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第6章 異世界紀行
第8話 空に浮かぶ島
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「うわぁ! ホントに島が浮かんでる!!!」
ついに雪が積もり始めた頃、蒼達一行はついに目的地、天空都市ユートレイナに到着した。いや、正確にはもうあと半日も経たずに到着する。遠くからでもその大きな島がハッキリと見え、蒼とレーベンは大はしゃぎだ。事前情報では知っていたが、実物を目で見ると感動もひとしおだ。
特にレーベンは、冒険者や旅商人達から聞いていた『世界の姿』を自分自身で確認すると、毎回これでもかと目を輝かせて微笑むので、その姿を見るのも大人達の楽しみの一つになっていた。
「島の下にも街があるんですね」
「ああそっか! 入島制限があるのか」
大きな島ではあるが、居住スペースは限られている。そのため庶民の多くは島の下で生活していた。
「上は税が高いから真下の街に住む人も多いんだ」
アルフレドによる解説が入る。彼はいったいどこまで旅したんだというくらいあちこちを渡り歩いていた。
下にある街だけでもかなり大きな街だ。実際、空に浮かぶ島がなくとも何も不自由もなく暮らせるだろうと思える賑わいがあり、蒼やレーベンと同様、ワクワクと胸を躍らせている旅人もたくさん見かける。
「やっぱ高いとこに住むのってステータスなんだ」
どこの世界も同じね~と、蒼はわかったようなことを言う。
「魔物の影響を受けないんだよ」
「飛んでるヤツらからも?」
ヤツらをお忘れではございませんこと? と、疑う表情でアルフレドに尋ねる。飛べる魔物は厄介だということを蒼は旅の中で嫌というほど思い知っていた。
「……アオイの……御使が作った空間のようになっている。特殊な魔法で空が覆われていてね……」
ゆっくりとオルフェが、蒼ではなく島の方を見つめながら答える。
「あれ? オルフェも行ったことあるの?」
これまで一度もオルフェはユートレイナのことを蒼達に話さなかった。全員でそこへ向かっているにもかかわらずだ。自分の話大好きなオルフェにしては意外である。
「どうやらそうらしい」
曖昧な答えだ。というのも彼は、
『私は少々記憶が欠けていてね。どうもキメラ化の影響らしいが……なあに特に問題はない』
ここまでは確かにオルフェの記憶があろうがなかろうが何も問題はなかった。だがその記憶の欠けている部分というのが、キメラ化された前後に集中しているのだ。そうなるとユートレイナにキメラの専門家がいるという話に俄然信憑性が増してきた。
「じゃあやっぱりオルフェはあの島でキメラに……?」
オルフェはとある小国の貴族の庶子である。だがある日攫われキメラにされてしまった。美しく賢い自分が邪魔になった正妻の長男による陰謀だ! と、彼は推理していた。
島の真下の街で蒼達はまずユートレイナ島への通行証を購入した。
「お一人往復小銀貨一枚です。荷車も? 大きさは? それでは小銀貨二枚追加のお支払いを。……使役獣は銅貨五枚になります」
島への通行料は高額である。そのため犬を連れていくのは珍しかったようだ。だが受付の男性は少し驚いた後、なぜかフィアの隣に立つレーベンを見て納得したような顔に変わっていた。
(なんで皆レーベンをテイマーだと思うんだろ)
などと思つつ、レーベンと大犬のフィアの仲の良さを見るとそうなるか……と一人蒼は納得した。
「宿舎はお決まりですか?」
「いえ。安いところでかまいません。大部屋を一室。とりあえず一ヶ月分で」
アルフレドが答える。ユートレイナではホテルではなく旅人用の宿舎が用意されていた。島内で野宿は許されないので、全員事前に宿泊費も支払っておかなければならない。
受付の男性が蒼の方を見て、全員一緒でいいの? という視線を送る。その配慮に感謝するよう蒼は微笑み、
「小さな簡易テントがあるので」
「なるほど。ではギルドと同一の建物の一室を。古いですが広さがあるので。この用紙をあちらの受付に渡してください」
そう言って蒼達を送り出した。
ついに空へと上がる。彼女達は乗り場へとワクワクしながら足を進めた。周りの旅人も皆同じような表情をしている。
「なんだアオイ。もしも上空に上がりたいのならいつでも私に言うといい。二人で愛ある空の旅をしようじゃないか」
「はいはいどうもありがとう」
記憶のカケラが戻ってもオルフェはいつもの通りだった。
(しっかしまあ~……ファンタジーの世界だったのに急にSFになるんだもんな~)
蒼は頭を後ろにそらしながら、その古代魔法道具を見上げる。
「こういう魔法道具はアオイの世界にもあった?」
「うーん……あったけどちょっと違うというか……魔法道具って名称の役割が広いねっ……ていうか……」
ゴニョゴニョと言いながら、蒼は想像以上にインパクトのある魔法道具を前にただ呆然としていた。
ユートレイナにある古代から今日まで稼働を続けている魔法道具。それは島へ繋がるエレベーターだった。ただし、周囲に壁はない。透明なカプセル状の乗り物に乗り込むと、一直線に島の方まで上昇するのだ。それが一時間に一回程度往復で動いている。
(これ、魔王が発生せずにいたら……この世界ってとんでもない発展をしてたんじゃ!?)
そんな考えが蒼の中に浮かぶ。魔王が存在しなければ、蒼が今いる世界は剣と魔法の世界では決してなかっただろうと。
(魔力と科学の融合? ディルノアでも研究は盛んだったし……私のいた世界にない鉱物もあるわけだし……)
壮大な可能性を感じながら、カプセルの中へと足を踏み入れた。
カプセルの中で、蒼は久しぶりに浮遊感を味わっていた。以前、白竜に乗った時はそれどころではなかったが、今は外の景色を眺めていられる。レーベンの方は叫び出しそうなのを堪えており、フィアが落ち着くよう体を寄せていた。
「あ……何秒で辿り着くか数えようと思ってたのに」
忘れてた、と蒼が呟くと、
「六十秒くらいじゃなかったかな?」
アルフレドが久しぶりの景色を楽しみながら答えた。夕日に照らされた美しい世界が広がっている。魔王の存在など感じないほど。
◇◇◇
「キメラ研究?」
時刻はもう夜だったが、アルフレドと蒼は地元民が利用する食堂へと情報収集に出ていた。この島に住む金持ちの使用人達が一仕事終え、友人達との酒とつまみを楽しんでいた。チーズにベーコンのようなものが小さく切って皿に並べられているのが見える。野菜の素揚げやアヒージョのような料理も。
オルフェとフィア、レーベンは宿舎にお留守番だ。鍵の中にもいない。ハンバーグにエビフライにスパゲティまで入れた盛りだくさんなお弁当を食べて宿舎で待っている。オルフェはもちろん自分も行くとごねたが、
『オルフェは目立ち過ぎるから』
という言葉をいい風に拡大解釈し、大人しく留守番することに同意した。
(オルフェはキメラ化した後も攫われたって言ってたし……知り合いに会って妙なことになってもね……)
なんの前情報もなしの不意打ちが一番怖い。フィアの今後がかかっている。
「私達、ディルノアにも寄ってきたんだけどそういう話を聞いて。ちょっと面白そうだな~って」
「テイマーでもないのに動物を使役できるんだろ? なかなか便利だよな」
蒼もアルフレドも素知らぬ顔をして探りを入れる。
「ああ~ディルノアは魔法道具の研究は盛んだけど、生体研究はあんまり聞かないもんな」
酒で顔が赤くなっている若い男がウンウンと頷いている。そして自分も旅をしてここまで来たんだと自分語りを始めた頃、別のまだまだ呑み足りないという雰囲気の男が話に入ってきた。
「東区のあの人じゃないか? ほら白髪で変わり者の……服が個性的な……たまにそこの商店に買い物に来てる……」
どうやら思い当たる人物が頭に浮かんだようで、どうしても蒼達に伝えたかったようだ。
「んあ~! あの人か! 動植物に魔物の研究もしてるって言ってたな! ケルピーの品種改良にも関わったって自慢してた……名前何てったっけ?」
「おまえ……ケルピーの品種改良なんて何百年前の話だよ……」
「あれ? 違ったかな?」
酔っ払いはうーんと頭を傾けていたが、蒼もアルフレドもその情報にドキドキとするのを悟られないようするのに必死だ。少なくともその手の専門家はいる。
「服が古風な人だろ? 俺も見たことがあるよ。ライアンだっけ?」
「いや違う……ライルだ! ライル・エリクシア!」
思い出した! ああそうだそうだ! と、男達は満足そうに大笑いし始めていたが、蒼はギョッとした顔を急いで下へ向けた。
(ライル・エリクシア!?)
ライル・エリクシア。彼の名前はディルノアで聞いている。なんせ久しぶりに残業して彼の書いた日記を翻訳したのだから。
(転移装置作った人だよね!? 同姓同名!?)
彼は何百年も前の人物のはずだ。蒼が翻訳した日記の写本ですらかなり古いものだった。
(えぇ~……どうなってんの……)
ファンタジーだったりSFだったり、そして最後はミステリー? と、世界の変化に目を回し始めた蒼だった。
ついに雪が積もり始めた頃、蒼達一行はついに目的地、天空都市ユートレイナに到着した。いや、正確にはもうあと半日も経たずに到着する。遠くからでもその大きな島がハッキリと見え、蒼とレーベンは大はしゃぎだ。事前情報では知っていたが、実物を目で見ると感動もひとしおだ。
特にレーベンは、冒険者や旅商人達から聞いていた『世界の姿』を自分自身で確認すると、毎回これでもかと目を輝かせて微笑むので、その姿を見るのも大人達の楽しみの一つになっていた。
「島の下にも街があるんですね」
「ああそっか! 入島制限があるのか」
大きな島ではあるが、居住スペースは限られている。そのため庶民の多くは島の下で生活していた。
「上は税が高いから真下の街に住む人も多いんだ」
アルフレドによる解説が入る。彼はいったいどこまで旅したんだというくらいあちこちを渡り歩いていた。
下にある街だけでもかなり大きな街だ。実際、空に浮かぶ島がなくとも何も不自由もなく暮らせるだろうと思える賑わいがあり、蒼やレーベンと同様、ワクワクと胸を躍らせている旅人もたくさん見かける。
「やっぱ高いとこに住むのってステータスなんだ」
どこの世界も同じね~と、蒼はわかったようなことを言う。
「魔物の影響を受けないんだよ」
「飛んでるヤツらからも?」
ヤツらをお忘れではございませんこと? と、疑う表情でアルフレドに尋ねる。飛べる魔物は厄介だということを蒼は旅の中で嫌というほど思い知っていた。
「……アオイの……御使が作った空間のようになっている。特殊な魔法で空が覆われていてね……」
ゆっくりとオルフェが、蒼ではなく島の方を見つめながら答える。
「あれ? オルフェも行ったことあるの?」
これまで一度もオルフェはユートレイナのことを蒼達に話さなかった。全員でそこへ向かっているにもかかわらずだ。自分の話大好きなオルフェにしては意外である。
「どうやらそうらしい」
曖昧な答えだ。というのも彼は、
『私は少々記憶が欠けていてね。どうもキメラ化の影響らしいが……なあに特に問題はない』
ここまでは確かにオルフェの記憶があろうがなかろうが何も問題はなかった。だがその記憶の欠けている部分というのが、キメラ化された前後に集中しているのだ。そうなるとユートレイナにキメラの専門家がいるという話に俄然信憑性が増してきた。
「じゃあやっぱりオルフェはあの島でキメラに……?」
オルフェはとある小国の貴族の庶子である。だがある日攫われキメラにされてしまった。美しく賢い自分が邪魔になった正妻の長男による陰謀だ! と、彼は推理していた。
島の真下の街で蒼達はまずユートレイナ島への通行証を購入した。
「お一人往復小銀貨一枚です。荷車も? 大きさは? それでは小銀貨二枚追加のお支払いを。……使役獣は銅貨五枚になります」
島への通行料は高額である。そのため犬を連れていくのは珍しかったようだ。だが受付の男性は少し驚いた後、なぜかフィアの隣に立つレーベンを見て納得したような顔に変わっていた。
(なんで皆レーベンをテイマーだと思うんだろ)
などと思つつ、レーベンと大犬のフィアの仲の良さを見るとそうなるか……と一人蒼は納得した。
「宿舎はお決まりですか?」
「いえ。安いところでかまいません。大部屋を一室。とりあえず一ヶ月分で」
アルフレドが答える。ユートレイナではホテルではなく旅人用の宿舎が用意されていた。島内で野宿は許されないので、全員事前に宿泊費も支払っておかなければならない。
受付の男性が蒼の方を見て、全員一緒でいいの? という視線を送る。その配慮に感謝するよう蒼は微笑み、
「小さな簡易テントがあるので」
「なるほど。ではギルドと同一の建物の一室を。古いですが広さがあるので。この用紙をあちらの受付に渡してください」
そう言って蒼達を送り出した。
ついに空へと上がる。彼女達は乗り場へとワクワクしながら足を進めた。周りの旅人も皆同じような表情をしている。
「なんだアオイ。もしも上空に上がりたいのならいつでも私に言うといい。二人で愛ある空の旅をしようじゃないか」
「はいはいどうもありがとう」
記憶のカケラが戻ってもオルフェはいつもの通りだった。
(しっかしまあ~……ファンタジーの世界だったのに急にSFになるんだもんな~)
蒼は頭を後ろにそらしながら、その古代魔法道具を見上げる。
「こういう魔法道具はアオイの世界にもあった?」
「うーん……あったけどちょっと違うというか……魔法道具って名称の役割が広いねっ……ていうか……」
ゴニョゴニョと言いながら、蒼は想像以上にインパクトのある魔法道具を前にただ呆然としていた。
ユートレイナにある古代から今日まで稼働を続けている魔法道具。それは島へ繋がるエレベーターだった。ただし、周囲に壁はない。透明なカプセル状の乗り物に乗り込むと、一直線に島の方まで上昇するのだ。それが一時間に一回程度往復で動いている。
(これ、魔王が発生せずにいたら……この世界ってとんでもない発展をしてたんじゃ!?)
そんな考えが蒼の中に浮かぶ。魔王が存在しなければ、蒼が今いる世界は剣と魔法の世界では決してなかっただろうと。
(魔力と科学の融合? ディルノアでも研究は盛んだったし……私のいた世界にない鉱物もあるわけだし……)
壮大な可能性を感じながら、カプセルの中へと足を踏み入れた。
カプセルの中で、蒼は久しぶりに浮遊感を味わっていた。以前、白竜に乗った時はそれどころではなかったが、今は外の景色を眺めていられる。レーベンの方は叫び出しそうなのを堪えており、フィアが落ち着くよう体を寄せていた。
「あ……何秒で辿り着くか数えようと思ってたのに」
忘れてた、と蒼が呟くと、
「六十秒くらいじゃなかったかな?」
アルフレドが久しぶりの景色を楽しみながら答えた。夕日に照らされた美しい世界が広がっている。魔王の存在など感じないほど。
◇◇◇
「キメラ研究?」
時刻はもう夜だったが、アルフレドと蒼は地元民が利用する食堂へと情報収集に出ていた。この島に住む金持ちの使用人達が一仕事終え、友人達との酒とつまみを楽しんでいた。チーズにベーコンのようなものが小さく切って皿に並べられているのが見える。野菜の素揚げやアヒージョのような料理も。
オルフェとフィア、レーベンは宿舎にお留守番だ。鍵の中にもいない。ハンバーグにエビフライにスパゲティまで入れた盛りだくさんなお弁当を食べて宿舎で待っている。オルフェはもちろん自分も行くとごねたが、
『オルフェは目立ち過ぎるから』
という言葉をいい風に拡大解釈し、大人しく留守番することに同意した。
(オルフェはキメラ化した後も攫われたって言ってたし……知り合いに会って妙なことになってもね……)
なんの前情報もなしの不意打ちが一番怖い。フィアの今後がかかっている。
「私達、ディルノアにも寄ってきたんだけどそういう話を聞いて。ちょっと面白そうだな~って」
「テイマーでもないのに動物を使役できるんだろ? なかなか便利だよな」
蒼もアルフレドも素知らぬ顔をして探りを入れる。
「ああ~ディルノアは魔法道具の研究は盛んだけど、生体研究はあんまり聞かないもんな」
酒で顔が赤くなっている若い男がウンウンと頷いている。そして自分も旅をしてここまで来たんだと自分語りを始めた頃、別のまだまだ呑み足りないという雰囲気の男が話に入ってきた。
「東区のあの人じゃないか? ほら白髪で変わり者の……服が個性的な……たまにそこの商店に買い物に来てる……」
どうやら思い当たる人物が頭に浮かんだようで、どうしても蒼達に伝えたかったようだ。
「んあ~! あの人か! 動植物に魔物の研究もしてるって言ってたな! ケルピーの品種改良にも関わったって自慢してた……名前何てったっけ?」
「おまえ……ケルピーの品種改良なんて何百年前の話だよ……」
「あれ? 違ったかな?」
酔っ払いはうーんと頭を傾けていたが、蒼もアルフレドもその情報にドキドキとするのを悟られないようするのに必死だ。少なくともその手の専門家はいる。
「服が古風な人だろ? 俺も見たことがあるよ。ライアンだっけ?」
「いや違う……ライルだ! ライル・エリクシア!」
思い出した! ああそうだそうだ! と、男達は満足そうに大笑いし始めていたが、蒼はギョッとした顔を急いで下へ向けた。
(ライル・エリクシア!?)
ライル・エリクシア。彼の名前はディルノアで聞いている。なんせ久しぶりに残業して彼の書いた日記を翻訳したのだから。
(転移装置作った人だよね!? 同姓同名!?)
彼は何百年も前の人物のはずだ。蒼が翻訳した日記の写本ですらかなり古いものだった。
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