず声が漏れてしまう。
離れた時が開始だと思い、私はその瞬間を待っていた。
しかし薄く開いた唇の合間から、ねっとりとした熱いものが入り込んでくる。
(う、そ……、なんで?)
「はぁ、……ん、ぁ……ま、って……」
「待たないよ。リリアだってこうされるのをずっと期待していたのだろう?」
アレクシスの舌が私の腔内で激しく蠢く。
内壁を舐められると、体の奥がぞわぞわと沸き立ってきて体が震えてしまう。
体から力が抜けてしまいそうになるが、腰をしっかりと支えられているので倒れる心配はなさそうだ。
(これ、だめ……。すごくゾクゾクする……)
「ふぅ……んっ、だ、だって……はぁっ、んっ」
「私はキスはするとは言ったけど、どんなキスをするかは伝えてなかったはずだよ」
「はぁ、そう、だけ、どっ……んんっ」
「油断した罰にしようと思ったけど、ご褒美になってしまったかな」
アレクシスが舌を絡めてくると、私もそれに合わせるようにして舌先を伸ばし擦りつけていた。
強制的に視界を奪われていると耳に注意が集まって、厭らしい水音が頭の奥にまで響いてくるみたいだ。
それがとても淫靡で、興奮してしまう。
「んぅっ、はぁ……っ」
「必死に舌を絡めてきて、可愛いらしいね。だけどこれだといつまで経っても始められないから、これくらいにしておこうか……」
「あ……、だ、だめっ……」
「だめ? ふふ、もっとして欲しかったか?」
唇が剥がれていくのを感じると、本音を思わず口に出してしまう。
「……っ」
「視界を奪われると素直にもなるのか。本当にリリアは私を飽きさせないね。さあ、始まりだ。私を捕まえられたら、今の続きを好きなだけしてあげるよ。だから頑張ってね」
恥ずかしかったが、表情を隠せていることで私は少しほっとしていた。
視線を遮られることは、私にとっては悪いことだけではなさそうだ。
そんなことを考えていると、アレクシスの体温が離れていった。
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