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二度目はどちらともなく唇を合わせた。舌や唇を吸われ、ベアトリーチェにも自分の中の何かに火が灯る感覚を覚える。熱くて心地よくて幸せで、ずっとこうしていたい。自分からも抱き締めるように首に腕を絡めた。
二人だけしか居ない部屋にいやらしい水音が響く。再び唇が離れる頃には、ベアトリーチェの息が上がっていた。激しいものではなかった。ただただ愛おしくて堪らない衝動にかられただけであるのに、ベアトリーチェはもう一杯一杯になっていた。
「……ベッドへ参りましょう」
そう言ったアルバーノにうんと返事を返すと、そのまま横抱きに運ばれる。密着した体から彼の心臓の音が聞こえてきて、ベアトリーチェは堪らず熱い息を吐き出した。
そっとベッドに降ろされるや否や、アルバーノの口付けが降ってくる。余裕のなさそうな顔に本気を感じ取る。しっかりと着込んでいた騎士服が乱され、シャツを残して次々に床へ投げ捨てられていった。
それを見ながら、この人は本当に自分の事を求めているのだと実感して、ベアトリーチェは益々愛おしさを募らせる。早くもっと欲しくて堪らない。
こんな気分になったのはもちろん初めてで、ベアトリーチェは恥じらいながらも気分を益々高揚させた。優しく肌を触られる感覚に、全身が震えた。
「ん、ああ、アルバーノ」
名前を呼ぶと、切羽詰まったような声を返される。
「ビーチェ……ああ、貴女はどんな時も最高にお美しい。本当に私の元へ来てくださるなんて、まるで夢のようだ」
今や寝衣の裾は腰辺りまでたくし上げられ、肌を直に触られている。腰から胸元までを両手でするりと撫でられると思わず声が漏れ出た。
「うんっ、あ、くすぐったいわ……」
「気持ち良いですか?」
くすぐったさに仰け反りながら首を縦に振れば、今度はその手が胸の方に伸びた。寝衣はすっかり脱がされ床へと投げ捨てられた。
同じ年頃の令嬢たちの中でも、ベアトリーチェのものは大きい方だろう。男性の大きな手で掴まれても多少は溢れ出る。無論、そんな経験は彼女にはなかったが。
「あっ、んん――!」
両手で胸を掴まれ揉まれ、片方の手では胸の頂を指で弄られる。捏ねられたり押し潰されたり、感じた事のないようなビリビリとした感覚に声が漏れ出た。恥ずかしくて口を手で塞げば、そこにもアルバーノの口付けが降ってきた。
「ビーチェ、手を外してください。私とキスを……」
耳元でそう優しく囁かれると、ベアトリーチェの体から力が抜けた。口元から手を外すと、すかさずアルバーノの唇が降ってくる。
「ん……ふぅっ」
ねっとりと嬲られるかのように口付けられた。同時に胸を弄られれば、背筋が震えるほどゾクリとくる。頭の中が快感と幸福感で満たされ、ベアトリーチェはもうすっかり夢中だった。
(ああ、これが幸せというものなのね。……ここまで気持ちのいいものだなんて。こんな事をしてくれるのがアルバーノで、本当によかったわ)
アルバーノから与えられるものは全て自分の為のもの。アルバーノ以外などもう要らないのかもしれない。そんな事すら考えながら、ベアトリーチェはひたすら彼の言葉に従った。
「あ、んっ、そこは――ッ!」
アルバーノの手が下腹部に触れた所で思わず声が漏れ出た。他人に触られた経験もある訳がなくて、アルバーノの腕を縋るように掴んでしまう。だが、彼はただ優しくベアトリーチェに囁いただけだった。
「安心してください、ビーチェ。大丈夫です……とても、ここがぬるぬるしています。私の手と、キスで感じでくれたのですね」
そう言いながらもしかし進める手は止めず、アルバーノは何度も秘所の割れ目を摩った。その手がある一点に触れるたび、ゾワリとした何かが腹部に広がるような気がして、ベアトリーチェはその感覚に耐えながら悶えるように言った。
「んんっ、だって……、アルバーノが、私の為に――っ、はぁ……気持ちよくない、訳がないわ。貴方の言う事はいつだって、正しいもの」
「ああ……ベアトリーチェ様、本当に、好きなのです、愛しております」
感極まったようにそう言うや否や、アルバーノはその指を一本、ベアトリーチェの割れ目へゆっくり差し込んだ。痛みは無かったが、その違和感と初めての感覚に微かな悲鳴を上げる。
「んああっ! まって、アルバーノ、……これ、やだわ……!」
「ビーチェ、大丈夫です、……ゆっくり力を抜いて、息を吐き出してください。私が、入れるようにナカを拡げます。傷付けたくないですから……私に、全部を委ねてください」
怖がるベアトリーチェの顔中にキスを落としながらも、アルバーノは止まらない。
「ん、うん……わかったわ……約束よ、アルバーノ? 優しく、シてね」
「っ、ええ、勿論ですよ。……キスをしながら、させてください」
「っ、勿論、……んんっ」
蕩けるような口付けをされながら、ナカを弄る指がどんどん増やされていく。その感覚を覚えながらも、ベアトリーチェは与えられる感覚に翻弄されていった。
ナカで蠢く指がある場所に触れると、そこからじわじわとした疼きが広がっていくのを感じていた。口付けで与えられるものと相まって、ベアトリーチェはすっかりぐずぐずに解け切ってしまった。体中が熱かった。それを与えているのがアルバーノかと思うと、堪らなく嬉しい。
しばらくナカを蹂躙していたアルバーノの指が、ぐちゅりといやらしい音と共に出て行った。じっくりと拡げられていたそこが急に寂しくなる感覚を覚え、ベアトリーチェは知らず期待に胸を膨らませる。
衣服を全て捨て去り、アルバーノのその美しい肉体が目の前に晒された。自分を護る為に鍛え上げられた身体は、見るだけでベアトリーチェの身体を熱くさせた。
「ビーチェ……これから、私とここで繋がるのです」
先程まで指が入っていたそこに、アルバーノの固くて熱いモノが触れる感覚があった。その熱に思わず、ベアトリーチェの秘所がキュンと蠢いてしまう。その感覚に恥じらいながらも、ベアトリーチェは己を犯そうとしているそれをチラリと眺めた。
初めて見る、大きく育ち切った男のそれ。これが今から自分のナカに入って、己を孕ませる種子を注ぎ込もうとしているだなんて。どうしようもなくいやらしい気分になった。
怖いのは確かにそうなのだが、もうここまで来たらいっそのこと早く夫婦としてのその気分を味わってみたい。他の誰でもなく、アルバーノと二人だけの契りを交わしてしまいたい。
ベアトリーチェはすっかり茹で上がってしまった頭でそんな事を考えながら、アルバーノへと言葉を返した。
「アルバーノ。……ああ、こんな事を言うのもおかしいのでしょうけど……その、早く、キて? わたくしを、貴方だけのものに――」
その先の言葉は続かなかった。
「んああ――ッ!」
耐えきれなかったのか、アルバーノがナカに怒張を進め始めたのだ。微かな痛みはあれども、滑り切ったナカが傷付いているような感覚はなかった。それどころか、ぬるぬると奥を目指してくるそれが擦れるのが心地好い。
初めてだというのにその感覚にゾクゾクとした震えを覚え、ベアトリーチェは悲鳴のような嬌声を上げた。
「ああ、あ、アルバーノッ、ん、……奥に、くる!」
「ッ、ビーチェ、あの、あんまり煽らないでください……、これでも我慢してるんです。余りにも、気持ち良くて……」
その声が何かを耐えているように聞こえて、ベアトリーチェは大いに息を乱しながら目の前の男を見上げた。
額に汗を浮かべながら、何処か苦しくも気持ちが良さそうだった。彼もまた自分と同じなのだ。そう思うとひどく愛おしく感じられた。
じわじわと腰が進められ、最奥までその昂りが届く。たったそれだけで二人とも大きく息を乱しながら、休憩するように抱き合い優しく口付けを交わした。
しばらくそうした後で。
不意にアルバーノが言った。
「そろそろ苦しいので、動きますね。……ビーチェ、痛かったら迷わず言ってください」
微かな痛みすら忘れた頃で、ベアトリーチェもそろそろ物足りなくなってきていた。彼の言葉にこくりと首を縦に振りながら、そっと言葉をかけた。
「っん、分かったわ。貴方も、好きなようにシて? わたくしは何も分からないの。貴方が、イケナイ事もみんな、教えてちょうだい」
そう言うや否や。アルバーノは抜けるか抜けないかというところまで大きく腰を引いたかと思うと、再びゆっくりと最奥まで進めた。それを何度か繰り返し、ズブズブと音を立てながらゆっくりと動く。
だが、それだけでもどうしてだか気持ち良くて、ベアトリーチェは堪らず声を上げた。
「んんんっ! あ、あっ、なに、これ、……ふあぁぁっ!」
「イイですか? ……ビーチェのナカ、とてもいやらしくヒクヒクしてます。俺のをもっと欲しいって強請っているみたいです」
「あ、ああっ、あん――ッ!」
「とても、淫らで美しい――」
抱き締められ、低く耳元で囁かれる言葉にベアトリーチェは一層堪らない気分になる。アルバーノの逞しい背に縋り付きながら、感じた事がないほどの快感にズブズブと溺れた。
二人だけしか居ない部屋にいやらしい水音が響く。再び唇が離れる頃には、ベアトリーチェの息が上がっていた。激しいものではなかった。ただただ愛おしくて堪らない衝動にかられただけであるのに、ベアトリーチェはもう一杯一杯になっていた。
「……ベッドへ参りましょう」
そう言ったアルバーノにうんと返事を返すと、そのまま横抱きに運ばれる。密着した体から彼の心臓の音が聞こえてきて、ベアトリーチェは堪らず熱い息を吐き出した。
そっとベッドに降ろされるや否や、アルバーノの口付けが降ってくる。余裕のなさそうな顔に本気を感じ取る。しっかりと着込んでいた騎士服が乱され、シャツを残して次々に床へ投げ捨てられていった。
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こんな気分になったのはもちろん初めてで、ベアトリーチェは恥じらいながらも気分を益々高揚させた。優しく肌を触られる感覚に、全身が震えた。
「ん、ああ、アルバーノ」
名前を呼ぶと、切羽詰まったような声を返される。
「ビーチェ……ああ、貴女はどんな時も最高にお美しい。本当に私の元へ来てくださるなんて、まるで夢のようだ」
今や寝衣の裾は腰辺りまでたくし上げられ、肌を直に触られている。腰から胸元までを両手でするりと撫でられると思わず声が漏れ出た。
「うんっ、あ、くすぐったいわ……」
「気持ち良いですか?」
くすぐったさに仰け反りながら首を縦に振れば、今度はその手が胸の方に伸びた。寝衣はすっかり脱がされ床へと投げ捨てられた。
同じ年頃の令嬢たちの中でも、ベアトリーチェのものは大きい方だろう。男性の大きな手で掴まれても多少は溢れ出る。無論、そんな経験は彼女にはなかったが。
「あっ、んん――!」
両手で胸を掴まれ揉まれ、片方の手では胸の頂を指で弄られる。捏ねられたり押し潰されたり、感じた事のないようなビリビリとした感覚に声が漏れ出た。恥ずかしくて口を手で塞げば、そこにもアルバーノの口付けが降ってきた。
「ビーチェ、手を外してください。私とキスを……」
耳元でそう優しく囁かれると、ベアトリーチェの体から力が抜けた。口元から手を外すと、すかさずアルバーノの唇が降ってくる。
「ん……ふぅっ」
ねっとりと嬲られるかのように口付けられた。同時に胸を弄られれば、背筋が震えるほどゾクリとくる。頭の中が快感と幸福感で満たされ、ベアトリーチェはもうすっかり夢中だった。
(ああ、これが幸せというものなのね。……ここまで気持ちのいいものだなんて。こんな事をしてくれるのがアルバーノで、本当によかったわ)
アルバーノから与えられるものは全て自分の為のもの。アルバーノ以外などもう要らないのかもしれない。そんな事すら考えながら、ベアトリーチェはひたすら彼の言葉に従った。
「あ、んっ、そこは――ッ!」
アルバーノの手が下腹部に触れた所で思わず声が漏れ出た。他人に触られた経験もある訳がなくて、アルバーノの腕を縋るように掴んでしまう。だが、彼はただ優しくベアトリーチェに囁いただけだった。
「安心してください、ビーチェ。大丈夫です……とても、ここがぬるぬるしています。私の手と、キスで感じでくれたのですね」
そう言いながらもしかし進める手は止めず、アルバーノは何度も秘所の割れ目を摩った。その手がある一点に触れるたび、ゾワリとした何かが腹部に広がるような気がして、ベアトリーチェはその感覚に耐えながら悶えるように言った。
「んんっ、だって……、アルバーノが、私の為に――っ、はぁ……気持ちよくない、訳がないわ。貴方の言う事はいつだって、正しいもの」
「ああ……ベアトリーチェ様、本当に、好きなのです、愛しております」
感極まったようにそう言うや否や、アルバーノはその指を一本、ベアトリーチェの割れ目へゆっくり差し込んだ。痛みは無かったが、その違和感と初めての感覚に微かな悲鳴を上げる。
「んああっ! まって、アルバーノ、……これ、やだわ……!」
「ビーチェ、大丈夫です、……ゆっくり力を抜いて、息を吐き出してください。私が、入れるようにナカを拡げます。傷付けたくないですから……私に、全部を委ねてください」
怖がるベアトリーチェの顔中にキスを落としながらも、アルバーノは止まらない。
「ん、うん……わかったわ……約束よ、アルバーノ? 優しく、シてね」
「っ、ええ、勿論ですよ。……キスをしながら、させてください」
「っ、勿論、……んんっ」
蕩けるような口付けをされながら、ナカを弄る指がどんどん増やされていく。その感覚を覚えながらも、ベアトリーチェは与えられる感覚に翻弄されていった。
ナカで蠢く指がある場所に触れると、そこからじわじわとした疼きが広がっていくのを感じていた。口付けで与えられるものと相まって、ベアトリーチェはすっかりぐずぐずに解け切ってしまった。体中が熱かった。それを与えているのがアルバーノかと思うと、堪らなく嬉しい。
しばらくナカを蹂躙していたアルバーノの指が、ぐちゅりといやらしい音と共に出て行った。じっくりと拡げられていたそこが急に寂しくなる感覚を覚え、ベアトリーチェは知らず期待に胸を膨らませる。
衣服を全て捨て去り、アルバーノのその美しい肉体が目の前に晒された。自分を護る為に鍛え上げられた身体は、見るだけでベアトリーチェの身体を熱くさせた。
「ビーチェ……これから、私とここで繋がるのです」
先程まで指が入っていたそこに、アルバーノの固くて熱いモノが触れる感覚があった。その熱に思わず、ベアトリーチェの秘所がキュンと蠢いてしまう。その感覚に恥じらいながらも、ベアトリーチェは己を犯そうとしているそれをチラリと眺めた。
初めて見る、大きく育ち切った男のそれ。これが今から自分のナカに入って、己を孕ませる種子を注ぎ込もうとしているだなんて。どうしようもなくいやらしい気分になった。
怖いのは確かにそうなのだが、もうここまで来たらいっそのこと早く夫婦としてのその気分を味わってみたい。他の誰でもなく、アルバーノと二人だけの契りを交わしてしまいたい。
ベアトリーチェはすっかり茹で上がってしまった頭でそんな事を考えながら、アルバーノへと言葉を返した。
「アルバーノ。……ああ、こんな事を言うのもおかしいのでしょうけど……その、早く、キて? わたくしを、貴方だけのものに――」
その先の言葉は続かなかった。
「んああ――ッ!」
耐えきれなかったのか、アルバーノがナカに怒張を進め始めたのだ。微かな痛みはあれども、滑り切ったナカが傷付いているような感覚はなかった。それどころか、ぬるぬると奥を目指してくるそれが擦れるのが心地好い。
初めてだというのにその感覚にゾクゾクとした震えを覚え、ベアトリーチェは悲鳴のような嬌声を上げた。
「ああ、あ、アルバーノッ、ん、……奥に、くる!」
「ッ、ビーチェ、あの、あんまり煽らないでください……、これでも我慢してるんです。余りにも、気持ち良くて……」
その声が何かを耐えているように聞こえて、ベアトリーチェは大いに息を乱しながら目の前の男を見上げた。
額に汗を浮かべながら、何処か苦しくも気持ちが良さそうだった。彼もまた自分と同じなのだ。そう思うとひどく愛おしく感じられた。
じわじわと腰が進められ、最奥までその昂りが届く。たったそれだけで二人とも大きく息を乱しながら、休憩するように抱き合い優しく口付けを交わした。
しばらくそうした後で。
不意にアルバーノが言った。
「そろそろ苦しいので、動きますね。……ビーチェ、痛かったら迷わず言ってください」
微かな痛みすら忘れた頃で、ベアトリーチェもそろそろ物足りなくなってきていた。彼の言葉にこくりと首を縦に振りながら、そっと言葉をかけた。
「っん、分かったわ。貴方も、好きなようにシて? わたくしは何も分からないの。貴方が、イケナイ事もみんな、教えてちょうだい」
そう言うや否や。アルバーノは抜けるか抜けないかというところまで大きく腰を引いたかと思うと、再びゆっくりと最奥まで進めた。それを何度か繰り返し、ズブズブと音を立てながらゆっくりと動く。
だが、それだけでもどうしてだか気持ち良くて、ベアトリーチェは堪らず声を上げた。
「んんんっ! あ、あっ、なに、これ、……ふあぁぁっ!」
「イイですか? ……ビーチェのナカ、とてもいやらしくヒクヒクしてます。俺のをもっと欲しいって強請っているみたいです」
「あ、ああっ、あん――ッ!」
「とても、淫らで美しい――」
抱き締められ、低く耳元で囁かれる言葉にベアトリーチェは一層堪らない気分になる。アルバーノの逞しい背に縋り付きながら、感じた事がないほどの快感にズブズブと溺れた。
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