1 / 535
0.邂逅
しおりを挟む
古代世界を描いた叙事詩において、大津波や大洪水で国が滅んだ伝承は世界各地に存在し、他にも人類は何度か滅び、今の人類は神によって新たに作られた何世代目であるなど、時代、場所を選ばず、類似を見る伝承は数限りなく存在する。
この類似は何を意味しているのか。
それを知る上で一つの可能性を示す物が「その時代に似つかわしくない発掘遺物」、オーパーツである。
近年、解析技術の向上により、作製時期の誤りや詐欺的ニセ遺物など、まがい物オーパーツの正体が次々明らかにされて来ている。
しかし、中には未だ解明不可能な遺物がある事も事実であり、また今後の発掘調査により、真のオーパーツが発掘されうる可能は否定できない。
新たなオーパーツが発見された時、現代に生きる我々は過去に何を見るのであろうか。
南半球の太平洋上にポツンと浮かぶ小さな島。
南国特有の樹木に囲まれた、面積〇・三七平方キロメートル、海岸線長二・七キロメートル、端的に言えば、ドーム型球場がかろうじて九個作れる程度の小さな島である。
青く澄み切った空の下、一人の少年が息を弾ませ木漏れ日の下を走っていた。
木々の間を抜けると眼前に、離れ小島とは不釣り合いな、コンクリート製の三、四階建てのビル群が姿を現し、遠くにはタジン鍋の様な形をした「原子炉建屋」まで見える。
しかしよく見れば、破棄され幾年経過しているのか、建物の窓は割れ一部は崩壊、アスファルトは至る所で歪み裂け、植物の楽園と化していた。
さながら人類が滅んだ後の地球の様である。
陽の光の下に飛び出した少年は身長が百七十センチ位であろうか、ごつい軍用ブーツに緑の迷彩柄のパンツと黒のタンクトップ姿。
しかし南国の強い日差しにさらされている筈がさほど日焼けはしておらず、顔立ちから「若い」と言うより、幼さの残る東洋人の様に見える。
少年はゴーストタウンと化した建物群の間を駆け、野菜を栽培する四十畳ほどの畑を抜け、奥に建つ施設へと続くトンネルに入って行った。
トンネル内は破損もないうえ石ころ一つ落ちておらず、稼働していない様に見える原子炉の代わりに太陽光パネルでもあるのか、LED照明で明るく照らされていた。
やがて少年は薄暗い廊下に光が零れる、扉が開いたままの部屋に駆け込み、
「ただいまぁーーー! 見回り終わったよ!」
「おう。ご苦労さん!」
「お疲れ様」
ダイニングテーブルを挟み、明るい声を返すイスに座った男女。
男性は短髪で三角顔に無精ひげ。
軍用ブーツに緑の迷彩柄パンツと、袖を折り曲げた迷彩シャツを黒のタンクトップの上に羽織ると言う出で立ちで、首にドックタグを下げている事から軍人の様である。
対面に座る女性は、よく見ると何かしら障害があるのか車イスに座っている。
色白で目鼻立ちの整った女性は、肩まで伸びる栗色の艶やかな髪を持ち、その容姿と白いワンピースとが相まって知的な印象を醸し出し、軍人と思われる男性と並ぶと「美女と野獣」。
正にその様な形容がピタリとはまる組み合わせであった。
「じゃあエマ母さん! 俺、下で調べ物するから!」
今帰ったばかりの少年が、帰ったその足で慌ただしく部屋から駆け出そうとすると、
「ほどほどにね」
優しい微笑みに、少年は笑顔を返しつつ部屋から駆け出して行った。
「お、おいヤマトぉ~ッ! オヤジの俺には、なんも無いのかよぉ~」
男性が不満げな声を上げると、ヤマトと呼ばれた少年は顔だけのぞかせ、
「エマ母さんに面倒かけない様にね、ジェイソン!」
苦言を呈す様に指差すと、再び走り去って行った。
「たく……相変わらず何なんだよ、この扱いの差はよぉ~」
嘆くジェイソンに、エマはクスリと笑い、
「ろくな事を教えないからじゃない? まあ言うなれば……人徳の差?」
「言ってくれるよぉ」
小さな苦笑いを見せると、
「なぁエマ……ヤマトのヤツ、最近熱心に何調べてるか知ってるか?」
「さぁ? でも何か見つけては熱中するのって、いつもの事じゃない?」
するとジェイソンは少し困った様に、
「お前を歩ける様にしたいんだとさぁ」
「そう……なんだ」
微笑む表情は、少し悲しげであった。
と、突然、
「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ!」
エマが口元にハンカチを当て、激しく咳き込み、
「大丈夫か!」
ジェイソンが慌てて駆け寄った。
少し呼吸は荒いものの、エマはゆっくりジェイソンの顔を見上げ、
「……せっかく二人でトンネルを通り易くしてくれたのに……ごめんね……」
「エマ……」
微笑むエマを、悲痛な表情で見つめた。
エマの手に握られた、彼女の鮮血で赤く染まるハンカチ。
彼女は末期がんであり、歩行困難はガンが転移し、進行した結果引き起こされた症状である。
破棄された離れ小島に医者や、まして抗がん剤等ある筈もなく、医療行為を受ける事が出来ないエマの死は避け難い物となっていた。そしてヤマトには、とある理由によりこの事実は知らされていない。
エマはハンカチを懐に隠すと、
「はぁ……でも心残りは、ヤマトの彼女になる子を見られない事ねぇ」
冗談混じりにため息を吐き、
「ハハハ……俺達三人しかいない、この島じゃあなぁ~な」
ジェイソンが努めて笑って見せると、
「ジェイソン! エマ母さん!」
「「!?」」
二人は駆け出して行った筈のヤマトの呼び声に驚いて振り返り、更に驚いた。
「お、お前! その子どうしたぁ!?」
ヤマトの隣に、エマに似た栗色の、腰までありそうな長い髪を持つ、ヤマトより頭一つ分背の低い少女の姿が。
呆けているのか、感情を読み取るのが困難なほどボーッと立ち尽くし手を繋ぐ少女は、羽衣の様な真っ白い一枚布を透明感のある素肌に纏り、その上にはヤマトが着せたのであろうか、この施設のスタッフジャンパーを羽織っていた。
運命的な邂逅を果たした少年と少女ではあるが、話は一度、十年ほど前にさかのぼる。
この類似は何を意味しているのか。
それを知る上で一つの可能性を示す物が「その時代に似つかわしくない発掘遺物」、オーパーツである。
近年、解析技術の向上により、作製時期の誤りや詐欺的ニセ遺物など、まがい物オーパーツの正体が次々明らかにされて来ている。
しかし、中には未だ解明不可能な遺物がある事も事実であり、また今後の発掘調査により、真のオーパーツが発掘されうる可能は否定できない。
新たなオーパーツが発見された時、現代に生きる我々は過去に何を見るのであろうか。
南半球の太平洋上にポツンと浮かぶ小さな島。
南国特有の樹木に囲まれた、面積〇・三七平方キロメートル、海岸線長二・七キロメートル、端的に言えば、ドーム型球場がかろうじて九個作れる程度の小さな島である。
青く澄み切った空の下、一人の少年が息を弾ませ木漏れ日の下を走っていた。
木々の間を抜けると眼前に、離れ小島とは不釣り合いな、コンクリート製の三、四階建てのビル群が姿を現し、遠くにはタジン鍋の様な形をした「原子炉建屋」まで見える。
しかしよく見れば、破棄され幾年経過しているのか、建物の窓は割れ一部は崩壊、アスファルトは至る所で歪み裂け、植物の楽園と化していた。
さながら人類が滅んだ後の地球の様である。
陽の光の下に飛び出した少年は身長が百七十センチ位であろうか、ごつい軍用ブーツに緑の迷彩柄のパンツと黒のタンクトップ姿。
しかし南国の強い日差しにさらされている筈がさほど日焼けはしておらず、顔立ちから「若い」と言うより、幼さの残る東洋人の様に見える。
少年はゴーストタウンと化した建物群の間を駆け、野菜を栽培する四十畳ほどの畑を抜け、奥に建つ施設へと続くトンネルに入って行った。
トンネル内は破損もないうえ石ころ一つ落ちておらず、稼働していない様に見える原子炉の代わりに太陽光パネルでもあるのか、LED照明で明るく照らされていた。
やがて少年は薄暗い廊下に光が零れる、扉が開いたままの部屋に駆け込み、
「ただいまぁーーー! 見回り終わったよ!」
「おう。ご苦労さん!」
「お疲れ様」
ダイニングテーブルを挟み、明るい声を返すイスに座った男女。
男性は短髪で三角顔に無精ひげ。
軍用ブーツに緑の迷彩柄パンツと、袖を折り曲げた迷彩シャツを黒のタンクトップの上に羽織ると言う出で立ちで、首にドックタグを下げている事から軍人の様である。
対面に座る女性は、よく見ると何かしら障害があるのか車イスに座っている。
色白で目鼻立ちの整った女性は、肩まで伸びる栗色の艶やかな髪を持ち、その容姿と白いワンピースとが相まって知的な印象を醸し出し、軍人と思われる男性と並ぶと「美女と野獣」。
正にその様な形容がピタリとはまる組み合わせであった。
「じゃあエマ母さん! 俺、下で調べ物するから!」
今帰ったばかりの少年が、帰ったその足で慌ただしく部屋から駆け出そうとすると、
「ほどほどにね」
優しい微笑みに、少年は笑顔を返しつつ部屋から駆け出して行った。
「お、おいヤマトぉ~ッ! オヤジの俺には、なんも無いのかよぉ~」
男性が不満げな声を上げると、ヤマトと呼ばれた少年は顔だけのぞかせ、
「エマ母さんに面倒かけない様にね、ジェイソン!」
苦言を呈す様に指差すと、再び走り去って行った。
「たく……相変わらず何なんだよ、この扱いの差はよぉ~」
嘆くジェイソンに、エマはクスリと笑い、
「ろくな事を教えないからじゃない? まあ言うなれば……人徳の差?」
「言ってくれるよぉ」
小さな苦笑いを見せると、
「なぁエマ……ヤマトのヤツ、最近熱心に何調べてるか知ってるか?」
「さぁ? でも何か見つけては熱中するのって、いつもの事じゃない?」
するとジェイソンは少し困った様に、
「お前を歩ける様にしたいんだとさぁ」
「そう……なんだ」
微笑む表情は、少し悲しげであった。
と、突然、
「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ!」
エマが口元にハンカチを当て、激しく咳き込み、
「大丈夫か!」
ジェイソンが慌てて駆け寄った。
少し呼吸は荒いものの、エマはゆっくりジェイソンの顔を見上げ、
「……せっかく二人でトンネルを通り易くしてくれたのに……ごめんね……」
「エマ……」
微笑むエマを、悲痛な表情で見つめた。
エマの手に握られた、彼女の鮮血で赤く染まるハンカチ。
彼女は末期がんであり、歩行困難はガンが転移し、進行した結果引き起こされた症状である。
破棄された離れ小島に医者や、まして抗がん剤等ある筈もなく、医療行為を受ける事が出来ないエマの死は避け難い物となっていた。そしてヤマトには、とある理由によりこの事実は知らされていない。
エマはハンカチを懐に隠すと、
「はぁ……でも心残りは、ヤマトの彼女になる子を見られない事ねぇ」
冗談混じりにため息を吐き、
「ハハハ……俺達三人しかいない、この島じゃあなぁ~な」
ジェイソンが努めて笑って見せると、
「ジェイソン! エマ母さん!」
「「!?」」
二人は駆け出して行った筈のヤマトの呼び声に驚いて振り返り、更に驚いた。
「お、お前! その子どうしたぁ!?」
ヤマトの隣に、エマに似た栗色の、腰までありそうな長い髪を持つ、ヤマトより頭一つ分背の低い少女の姿が。
呆けているのか、感情を読み取るのが困難なほどボーッと立ち尽くし手を繋ぐ少女は、羽衣の様な真っ白い一枚布を透明感のある素肌に纏り、その上にはヤマトが着せたのであろうか、この施設のスタッフジャンパーを羽織っていた。
運命的な邂逅を果たした少年と少女ではあるが、話は一度、十年ほど前にさかのぼる。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
前世は悪神でしたので今世は商人として慎ましく生きたいと思います
八神 凪
ファンタジー
平凡な商人の息子として生まれたレオスは、無限収納できるカバンを持つという理由で、悪逆非道な大魔王を倒すべく旅をしている勇者パーティに半ば拉致されるように同行させられてしまう。
いよいよ大魔王との決戦。しかし大魔王の力は脅威で、勇者も苦戦しあわや全滅かというその時、レオスは前世が悪神であったことを思い出す――
そしてめでたく大魔王を倒したものの「商人が大魔王を倒したというのはちょっと……」という理由で、功績を与えられず、お金と骨董品をいくつか貰うことで決着する。だが、そのお金は勇者装備を押し付けられ巻き上げられる始末に……
「はあ……とりあえず家に帰ろう……この力がバレたらどうなるか分からないし、なるべく目立たず、ひっそりしないとね……」
悪神の力を取り戻した彼は無事、実家へ帰ることができるのか?
八神 凪、作家人生二周年記念作、始動!
※表紙絵は「茜328」様からいただいたファンアートを使用させていただきました! 素敵なイラストをありがとうございます!
転生して異世界の第7王子に生まれ変わったが、魔力が0で無能者と言われ、僻地に追放されたので自由に生きる。
黒ハット
ファンタジー
ヤクザだった大宅宗一35歳は死んで記憶を持ったまま異世界の第7王子に転生する。魔力が0で魔法を使えないので、無能者と言われて王族の籍を抜かれ僻地の領主に追放される。魔法を使える事が分かって2回目の人生は前世の知識と魔法を使って領地を発展させながら自由に生きるつもりだったが、波乱万丈の人生を送る事になる
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が子離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
異世界転移は草原スタート?!~転移先が勇者はお城で。俺は草原~
ノエ丸
ファンタジー
「ステータスオープン!」シーン「——出ねぇ!」地面に両手を叩きつけ、四つん這いの体制で叫ぶ。「クソゲーやんけ!?」
――イキナリ異世界へと飛ばされた一般的な高校ソラ。
眩い光の中で、彼が最初に目にしたモノ。それは異世界を作り出した創造神――。
ではなくただの広い草原だった――。
生活魔法と云うチートスキル(異世界人は全員持っている)すら持っていない地球人の彼はクソゲーと嘆きながらも、現地人より即座に魔法を授かる事となった。そして始まる冒険者としての日々。
怖いもの知らずのタンクガールに、最高ランクの女冒険者。果てはバーサーカー聖職者と癖のある仲間達と共に異世界を駆け抜け、時にはヒーラーに群がられながらも日々を生きていく。
転生したら侯爵令嬢だった~メイベル・ラッシュはかたじけない~
おてんば松尾
恋愛
侯爵令嬢のメイベル・ラッシュは、跡継ぎとして幼少期から厳しい教育を受けて育てられた。
婚約者のレイン・ウィスパーは伯爵家の次男騎士科にいる同級生だ。見目麗しく、学業の成績も良いことから、メイベルの婚約者となる。
しかし、妹のサーシャとレインは互いに愛し合っているようだった。
二人が会っているところを何度もメイベルは見かけていた。
彼は婚約者として自分を大切にしてくれているが、それ以上に妹との仲が良い。
恋人同士のように振舞う彼らとの関係にメイベルは悩まされていた。
ある日、メイベルは窓から落ちる事故に遭い、自分の中の過去の記憶がよみがえった。
それは、この世界ではない別の世界に生きていた時の記憶だった。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる