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8.朋友の章_27
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銃声が止む森の中―――
パチパチと、破壊されたパワードスーツ達のスパーク音だけが鳴り響く。
高木の枝葉の隙間から降り注ぐ木漏れ日を、静かに見上げるルーカス。小さく息を吐き、
「少尉」
「ハッ!」
「此方の損害は?」
「隊長のご尽力により軽傷者は二名で済みましたが……降下中に三名が……」
「そうか……」
残念そうにうつむくルーカスと、
「「「「「「「…………」」」」」」」
かける言葉が見つからないクロエ、そして生き残った隊員たち。
しばしの沈黙の後、何処からともなく、
「時間と金を掛け、ここまで育てた部隊をいとも容易く壊滅してくれたものだ……」
少ししわがれた男の声がし、クロエ達は瞬間的にルーカスを守る様に取り囲み、四方八方銃口を向け構えた。
(どこからだァ!?)
緊張感が走る中、三百六十度、神経を張り巡らせる。
すると森の奥の暗がりから、
「お前達は何処の手の者か?」
仮面にマント姿の男「ヘンリー」が姿を現し、
「「「「「「「「!」」」」」」」」
一斉に銃口を向け構えた。
しかしヘンリーは、余裕ともとれる笑みを口元に浮かべ、
「私に抗うすべはもう無い」
その声に落胆の色はないものの、諦めが感じ取れた。
ルーカスは自分を守る様に取り囲む隊員達の前に歩み出ると、銃口を降ろす様にジェスチャーし、
「剣聖……お久し振りです」
「!」
その声に、姿に、仮面から覗くヘンリーの目は一瞬驚いた色を見せたが、すぐさま落ち着きを取り戻し、
「その二つ名で呼ばれるのも、随分と久しい……動けるようになったのだね、ルーカス君」
「はい」
「そうかそうか。それは良かった」
しみじみ頷くヘンリー。その姿は、まるで孫を気遣う祖父の様であり、昔を懐かしんでいるようでもあった。
しかしルーカスは毅然とした姿勢を崩さず、
「お伺いしたい事があります、ヘンリー元参謀」
「参謀か……その響きもまた懐かしい……何を聞きたいのだねぇ?」
「智将とまで称されていた貴方が、何故マファイと自警団の諍いを自演するなどと言う愚行を行ったのですか」
「愚行か……」
ヘンリーはしばし黙した後、
「ルーカス君」
「はい」
「君は、今のこの国をどう思うかねぇ?」
「? 質問が漠然とし過ぎて、返答致しかねますが……」
「ハハハ。昔と変わらず、君は融通が利かないねぇ」
懐かしんでいるかの様な口調ではあったが、
「この国はもうダメなのだよ、ルーカス君」
「「「「「「「「!?」」」」」」」」
「ヘンリー元参謀……それはいったい……?」
「陛下とウィリアム隊長がいらした頃は良かったぁ……平和な時代に汚職などは付き物だが政治には自浄作用があり、国民も日々の暮らしに希望を持っていた……それが今やどうだねぇ? 権力と富を持つ者は保身に走り、有能な者を貶め、あまつさえ国民からの搾取に奔走する! 弱者に手を差し伸べようなどと考えもしない!」
「…………」
「いったい、この国はどうなってしまったのだぁ!」
感情を荒げるヘンリーに、
「仰りたい事は分かるつもりです……しかし貴方のやった事もまた、違う意味で人々を苦しめ、」
「私も同じなのだよ、ルーカス君」
「!?」
「君は植物状態で床に伏していたのだから知らぬのも無理からぬ話だが、ウィリアム隊長が殉職されてから隊長に就いた、無能で、口先だけの男『メイソン・ウッド』は様々な理由をでっちあげ、ウィリアム隊長寄りの隊員たちを次々排除したのだよ」
「!」
「そして私も失態を偽装され、退官を余儀なくされた」
「でしたらヤツはもういません! 罪を償い、国民の為、延いては国の為、私の下でその辣腕を!」
「私はこの国にも裏切られたのだよ」
「!?」
「職を失い、元手も底を突きかけ、セーフティーネットに掛かる筈だったが、奴の策略で国の裏切り者のレッテルを張られた私は取り合ってもらえず、日々の暮らしにも困窮し……元々体の弱かった妻は病死した……」
「!」
ヘンリーは木々の隙間から微かにのぞく青空を見上げ、
「ルーカス君……私は国民の為、この国の為に尽力した……なのに何故この国は、私の言葉ではなく、ヤツ(メイソン・ウッド)の言葉を信じたのだね……?」
「……心中お察し致しますが、」
「チカラに憑り付かれたウィリアム隊長は道を間違えたのだよ」
「!?」
「私達は国を思う陛下を……女王マリアを裏切るべきではなかったのだ……」
「元参謀の御言葉とは思えません! ヤツは国民を騙していた、機械仕掛けのまがい物ォ!」
「しかし国を、民を想う心根は本物だった……」
「!」
言葉を返す事が出来ないルーカスを、じっと見つめ、
「君も薄々感じているのだろ? だから私の言葉に、感情的になる。我々(全国民)は、陛下(マリア)を失うべきではなかったのだよ……」
「…………」
「陛下がおられた頃は楽しかったねぇ、ルーカス君。国が、民が、より良い未来を信じ、前向きに歩んでいた……」
しかし過去を懐かしむヘンリーの目は急変、
「故に私は決めたのだよ! どうせ滅ぶ国なら、国に裏切られた私が、その足を速めてやろうとぉ! これは私の、この国に対する反旗の狼煙だったのだよ!」
「!?」
(歩兵でも倒せる旧式のパワードスーツ部隊を、その為にだと!?)
智将とまで呼ばれた男の凋落ぶりに、ルーカスが絶句すると、
「この国の行く末を、堕ちた貴様なんぞが確定するなァ!」
「「「「「「「「「!」」」」」」」」」
声を上げたのはクロエであった。
「この国の未来は、今を生きる我々(国民)が決める! 世を捨てた過去の亡霊の貴様如きに、とやかく言われる筋合いの話ではなァい!」
銃口を向けると、頷く隊員たちも一斉に銃口を向けた。
しかしヘンリーは動じた様子も見せず、
「君の名は?」
「自分はルーカス隊長の副官! クロエ・リー少尉だァ!」
「ふふふ……良い目をしている。真っ直ぐで……ガーディアンに入った頃のルーカス君の目によく似ている……」
ヘンリーは笑みを浮かべ、
「そんな事は初めから分かっているのだよ、リー少尉」
「え?」
意味が理解出来ず怪訝な顔をすると、
パァン!
マントの下から銃声が鳴り、ヘンリーはその場にバタリと倒れた。
「「「「「「「「「!」」」」」」」」」
慌てて駆け寄るルーカスたち。
横たわるヘンリーは小さく荒い呼吸をしつつ、
「ふふふ……これは……単なる当てつけ……自己満足なのだよ……リー少尉……」
口元に微かな笑みを浮かべると、そのまま息絶えた。
「…………」
首元にそっと手を当てるクロエ。脈が無い事を確認すると、悲し気な表情でルーカスを見上げ、静かに首を横に振った。
「そうか……」
言葉少なに頷くルーカス。ヘンリーの傍らに屈み、マントの胸元を開けて見た。
右手には拳銃が握られ、胸元には銃創と、それに伴う出血の跡が。自らの手で胸を撃ち抜いたのである。
「…………」
無言で立ち上がるルーカス。
周囲に散乱するパワードスーツ部隊の残骸を悲し気に見回し、
「こんな物で蜂起しようなど……智将とまで言われた貴方が……」
(己が欲にまみれた人間の犠牲となり、この国はまた一人、有能な人材を失ったのか……)
「え?」
ルーカスの微かな呟きに、顔を上げるクロエ。
しかしルーカスは背を向け、
「何でもない。気にするな」
「はい……」
聞き取れなかったフリをするクロエであったが、彼女の耳はルーカスの嘆きを捉えていた。
(「己が欲にまみれた人間」とは……)
苦悩を抱えた大きな背中を見上げるクロエ。
パチパチと、破壊されたパワードスーツ達のスパーク音だけが鳴り響く。
高木の枝葉の隙間から降り注ぐ木漏れ日を、静かに見上げるルーカス。小さく息を吐き、
「少尉」
「ハッ!」
「此方の損害は?」
「隊長のご尽力により軽傷者は二名で済みましたが……降下中に三名が……」
「そうか……」
残念そうにうつむくルーカスと、
「「「「「「「…………」」」」」」」
かける言葉が見つからないクロエ、そして生き残った隊員たち。
しばしの沈黙の後、何処からともなく、
「時間と金を掛け、ここまで育てた部隊をいとも容易く壊滅してくれたものだ……」
少ししわがれた男の声がし、クロエ達は瞬間的にルーカスを守る様に取り囲み、四方八方銃口を向け構えた。
(どこからだァ!?)
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すると森の奥の暗がりから、
「お前達は何処の手の者か?」
仮面にマント姿の男「ヘンリー」が姿を現し、
「「「「「「「「!」」」」」」」」
一斉に銃口を向け構えた。
しかしヘンリーは、余裕ともとれる笑みを口元に浮かべ、
「私に抗うすべはもう無い」
その声に落胆の色はないものの、諦めが感じ取れた。
ルーカスは自分を守る様に取り囲む隊員達の前に歩み出ると、銃口を降ろす様にジェスチャーし、
「剣聖……お久し振りです」
「!」
その声に、姿に、仮面から覗くヘンリーの目は一瞬驚いた色を見せたが、すぐさま落ち着きを取り戻し、
「その二つ名で呼ばれるのも、随分と久しい……動けるようになったのだね、ルーカス君」
「はい」
「そうかそうか。それは良かった」
しみじみ頷くヘンリー。その姿は、まるで孫を気遣う祖父の様であり、昔を懐かしんでいるようでもあった。
しかしルーカスは毅然とした姿勢を崩さず、
「お伺いしたい事があります、ヘンリー元参謀」
「参謀か……その響きもまた懐かしい……何を聞きたいのだねぇ?」
「智将とまで称されていた貴方が、何故マファイと自警団の諍いを自演するなどと言う愚行を行ったのですか」
「愚行か……」
ヘンリーはしばし黙した後、
「ルーカス君」
「はい」
「君は、今のこの国をどう思うかねぇ?」
「? 質問が漠然とし過ぎて、返答致しかねますが……」
「ハハハ。昔と変わらず、君は融通が利かないねぇ」
懐かしんでいるかの様な口調ではあったが、
「この国はもうダメなのだよ、ルーカス君」
「「「「「「「「!?」」」」」」」」
「ヘンリー元参謀……それはいったい……?」
「陛下とウィリアム隊長がいらした頃は良かったぁ……平和な時代に汚職などは付き物だが政治には自浄作用があり、国民も日々の暮らしに希望を持っていた……それが今やどうだねぇ? 権力と富を持つ者は保身に走り、有能な者を貶め、あまつさえ国民からの搾取に奔走する! 弱者に手を差し伸べようなどと考えもしない!」
「…………」
「いったい、この国はどうなってしまったのだぁ!」
感情を荒げるヘンリーに、
「仰りたい事は分かるつもりです……しかし貴方のやった事もまた、違う意味で人々を苦しめ、」
「私も同じなのだよ、ルーカス君」
「!?」
「君は植物状態で床に伏していたのだから知らぬのも無理からぬ話だが、ウィリアム隊長が殉職されてから隊長に就いた、無能で、口先だけの男『メイソン・ウッド』は様々な理由をでっちあげ、ウィリアム隊長寄りの隊員たちを次々排除したのだよ」
「!」
「そして私も失態を偽装され、退官を余儀なくされた」
「でしたらヤツはもういません! 罪を償い、国民の為、延いては国の為、私の下でその辣腕を!」
「私はこの国にも裏切られたのだよ」
「!?」
「職を失い、元手も底を突きかけ、セーフティーネットに掛かる筈だったが、奴の策略で国の裏切り者のレッテルを張られた私は取り合ってもらえず、日々の暮らしにも困窮し……元々体の弱かった妻は病死した……」
「!」
ヘンリーは木々の隙間から微かにのぞく青空を見上げ、
「ルーカス君……私は国民の為、この国の為に尽力した……なのに何故この国は、私の言葉ではなく、ヤツ(メイソン・ウッド)の言葉を信じたのだね……?」
「……心中お察し致しますが、」
「チカラに憑り付かれたウィリアム隊長は道を間違えたのだよ」
「!?」
「私達は国を思う陛下を……女王マリアを裏切るべきではなかったのだ……」
「元参謀の御言葉とは思えません! ヤツは国民を騙していた、機械仕掛けのまがい物ォ!」
「しかし国を、民を想う心根は本物だった……」
「!」
言葉を返す事が出来ないルーカスを、じっと見つめ、
「君も薄々感じているのだろ? だから私の言葉に、感情的になる。我々(全国民)は、陛下(マリア)を失うべきではなかったのだよ……」
「…………」
「陛下がおられた頃は楽しかったねぇ、ルーカス君。国が、民が、より良い未来を信じ、前向きに歩んでいた……」
しかし過去を懐かしむヘンリーの目は急変、
「故に私は決めたのだよ! どうせ滅ぶ国なら、国に裏切られた私が、その足を速めてやろうとぉ! これは私の、この国に対する反旗の狼煙だったのだよ!」
「!?」
(歩兵でも倒せる旧式のパワードスーツ部隊を、その為にだと!?)
智将とまで呼ばれた男の凋落ぶりに、ルーカスが絶句すると、
「この国の行く末を、堕ちた貴様なんぞが確定するなァ!」
「「「「「「「「「!」」」」」」」」」
声を上げたのはクロエであった。
「この国の未来は、今を生きる我々(国民)が決める! 世を捨てた過去の亡霊の貴様如きに、とやかく言われる筋合いの話ではなァい!」
銃口を向けると、頷く隊員たちも一斉に銃口を向けた。
しかしヘンリーは動じた様子も見せず、
「君の名は?」
「自分はルーカス隊長の副官! クロエ・リー少尉だァ!」
「ふふふ……良い目をしている。真っ直ぐで……ガーディアンに入った頃のルーカス君の目によく似ている……」
ヘンリーは笑みを浮かべ、
「そんな事は初めから分かっているのだよ、リー少尉」
「え?」
意味が理解出来ず怪訝な顔をすると、
パァン!
マントの下から銃声が鳴り、ヘンリーはその場にバタリと倒れた。
「「「「「「「「「!」」」」」」」」」
慌てて駆け寄るルーカスたち。
横たわるヘンリーは小さく荒い呼吸をしつつ、
「ふふふ……これは……単なる当てつけ……自己満足なのだよ……リー少尉……」
口元に微かな笑みを浮かべると、そのまま息絶えた。
「…………」
首元にそっと手を当てるクロエ。脈が無い事を確認すると、悲し気な表情でルーカスを見上げ、静かに首を横に振った。
「そうか……」
言葉少なに頷くルーカス。ヘンリーの傍らに屈み、マントの胸元を開けて見た。
右手には拳銃が握られ、胸元には銃創と、それに伴う出血の跡が。自らの手で胸を撃ち抜いたのである。
「…………」
無言で立ち上がるルーカス。
周囲に散乱するパワードスーツ部隊の残骸を悲し気に見回し、
「こんな物で蜂起しようなど……智将とまで言われた貴方が……」
(己が欲にまみれた人間の犠牲となり、この国はまた一人、有能な人材を失ったのか……)
「え?」
ルーカスの微かな呟きに、顔を上げるクロエ。
しかしルーカスは背を向け、
「何でもない。気にするな」
「はい……」
聞き取れなかったフリをするクロエであったが、彼女の耳はルーカスの嘆きを捉えていた。
(「己が欲にまみれた人間」とは……)
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