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5.愁嘆の大地の章-2
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ブリッジに近づく二人の耳に飛び込む、ジャックの荒げた声。
「何度も言わせんなァ! ボートを一艘貸してくれりゃ、それで良いと言ってんだろが!」
二人が駆け込むと、ジャックが艦長に詰め寄っている所であった。
「ジャック、どうしたん!?」
ヤマトの顔を見るなり、
「ココのヤツ等ァ、なんでこんなに頭が固ぇんだよ!」
対して、困惑顔のブリッジクルー達。
「ひと先ず一旦落着けよ、ジャック」
自制を促すも、自席のナクアが変わらぬ無表情で火に油。
「艦長の判断、〇(マル)。ジャック、×(バツ)」
マシューとルークも同意なのか、辟易顔。
「んだとぉ感情無しィ!」
「いいから落ち着けってぇ、ジャック。何があったんだ?」
ヤマトとジゼが運んで来た違う風に、ジャックは少し冷静さを取り戻し、
「南極に向かうと思ってたらよぉ、一旦北上するってんだろ? だからマレーシアでもタイでも、どこでも良いからユーラシアに降ろしてくれって。ダメなら船を一艘……」
尻つぼみに、ふて腐れ気味にうなだれた。
「ユーラシア?」
ヤマトとジゼが不思議そうな顔をすると、ナクアがフンと小さく呆れ顔をし、
「ジャック、と弟の国」
ジャックは訴える様な顔を上げ、
「アイツに会って、真意を確かめてぇんだよ!」
「あの広い大陸の、どこに(弟が)居るか分かってるのか?」
「そっ、それは! だからよぉ……適当な所に降ろしてもらって……それから……」
(無計画なのかよ……)
何とも気の長い話に、ヤマトは苦笑い。しばし考え、
「艦長、ガルシアは「北」じゃなく「北東」……と言うより、「東北東」に進んでるんじゃないですか?」
「うむ」
頷くと、艦長の意図を察したヤマトは、
「ジャック、この辺の地理と、勢力図を知ってるか?」
「はぁ? んな現代人の都合なんか知るかよぉ」
(おやおや……)
すっかりヘソ曲げ気味のジャックに、ヤマトは困った様な笑いを小さく浮かべ、
「こっからユーラシアに行くには、何百あるか分からない諸島群を抜けて行かないと辿り着けなんだ」
「それがどうしたよ」
「その島々はイギリス、アメリカ、フランスが植民地として、入り組んで持ってるんだぞ。そんな複雑な勢力圏を通ったらスグに足がつくし、下手したら囲まれて四方八方から袋叩きだ」
「だ、だったら何で南下しなかったんだよ。期待しちまっただろぉーが!」
「オーストラリアとニュージーランドは軍事的にも繋がりがあるんだよ。そんなど真ん中、オーストラリアでど派手に暴れた俺達が大手を振って歩いて行って、「ハイどうぞ」と見逃してもらえると思うか?」
「うっ……」
「だから一旦北上して、北に行くと見せかけた上で、諸島群の手前で南進、ニュージーランドを東周りで迂回して南極を目指すんだよ」
「そ、そんな事ォ!、コイツ等が考えてるかなんて分かんねぇだろぉが!」
思慮が浅かだった事に気付くも今更引っ込みがつかず、誤魔化す様に憤慨して周囲を見回すも、クルー達は「当たり前の事」と言わんばかりに大きく頷き、
「むぅ、むむむむむむ……」
もはや完全に詰み、手詰まり、チェックメイト。反論の一手も無く、
「わ、わぁたよぉ! ケッ!」
悪びれるしかないジャックは捨て台詞を残し、ブリッジから出て行った。
ホッとした空気に包まれるブリッジ内。
安堵した笑顔を見せるソフィアは、
「ありがとうヤマト君、助かったわぁ。「艦長でもない女の話なんか聞けるか」って言うし、艦長は艦長で、その……「不器用」で「口下手」な方だから」
「副長。本人の前でその発言は、どうかと思うがね?」
帽子の奥で不服そうな顔する艦長に、ソフィアはクスリ。
「失礼しましたぁ」
「マリアは止めてくれなかったんですか? マリアなら激怒してたと思うけど」
「それが……その……」
何故か困惑顔のソフィアとブリッジクルー達。そしてジゼまでも。
「? そう言えばマリアは?」
見回すと、ナクアが無表情でため息交じり、
「マリア、役立たず。シセ、が出来る仕事探しに、連れてった」
「へ?」
何でもそつなくこなす印象のマリアであったが、ジゼも困惑顔で、
「なんて言うか、その……器用貧乏なの。何でも出来るのは出来るんだけど……専門的な所になると途端にダメダメで……」
「あはははは、いくらダメって言っても、そんなには……」
思わず笑うヤマトであったが、ブリッジクルー達は一応に渋い顔。
(あれ?)
本来ブリッジ要員でないマシューとルークでさえ、渋い顔して視線を逸らした。
「ミスマリアは、その……ゴホ、ゴホン。気長に、出来る仕事を見つければ良いのではないかね」
助け舟を出したつもりの艦長であったが、それは暗に、そこまで時間をかけなければマリアに任せられる仕事は見つからないとも聞こえ、
(いったい何をしでかしたんだ?)
ヤマトは怪訝な顔をした。
「何度も言わせんなァ! ボートを一艘貸してくれりゃ、それで良いと言ってんだろが!」
二人が駆け込むと、ジャックが艦長に詰め寄っている所であった。
「ジャック、どうしたん!?」
ヤマトの顔を見るなり、
「ココのヤツ等ァ、なんでこんなに頭が固ぇんだよ!」
対して、困惑顔のブリッジクルー達。
「ひと先ず一旦落着けよ、ジャック」
自制を促すも、自席のナクアが変わらぬ無表情で火に油。
「艦長の判断、〇(マル)。ジャック、×(バツ)」
マシューとルークも同意なのか、辟易顔。
「んだとぉ感情無しィ!」
「いいから落ち着けってぇ、ジャック。何があったんだ?」
ヤマトとジゼが運んで来た違う風に、ジャックは少し冷静さを取り戻し、
「南極に向かうと思ってたらよぉ、一旦北上するってんだろ? だからマレーシアでもタイでも、どこでも良いからユーラシアに降ろしてくれって。ダメなら船を一艘……」
尻つぼみに、ふて腐れ気味にうなだれた。
「ユーラシア?」
ヤマトとジゼが不思議そうな顔をすると、ナクアがフンと小さく呆れ顔をし、
「ジャック、と弟の国」
ジャックは訴える様な顔を上げ、
「アイツに会って、真意を確かめてぇんだよ!」
「あの広い大陸の、どこに(弟が)居るか分かってるのか?」
「そっ、それは! だからよぉ……適当な所に降ろしてもらって……それから……」
(無計画なのかよ……)
何とも気の長い話に、ヤマトは苦笑い。しばし考え、
「艦長、ガルシアは「北」じゃなく「北東」……と言うより、「東北東」に進んでるんじゃないですか?」
「うむ」
頷くと、艦長の意図を察したヤマトは、
「ジャック、この辺の地理と、勢力図を知ってるか?」
「はぁ? んな現代人の都合なんか知るかよぉ」
(おやおや……)
すっかりヘソ曲げ気味のジャックに、ヤマトは困った様な笑いを小さく浮かべ、
「こっからユーラシアに行くには、何百あるか分からない諸島群を抜けて行かないと辿り着けなんだ」
「それがどうしたよ」
「その島々はイギリス、アメリカ、フランスが植民地として、入り組んで持ってるんだぞ。そんな複雑な勢力圏を通ったらスグに足がつくし、下手したら囲まれて四方八方から袋叩きだ」
「だ、だったら何で南下しなかったんだよ。期待しちまっただろぉーが!」
「オーストラリアとニュージーランドは軍事的にも繋がりがあるんだよ。そんなど真ん中、オーストラリアでど派手に暴れた俺達が大手を振って歩いて行って、「ハイどうぞ」と見逃してもらえると思うか?」
「うっ……」
「だから一旦北上して、北に行くと見せかけた上で、諸島群の手前で南進、ニュージーランドを東周りで迂回して南極を目指すんだよ」
「そ、そんな事ォ!、コイツ等が考えてるかなんて分かんねぇだろぉが!」
思慮が浅かだった事に気付くも今更引っ込みがつかず、誤魔化す様に憤慨して周囲を見回すも、クルー達は「当たり前の事」と言わんばかりに大きく頷き、
「むぅ、むむむむむむ……」
もはや完全に詰み、手詰まり、チェックメイト。反論の一手も無く、
「わ、わぁたよぉ! ケッ!」
悪びれるしかないジャックは捨て台詞を残し、ブリッジから出て行った。
ホッとした空気に包まれるブリッジ内。
安堵した笑顔を見せるソフィアは、
「ありがとうヤマト君、助かったわぁ。「艦長でもない女の話なんか聞けるか」って言うし、艦長は艦長で、その……「不器用」で「口下手」な方だから」
「副長。本人の前でその発言は、どうかと思うがね?」
帽子の奥で不服そうな顔する艦長に、ソフィアはクスリ。
「失礼しましたぁ」
「マリアは止めてくれなかったんですか? マリアなら激怒してたと思うけど」
「それが……その……」
何故か困惑顔のソフィアとブリッジクルー達。そしてジゼまでも。
「? そう言えばマリアは?」
見回すと、ナクアが無表情でため息交じり、
「マリア、役立たず。シセ、が出来る仕事探しに、連れてった」
「へ?」
何でもそつなくこなす印象のマリアであったが、ジゼも困惑顔で、
「なんて言うか、その……器用貧乏なの。何でも出来るのは出来るんだけど……専門的な所になると途端にダメダメで……」
「あはははは、いくらダメって言っても、そんなには……」
思わず笑うヤマトであったが、ブリッジクルー達は一応に渋い顔。
(あれ?)
本来ブリッジ要員でないマシューとルークでさえ、渋い顔して視線を逸らした。
「ミスマリアは、その……ゴホ、ゴホン。気長に、出来る仕事を見つければ良いのではないかね」
助け舟を出したつもりの艦長であったが、それは暗に、そこまで時間をかけなければマリアに任せられる仕事は見つからないとも聞こえ、
(いったい何をしでかしたんだ?)
ヤマトは怪訝な顔をした。
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