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第四話 トマトケチャップ
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「トマト・ケチャプです! 助けていただいてありがとうございました!」
小洒落た喫茶店の中、俺が助けたメイドさんは笑顔でそう名乗った。
コーヒーにハーブを足したような香りが鼻を掠め、シュールな単語が脳内で反芻される。そういえば俺はこの世界の言語をすでに習得しているようだけど、日本語を忘れたわけでもない。メイドさんが発した言葉はどちらの言語でも間違いなく調味料…………。
「本名、本当にそれでいいの?」
「はい、トマト・ケチャプです。トマトが名前です。私達メイドは自分で苗字を選べるので、トマトに一番合いそうな苗字を選びました」
「お、おう、そっか」
こんな可愛いメイドさんに自分で苗字をケチャップにしたと言われても、どう反応したらいいんだ…………。
よく見ると赤茶色のロングヘアの天辺がトマトのへたみたいに跳ねてるし、不思議な赤系統の瞳はトマト色っぽい。これはこの世界ではありなのか……?
困惑していると、トマトさんの隣に立っていた初老のオーナーが深々と頭を下げた。
「私は店のオーナーのジョゼロットと申します」
「どうも、葉風鳥太です」
こちらは身なりがきっちりとしていて、骨ばった顔が様になっている。この年代で言えば相当なイケメン……どころかハリウッドスターに匹敵するルックスだ。トマトさんを守らなかったのは印象が悪かったが、こうして見ると悪い人ではないのが伝わってくる。隣に立っているトマトさんの視線も父親に向けるそれに近い。髪色や顔つきからして親子ではないだろうけど。
「本日はうちの……いえ、もううちのではありませんが、メイドを助けていただきありがとうございました」
「ん、どういうことだ?」
思わず険のある声で聞き返す。
「実は、彼女の派遣先に今回の件をお伝えしたところ、『二度と貴様の店では働かせない』と叱責を受けたのです……」
心底残念そうな顔。やっぱりこの人はトマトさんのことを大事に思っている。深い堀の奥にあるこの瞳は嘘をついていないだろう。トマトさんの雰囲気を見てもそれは明らかだ。
「え、オ、オーナー、私はクビですか?」
「クビと言っても私の責任です。少しですが退職金をあげますよ。フィルシーさんの意向ですから仕方がないでしょう。大丈夫です。彼女ならまたすぐ他の仕事を紹介してくれますよ」
心配そうに俯くトマトさんに、掠れた、それでいて優しい声をかけた後、オーナーの小粒な目は俺を向いた。
「この子は気配りができて、拙いながらも一生懸命はたらいてくれていたのです。できればもっと働いて欲しかったのですが、このようなことがあっては仕方がありません」
孫を自慢するような、別れを惜しむような口調。店内の清潔感漂う雰囲気もオーナーの性格が滲み出ている。ここでトマトさんが働いてきたと言われて、悪いイメージは湧かない。
「トマトを手放してしまうのは残念ですが、この子が助かり本当に胸を撫でおろしております。私の方からできる限りのお礼をさせていただきたく存じます」
胸に右手を当て深々とお辞儀をするオーナー。周囲の景色も相まって一瞬映画の中にいるような錯覚を覚えるほど浮世離れした上品さだ。礼儀のレの字も知らない俺はつい気圧された。
「オーナー……じゃなくて、えと、ジョゼロットさん。お礼なんて、別に必要ないですよ」
「いえ、そういうわけには……」
申し訳なさそうにオーナーが言いかけると、トマトさんが快活な声をあげた。
「鳥太様、遠慮なさらないでください! 私からもお礼をいたします。助けていただいたのですから……。何かお役に立てることはありませんか、鳥太様?」
「さ、様…………」
「どうかされましたか?」
「いや、なんでもない。お礼ね……」
メイドさんはきっと誰に対しても様をつけるんだろう。深い意味はないはずだ。
そう思いつつも可愛いメイドさんにファーストネーム+様付けで呼ばれるというご褒美に頬が緩んだ。あと三回くらい名前を呼んでくれれば充分お礼になる……って言ったらさすがに引かれるかな。
「鳥太様、何か困っていることはありませんか? 私にできることならどんなことでもしますよ」
「困ってること……」
考えてみると、俺は何も持たず細かな説明もされずこの世界に放り出された。政治、経済、貨幣、モラル、価値観、交通、衣食住の調達方法まで、ありとあらゆる情報がなく、生きることに困っていると言っても過言ではない……。
「何かあるんですね?」
「ああ、なんていうか……」
異世界から来たと伝えるのは禁止されていないが、いくら俺でもそれが避けるべき話題だというのはわかる。けど赤子同然の状態をどう説明したらいいのかわからない。ここはもう正直に……。
「俺は遠くから来たから、この街の仕組みのこととかよく知らないんだ。できれば詳しく教えて欲しいな」
本音を言えば少しでいいから金が欲しいし、ここの倉庫でもいいから住む場所が欲しいけど、たった一度助けただけの二人にそこまでは頼む勇気はない。
「遠いところから……。そちらでは格闘家をされていたのでしょうか」
予想外の返答がきた。
「格闘家?」
「い、いえ、私から質問してしまってすみません。とてもお強かったのでつい……」
家(メイド喫茶)でほとんど過ごしてた俺がこの世界では格闘家に見えるのか。
と思っていると、オーナーが興奮した様子で口を挟んだ。
「あなたは本当にお強い。私はこう見えても若いころから体術の観戦を好んでいたのですが、スキルも使わずに三人を倒す方がいるとは驚きました。その若さで、型にない動きも取り入れているように見受けられました。さぞお強い格闘家の元で修業を積まれたのでしょう」
「修行……まあ、そんなところですね。はは……」
何の努力もなく女神から力を貰ったなどと言えるはずもない。曖昧にお茶を濁した。
しかしこうして会話をしていると情報がどんどん入ってくる。俺の戦闘能力は強い格闘家レベルらしい。人間からしたら怪物としか言いようがないけれど、この世界では常識の範囲内で収まっていそうで一安心といったところか。そしてここで得たもう一つの情報は、スキルという素手の上位に位置するものが存在するということ。既に俺も持っているのかこれから手に入るのかはわからないが、女神の“世界を救う力”に該当しそうな予感はする。
一人の世界で考え込んでしまった俺を不機嫌になったと誤解したのか、トマトさんが慌てて遠慮がちな声で言った。
「鳥太様、オーナーが失礼なことを言ってしまいすみません。オーナーは体術の強いお方が好きなんです」
「全然、構わないよ。ただ、その恩返しで、この街の情報を詳しく教えてくれないかな。俺は本当に何も知らないんだ。メイドとか執事とかもよくわからなくて」
この世界のメイドさんは当然俺が見てきたメイド喫茶のメイドさんとは違って、何らかの社会的役割を担っていると考えられる。そしてその比較対象として執事という言葉も耳にした。
そんな風に何気なく口にした疑問は、トマトさんとオーナーの目を丸くさせていた。
「鳥太様……本当に遠いところからいらっしゃったのですね。メイドや執事のいない場所があるなんて知りませんでした。私でよければなんでもお話いたしますよ」
「トマト、葉風様を“ルッフィランテ”にお連れしてはどうかな。実際に見ていただいた方がご理解いただきやすいでしょう」
「でも今日のお仕事が……」
トマトさんはオーナーに戸惑いの視線を向けた。
オーナーの穏やかな口調は、そのまま芯のある声に変わる。
「本日の仕事として、葉風様のお手伝いをしてきなさい。最後の仕事ですよ」
一瞬の間があった後、トマトさんは嬉しそうに「はいっ!」と頷いた。二人共親切で、トントン拍子に話が進んでいく。
「ありがとう。そしたら、オーナーの俺への恩返しは、今日トマトさんを借りるってことで。その代わりトマトさんにちゃんと今日の給料をあげてくださいね」
「「………………」」
オーナーとトマトさんが固まった。
何か失言したらしいけど、どれだかわからない……。
トマトさんとオーナーは顔を見合わせてコクコク頷いた。そして確認が終わったのか、視線を戻したトマトさんが口を開いた。
「あ、あの、鳥太様、私のことを“トマトさん”とおっしゃいましたか……?」
「あ、ごめん! ケチャプさんの方がよかったかな」
注意力が足りなかった。俺も名前で呼ばれたからつい名前で呼んでしまったが、呼び方は地球でも国々によって文化が異なる。英語圏では苗字呼び捨ては印象が悪いし、日本では名前呼び捨ては馴れ馴れしい。
「い、いえ、そういうことではありません。私はただのメイドですから、“さん”なんてつけてはいけません。“トマト”と呼んでください」
「そ、そういうものなのか……」
一瞬胸の中がチリチリと燻ったが、確かにメイドさんという職業は地球の歴史から見ても身分が高いわけではない。トマトさん……じゃなかった、トマトに迷惑をかけるかもしれないなら、言われた通りに従った方が良さそうだ。
「わかったよ、トマト。そしたら色々教えてくれるかな」
「はい、なんでもお教えしますよ! これから私の所属するメイド喫茶“ルッフィランテ”にご案内します!」
「メ、メイド喫茶……?」
小洒落た喫茶店の中、俺が助けたメイドさんは笑顔でそう名乗った。
コーヒーにハーブを足したような香りが鼻を掠め、シュールな単語が脳内で反芻される。そういえば俺はこの世界の言語をすでに習得しているようだけど、日本語を忘れたわけでもない。メイドさんが発した言葉はどちらの言語でも間違いなく調味料…………。
「本名、本当にそれでいいの?」
「はい、トマト・ケチャプです。トマトが名前です。私達メイドは自分で苗字を選べるので、トマトに一番合いそうな苗字を選びました」
「お、おう、そっか」
こんな可愛いメイドさんに自分で苗字をケチャップにしたと言われても、どう反応したらいいんだ…………。
よく見ると赤茶色のロングヘアの天辺がトマトのへたみたいに跳ねてるし、不思議な赤系統の瞳はトマト色っぽい。これはこの世界ではありなのか……?
困惑していると、トマトさんの隣に立っていた初老のオーナーが深々と頭を下げた。
「私は店のオーナーのジョゼロットと申します」
「どうも、葉風鳥太です」
こちらは身なりがきっちりとしていて、骨ばった顔が様になっている。この年代で言えば相当なイケメン……どころかハリウッドスターに匹敵するルックスだ。トマトさんを守らなかったのは印象が悪かったが、こうして見ると悪い人ではないのが伝わってくる。隣に立っているトマトさんの視線も父親に向けるそれに近い。髪色や顔つきからして親子ではないだろうけど。
「本日はうちの……いえ、もううちのではありませんが、メイドを助けていただきありがとうございました」
「ん、どういうことだ?」
思わず険のある声で聞き返す。
「実は、彼女の派遣先に今回の件をお伝えしたところ、『二度と貴様の店では働かせない』と叱責を受けたのです……」
心底残念そうな顔。やっぱりこの人はトマトさんのことを大事に思っている。深い堀の奥にあるこの瞳は嘘をついていないだろう。トマトさんの雰囲気を見てもそれは明らかだ。
「え、オ、オーナー、私はクビですか?」
「クビと言っても私の責任です。少しですが退職金をあげますよ。フィルシーさんの意向ですから仕方がないでしょう。大丈夫です。彼女ならまたすぐ他の仕事を紹介してくれますよ」
心配そうに俯くトマトさんに、掠れた、それでいて優しい声をかけた後、オーナーの小粒な目は俺を向いた。
「この子は気配りができて、拙いながらも一生懸命はたらいてくれていたのです。できればもっと働いて欲しかったのですが、このようなことがあっては仕方がありません」
孫を自慢するような、別れを惜しむような口調。店内の清潔感漂う雰囲気もオーナーの性格が滲み出ている。ここでトマトさんが働いてきたと言われて、悪いイメージは湧かない。
「トマトを手放してしまうのは残念ですが、この子が助かり本当に胸を撫でおろしております。私の方からできる限りのお礼をさせていただきたく存じます」
胸に右手を当て深々とお辞儀をするオーナー。周囲の景色も相まって一瞬映画の中にいるような錯覚を覚えるほど浮世離れした上品さだ。礼儀のレの字も知らない俺はつい気圧された。
「オーナー……じゃなくて、えと、ジョゼロットさん。お礼なんて、別に必要ないですよ」
「いえ、そういうわけには……」
申し訳なさそうにオーナーが言いかけると、トマトさんが快活な声をあげた。
「鳥太様、遠慮なさらないでください! 私からもお礼をいたします。助けていただいたのですから……。何かお役に立てることはありませんか、鳥太様?」
「さ、様…………」
「どうかされましたか?」
「いや、なんでもない。お礼ね……」
メイドさんはきっと誰に対しても様をつけるんだろう。深い意味はないはずだ。
そう思いつつも可愛いメイドさんにファーストネーム+様付けで呼ばれるというご褒美に頬が緩んだ。あと三回くらい名前を呼んでくれれば充分お礼になる……って言ったらさすがに引かれるかな。
「鳥太様、何か困っていることはありませんか? 私にできることならどんなことでもしますよ」
「困ってること……」
考えてみると、俺は何も持たず細かな説明もされずこの世界に放り出された。政治、経済、貨幣、モラル、価値観、交通、衣食住の調達方法まで、ありとあらゆる情報がなく、生きることに困っていると言っても過言ではない……。
「何かあるんですね?」
「ああ、なんていうか……」
異世界から来たと伝えるのは禁止されていないが、いくら俺でもそれが避けるべき話題だというのはわかる。けど赤子同然の状態をどう説明したらいいのかわからない。ここはもう正直に……。
「俺は遠くから来たから、この街の仕組みのこととかよく知らないんだ。できれば詳しく教えて欲しいな」
本音を言えば少しでいいから金が欲しいし、ここの倉庫でもいいから住む場所が欲しいけど、たった一度助けただけの二人にそこまでは頼む勇気はない。
「遠いところから……。そちらでは格闘家をされていたのでしょうか」
予想外の返答がきた。
「格闘家?」
「い、いえ、私から質問してしまってすみません。とてもお強かったのでつい……」
家(メイド喫茶)でほとんど過ごしてた俺がこの世界では格闘家に見えるのか。
と思っていると、オーナーが興奮した様子で口を挟んだ。
「あなたは本当にお強い。私はこう見えても若いころから体術の観戦を好んでいたのですが、スキルも使わずに三人を倒す方がいるとは驚きました。その若さで、型にない動きも取り入れているように見受けられました。さぞお強い格闘家の元で修業を積まれたのでしょう」
「修行……まあ、そんなところですね。はは……」
何の努力もなく女神から力を貰ったなどと言えるはずもない。曖昧にお茶を濁した。
しかしこうして会話をしていると情報がどんどん入ってくる。俺の戦闘能力は強い格闘家レベルらしい。人間からしたら怪物としか言いようがないけれど、この世界では常識の範囲内で収まっていそうで一安心といったところか。そしてここで得たもう一つの情報は、スキルという素手の上位に位置するものが存在するということ。既に俺も持っているのかこれから手に入るのかはわからないが、女神の“世界を救う力”に該当しそうな予感はする。
一人の世界で考え込んでしまった俺を不機嫌になったと誤解したのか、トマトさんが慌てて遠慮がちな声で言った。
「鳥太様、オーナーが失礼なことを言ってしまいすみません。オーナーは体術の強いお方が好きなんです」
「全然、構わないよ。ただ、その恩返しで、この街の情報を詳しく教えてくれないかな。俺は本当に何も知らないんだ。メイドとか執事とかもよくわからなくて」
この世界のメイドさんは当然俺が見てきたメイド喫茶のメイドさんとは違って、何らかの社会的役割を担っていると考えられる。そしてその比較対象として執事という言葉も耳にした。
そんな風に何気なく口にした疑問は、トマトさんとオーナーの目を丸くさせていた。
「鳥太様……本当に遠いところからいらっしゃったのですね。メイドや執事のいない場所があるなんて知りませんでした。私でよければなんでもお話いたしますよ」
「トマト、葉風様を“ルッフィランテ”にお連れしてはどうかな。実際に見ていただいた方がご理解いただきやすいでしょう」
「でも今日のお仕事が……」
トマトさんはオーナーに戸惑いの視線を向けた。
オーナーの穏やかな口調は、そのまま芯のある声に変わる。
「本日の仕事として、葉風様のお手伝いをしてきなさい。最後の仕事ですよ」
一瞬の間があった後、トマトさんは嬉しそうに「はいっ!」と頷いた。二人共親切で、トントン拍子に話が進んでいく。
「ありがとう。そしたら、オーナーの俺への恩返しは、今日トマトさんを借りるってことで。その代わりトマトさんにちゃんと今日の給料をあげてくださいね」
「「………………」」
オーナーとトマトさんが固まった。
何か失言したらしいけど、どれだかわからない……。
トマトさんとオーナーは顔を見合わせてコクコク頷いた。そして確認が終わったのか、視線を戻したトマトさんが口を開いた。
「あ、あの、鳥太様、私のことを“トマトさん”とおっしゃいましたか……?」
「あ、ごめん! ケチャプさんの方がよかったかな」
注意力が足りなかった。俺も名前で呼ばれたからつい名前で呼んでしまったが、呼び方は地球でも国々によって文化が異なる。英語圏では苗字呼び捨ては印象が悪いし、日本では名前呼び捨ては馴れ馴れしい。
「い、いえ、そういうことではありません。私はただのメイドですから、“さん”なんてつけてはいけません。“トマト”と呼んでください」
「そ、そういうものなのか……」
一瞬胸の中がチリチリと燻ったが、確かにメイドさんという職業は地球の歴史から見ても身分が高いわけではない。トマトさん……じゃなかった、トマトに迷惑をかけるかもしれないなら、言われた通りに従った方が良さそうだ。
「わかったよ、トマト。そしたら色々教えてくれるかな」
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