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動き
第54話
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今さっきの妃馬さんの言葉、表情がフラッシュバックする。
心の中でニヤニヤしながら角を曲がろうとすると人が飛び出してきた。
ぶつかる寸前で足を1歩引き、ギリギリぶつからずに済んだ。
その一瞬で見た限りYシャツにループタイ、長い髪、そして香りから女の子だとわかった。
「あ、ごめんなさい。大丈…」
とその続きを言おうとしたが、その女の子の顔を見て言葉が減速し停止した。
飛び出してきた女の子は姫冬ちゃんだった。しばし2人の間に無言の時間が訪れる。
「あ、ども」
口火を切ったのは姫冬ちゃんだった。
「あぁ、どうも」
なぜか僕もかしこまった言い方をしてしまう。
「お姉ちゃんのことよろしくお願いしますねっ!」
そう言ってペコリとお辞儀をしてかけて行く。
「お姉ちゃぁ~ん!!」
叫びながら妃馬さんに駆け寄る。突然のことで頭の整理ができなかった。
妃馬さんはエントランスで
今まさに鍵でエントランスのガラス製のスライド自動ドアを開けるところだった。
妃馬さんは微かに聞こえた自分の名前にキョロキョロしていた。
僕は振り返りまた歩き出す。未だについさっきの姫冬ちゃんの言葉が理解できていない。
角を曲がり少し歩いて立ち止まる。
ポケットからスマホを取り出し、バッグからイヤホンを取り出す。
イヤホンをスマホに挿し、耳に入れる。
スマホのロックを解除し音楽アプリを開き
「お気に入り」のプレイリストをシャッフル再生する。
3曲聴いて4曲目が始まってすぐ駅に着いた。交通系電子マネーを改札にあてホームに入る。
電車を待つ間スマホをいじろうとスマホの電源を入れる。
すると通知の欄に妃馬さんの名前があった。心臓がトクンと跳ね、つい口元が緩みニヤける。
すぐに自分でニヤけてしまったことに気づき、真顔になり平静を装う。
LIMEのアプリを開き、メッセージを確認する。
「今日はありがとうございました。とても楽しい時間を過ごせました。
誘ってもらったときはビックリしましたけど、とても嬉しかったです。
ぜひまた誘ってください!」
「昨日に引き続き送ってもらっちゃってありがとうございます」
そのメッセージのあとに猫が笑顔で
「ありがとう!」と右手を挙げてるスタンプが送られていた。
僕は読んだ後目を瞑って心の中でガッツポーズをした。
まるでサッカーの世界大会でゴールを決めてゴール後のパフォーマンスをしたように
僕の心に住む住人が客席から大歓声を送ってくれた。
僕は鼓膜を刺激する「Crystal Peanuts」さんのラップを聴きながら
ノリノリでウキウキな気分で返信をする。
「いえいえ。こちらこそ楽しい時間をありがとうございました。
誘う前は「迷惑かなぁ~」とか「嫌かなぁ~」とか考えたんですけど
妃馬さんから「OK」って来たとき、めちゃくちゃ嬉しかったです。
はい。ご迷惑でなければまたお誘いします。
妃馬さんからも誘ってくれていいんですよ?w」
「妃馬さんと一緒に出掛けたら毎回送迎させていただきます」
の後にフクロウが紳士のようにお辞儀をしているスタンプを送った。
意味がわかると怖い話を読もうとホームボタンを押した。
その瞬間まるでそのホームボタンを押したことがきっかけのように
駅構内にアナウンスが流れる。そのアナウンスからまもなくして電車がホームに入り
その電車に乗り、意味がわかると怖い話を1話解き、自分の家の最寄りで降りた。
交通系電子マネーを改札にあて外に出る。外の街並みを見て深く空気を吸う。
息を出すと心と頭の中が空になったように春の空気で心と頭の中が洗われる。
そのなにもなくなった頭と心の中に40分ほど前の妃馬さんの表情や言葉が
ついさっきのことのように鮮明にフラッシュバックする。
ニヤけそうになる口元を堪えながら家までの道を歩き出す。
心の中でニヤニヤしながら角を曲がろうとすると人が飛び出してきた。
ぶつかる寸前で足を1歩引き、ギリギリぶつからずに済んだ。
その一瞬で見た限りYシャツにループタイ、長い髪、そして香りから女の子だとわかった。
「あ、ごめんなさい。大丈…」
とその続きを言おうとしたが、その女の子の顔を見て言葉が減速し停止した。
飛び出してきた女の子は姫冬ちゃんだった。しばし2人の間に無言の時間が訪れる。
「あ、ども」
口火を切ったのは姫冬ちゃんだった。
「あぁ、どうも」
なぜか僕もかしこまった言い方をしてしまう。
「お姉ちゃんのことよろしくお願いしますねっ!」
そう言ってペコリとお辞儀をしてかけて行く。
「お姉ちゃぁ~ん!!」
叫びながら妃馬さんに駆け寄る。突然のことで頭の整理ができなかった。
妃馬さんはエントランスで
今まさに鍵でエントランスのガラス製のスライド自動ドアを開けるところだった。
妃馬さんは微かに聞こえた自分の名前にキョロキョロしていた。
僕は振り返りまた歩き出す。未だについさっきの姫冬ちゃんの言葉が理解できていない。
角を曲がり少し歩いて立ち止まる。
ポケットからスマホを取り出し、バッグからイヤホンを取り出す。
イヤホンをスマホに挿し、耳に入れる。
スマホのロックを解除し音楽アプリを開き
「お気に入り」のプレイリストをシャッフル再生する。
3曲聴いて4曲目が始まってすぐ駅に着いた。交通系電子マネーを改札にあてホームに入る。
電車を待つ間スマホをいじろうとスマホの電源を入れる。
すると通知の欄に妃馬さんの名前があった。心臓がトクンと跳ね、つい口元が緩みニヤける。
すぐに自分でニヤけてしまったことに気づき、真顔になり平静を装う。
LIMEのアプリを開き、メッセージを確認する。
「今日はありがとうございました。とても楽しい時間を過ごせました。
誘ってもらったときはビックリしましたけど、とても嬉しかったです。
ぜひまた誘ってください!」
「昨日に引き続き送ってもらっちゃってありがとうございます」
そのメッセージのあとに猫が笑顔で
「ありがとう!」と右手を挙げてるスタンプが送られていた。
僕は読んだ後目を瞑って心の中でガッツポーズをした。
まるでサッカーの世界大会でゴールを決めてゴール後のパフォーマンスをしたように
僕の心に住む住人が客席から大歓声を送ってくれた。
僕は鼓膜を刺激する「Crystal Peanuts」さんのラップを聴きながら
ノリノリでウキウキな気分で返信をする。
「いえいえ。こちらこそ楽しい時間をありがとうございました。
誘う前は「迷惑かなぁ~」とか「嫌かなぁ~」とか考えたんですけど
妃馬さんから「OK」って来たとき、めちゃくちゃ嬉しかったです。
はい。ご迷惑でなければまたお誘いします。
妃馬さんからも誘ってくれていいんですよ?w」
「妃馬さんと一緒に出掛けたら毎回送迎させていただきます」
の後にフクロウが紳士のようにお辞儀をしているスタンプを送った。
意味がわかると怖い話を読もうとホームボタンを押した。
その瞬間まるでそのホームボタンを押したことがきっかけのように
駅構内にアナウンスが流れる。そのアナウンスからまもなくして電車がホームに入り
その電車に乗り、意味がわかると怖い話を1話解き、自分の家の最寄りで降りた。
交通系電子マネーを改札にあて外に出る。外の街並みを見て深く空気を吸う。
息を出すと心と頭の中が空になったように春の空気で心と頭の中が洗われる。
そのなにもなくなった頭と心の中に40分ほど前の妃馬さんの表情や言葉が
ついさっきのことのように鮮明にフラッシュバックする。
ニヤけそうになる口元を堪えながら家までの道を歩き出す。
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