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二月二十日
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暑い……まるで春真っ盛り、いや初夏と言ってもいい。
冬コートを羽織らずに、アラン模様の丈短カーディガンだけをワンピースに羽織る。
頸のコルセットはトートにしまい、念のため赤いマフラーを巻いて外に出る。
暑い!
昨日の強い雨風で、満開だった団地の植え込みの紅白の梅の花はすっかり散りゆきていた。
運動場の子供たちも旅行の外国人たちも半袖姿。
春の匂いを感じたら、決して晴天ではない曖昧な空模様を眺め、時々鋭く射す陽に日傘の出番だと思った。
昨日冠水した足元の大きな水溜まりが、太陽を反射して、思わず目を瞑る。
ここ、不機嫌気味で思いつく言葉が気に入らなくてちっとも書けなかったけど、独り言を鼻先で『ふ・ふ・ふ・ふ・ふ』
と音だけ発しながら駅まで歩く。
それにしても暑い……カーディガンも脱いでしまおう。
と、ふと思って電車の中の10分間で、今歩いてきた15分間の道のりを書いてみた、のよ。
冬コートを羽織らずに、アラン模様の丈短カーディガンだけをワンピースに羽織る。
頸のコルセットはトートにしまい、念のため赤いマフラーを巻いて外に出る。
暑い!
昨日の強い雨風で、満開だった団地の植え込みの紅白の梅の花はすっかり散りゆきていた。
運動場の子供たちも旅行の外国人たちも半袖姿。
春の匂いを感じたら、決して晴天ではない曖昧な空模様を眺め、時々鋭く射す陽に日傘の出番だと思った。
昨日冠水した足元の大きな水溜まりが、太陽を反射して、思わず目を瞑る。
ここ、不機嫌気味で思いつく言葉が気に入らなくてちっとも書けなかったけど、独り言を鼻先で『ふ・ふ・ふ・ふ・ふ』
と音だけ発しながら駅まで歩く。
それにしても暑い……カーディガンも脱いでしまおう。
と、ふと思って電車の中の10分間で、今歩いてきた15分間の道のりを書いてみた、のよ。
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