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第二章
2-9
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それから数週間後――
のされては寝込むを繰り返すラディッシュではあったが、剣技は日を追うごとに、加速度的に上達を見せ、二週間ほど経った頃には、
「ま、参ったっス……」
上達著しかったターナップから一本。
更には純粋な剣技だけなら数回に一度の割合で、パストリスからも一本取れるほどの腕前になっていた。
その姿に触発されたのは、彼を見限った村人たち。
何度打ち負かされても立ち上がり、果敢に立ち向かい、日々上達していくラディッシュの姿に心を動かされ、
((((((((((俺達も!))))))))))
自警団の強化を決意。自主的に稽古に参加するようになり、その人数も日を追うごとに増えていき、そして遂に「その日」はやって来た。
『やっ、やった……?』
喜びとも、驚きともつかぬ表情で惑うラディッシュ。
そんな彼を尻目に、
『『『『『『『『『『うおぉーーーーーーーーーっ!』』』』』』』』』』
大歓声を上げる村人たち。
彼ら、彼女らの視線の先、片膝を地に着けたドロプウォートの首元に、木剣の切っ先をピタリと止めるラディッシュの姿が。
本人的にも、よほど驚きの一太刀であったのか、唖然とした表情で思い惑っていると、切っ先を向けられたドロプウォートが穏やかに微笑み、
「お見事ですわラディ。理由はどうであれ、今日は、私の隙を見逃さなかった貴方の勝ちですわ」
実戦さながらの試合は一進一退、攻守の交代も目まぐるしく、一瞬の隙も許されない厳しい物であった。
しかしながら「地の力量差」は易々と埋まるものではなく、素人目にもドロプウォートの優勢は未だ揺るがず、徐々に押され始め「今日も一本取られるのか」と、見守る誰もが思った矢先、ドロプウォートが珍しく濡れた落ち葉にほんの一瞬足を滑らせ、その僅かな隙をラディッシュは見逃さなかった。
久しく見ていなかった気がするドロプウォートの微笑みに、占い師との約束もさることながら、努力を重ねた上での結果から、自身の成長を実感し、
「や、やった……ドロプさんから一本を……」
得も言われぬ充実感に震えていると、
『やったスねぇラディの兄貴ぃ!』
『スゴイでぇす、ラディさぁん!』
(タープさん、パストさぁん?!)
二人の笑顔も、久々目にした気が。
大歓声の中、
「ありがとう!」
素直な笑顔を返しつつ、
「でも、今日のは偶然の一本! まだまだこれからだよ、ねぇドロプさぁん!」
振り返ったが、
「あれ?」
そこに、ドロプウォートの姿は無かった。
するとターナップがイタズラっぽい笑みを浮かべ、
「さっき「今日は負けた」なんて言ってやしたし、姉さんも負けず嫌いっスからねぇ~今ごろ物陰で、悔しくて歯ぎしりしてんじゃないっスかぁ?」
「ハハハハ。あんな偶然の一本で、そぉんな事ないよぉ~」
ラディッシュが初勝利に照れ笑っていた、その頃、
『お待ちなさい、ですわ!』
歓声に沸く教会の中庭に背を向け、物陰で何者かを呼び止めるドロプウォート。
その表情は、余談許さぬ緊張感を纏い、立ち止まった全身ローブの背に、
「貴方は、最近姿を見せなかった「占い師」ですわよね? ラディを煽ったのは貴方ですわねぇ? 貴方はいったい何者ですの」
「…………」
「それに以前は見られなかった急激な成長……ラミウムが消えたあの日、ラディの身に起きた「謎の現象」と、何か関連がありますの?」
核心に迫る問いであると思われたが、それでも振り向きもしない全身ローブに、
「貴方が「地世の牛人を手招きした」とまで言いませんわ。何故なら、貴方から微かに漏れ感じるそれは、天世の気配……そして先に会った時には感じなかった……そぅ今は……今はまるでラディが気付けるか探る様な、」
『アハハハハハ!』
全身ローブは突如高らかに笑い出し、
「まさか「そのせいで気が散った」とか言ってぇ、負けた理由をぼくぅに転嫁する気じゃないよねぇ?!」
皮肉たっぷりフードを脱ぎ、
「中世の人間だって天世の加護が無い訳じゃないのに、よく違いが分かったねぇ?」
露わになった素顔は、ドロプウォートの指摘通り「占い師のナンパ男」であった。
しかし彼女は顔色一つ変える事なく淡々と、
「中世の民が持つ天世の加護にしては、貴方から感じる加護は濃密なのですわ……その濃さは、まるでラミィと、」
「流石と言うべきなのかなぁ♪」
男は彼女の考察を断ち切るように、小さく笑ったが、
「ぼくぁ美女に追いかけ回されるのは本望だけどね……」
両目を、闇を抱えた目つきに急変させ、
「キミは別だよ「生体兵器」ぃ」
「なっ!?」
「ぼくぅに気安く話しかけないでもらえるかなぁ?」
(また、その呼称を私に!?)
黒狼パトリニアを思い返すドロプウォート。
(あの時は「売り言葉に買い言葉」と思っていましたが?)
新たな疑問が首を垂れる中、占い師の男は、
「キミが彼にどんな感情を抱いているか、そんな事は知らないし興味も無いけど」
いつも通りの「すかした笑顔」に戻り、
「これ以上、彼に近づくな。キミ如きと彼とでは、住む世界が「もぅ違う」んだよぉ」
「それはどう言う意味ですの!」
驚きとも、怒りともつかぬ感情で慄く彼女を尻目に、
「じゃあ、ぼくぁこれで。世界中の女子が、ぼくぉ待ってるからねぇ♪」
「おっ、お待ちなさァいですわ! まだ話は!」
しかし男は制止を聞く素振りもせず、
「何故にキミが「この村に来た」のか、先ずはそれを、よぉ~く思い出してみる事だねぇ。じゃあぁねぇ~♪」
普通レベルのイケメンスマイルだけ残し、姿は一瞬にして消え、
「…………」
立ち尽くすドロプウォート。
(私が、この村に来た理由……)
疑問ばかりが増え、そんな彼女を屋根の上から見下ろすのは、消えた筈の占い師の男。
のされては寝込むを繰り返すラディッシュではあったが、剣技は日を追うごとに、加速度的に上達を見せ、二週間ほど経った頃には、
「ま、参ったっス……」
上達著しかったターナップから一本。
更には純粋な剣技だけなら数回に一度の割合で、パストリスからも一本取れるほどの腕前になっていた。
その姿に触発されたのは、彼を見限った村人たち。
何度打ち負かされても立ち上がり、果敢に立ち向かい、日々上達していくラディッシュの姿に心を動かされ、
((((((((((俺達も!))))))))))
自警団の強化を決意。自主的に稽古に参加するようになり、その人数も日を追うごとに増えていき、そして遂に「その日」はやって来た。
『やっ、やった……?』
喜びとも、驚きともつかぬ表情で惑うラディッシュ。
そんな彼を尻目に、
『『『『『『『『『『うおぉーーーーーーーーーっ!』』』』』』』』』』
大歓声を上げる村人たち。
彼ら、彼女らの視線の先、片膝を地に着けたドロプウォートの首元に、木剣の切っ先をピタリと止めるラディッシュの姿が。
本人的にも、よほど驚きの一太刀であったのか、唖然とした表情で思い惑っていると、切っ先を向けられたドロプウォートが穏やかに微笑み、
「お見事ですわラディ。理由はどうであれ、今日は、私の隙を見逃さなかった貴方の勝ちですわ」
実戦さながらの試合は一進一退、攻守の交代も目まぐるしく、一瞬の隙も許されない厳しい物であった。
しかしながら「地の力量差」は易々と埋まるものではなく、素人目にもドロプウォートの優勢は未だ揺るがず、徐々に押され始め「今日も一本取られるのか」と、見守る誰もが思った矢先、ドロプウォートが珍しく濡れた落ち葉にほんの一瞬足を滑らせ、その僅かな隙をラディッシュは見逃さなかった。
久しく見ていなかった気がするドロプウォートの微笑みに、占い師との約束もさることながら、努力を重ねた上での結果から、自身の成長を実感し、
「や、やった……ドロプさんから一本を……」
得も言われぬ充実感に震えていると、
『やったスねぇラディの兄貴ぃ!』
『スゴイでぇす、ラディさぁん!』
(タープさん、パストさぁん?!)
二人の笑顔も、久々目にした気が。
大歓声の中、
「ありがとう!」
素直な笑顔を返しつつ、
「でも、今日のは偶然の一本! まだまだこれからだよ、ねぇドロプさぁん!」
振り返ったが、
「あれ?」
そこに、ドロプウォートの姿は無かった。
するとターナップがイタズラっぽい笑みを浮かべ、
「さっき「今日は負けた」なんて言ってやしたし、姉さんも負けず嫌いっスからねぇ~今ごろ物陰で、悔しくて歯ぎしりしてんじゃないっスかぁ?」
「ハハハハ。あんな偶然の一本で、そぉんな事ないよぉ~」
ラディッシュが初勝利に照れ笑っていた、その頃、
『お待ちなさい、ですわ!』
歓声に沸く教会の中庭に背を向け、物陰で何者かを呼び止めるドロプウォート。
その表情は、余談許さぬ緊張感を纏い、立ち止まった全身ローブの背に、
「貴方は、最近姿を見せなかった「占い師」ですわよね? ラディを煽ったのは貴方ですわねぇ? 貴方はいったい何者ですの」
「…………」
「それに以前は見られなかった急激な成長……ラミウムが消えたあの日、ラディの身に起きた「謎の現象」と、何か関連がありますの?」
核心に迫る問いであると思われたが、それでも振り向きもしない全身ローブに、
「貴方が「地世の牛人を手招きした」とまで言いませんわ。何故なら、貴方から微かに漏れ感じるそれは、天世の気配……そして先に会った時には感じなかった……そぅ今は……今はまるでラディが気付けるか探る様な、」
『アハハハハハ!』
全身ローブは突如高らかに笑い出し、
「まさか「そのせいで気が散った」とか言ってぇ、負けた理由をぼくぅに転嫁する気じゃないよねぇ?!」
皮肉たっぷりフードを脱ぎ、
「中世の人間だって天世の加護が無い訳じゃないのに、よく違いが分かったねぇ?」
露わになった素顔は、ドロプウォートの指摘通り「占い師のナンパ男」であった。
しかし彼女は顔色一つ変える事なく淡々と、
「中世の民が持つ天世の加護にしては、貴方から感じる加護は濃密なのですわ……その濃さは、まるでラミィと、」
「流石と言うべきなのかなぁ♪」
男は彼女の考察を断ち切るように、小さく笑ったが、
「ぼくぁ美女に追いかけ回されるのは本望だけどね……」
両目を、闇を抱えた目つきに急変させ、
「キミは別だよ「生体兵器」ぃ」
「なっ!?」
「ぼくぅに気安く話しかけないでもらえるかなぁ?」
(また、その呼称を私に!?)
黒狼パトリニアを思い返すドロプウォート。
(あの時は「売り言葉に買い言葉」と思っていましたが?)
新たな疑問が首を垂れる中、占い師の男は、
「キミが彼にどんな感情を抱いているか、そんな事は知らないし興味も無いけど」
いつも通りの「すかした笑顔」に戻り、
「これ以上、彼に近づくな。キミ如きと彼とでは、住む世界が「もぅ違う」んだよぉ」
「それはどう言う意味ですの!」
驚きとも、怒りともつかぬ感情で慄く彼女を尻目に、
「じゃあ、ぼくぁこれで。世界中の女子が、ぼくぉ待ってるからねぇ♪」
「おっ、お待ちなさァいですわ! まだ話は!」
しかし男は制止を聞く素振りもせず、
「何故にキミが「この村に来た」のか、先ずはそれを、よぉ~く思い出してみる事だねぇ。じゃあぁねぇ~♪」
普通レベルのイケメンスマイルだけ残し、姿は一瞬にして消え、
「…………」
立ち尽くすドロプウォート。
(私が、この村に来た理由……)
疑問ばかりが増え、そんな彼女を屋根の上から見下ろすのは、消えた筈の占い師の男。
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