214 / 723
第三章
3-41
しおりを挟む
放心するでもなく、置かれたその場に、ただスッと立つビフィーダ。
そんな彼を、現王カルニヴァは冷酷なほど静かに見つめ、
「ビフィーダよ」
沈着なれど重々しく口を開き、
「極刑は免れぬと理解しながら黙秘を続けているそうだが、彼ら(ラディッシュ達)を前にしても、なお「言い遺す事」は無いのか?」
しかしビフィーダはカルニヴァを真っ直ぐ見据えたまま、
「…………」
表情一つ変えず、呻きの一言さえ漏らさず、カルニヴァ王もまた、彼を真っ直ぐ見据えまま、
「そうか」
眉一つ動かさず、頷きの言葉だけ返すと、彼から視線を外す事無く、
「下れ。(刑の執行)期日は追って沙汰する」
それはプルプレアやラディッシュ達の到着を待ってから下された、事実上の死刑宣告であった。
「…………」
それでも無言のビフィーダ。
微かな心の揺らぎも感じさせずカルニヴァに小さく一礼だけすると、背を向け、団長トムフォルと共に謁見の間から出て行こうとした。
すると、
『待って下さァいぃ!』
悲痛な声を上げたのはプルプレア。
「王よ! 本当にこれで良いのですか! 王も本当は御気付きなのではないのですか! ビフィーダ様の気持ちにぃ!」
「…………」
「…………」
眉の端に、微かな心の揺らぎを見せる現王カルニヴァと、背を向けたまま無言で足を止めるビフィーダ。
それは互いに本心を押し殺している証であり、そんな二人を前に、
『ビフィーダ様は貴方に振り向いて頂きたかっただけぇで、ソレに付け込まれたダケ! それは想いがありながら、見て見ぬフリをした貴方様にも原因があるのではないのですかァ!』
自分の「淡い想い」は内に抑え留め、二人の仲を取り持とうするプルプレアの献身に、
(((((…………)))))
心打たれるラディッシュ達ではあったが、少し違う角度の人物が一人。
それは、ニプルウォート。
カルニヴァ王(兄)×ビフィーダ(弟)の構図に色めき、顔の緩みが抑えきれずにいると、
(不謹慎ですわぁ!)
ドロプウォートが密かに、尻つねり。
(痛ぁ!)
静かに痛がるニプル。
咎めを受ける自覚はあるだけに「皆まで言うな」と言わんばかり、
(分かってるさぁ分かってるぅ)
ムッとしたが、
(けどぉさぁ~)
ニヘラぁと笑みを浮かべ、
((((…………))))
(!)
仲間全員からの批判の眼差しに気付き、
(……自重します)
申し訳なさげに小さく頭を下げた。
一部で、その様な、聞いて呆れるやり取りが起きていたなどと知る由も無いプルプレアとビフィーダ、そしてカルニヴァ。
抑え、隠していた感情を爆発させるが如く、
「分かっていたとして「応える訳」にはいかないだろぅがァ!」
カルニヴァは激昂して立ち上がり、
『腹は違えどビフィーダは「俺の妹」だァアァ!』
『『『『『いっ「妹」ぉおっぉぉぉっぉおぉ!!!』』』』』
衝撃を受けるラディッシュ達。
とりわけニプルが、皆と違った意味で(※彼女の中の至高の構図「兄×弟」崩壊により)。
ビフィーダは、女性であった。
後々カルニヴァ王から聞かされた話であるが、カルニヴァ国はフルール国とは真逆の「男系の国」で、王位には男子しか就くのが許されず、しかも王家の血筋に生まれた男子は現王カルニヴァのみ。
故に、王位継承が心許ない弱みを他国に悟られる訳にはいかず、また現王カルニヴァの身に不測の事態が起きた場合を考え、腹違いの妹であった「ウトリクラリア」を幼少より男子と偽り、名を「ビフィーダ」に変え、「時間稼ぎのスペア」として育てられていたのであった。
しかし側近一族として、御学友として、裏事情を知っていたプルプレアは引き下がるどころか、
「他国では王家の血を薄めぬ為のぉ近親婚を行っている国もあるではないですかァ!」
グッと奥歯を噛み締め、火刑送りが確実となってしまったビフィーダの無念を代弁するように、
『素直になれなかったダケを偽るなァ!』
そこに居たのは「王と臣下」ではなく、言いたい事が何でも言い合える「幼馴染みが二人」の姿であった。
「クッ!」
痛い所を突かれたのか、カルニヴァが言葉に詰まると、
『もぅイイんだぁプレアぁ!』
ビフィーダが涙ながらに声を上げ、
「もぅ、良いんだ……すべては……全ては素直になれないばかりか、悪魔の囁きにまで耳を傾けてしまった私の不徳……王族の身でありながら、多くの臣民の命を奪う事になってしまい……」
うつむいたが、涙を払う様にパッと笑顔を上げ、
「こんな自分勝手な私の為に「王に盾を突いてくれた友達が居た」と言う事実だけで、私は謹んで刑を受け止められる」
そして彼女は、
「ありがとう」
一点の曇りも無い、晴れやかな満面の笑顔を見せた。
しかし、
「ふざけないで……」
「え?」
『ふざけないでよぉウトリクラリアァッ!』
プルプレアは怒りを以て咆哮し、
「幼い頃から私がどれだけ貴方たちに振り回されて来たと思ってるのぉ! それが何! 今更どぅもありがとう?! 勝手に「有終の美」を決め込まないでよォ!」
(プレア……)
「貴方たちのせいで傷付いた「王家の信頼」はどうするの! 現王は王位に就いたばかりで内も外も敵だらけなのよォ!」
「落ち着いてぇ、プレアぁ!」
「落ち着いてなんか居られる訳がないでしょクラリア(※幼少期の愛称)ッ!」
憤怒の表情のまま、カルニヴァ王の傍らに立つ「じぃや」に、
「おじいちゃん! イイわよねぇ!」
新たな事実。
そんな彼を、現王カルニヴァは冷酷なほど静かに見つめ、
「ビフィーダよ」
沈着なれど重々しく口を開き、
「極刑は免れぬと理解しながら黙秘を続けているそうだが、彼ら(ラディッシュ達)を前にしても、なお「言い遺す事」は無いのか?」
しかしビフィーダはカルニヴァを真っ直ぐ見据えたまま、
「…………」
表情一つ変えず、呻きの一言さえ漏らさず、カルニヴァ王もまた、彼を真っ直ぐ見据えまま、
「そうか」
眉一つ動かさず、頷きの言葉だけ返すと、彼から視線を外す事無く、
「下れ。(刑の執行)期日は追って沙汰する」
それはプルプレアやラディッシュ達の到着を待ってから下された、事実上の死刑宣告であった。
「…………」
それでも無言のビフィーダ。
微かな心の揺らぎも感じさせずカルニヴァに小さく一礼だけすると、背を向け、団長トムフォルと共に謁見の間から出て行こうとした。
すると、
『待って下さァいぃ!』
悲痛な声を上げたのはプルプレア。
「王よ! 本当にこれで良いのですか! 王も本当は御気付きなのではないのですか! ビフィーダ様の気持ちにぃ!」
「…………」
「…………」
眉の端に、微かな心の揺らぎを見せる現王カルニヴァと、背を向けたまま無言で足を止めるビフィーダ。
それは互いに本心を押し殺している証であり、そんな二人を前に、
『ビフィーダ様は貴方に振り向いて頂きたかっただけぇで、ソレに付け込まれたダケ! それは想いがありながら、見て見ぬフリをした貴方様にも原因があるのではないのですかァ!』
自分の「淡い想い」は内に抑え留め、二人の仲を取り持とうするプルプレアの献身に、
(((((…………)))))
心打たれるラディッシュ達ではあったが、少し違う角度の人物が一人。
それは、ニプルウォート。
カルニヴァ王(兄)×ビフィーダ(弟)の構図に色めき、顔の緩みが抑えきれずにいると、
(不謹慎ですわぁ!)
ドロプウォートが密かに、尻つねり。
(痛ぁ!)
静かに痛がるニプル。
咎めを受ける自覚はあるだけに「皆まで言うな」と言わんばかり、
(分かってるさぁ分かってるぅ)
ムッとしたが、
(けどぉさぁ~)
ニヘラぁと笑みを浮かべ、
((((…………))))
(!)
仲間全員からの批判の眼差しに気付き、
(……自重します)
申し訳なさげに小さく頭を下げた。
一部で、その様な、聞いて呆れるやり取りが起きていたなどと知る由も無いプルプレアとビフィーダ、そしてカルニヴァ。
抑え、隠していた感情を爆発させるが如く、
「分かっていたとして「応える訳」にはいかないだろぅがァ!」
カルニヴァは激昂して立ち上がり、
『腹は違えどビフィーダは「俺の妹」だァアァ!』
『『『『『いっ「妹」ぉおっぉぉぉっぉおぉ!!!』』』』』
衝撃を受けるラディッシュ達。
とりわけニプルが、皆と違った意味で(※彼女の中の至高の構図「兄×弟」崩壊により)。
ビフィーダは、女性であった。
後々カルニヴァ王から聞かされた話であるが、カルニヴァ国はフルール国とは真逆の「男系の国」で、王位には男子しか就くのが許されず、しかも王家の血筋に生まれた男子は現王カルニヴァのみ。
故に、王位継承が心許ない弱みを他国に悟られる訳にはいかず、また現王カルニヴァの身に不測の事態が起きた場合を考え、腹違いの妹であった「ウトリクラリア」を幼少より男子と偽り、名を「ビフィーダ」に変え、「時間稼ぎのスペア」として育てられていたのであった。
しかし側近一族として、御学友として、裏事情を知っていたプルプレアは引き下がるどころか、
「他国では王家の血を薄めぬ為のぉ近親婚を行っている国もあるではないですかァ!」
グッと奥歯を噛み締め、火刑送りが確実となってしまったビフィーダの無念を代弁するように、
『素直になれなかったダケを偽るなァ!』
そこに居たのは「王と臣下」ではなく、言いたい事が何でも言い合える「幼馴染みが二人」の姿であった。
「クッ!」
痛い所を突かれたのか、カルニヴァが言葉に詰まると、
『もぅイイんだぁプレアぁ!』
ビフィーダが涙ながらに声を上げ、
「もぅ、良いんだ……すべては……全ては素直になれないばかりか、悪魔の囁きにまで耳を傾けてしまった私の不徳……王族の身でありながら、多くの臣民の命を奪う事になってしまい……」
うつむいたが、涙を払う様にパッと笑顔を上げ、
「こんな自分勝手な私の為に「王に盾を突いてくれた友達が居た」と言う事実だけで、私は謹んで刑を受け止められる」
そして彼女は、
「ありがとう」
一点の曇りも無い、晴れやかな満面の笑顔を見せた。
しかし、
「ふざけないで……」
「え?」
『ふざけないでよぉウトリクラリアァッ!』
プルプレアは怒りを以て咆哮し、
「幼い頃から私がどれだけ貴方たちに振り回されて来たと思ってるのぉ! それが何! 今更どぅもありがとう?! 勝手に「有終の美」を決め込まないでよォ!」
(プレア……)
「貴方たちのせいで傷付いた「王家の信頼」はどうするの! 現王は王位に就いたばかりで内も外も敵だらけなのよォ!」
「落ち着いてぇ、プレアぁ!」
「落ち着いてなんか居られる訳がないでしょクラリア(※幼少期の愛称)ッ!」
憤怒の表情のまま、カルニヴァ王の傍らに立つ「じぃや」に、
「おじいちゃん! イイわよねぇ!」
新たな事実。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
『自重』を忘れた者は色々な異世界で無双するそうです。
もみクロ
ファンタジー
主人公はチートです!イケメンです!
そんなイケメンの主人公が竜神王になって7帝竜と呼ばれる竜達や、
精霊に妖精と楽しくしたり、テンプレ入れたりと色々です!
更新は不定期(笑)です!戦闘シーンは苦手ですが頑張ります!
主人公の種族が変わったもしります。
他の方の作品をパクったり真似したり等はしていないので
そういう事に関する批判は感想に書かないで下さい。
面白さや文章の良さに等について気になる方は
第3幕『世界軍事教育高等学校』から読んでください。
だって私は、真の悪役なのだから。
wawa
ファンタジー
目が覚めると赤ん坊。
転生先は何処か不明な乙女ゲームの世界。
でもはっきりわかっていることは、自分は間違いなく悪役だってことだけ。
金と権力にものを言わせ、思いのままに生きてみようを突き進む主人公は悪役令嬢リリー。
※1 世界観は乙女ゲーム、ジャンルは恋愛ですが、そこに至るまでの道のりは長く遠く、主人公は恋愛脳ではありません。
※2 主人公目線と第三者目線が発生します。
『小説家になろう』でも掲載しています。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
【完結】天候を操れる程度の能力を持った俺は、国を富ませる事が最優先!~何もかもゼロスタートでも挫けずめげず富ませます!!~
udonlevel2
ファンタジー
幼い頃から心臓の悪かった中村キョウスケは、親から「無駄金使い」とののしられながら病院生活を送っていた。
それでも勉強は好きで本を読んだりニュースを見たりするのも好きな勤勉家でもあった。
唯一の弟とはそれなりに仲が良く、色々な遊びを教えてくれた。
だが、二十歳までしか生きられないだろうと言われていたキョウスケだったが、医療の進歩で三十歳まで生きることができ、家での自宅治療に切り替わったその日――階段から降りようとして両親に突き飛ばされ命を落とす。
――死んだ日は、土砂降りの様な雨だった。
しかし、次に目が覚めた時は褐色の肌に銀の髪をした5歳くらいの少年で。
自分が転生したことを悟り、砂漠の国シュノベザール王国の第一王子だと言う事を知る。
飢えに苦しむ国民、天候に恵まれないシュノベザール王国は常に飢えていた。だが幸いな事に第一王子として生まれたシュライは【天候を操る程度の能力】を持っていた。
その力は凄まじく、シュライは自国を豊かにするために、時に鬼となる事も持さない覚悟で成人と認められる15歳になると、頼れる弟と宰相と共に内政を始める事となる――。
※小説家になろう・カクヨムにも掲載中です。
無断朗読・無断使用・無断転載禁止。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる