3 / 16
1-3
しおりを挟む
「お嬢様、アルバーノです。入室しても?」
すっかり外も暗くなり、ベアトリーチェが寝衣に着替え終えた頃だった。部屋にアルバーノが訪ねてきたのだ。ベアトリーチェは慌ててガウンを羽織ると、アルバーノを出迎えた。
彼は未だいつもの騎士服を身に付けている。まさか本当に扉の前でずっと控えていたのだろうか。そう考え至って申し訳ない気分になりながら、ベアトリーチェはアルバーノにソファへと座るよう促した。
「アルバーノ? どうしたの、こんな時間に……」
一人掛け用のソファに座ったアルバーノの横、自分も側にある二人掛けに腰を下ろしながら、ベアトリーチェは問いかけた。
「少しお話をと思いまして。……お嬢様、今日は快適に過ごせましたか?」
「ええ、もちろん。皆様良くしてくださって……本当にありがとう、アルバーノ。こんな日なのに、心穏やかに過ごせたのは全部貴方のお陰だわ。感謝してもしきれないくらい」
「そうですか、それは良かったです。私も、お嬢様にそのようにおっしゃっていただけて嬉しく思います」
「ええ……でも、アルバーノ、ひとついいかしら?」
「はい、何でしょう?」
「私はもう公爵家の人間ではないから、お嬢様はやめてくれるかしら? ベアトリーチェでいいのよ」
「……、では、今後はベアトリーチェ様と」
「いいえ、駄目よ。貴方は貴族ですもの。私の方が身分は低くなったの、様付けも外してちょうだい」
「……いえこれ以上、今《・》はさすがに」
「そう……仕方ないわ、徐々にそうしてちょうだい」
「そうですね……ゆっくりと」
「?」
「ベアトリーチェ様」
「どうしたの?」
「実は、聞いていただきたいお話が」
「何かしら、そんなに畏まって」
そう言うとアルバーノは立ち上がり、ベアトリーチェの目の前で跪いた。まるで、騎士叙勲のその時のように。
「私と一緒になってください」
「……え?」
「以前よりお慕い申し上げておりました。ずっと、昔から。貴女様に拾われてからずっと。……ですが貴女様は殿下の婚約者であられ、爵位を授けられたとはいえ元は平民の私には到底叶わぬ夢でした。――ですが、今なら……」
「っ」
その真剣な眼差しに思わず息を呑む。それと同時に、右手をアルバーノに取られて愛おしそうに口付けられた。こんなのはいつもしている事なのに、今日ばかりはどうしようもなく心を揺さぶられる。
あらゆる女性に優しく、その美貌を少しもひけらかさない騎士アルバーノ。彼が多くの女性から好意を向けられていたのをベアトリーチェは知っている。そして、彼女たちの想いには決して応えない事も。それがどうしてなのか。ベアトリーチェは今初めて気が付いた。
アルバーノは他の誰でもない、自分に想いを寄せていたのだ。何もかもが完璧で非の打ち所がない騎士が、自分に。きっと自分にすら気付かれないようにと気を遣っていたのだろう。そう思うと、途轍もなくいじらしくも愛おしく思えた。
しかしけれども。こんな今の自分が彼に本当に相応しいのかどうか。ベアトリーチェは苦悩した。
そんなベアトリーチェの想いを知ってなのか、アルバーノは口付けた彼女の手を両手で包み込み、額に当てながら言葉を続けた。
「心から愛しております。どうか、このまま私の元へと来てください」
「でも……、そんな……」
突然の事にベアトリーチェが言葉を詰まらせると、アルバーノは顔を上げて立て続けに言った。
「私の妻として、ずっとお側にいてくださいませんか? 不自由は絶対にさせません。騎士として城に上がり、貴方様の隣に胸を張って立てるように精進いたします。ですから……お願いです、ここを出て行くなどと仰らないでください」
「!」
「どうかずっと、お側に……」
「アルバーノ……」
そのまましばらく、ベアトリーチェは言葉を紡ぐ事ができなかった。ずっと側に居ておきながら、アルバーノがこんなにも想いを寄せてくれたなんて気付きもしなかったのだ。喜び以上に罪悪感に駆られる。
「お嬢様……?」
「いえ、あの……まさか貴方が……」
「嫌ですか?」
「嫌では、ないわ。でも……こんな、私はまだ婚約を破棄されたばかりで……」
「構いません。お嫌でしたら社交会へ出る必要もないのです。ずっと私と共に居てはくれませんか」
「……こんな、ずるいこと――」
「ずるくなんてありません。私が、この絶好のチャンスを掴んだだけの話です。私の、我儘なのです。今からで構いません。ですからどうか――」
私だけを愛してください――
そう言うアルバーノの表情は、ベアトリーチェが見たこともない程慈しみに溢れていた。いや、以前からこのような表情はしていたのかもしれない。それに気付けなかっただけで。
もうこれでは断りようがない。ベアトリーチェがアルバーノを誰よりも信頼していることも、そして家族以上には好意を持っていることも後押しになる。何より、この告白が嬉しいと思ってしまった。嫌だなんて思えない。
断る理由なんてどこにもなかった。
「ええ、分かったわ……貴方の気持ちはとても嬉しいの」
「っ、では――?」
「お受けするわ。……私も、貴方が側にいないと不安なの。今日は本当にそれを実感した。……貴方の愛に追いつけるかどうかは分からないけれど……私も、頑張るわ」
「ああ、ベアトリーチェ様っ!」
そう言って感極まったのか、アルバーノはその場でベアトリーチェを抱きしめた。強めにぎゅと抱きしめられ、ベアトリーチェの心がきゅんと鳴る。時折、髪や頬にキスを落とされると、それだけで幸福な気分になれた。
我ながら単純だとは思いながらも、この気持ちはどうしたって隠せるものではない。この逞しい胸元に抱かれるだけで安心する。自分だけの騎士様。
「もう、二度と離しません。私は絶対に貴女を悲しませるような事もしませんから」
「ふふ、ありがとう、アルバーノ。それと――貴方にはビーチェと呼んで欲しいわ」
「!」
ベアトリーチェがそんな事を言うと、アルバーノはガバリと体を離した。彼女の肩を両手で掴み、驚いたように見つめている。
「ビーチェ、私の愛称よ。実はね、昔から貴方にはこう呼んで欲しかったの。前は貴方に断られたけど……今なら、良いわよね?」
ベアトリーチェがそう言うと、アルバーノは目の前でしばらく固まった。そのまましばらくして。アルバーノは何かを耐えるかのように言った。
「……ビーチェ、あの、ここで口付けても良いですか」
その顔が余りにも真剣で可愛くて。ベアトリーチェはクスクスと笑いながら首を縦に振った。
「勿論だわ。わたくしの素敵な旦那様――」
そっと優しく口付けられる。長く、ただ触れるだけのそれ。頭が痺れるほど、甘く幸福な口付けだった。
一度唇を離し、至近距離から互いを見つめ合う。切なく愛おしげに自分を見つめるアルバーノの目が見える。それが益々可愛らしく見えて、ベアトリーチェは優しく微笑んだ。
すっかり外も暗くなり、ベアトリーチェが寝衣に着替え終えた頃だった。部屋にアルバーノが訪ねてきたのだ。ベアトリーチェは慌ててガウンを羽織ると、アルバーノを出迎えた。
彼は未だいつもの騎士服を身に付けている。まさか本当に扉の前でずっと控えていたのだろうか。そう考え至って申し訳ない気分になりながら、ベアトリーチェはアルバーノにソファへと座るよう促した。
「アルバーノ? どうしたの、こんな時間に……」
一人掛け用のソファに座ったアルバーノの横、自分も側にある二人掛けに腰を下ろしながら、ベアトリーチェは問いかけた。
「少しお話をと思いまして。……お嬢様、今日は快適に過ごせましたか?」
「ええ、もちろん。皆様良くしてくださって……本当にありがとう、アルバーノ。こんな日なのに、心穏やかに過ごせたのは全部貴方のお陰だわ。感謝してもしきれないくらい」
「そうですか、それは良かったです。私も、お嬢様にそのようにおっしゃっていただけて嬉しく思います」
「ええ……でも、アルバーノ、ひとついいかしら?」
「はい、何でしょう?」
「私はもう公爵家の人間ではないから、お嬢様はやめてくれるかしら? ベアトリーチェでいいのよ」
「……、では、今後はベアトリーチェ様と」
「いいえ、駄目よ。貴方は貴族ですもの。私の方が身分は低くなったの、様付けも外してちょうだい」
「……いえこれ以上、今《・》はさすがに」
「そう……仕方ないわ、徐々にそうしてちょうだい」
「そうですね……ゆっくりと」
「?」
「ベアトリーチェ様」
「どうしたの?」
「実は、聞いていただきたいお話が」
「何かしら、そんなに畏まって」
そう言うとアルバーノは立ち上がり、ベアトリーチェの目の前で跪いた。まるで、騎士叙勲のその時のように。
「私と一緒になってください」
「……え?」
「以前よりお慕い申し上げておりました。ずっと、昔から。貴女様に拾われてからずっと。……ですが貴女様は殿下の婚約者であられ、爵位を授けられたとはいえ元は平民の私には到底叶わぬ夢でした。――ですが、今なら……」
「っ」
その真剣な眼差しに思わず息を呑む。それと同時に、右手をアルバーノに取られて愛おしそうに口付けられた。こんなのはいつもしている事なのに、今日ばかりはどうしようもなく心を揺さぶられる。
あらゆる女性に優しく、その美貌を少しもひけらかさない騎士アルバーノ。彼が多くの女性から好意を向けられていたのをベアトリーチェは知っている。そして、彼女たちの想いには決して応えない事も。それがどうしてなのか。ベアトリーチェは今初めて気が付いた。
アルバーノは他の誰でもない、自分に想いを寄せていたのだ。何もかもが完璧で非の打ち所がない騎士が、自分に。きっと自分にすら気付かれないようにと気を遣っていたのだろう。そう思うと、途轍もなくいじらしくも愛おしく思えた。
しかしけれども。こんな今の自分が彼に本当に相応しいのかどうか。ベアトリーチェは苦悩した。
そんなベアトリーチェの想いを知ってなのか、アルバーノは口付けた彼女の手を両手で包み込み、額に当てながら言葉を続けた。
「心から愛しております。どうか、このまま私の元へと来てください」
「でも……、そんな……」
突然の事にベアトリーチェが言葉を詰まらせると、アルバーノは顔を上げて立て続けに言った。
「私の妻として、ずっとお側にいてくださいませんか? 不自由は絶対にさせません。騎士として城に上がり、貴方様の隣に胸を張って立てるように精進いたします。ですから……お願いです、ここを出て行くなどと仰らないでください」
「!」
「どうかずっと、お側に……」
「アルバーノ……」
そのまましばらく、ベアトリーチェは言葉を紡ぐ事ができなかった。ずっと側に居ておきながら、アルバーノがこんなにも想いを寄せてくれたなんて気付きもしなかったのだ。喜び以上に罪悪感に駆られる。
「お嬢様……?」
「いえ、あの……まさか貴方が……」
「嫌ですか?」
「嫌では、ないわ。でも……こんな、私はまだ婚約を破棄されたばかりで……」
「構いません。お嫌でしたら社交会へ出る必要もないのです。ずっと私と共に居てはくれませんか」
「……こんな、ずるいこと――」
「ずるくなんてありません。私が、この絶好のチャンスを掴んだだけの話です。私の、我儘なのです。今からで構いません。ですからどうか――」
私だけを愛してください――
そう言うアルバーノの表情は、ベアトリーチェが見たこともない程慈しみに溢れていた。いや、以前からこのような表情はしていたのかもしれない。それに気付けなかっただけで。
もうこれでは断りようがない。ベアトリーチェがアルバーノを誰よりも信頼していることも、そして家族以上には好意を持っていることも後押しになる。何より、この告白が嬉しいと思ってしまった。嫌だなんて思えない。
断る理由なんてどこにもなかった。
「ええ、分かったわ……貴方の気持ちはとても嬉しいの」
「っ、では――?」
「お受けするわ。……私も、貴方が側にいないと不安なの。今日は本当にそれを実感した。……貴方の愛に追いつけるかどうかは分からないけれど……私も、頑張るわ」
「ああ、ベアトリーチェ様っ!」
そう言って感極まったのか、アルバーノはその場でベアトリーチェを抱きしめた。強めにぎゅと抱きしめられ、ベアトリーチェの心がきゅんと鳴る。時折、髪や頬にキスを落とされると、それだけで幸福な気分になれた。
我ながら単純だとは思いながらも、この気持ちはどうしたって隠せるものではない。この逞しい胸元に抱かれるだけで安心する。自分だけの騎士様。
「もう、二度と離しません。私は絶対に貴女を悲しませるような事もしませんから」
「ふふ、ありがとう、アルバーノ。それと――貴方にはビーチェと呼んで欲しいわ」
「!」
ベアトリーチェがそんな事を言うと、アルバーノはガバリと体を離した。彼女の肩を両手で掴み、驚いたように見つめている。
「ビーチェ、私の愛称よ。実はね、昔から貴方にはこう呼んで欲しかったの。前は貴方に断られたけど……今なら、良いわよね?」
ベアトリーチェがそう言うと、アルバーノは目の前でしばらく固まった。そのまましばらくして。アルバーノは何かを耐えるかのように言った。
「……ビーチェ、あの、ここで口付けても良いですか」
その顔が余りにも真剣で可愛くて。ベアトリーチェはクスクスと笑いながら首を縦に振った。
「勿論だわ。わたくしの素敵な旦那様――」
そっと優しく口付けられる。長く、ただ触れるだけのそれ。頭が痺れるほど、甘く幸福な口付けだった。
一度唇を離し、至近距離から互いを見つめ合う。切なく愛おしげに自分を見つめるアルバーノの目が見える。それが益々可愛らしく見えて、ベアトリーチェは優しく微笑んだ。
0
お気に入りに追加
320
あなたにおすすめの小説

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

悪役令嬢の涙
拓海のり
恋愛
公爵令嬢グレイスは婚約者である王太子エドマンドに卒業パーティで婚約破棄される。王子の側には、癒しの魔法を使え聖女ではないかと噂される子爵家に引き取られたメアリ―がいた。13000字の短編です。他サイトにも投稿します。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。

王子は婚約破棄を泣いて詫びる
tartan321
恋愛
最愛の妹を失った王子は婚約者のキャシーに復讐を企てた。非力な王子ではあったが、仲間の協力を取り付けて、キャシーを王宮から追い出すことに成功する。
目的を達成し安堵した王子の前に突然死んだ妹の霊が現れた。
「お兄さま。キャシー様を3日以内に連れ戻して!」
存亡をかけた戦いの前に王子はただただ無力だった。
王子は妹の言葉を信じ、遥か遠くの村にいるキャシーを訪ねることにした……。

なにをおっしゃいますやら
基本二度寝
恋愛
本日、五年通った学び舎を卒業する。
エリクシア侯爵令嬢は、己をエスコートする男を見上げた。
微笑んで見せれば、男は目線を逸らす。
エブリシアは苦笑した。
今日までなのだから。
今日、エブリシアは婚約解消する事が決まっているのだから。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
悪役令嬢のビフォーアフター
すけさん
恋愛
婚約者に断罪され修道院に行く途中に山賊に襲われた悪役令嬢だが、何故か死ぬことはなく、気がつくと断罪から3年前の自分に逆行していた。
腹黒ヒロインと戦う逆行の転生悪役令嬢カナ!
とりあえずダイエットしなきゃ!
そんな中、
あれ?婚約者も何か昔と態度が違う気がするんだけど・・・
そんな私に新たに出会いが!!
婚約者さん何気に嫉妬してない?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる