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第3章 異世界旅行
第3話 便乗商法
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水の都テノーラスはトリエスタ同様、貿易が盛んな街だ。ただテノーラスの港にはトリエスタにはやってこない国々の船も多く止まっている。
その中でも有名なのが、宝石の都ラトゥーナからの船だ。ここ十年で急速に有名になったお隣ローレスラ帝国の都市で、テノーラスとの交易もまだ始まって三年程。
「宝石の都って呼ばれるくらいだから街に宝石が溢れてるの?」
「そうだねぇ。原石も研磨したものもたくさんあったなぁ……あ、風呂が宝石でできてたよ」
「は? え? 風呂……?」
どういうことだと蒼がアルフレドに詳細な説明を求める。彼は以前その街へ行ったことがあるのだ。
「蒼ん家のバスタブがあるでしょ? あれくらいの宝石が風呂の形に削られててね。あの街の貴族の権力の示し方なんだよ」
「あんなデカい宝石があるの!?」
「宝石使って自分の顔の彫刻作ってる人もいたな~」
「えぇぇ……バブリ~~~」
「景気はいいだろうね。ラトゥーナに行きたがる商人も増えているからなぁ」
そりゃあ宝石の都なんて二つ名がつくはずだとこれ以上ないほど蒼は納得した。
こういう経緯もあり、テノーラスは空前の宝石ブーム。流石に庶民は手がでないが、資産のあるものはこぞって大きな宝石を見せびらかすように身につけていた。
(綺麗だもんねぇ~)
ラトゥーナからこの街に持ち込まれた宝石は、商人ギルドの建物の一画に専門の部屋が用意され、ギルド所属の人間は誰でも入ることができた。もちろん護衛も一緒に。
見るだけならタダだと、人々に混ざって蒼はじっくりと煌めく宝石の数々を見て回る。だがやはり冷やかしだとはすぐにバレてしまったようだった。
「お兄さん。彼女におひとついかがかな? お兄さんの瞳の色と同じ朱色のもあるよ」
熱心に宝石を見つめていた蒼を宝石商は微笑みながら観察していた。彼女はただ単純に宝石の美しさを楽しんでいた。他の商人達は、この宝石はいったいいくらの価値があって、いくらで売れるだろうか。という目で見ているので一目瞭然なのだ。
「そうだな~色はなんでもいいけど、アオイ欲しいのある?」
「えぇぇぇ! 理由もなくこんな高価なもの買ってもらえないよ!」
彼らは対等な関係である。という約束をしていた。アルフレドは全力で蒼を危険から守り、蒼はお腹いっぱいの食事と快適な寝床を提供する。金銭のやり取りはないのだ。
蒼はもちろん宝石商がどういうつもりでアルフレドの、彼と同い瞳の宝石を蒼に贈らなかと尋ねたか、その意味がわかっている。なのにアルフレドは動じることなくその提案を受け入れていた。
(アルフレドってこういうトコあるんだよねぇ……)
こういう茶化しはトリエスタでも散々あったが、彼は毎度今のようにまったく少しも動揺しなかった。そのため蒼は否定のために照れたり動じることがそのうちアホらしくなり、結果蒼も彼の発言をそのままに受け応えるようになっている。
つまり、深くは考えない。
アルフレドの方はというと、自分の気持ちはよくわからない方が都合がいいらしく、そのままでいいやと放置するつもりでいた。もちろん蒼に好感を抱いているのは間違いなく、彼女の手料理をなによりの幸福として今は生きている。だからお礼に宝石のひとつでも贈るのはやぶさかではない。彼はそれなりに稼いでいる冒険者なので、顔面サイズの宝石でもなければ感謝の気持ちの宝石の一つくらいは蒼に贈ることができるのだ。
つまり、こちらも深く考えてはいない。
「あっはっは! 私はまだこの街にしばらくいるから、もし高価なものを買ってもらえる理由ができたら是非」
「あるかなぁ」
「え~せっかくだからいいのに~ここで買うのが一番種類もあるし」
心底そう思っている声を出しているアルフレドを蒼は呆れるような目で見つめた。
「うん。いいもの見せてもらったわ」
家に帰りキッチンに立つ蒼はニヤリと得意顔になっている。アルフレドもついに鶴の恩返しは終わり、立ち入りを許されているので彼女が何を作るかワクワクと待っていた。
「ということで、この街では琥珀糖を売ることにします」
「コハクトウ……」
アルフレドは知らない言葉を繰り返す。
「食べる宝石だよ」
「タベルホウセキ」
どうも彼にはピンとこないようだ。
百聞は一見にしかず、ということで蒼は早速琥珀糖を作り始めた。
「えーっと寒天とグラニュー糖と……流石に食紅はないから~……確かかき氷シロップでいけるはず~あーあったあった! 結構買ってたな……こっち来た時は夏真っ盛りだったし……」
イチゴにメロンにブルーハワイ、そしてレモン味が彼女の手元にある。あの暑い夏の日、自宅でかき氷をしようとシロップを大人買いしていた。
(これ、色と匂いは違うのに同じ味だって、いまだに信じられないんだよな~今度アルフレドで試してみよう)
なになに? と覗き込んでいるこの冒険者は、その晩かき氷を四種類食べ匂いや見た目に騙されることなく見事に同じ味と言い当てる。そして練乳を大いに気にいることをお昼の二人はまだ知らない。
「アルフレドも手伝ってね。一気に作らないとこれ完成までに時間かかるから」
「わ、わかった!」
(出来立ても美味しいけど、乾燥させた方が売りやすいし)
シロップで色つけしているアルフレドを横目に見ながら、蒼は販売戦略を考える。庶民向けに売るのもありだが、ラトゥーナに逆輸入できるのではないか、と。
「うわぁ~~~! これは綺麗だね!!!」
綺麗な、宝石のような飴の出来上がりに大喜びの成人男性に乾燥のためもう少し待つように伝え、自分はいくつか宝石のカケラを、並べられていたバレットから取り出し、そうしてまた別に黄金色のお菓子を作り始める。
「今日のおやつ!?」
「そうね。それからご挨拶の品物。これ買い取ってもらえるかどうか相談しようと思って」
「ああ。さっきの宝石商だね」
エッグタルトを手見上げに、意見を求めるふりをして『食べる宝石』を売り込みに行く。
「珍しいね。アオイが積極的に稼ぎに行くの」
「一個気に入った宝石があったからさ」
「えー! だから言ってくれたら俺が買う……」
「自分で買いたいの~異世界旅行の記念にね」
ギルドに戻るとちょうど宝石商が本日の店仕舞いを始めていたところだった。もちろん彼女の黄金色のお菓子作戦はうまくいき、彼は『食べる宝石』に大変興味をもったのだ。
「ええ。これはラトゥーナの人間にうけるでしょうね。是非私に買い取らせていただきたい」
「よかった!」
「まさか宝石を売りつけた方から宝石を買い取ることになるとは思わなかったなですねぇ」
あっはっはとまた声を出して宝石商は笑っている。
「これ、街でも売ろうと思っているんですが」
「もちろんもちろん。流行りになって話題がある方が貴族も欲しがるでしょうから」
交渉がうまく進む様子にアルフレドは感心したような目になっていた。
「それから、先ほど見せていただいた宝石で一つ欲しいものがあるんです。取り置きってしてもらえますか?」
「おぉ! それは嬉しい。どちらでしょうか」
「あの淡い赤色の……夕日みたいな色してた丸い……」
「ああはいはい! 承知しました」
そうして蒼と宝石商は二人してアルフレドの方をニヤリとみる。
(たまには照れる方の身になってみなさい!)
と、蒼は思っている。だがアルフレドの方は蒼以上に深く考えていない。そう決めている。だからやっぱりいつも通りだ。
「わぁ~なんだか嬉しいな!」
「それだけ~~~!?」
気の抜ける返事を聞いて、蒼は実はホッとしている自分に気がついた。彼の瞳の色と同じ宝石は、とても綺麗でいつまでも見ていられる、そんな不思議な優しい色だった。
蒼の琥珀糖は見事にテノーラスで大ヒットした。宝石商がうまく噂を流し、発売初日からよく売れた。
「市場調査って大事なんだなぁ」
蒼の屋台の前に並ぶ人々の列を見て、アルフレドはしみじみと呟いている。
「たまにはうまくいってもいいでしょ!」
蒼の服の中で首から下げられた金色の鍵と、朱色の宝石がこっそりと並んでいた。
その中でも有名なのが、宝石の都ラトゥーナからの船だ。ここ十年で急速に有名になったお隣ローレスラ帝国の都市で、テノーラスとの交易もまだ始まって三年程。
「宝石の都って呼ばれるくらいだから街に宝石が溢れてるの?」
「そうだねぇ。原石も研磨したものもたくさんあったなぁ……あ、風呂が宝石でできてたよ」
「は? え? 風呂……?」
どういうことだと蒼がアルフレドに詳細な説明を求める。彼は以前その街へ行ったことがあるのだ。
「蒼ん家のバスタブがあるでしょ? あれくらいの宝石が風呂の形に削られててね。あの街の貴族の権力の示し方なんだよ」
「あんなデカい宝石があるの!?」
「宝石使って自分の顔の彫刻作ってる人もいたな~」
「えぇぇ……バブリ~~~」
「景気はいいだろうね。ラトゥーナに行きたがる商人も増えているからなぁ」
そりゃあ宝石の都なんて二つ名がつくはずだとこれ以上ないほど蒼は納得した。
こういう経緯もあり、テノーラスは空前の宝石ブーム。流石に庶民は手がでないが、資産のあるものはこぞって大きな宝石を見せびらかすように身につけていた。
(綺麗だもんねぇ~)
ラトゥーナからこの街に持ち込まれた宝石は、商人ギルドの建物の一画に専門の部屋が用意され、ギルド所属の人間は誰でも入ることができた。もちろん護衛も一緒に。
見るだけならタダだと、人々に混ざって蒼はじっくりと煌めく宝石の数々を見て回る。だがやはり冷やかしだとはすぐにバレてしまったようだった。
「お兄さん。彼女におひとついかがかな? お兄さんの瞳の色と同じ朱色のもあるよ」
熱心に宝石を見つめていた蒼を宝石商は微笑みながら観察していた。彼女はただ単純に宝石の美しさを楽しんでいた。他の商人達は、この宝石はいったいいくらの価値があって、いくらで売れるだろうか。という目で見ているので一目瞭然なのだ。
「そうだな~色はなんでもいいけど、アオイ欲しいのある?」
「えぇぇぇ! 理由もなくこんな高価なもの買ってもらえないよ!」
彼らは対等な関係である。という約束をしていた。アルフレドは全力で蒼を危険から守り、蒼はお腹いっぱいの食事と快適な寝床を提供する。金銭のやり取りはないのだ。
蒼はもちろん宝石商がどういうつもりでアルフレドの、彼と同い瞳の宝石を蒼に贈らなかと尋ねたか、その意味がわかっている。なのにアルフレドは動じることなくその提案を受け入れていた。
(アルフレドってこういうトコあるんだよねぇ……)
こういう茶化しはトリエスタでも散々あったが、彼は毎度今のようにまったく少しも動揺しなかった。そのため蒼は否定のために照れたり動じることがそのうちアホらしくなり、結果蒼も彼の発言をそのままに受け応えるようになっている。
つまり、深くは考えない。
アルフレドの方はというと、自分の気持ちはよくわからない方が都合がいいらしく、そのままでいいやと放置するつもりでいた。もちろん蒼に好感を抱いているのは間違いなく、彼女の手料理をなによりの幸福として今は生きている。だからお礼に宝石のひとつでも贈るのはやぶさかではない。彼はそれなりに稼いでいる冒険者なので、顔面サイズの宝石でもなければ感謝の気持ちの宝石の一つくらいは蒼に贈ることができるのだ。
つまり、こちらも深く考えてはいない。
「あっはっは! 私はまだこの街にしばらくいるから、もし高価なものを買ってもらえる理由ができたら是非」
「あるかなぁ」
「え~せっかくだからいいのに~ここで買うのが一番種類もあるし」
心底そう思っている声を出しているアルフレドを蒼は呆れるような目で見つめた。
「うん。いいもの見せてもらったわ」
家に帰りキッチンに立つ蒼はニヤリと得意顔になっている。アルフレドもついに鶴の恩返しは終わり、立ち入りを許されているので彼女が何を作るかワクワクと待っていた。
「ということで、この街では琥珀糖を売ることにします」
「コハクトウ……」
アルフレドは知らない言葉を繰り返す。
「食べる宝石だよ」
「タベルホウセキ」
どうも彼にはピンとこないようだ。
百聞は一見にしかず、ということで蒼は早速琥珀糖を作り始めた。
「えーっと寒天とグラニュー糖と……流石に食紅はないから~……確かかき氷シロップでいけるはず~あーあったあった! 結構買ってたな……こっち来た時は夏真っ盛りだったし……」
イチゴにメロンにブルーハワイ、そしてレモン味が彼女の手元にある。あの暑い夏の日、自宅でかき氷をしようとシロップを大人買いしていた。
(これ、色と匂いは違うのに同じ味だって、いまだに信じられないんだよな~今度アルフレドで試してみよう)
なになに? と覗き込んでいるこの冒険者は、その晩かき氷を四種類食べ匂いや見た目に騙されることなく見事に同じ味と言い当てる。そして練乳を大いに気にいることをお昼の二人はまだ知らない。
「アルフレドも手伝ってね。一気に作らないとこれ完成までに時間かかるから」
「わ、わかった!」
(出来立ても美味しいけど、乾燥させた方が売りやすいし)
シロップで色つけしているアルフレドを横目に見ながら、蒼は販売戦略を考える。庶民向けに売るのもありだが、ラトゥーナに逆輸入できるのではないか、と。
「うわぁ~~~! これは綺麗だね!!!」
綺麗な、宝石のような飴の出来上がりに大喜びの成人男性に乾燥のためもう少し待つように伝え、自分はいくつか宝石のカケラを、並べられていたバレットから取り出し、そうしてまた別に黄金色のお菓子を作り始める。
「今日のおやつ!?」
「そうね。それからご挨拶の品物。これ買い取ってもらえるかどうか相談しようと思って」
「ああ。さっきの宝石商だね」
エッグタルトを手見上げに、意見を求めるふりをして『食べる宝石』を売り込みに行く。
「珍しいね。アオイが積極的に稼ぎに行くの」
「一個気に入った宝石があったからさ」
「えー! だから言ってくれたら俺が買う……」
「自分で買いたいの~異世界旅行の記念にね」
ギルドに戻るとちょうど宝石商が本日の店仕舞いを始めていたところだった。もちろん彼女の黄金色のお菓子作戦はうまくいき、彼は『食べる宝石』に大変興味をもったのだ。
「ええ。これはラトゥーナの人間にうけるでしょうね。是非私に買い取らせていただきたい」
「よかった!」
「まさか宝石を売りつけた方から宝石を買い取ることになるとは思わなかったなですねぇ」
あっはっはとまた声を出して宝石商は笑っている。
「これ、街でも売ろうと思っているんですが」
「もちろんもちろん。流行りになって話題がある方が貴族も欲しがるでしょうから」
交渉がうまく進む様子にアルフレドは感心したような目になっていた。
「それから、先ほど見せていただいた宝石で一つ欲しいものがあるんです。取り置きってしてもらえますか?」
「おぉ! それは嬉しい。どちらでしょうか」
「あの淡い赤色の……夕日みたいな色してた丸い……」
「ああはいはい! 承知しました」
そうして蒼と宝石商は二人してアルフレドの方をニヤリとみる。
(たまには照れる方の身になってみなさい!)
と、蒼は思っている。だがアルフレドの方は蒼以上に深く考えていない。そう決めている。だからやっぱりいつも通りだ。
「わぁ~なんだか嬉しいな!」
「それだけ~~~!?」
気の抜ける返事を聞いて、蒼は実はホッとしている自分に気がついた。彼の瞳の色と同じ宝石は、とても綺麗でいつまでも見ていられる、そんな不思議な優しい色だった。
蒼の琥珀糖は見事にテノーラスで大ヒットした。宝石商がうまく噂を流し、発売初日からよく売れた。
「市場調査って大事なんだなぁ」
蒼の屋台の前に並ぶ人々の列を見て、アルフレドはしみじみと呟いている。
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