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無敗の吸血鬼
17.さよならの合図 後
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ジョシュアとイライアスのふたりと、ミライアが合流したのはその日から2日後の事だった。
突然の事だった。いつもの地下室に居たふたりを目掛けて、ミライアが突っ込んで来たのだ。
「……成る程、“赤毛”が言うからどんなもんかと思ったが。これくらいならばどうにかなるだろう」
地下の壁に大きな凹みを作ったミライアに向かって、ジョシュアは大声で叫んだ。
「ッだからって、予告もなしに突然襲ってくるな! 死ぬかと思ったぞ!」
「あ? 襲撃に予告なぞする阿呆がどこに居る」
それもそうだ、なんて口を噤んでしまうが、ジョシュアだって文句のひとつも言ってやりたかったのだ。危うく死ぬところだった。
初撃を何とか避け、続いた追撃を受け止めながら壁に激突したジョシュアは。未だ鳴り止まない心臓の音を感じながら、ミライアを睨み上げた。それを見下ろすミライアは勝手知ったる顔である。
「ブッフフッ――アンタらホント、期待を裏切らない」
師弟のそんなやり取りを目の前に、イライアスは笑い混じりにそんなことを言った。
ちゃっかりと避難していたその男は、ジョシュア達からはかなり離れた位置で座り込んでいる。ジョシュアはそんなイライアスもまた、恨みがましくチラリと見やった。イライアスは、こうなると分かってジョシュアに何も言わなかったに違いないのだから。
ミライアはそのままイライアスの方へと近寄ると、随分と上機嫌に言い放った。
「おい“赤毛”、良くやった。あの件は望み通りチャラにしてやろう」
「あざーっす! ……あっ、でもでも、その壁の凹みは直さないといけないから後で請求するからねぇ」
「その程度、何でもない」
ひと月ぶり程になるそんな2人のやり取りを見ながら、咄嗟に抜いてしまったナイフを元に戻した。相変わらずジョシュアなど居ないかのように話を進める2人の姿を見ながら、ジョシュアは何とも言えない気分を味わう。
この2人の間にはやはり、どこかジョシュアには立ち入れないような雰囲気がある。ジョシュアの知らない彼等の関係性が透けるようで、僅かに寂しさを覚える。自分ばかりが知らない、共有されるこの2人の時間を感じてしまうからか。
最早どちらに対してそのように感じているのかも分からず、ジョシュアは戸惑う。慣れているはずだったが。そのような気分になるのは随分と久しぶりの事だった。
「おい、“下僕”」
「ん?」
相変わらずの酷い名前に懐かしさを覚えながら、ジョシュアはミライアへと顔を向けた。
「明日には出る。荷物をまとめておけ」
「明日か……分かった」
「出来るだけ整えておけよ。おい“赤毛”。お前も暇なら着いてーー」
「え、ごめんそれは無理ぃ」
「何故だ」
「だって、なーんか嫌な予感する。待ち伏せとか何かさぁ、面倒なのありそうだし。俺ガチの殺り合いってきらーい」
「……まぁ、やる気のないお前は害虫程に使えんからな。無理にとは言わん」
「その割にはひっどい事言う……」
そんな、いつもらしい2人のやりとりをボーっと眺めていると。一通りの予定を確認し終えたミライアは。
「明日、夜更けにまた来る。王都まで行くからな、準備は整えておけ」
そう言うや否や。ミライアはジョシュアの返事も聞かず、用が済んだとばかりにあっという間に姿を消してしまったのだった。いつもと変わらぬ、嵐の如き吸血鬼だ。
突然告げられあちこちを連れ回される。それにはもう随分と慣れてきたはずだったが。今回の出発ばかりは少し、口惜しく思う。急に、戦いばかりの今の生活が終わりを告げてしまった。イライアスとの別れもすぐだ。
単独を好む吸血鬼らしく、イライアスは付いてはこないという。それが少しだけ残念に思われた。
先に口を開いたのはイライアスの方だった。
「明日だってね、出発。んじゃあ、俺もお役御免って事で。君も死なないように気を付けて」
きっとそれは、イライアスなりの別れの挨拶なのだろう。あの日から数日ほど。どこかよそよそしささえ感じるその態度にも、ジョシュアはただいつものように答えるだけだった。
「ああ、そうだな。……世話に、なった」
真っ直ぐに見つめながら言えば、やはりイライアスは笑う。
ジョシュアにはひとつだけ伝えたい事があった。言わなくても分かるだなんて、そんな事は思ったりしない。伝えていなくてずっと後悔してきた事があった。今度は同じ轍を踏まないように。ジョシュアは今、それをこの赤毛のイライアスへと告げるのだ。
緊張の余りに心臓が押し潰されそうになりながら。ジョシュアはゆっくりと口を開いた。
「イライアス。アンタと会えて、良かった。色々あったが、感謝してる。あの時は……まぁ、確かに少し、恐い思いはしたが。アンタの事は信用してるんだ。そんなに気に病まないでくれ」
「!」
ジョシュアがそうやって言葉を紡ぐと。イライアスはひどく驚いたように目を見開いた。
構わずにジョシュアは続ける。自分自身が折れてしまう前に、それを言い切ってしまいたかった。
「また、そういう機会があれば……いつものようにしてくれると嬉しい」
最後まで言うことができた。ジョシュアなりに、ちゃんと頑張れたのだ。そう思うと急に安心して。ジョシュアはその時、フッと微かに笑みを浮かべたのだった。
コップに注ぎ続けていた水がようやく満たされ、ふっと縁から溢れ出てしまったかのように。自然と零れ落ちたその笑みは、彼が吸血鬼になって初めて見せた本物の笑顔だったかもしれなかった。
イライアスはハッと息を呑んだかと思うと、その表情を崩さず、ピシリと固まってしまった。ジョシュアから目を離さず、ただ茫然としたような表情で。
しばらくの間、互いに見つめ合うような状況のまま。イライアスは何も言わなかった。沈黙に耐え切れなくなったのは、ジョシュアの方が先だった。
「また、明日」
恥ずかしさを誤魔化すように言って、くるりと背を向ける。そそくさとその場を後にして、ゆっくりと階段を登り二階の部屋へと戻って行った。
ジョシュアの心臓はけたたましく早鐘を打つように鼓動して、奇妙な余韻を残している。一歩一歩階段を登るたび、恥ずかしさがぶり返すよう。
部屋に戻った後もしばらく、それは収まる様子を見せなかったのだった。
◇ ◇ ◇
「お前、一人か?」
翌日の夜半頃。
屋敷の玄関ホールで佇んでいたジョシュアに、ミライアが声をかけた。ジョシュアが顔を上げると、いつもの男装のような格好をした彼女がそこには立っていた。
目鼻立ちのはっきりとした気の強そうな美女は、いつだってその見た目通りの毅然とした態度をとる。上に立つ者としての役割を忘れず、時に厳しく、時に優しくジョシュアを導く。
先日少し顔を合わせたばかりだとはいえ、ほとんど一ヶ月ぶりになる彼女の落ち着いた雰囲気に、ジョシュアは妙な懐かしさを覚えた。
「俺だけだ。起きたら、屋敷に赤毛の気配がなかった」
「全く、奴は相変わらず――まぁいいさ。奴は見送りなど一度もした事がない」
ミライアはそう言うと、僅かに息を吐き出した。ジョシュアにはまるで、それがため息のようにも聞こえた。チラリとその顔色を伺えば、眉間には皺が寄っている。不服そうなミライアにつられ、ジョシュアはあの赤毛の男を思い浮かべた。
のらりくらりと野良猫のように好き勝手に生きる吸血鬼。寂しがり屋だなんて言っておきながら、こうして見送りには現れもしない。
ただ、ジョシュアもどちらかといえば見送るのは苦手な方で。あの男の気持ちも、理解ができないわけではなかった。
(置いていかれる側の気持ちは良く分かる。見送りに行きたくなき気持ちも。
それに、寝ていたから気付かなかったけれども。もしかしたら――)
寝ている間に見送りには来てくれていたのだろうか。眠るジョシュアの顔を見にそっと。
いやまさか、と頭を振りながら、ジョシュアは久々に着たローブのフードを深く被り直す。
既に歩き出しているミライアの後を慌てて追った。その扉へと手をかけて、軽く振り返る素振りを見せながら。
「行くぞ」
扉を潜ったその瞬間、そんな掛け声と共に姿を消したミライアに合わせて。
ジョシュアもまた、その場からフッと姿を消してしまった。
扉がバタン、と音を立てて閉まる頃にはもう、そこに誰もいない。
かすかに赤みがかった満月の輝く、静かないい夜だった。
突然の事だった。いつもの地下室に居たふたりを目掛けて、ミライアが突っ込んで来たのだ。
「……成る程、“赤毛”が言うからどんなもんかと思ったが。これくらいならばどうにかなるだろう」
地下の壁に大きな凹みを作ったミライアに向かって、ジョシュアは大声で叫んだ。
「ッだからって、予告もなしに突然襲ってくるな! 死ぬかと思ったぞ!」
「あ? 襲撃に予告なぞする阿呆がどこに居る」
それもそうだ、なんて口を噤んでしまうが、ジョシュアだって文句のひとつも言ってやりたかったのだ。危うく死ぬところだった。
初撃を何とか避け、続いた追撃を受け止めながら壁に激突したジョシュアは。未だ鳴り止まない心臓の音を感じながら、ミライアを睨み上げた。それを見下ろすミライアは勝手知ったる顔である。
「ブッフフッ――アンタらホント、期待を裏切らない」
師弟のそんなやり取りを目の前に、イライアスは笑い混じりにそんなことを言った。
ちゃっかりと避難していたその男は、ジョシュア達からはかなり離れた位置で座り込んでいる。ジョシュアはそんなイライアスもまた、恨みがましくチラリと見やった。イライアスは、こうなると分かってジョシュアに何も言わなかったに違いないのだから。
ミライアはそのままイライアスの方へと近寄ると、随分と上機嫌に言い放った。
「おい“赤毛”、良くやった。あの件は望み通りチャラにしてやろう」
「あざーっす! ……あっ、でもでも、その壁の凹みは直さないといけないから後で請求するからねぇ」
「その程度、何でもない」
ひと月ぶり程になるそんな2人のやり取りを見ながら、咄嗟に抜いてしまったナイフを元に戻した。相変わらずジョシュアなど居ないかのように話を進める2人の姿を見ながら、ジョシュアは何とも言えない気分を味わう。
この2人の間にはやはり、どこかジョシュアには立ち入れないような雰囲気がある。ジョシュアの知らない彼等の関係性が透けるようで、僅かに寂しさを覚える。自分ばかりが知らない、共有されるこの2人の時間を感じてしまうからか。
最早どちらに対してそのように感じているのかも分からず、ジョシュアは戸惑う。慣れているはずだったが。そのような気分になるのは随分と久しぶりの事だった。
「おい、“下僕”」
「ん?」
相変わらずの酷い名前に懐かしさを覚えながら、ジョシュアはミライアへと顔を向けた。
「明日には出る。荷物をまとめておけ」
「明日か……分かった」
「出来るだけ整えておけよ。おい“赤毛”。お前も暇なら着いてーー」
「え、ごめんそれは無理ぃ」
「何故だ」
「だって、なーんか嫌な予感する。待ち伏せとか何かさぁ、面倒なのありそうだし。俺ガチの殺り合いってきらーい」
「……まぁ、やる気のないお前は害虫程に使えんからな。無理にとは言わん」
「その割にはひっどい事言う……」
そんな、いつもらしい2人のやりとりをボーっと眺めていると。一通りの予定を確認し終えたミライアは。
「明日、夜更けにまた来る。王都まで行くからな、準備は整えておけ」
そう言うや否や。ミライアはジョシュアの返事も聞かず、用が済んだとばかりにあっという間に姿を消してしまったのだった。いつもと変わらぬ、嵐の如き吸血鬼だ。
突然告げられあちこちを連れ回される。それにはもう随分と慣れてきたはずだったが。今回の出発ばかりは少し、口惜しく思う。急に、戦いばかりの今の生活が終わりを告げてしまった。イライアスとの別れもすぐだ。
単独を好む吸血鬼らしく、イライアスは付いてはこないという。それが少しだけ残念に思われた。
先に口を開いたのはイライアスの方だった。
「明日だってね、出発。んじゃあ、俺もお役御免って事で。君も死なないように気を付けて」
きっとそれは、イライアスなりの別れの挨拶なのだろう。あの日から数日ほど。どこかよそよそしささえ感じるその態度にも、ジョシュアはただいつものように答えるだけだった。
「ああ、そうだな。……世話に、なった」
真っ直ぐに見つめながら言えば、やはりイライアスは笑う。
ジョシュアにはひとつだけ伝えたい事があった。言わなくても分かるだなんて、そんな事は思ったりしない。伝えていなくてずっと後悔してきた事があった。今度は同じ轍を踏まないように。ジョシュアは今、それをこの赤毛のイライアスへと告げるのだ。
緊張の余りに心臓が押し潰されそうになりながら。ジョシュアはゆっくりと口を開いた。
「イライアス。アンタと会えて、良かった。色々あったが、感謝してる。あの時は……まぁ、確かに少し、恐い思いはしたが。アンタの事は信用してるんだ。そんなに気に病まないでくれ」
「!」
ジョシュアがそうやって言葉を紡ぐと。イライアスはひどく驚いたように目を見開いた。
構わずにジョシュアは続ける。自分自身が折れてしまう前に、それを言い切ってしまいたかった。
「また、そういう機会があれば……いつものようにしてくれると嬉しい」
最後まで言うことができた。ジョシュアなりに、ちゃんと頑張れたのだ。そう思うと急に安心して。ジョシュアはその時、フッと微かに笑みを浮かべたのだった。
コップに注ぎ続けていた水がようやく満たされ、ふっと縁から溢れ出てしまったかのように。自然と零れ落ちたその笑みは、彼が吸血鬼になって初めて見せた本物の笑顔だったかもしれなかった。
イライアスはハッと息を呑んだかと思うと、その表情を崩さず、ピシリと固まってしまった。ジョシュアから目を離さず、ただ茫然としたような表情で。
しばらくの間、互いに見つめ合うような状況のまま。イライアスは何も言わなかった。沈黙に耐え切れなくなったのは、ジョシュアの方が先だった。
「また、明日」
恥ずかしさを誤魔化すように言って、くるりと背を向ける。そそくさとその場を後にして、ゆっくりと階段を登り二階の部屋へと戻って行った。
ジョシュアの心臓はけたたましく早鐘を打つように鼓動して、奇妙な余韻を残している。一歩一歩階段を登るたび、恥ずかしさがぶり返すよう。
部屋に戻った後もしばらく、それは収まる様子を見せなかったのだった。
◇ ◇ ◇
「お前、一人か?」
翌日の夜半頃。
屋敷の玄関ホールで佇んでいたジョシュアに、ミライアが声をかけた。ジョシュアが顔を上げると、いつもの男装のような格好をした彼女がそこには立っていた。
目鼻立ちのはっきりとした気の強そうな美女は、いつだってその見た目通りの毅然とした態度をとる。上に立つ者としての役割を忘れず、時に厳しく、時に優しくジョシュアを導く。
先日少し顔を合わせたばかりだとはいえ、ほとんど一ヶ月ぶりになる彼女の落ち着いた雰囲気に、ジョシュアは妙な懐かしさを覚えた。
「俺だけだ。起きたら、屋敷に赤毛の気配がなかった」
「全く、奴は相変わらず――まぁいいさ。奴は見送りなど一度もした事がない」
ミライアはそう言うと、僅かに息を吐き出した。ジョシュアにはまるで、それがため息のようにも聞こえた。チラリとその顔色を伺えば、眉間には皺が寄っている。不服そうなミライアにつられ、ジョシュアはあの赤毛の男を思い浮かべた。
のらりくらりと野良猫のように好き勝手に生きる吸血鬼。寂しがり屋だなんて言っておきながら、こうして見送りには現れもしない。
ただ、ジョシュアもどちらかといえば見送るのは苦手な方で。あの男の気持ちも、理解ができないわけではなかった。
(置いていかれる側の気持ちは良く分かる。見送りに行きたくなき気持ちも。
それに、寝ていたから気付かなかったけれども。もしかしたら――)
寝ている間に見送りには来てくれていたのだろうか。眠るジョシュアの顔を見にそっと。
いやまさか、と頭を振りながら、ジョシュアは久々に着たローブのフードを深く被り直す。
既に歩き出しているミライアの後を慌てて追った。その扉へと手をかけて、軽く振り返る素振りを見せながら。
「行くぞ」
扉を潜ったその瞬間、そんな掛け声と共に姿を消したミライアに合わせて。
ジョシュアもまた、その場からフッと姿を消してしまった。
扉がバタン、と音を立てて閉まる頃にはもう、そこに誰もいない。
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