神の業(わざ)を背負うもの〜記録保管庫(ヴェイクラウ)〜

ノイカ・G

文字の大きさ
1 / 8

ロド異常開放に関する報告(第1報)

しおりを挟む
 協会ネフロラの監視対象である古代遺産【ロド】の開放が確認された。ここに、その事象に関する調査結果の第1報を報告する。

【日時】

 日本時間 200X年 5月XX日 17時00分

【発生場所】

 日本、台湾、イギリス、ロシア、アメリカ、オーストラリア、他、現在調査継続中。

【概要】

 本報告書作成までに世界20箇所のロドが開放されたことを確認。その際、空に向けて光の柱が約5秒間発生し多くの現地メディアに取り上げられている。

 ロドに関しては協会ネフロラにもその操作方法は残されておらず、封印されていることのみ言い伝えられている。誰が、どのように、何の目的で封印を解いたのかは現在のところ不明。現地に一般人が多く訪れたため、発光結晶ルエグナや【デヴィールレラ スデリト残された心録 ドロセル】などを用いた調査に遅れが発生。詳細を確認することはできなかった。しかし、調査まで数日空いたとはいえロドが使用されたことで発生するはずの魔力残渣ドライニムを検知できないのは異常と考えられる。それが意図的なものなのか、ロドを使ったことによるものなのか研究機関アルヘスクと協力し調査を進めている。

【被害状況】
 
 この事象後、日本では8名の子供が行方不明になっていることが確認されている。それがロドの開放と関係あるかは現在調査中。うち1名の母親はロドの付近で重傷を負った状態で発見されており、警察は犯人に娘が誘拐された可能性があるとして捜索を行っているとのこと。しかし協力者からの情報によれば、目撃情報はなし。オーストラリア支部からの情報では、ロド周辺にいた大人たちが意識を失って倒れていたところを発見され、一緒にいたはずの子供が行方不明となっているとのこと。他の国の状況は現地の調査員の報告待ちである。

 ロドの一つを守ってきた日之宮ひのみや家からの報告によれば、道場として利用している別邸地下に保管されていたロドも開放されており、この事象後からご子息2名(日之宮 心一、日之宮 誠一)の消息が不明。また調査機関ヴェストガイン所属、朝比奈 護 調査員がこの事象の前後で消息を絶っており、以上の3名を重要参考人としてその行方を追っている。

 なお、本件に関しては協会ネフロラから情報開示制限の指示あり。限られた人員のみで調査を実施する。



     
報告者:調査機関ヴェストガイン  調査員 ルイス・ブランド
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

処理中です...